僕はあれから調子を取り戻し、 高校の時以上に投げられるようになった。 紗耶との関係も順調だ。 紗耶:ねぇ〇〇!好きだよ?❤ 毎日こんな感じだ。 でも、紗耶の目に嘘はなく、いつも僕を 真っ直ぐ見てくるので 信頼出来るし、ドキッとすることが多い。
2022-10-04 22:16:35最近の悩みと言ったら、 試合後に毎回来てくれる子、そしてもう1人のことだ。 ?:あの…高校の時から応援してます… 〇:え? ?:あ…疲れてる時にすいません…頑張ってください。 〇:ちょっと待って! ?:… 〇:君の名前は? ?:佐藤璃果です…
2022-10-04 22:16:40〇:璃果さんね…高校の時から…ってことは…負けた試合も見せてしまったね… 璃果:はい…でも、私は諦めずに最後まで勝負した〇〇さんが かっこよかった…です。 〇:ドキッ) そっか…/// 璃果:あ///すいません…変なこと言って! 次も頑張ってください。 そう言って璃果さんは去った。
2022-10-04 22:16:53〇:(そっか…最後まで勝負した…か…) 自分の野球を見てくれてる人がいることに驚いた。 ?:へぇ。もうファンがいるんだぁ。 〇:!? ?:私、3年の齋藤飛鳥。この前はありがとう。 〇:え?
2022-10-04 22:17:04飛鳥:覚えてないか…。この前、あなたにナンパから助けてもらったんだけど。 〇:あ、あぁ…あの時の… ~1週間前~ 飛鳥:(買い物も済んだし、帰るか…) 男1:ねえちゃん、可愛いなぁ!モデルやってる? 今から俺たちと遊ばない? 男2:どう?どう? 飛鳥:(˘^˘ )プイッ 男3:おっと。無視ですか。
2022-10-04 22:17:13男1:逃がさねーぞ。 飛鳥:嫌です、ついてこないでください。 男3:あ?誰の誘い無視ってんだ? 飛鳥:来ないで! 〇:あの! 男2:なんだよ? 〇:男3人が女性囲んで脅してるようにしか見えないんですが? 男1:だったらなんだ?
2022-10-04 22:17:26〇:はぁ…これだからバカは嫌いだよ。 男1:あ?なんだと!コラ! バンッ💥 飛鳥:あ… 〇:手を出しましたね。正当防衛成立するんで。 バンッ💥ボガッ💥ドガッ! 飛鳥:(強い…) 〇:この手折りましょうか? 男1:イテテテ!分かった…もうしないから離してくれ! 〇:消えろ
2022-10-04 22:17:30男3:行くぞ! 男2&男1:くっそ! 男3人は走って行った。 飛鳥:あの…ありがとう… 〇:いえ、ああいう人嫌いなので。
2022-10-04 22:17:37~ ~ 飛鳥:まさか、同じ大学の後輩で野球部なんてね、思わなかった。 〇:僕も先輩だったとは…知らなかったです… 飛鳥:あなたの名前聞いてない。 〇:あ、すいません。持田〇〇です。 飛鳥:〇〇か。
2022-10-04 22:17:46飛鳥:私も今度から試合観に来るよ。 〇:いや、そんな大したことないですよ。 飛鳥:謙虚だね。 〇:そんなことないですよ。 飛鳥:応援してるから頑張りな。 〇:ありがとうございます…
2022-10-04 22:18:00〇:(顔ちっさ…クールな美女って感じ…) あの二人が見てくれているから頑張らないと… その気持ちが強くなった。 しかし、それが失敗したら終わる…という過度なプレッシャーとして 伸し掛ることを後に知るのである。
2022-10-04 22:18:11ある日 ダムダム、ダムダム シュッ…スパッ🏀 〇:す、すげぇ… 僕は紗耶からの誘いで紗耶のバスケの試合を観に来た。 紗耶:今度試合あるから、観に来てよ。 〇:あぁ…試合も練習も…ないはずだから、多分行けるよ。 紗耶:やったぁ!絶対〇〇にかっこいいとこ見せるから!
2022-10-04 22:18:27〇:おう。楽しみにしてるよ。 そして今、僕は彼女のバスケを観ている。 彼女は生き生きしていた。スリーポイントやレイアップシュートなど次々得点を重ねる紗耶の姿は 普段の可愛さとはギャップがあった。
2022-10-04 22:18:36ビー 試合は紗耶のチームが124対43で圧勝した。 遥香:紗耶のこと観に来てたんだ? 〇:あぁ…まぁね… 遥香:紗耶とはどう? 〇:ん?普通だよ。 遥香:キスとかはした?
2022-10-04 22:18:56〇:え? 遥香:え?まさかしてないの? 〇:いや…そりゃ…まぁ…。 遥香:紗耶が教えてくれないのは 〇〇としたこと無かったからなんだ。 〇:うっせーな、 遥香:紗耶とキスぐらいしないと 〇:恥ずかしいんだよ。 遥香:好きなんでしょ?
2022-10-04 22:19:17〇:うん 遥香:好きで付き合ってる彼女 にキスしないの? 〇:いや… 遥香:紗耶さ、〇〇くんからして欲しいんだよ。 〇:…(そっか。僕からか…)
2022-10-04 22:19:26遥香:私で練習する? 〇:はっ!? 遥香:冗談だって。友達の彼氏とキスなんてするわけないじゃん笑笑 〇:変な冗談言うな。 遥香:あはは笑 本気にしないでよ! 〇:… 遥香:勇気出してキスしなよ。
2022-10-04 22:19:30紗耶:〇〇ごめん…待たせたよね? 〇:いや、大丈夫だよ。帰ろっか。 遥香:じゃね! 紗耶:かっきーバイバイ! 〇:…
2022-10-04 22:19:37紗耶:今日来てくれてありがとね。 〇:ん?あ…あぁ…僕こそ誘ってくれてありがと。 あと、紗耶かっこよかった。 紗耶:そう?頑張ってよかった。 〇:ねぇ。 紗耶:ん? 〇:(どうしたらキスできるか…なんだろ。どうしよ…あ、あぁ!!) 「遥香:勇気出してキスしなよ。」 紗耶:どうしたの…?
2022-10-04 22:19:43紗耶:急にどうしたの…?びっくりするじゃん。 〇:ご、ごめん…抑えきれなくて…。 紗耶:ふふっ笑 でも嬉しい、 ちゃんと〇〇がさやのこと好きって 思ってるんだって、わかったから。 〇:う、うん… 紗耶:ねぇ。もう1回しない? 〇:え? 紗耶:今度はさやから~ チュッ💋
2022-10-04 22:19:54紗耶:これでお返し完了。 〇:/// やっぱり俺は紗耶が好きなんだ。 そう思った。 いや、俺は紗耶に依存してるっと言った方がいいだろう。 だからこそ、あれはショックだった。 あれが僕を地獄に落とすことに繋がったのだ… この時、そんな想像は出来なかった。 したくもなかった。
2022-10-04 22:19:58?:あれは…彼女?やっぱりあんだけかっこいいといるよね… ま、力ずくで奪うけどね。 待っててね、〇〇くん。 To be continued…
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