2巻で気付いたこと ・クローネの鬼ごっこの時の「神……」の先に続けられるはずだった言葉は何? ・糸電話回はエマが初めて「乗り気じゃなかった相手を説得して仲間に引き入れた」成功体験では? #約ネバ全巻読み直し
2019-12-31 22:58:51・内通者の存在を知ったエマが「全員」は無理では?と迷う場面。内面でもう一人のエマとエマの手を引くコニーが良心や希望の象徴で152話のノーマンの心理描写との対比? ・クローネがイザベラに背き続けた理由は鬼ごっこでコケにされたフルスコアを見返したい思いもあったのね #約ネバ全巻読み直し
2019-12-31 23:01:34私未だに脱獄編でわからないことがあるからもし知ってる方がいたら教えて欲しいんだが、 なぜノーマンは薬剤のすり替えという口実でママを足止めできると考えたの? ママからすればレイと一緒に薬剤をすり替えする必要はない。スパイのレイにこっそりすり替えてもらえばいいもん。
2019-12-31 23:42:53ママがレイに種明かししたような形で推理する以前に、この策はかなり浅くて不味いように見えるん。 それとも私は何か見落としてるのだろうか……。
2019-12-31 23:44:15脱獄編読み返してたがエマはめちゃいっぱい考えててノマレイに引けを取らないほどとても賢い女の子なのがよくわかる。
2020-01-01 01:07:38それなのに最終章ではエマの思考のモノローグがほぼ描かれないためエマの行動が突飛なものに見える。 一部の読者にとってエマが考えなしに見えるリスクを冒してでも、彼女の心理描写を伏せる必要があるとしたら、物語の見せ方、エマと読者の距離を脱獄編と最終章で白井先生が変えたからだと気付いた。
2020-01-01 01:09:18脱獄編ではエマとノーマンの知り得る情報は、読者の知り得る情報とはあまり差異がない。例外はノーマンの計画と、エマが年少者に真実を打ち明けると決めたことくらいかな? 主人公のエマかノーマンの視点は、ほぼそのまま読者の視点になる。読者は二人の目線で物語を読む。だからモノローグだらけ。
2020-01-01 01:13:08対して最終章ではエマやノーマンに読者の視点を重ねようという狙いがほぼない。エマもノーマンも読者を騙す。
2020-01-01 01:17:31ノーマンはミネルヴァとして鮮烈な再登場を遂げ、早々に、楽園の王「ボス」としてエマと対立し、読者に心理をほぼ隠したまま、物語は153話まで進行する。それがこの章の構造トリックの肝だからだ。 だから多量にモノローグするという手法は採れない。
2020-01-01 01:18:03最終章ではエマも読者を騙すというか読者の目を惹く役割を担っている。 ①「鬼を殺したくない」理念②約束&ごほうびの中身③ノーマンとの対立の収束について彼女がどういう考えでいるのか、モノローグはなく、極力明かされない。なぜならそれこそが、読者の関心を釣る最大の餌になっているからだ。
2020-01-01 01:21:38最終章は、これまでは要所要所で限定的な場面でしか仕掛けられていなかった「叙述トリック」を今まで以上に前面に押し出し、構造レベルで仕掛けてきてる章だ。叙述トリックを成立させるためには、視点とキャラクターの内面の露出を緻密にコントロールする必要がある。
2020-01-01 01:26:15そのためキャラクターのモノローグはグッと減り、読者の視点はもはやエマにもノーマンにも重ならない。主人公に読者を共感させる狙いがそもそもない。これは少年漫画ではあまり見ない手法かもしれない。
2020-01-01 01:29:25その結果、皮肉なことにエマは、従来の<ジャンプ的な主人公像>=<何を考えてるかわからない子、突飛な(馬鹿な)ことを言い出す主人公>像に回収されてしまうのだ。
2020-01-01 01:30:57「鬼を殺したくない」「ソンジュとムジカになら食べられてもいい」「ノーマンは傲慢で臆病だ」などの発言がそう。これらの発言は、その思考過程が読者から隠され、読者の意表を突くことを狙って成された。その結果、副作用としては、エマがあまり賢くなく、考えなしに見えてしまった。
2020-01-01 01:32:02まとめ 脱獄編は原則、「読者の視点と、エマorノーマンの視点をシンクロさせる」手法で進行する。 最終章は「読者の視点から主人公達の視点や思考過程を隠すことで、読者の意表を突く」叙述トリックの手法が構造的に仕掛けられている。
2020-01-01 01:37:28だからもしも「脱獄編は好きだけど最終章は好きじゃない」という人がいたとしたら、 この視点戦略の手法の違いに戸惑っている人も中にはいるんじゃないかなと思っている。 以上
2020-01-01 01:38:333巻 ・薬剤のすり替えがやはり粗末な手に思える。なぜノーマンとレイはこれでママを騙せるかもしれないと思ったのか。 ・ドンとギルダに謝るシーン、アニメ版と違ってノーマンはエマとアイコンタクトしたりして心から謝ってるように見えるなぁ。 #約ネバ全巻読み直し
2020-01-01 09:08:052045年度の儀祭の時期再考 ・2045年10月17日にグランマが伝えたイザベラへの<ボス(イヴェルク)からの伝言>は儀祭用の「例の三匹を予定通り出せ」。 ・2045年10月31日イザベラが受けた<上からの通達>は「来月(11月)の定例出荷はない」「ノーマンの出荷が決まった」。 #約ネバ全巻読み直し
2020-01-01 09:22:55これ、2045年の儀祭も太陽暦の11月前後だったんじゃないか? ①2045年10月17日、儀祭直前、イヴェルクは「あのお方」との約束通り、最上の三匹を捧げるため、GF第3プラントにフルスコア3匹の収穫指示を出した(or状態を確認した)。
2020-01-01 09:30:00② ところがここで我欲の強いレグラヴァリマが介入した。 彼女はイヴェルクを妨害or説得して、儀祭の準備が始まるギリギリの10月31日になって、ノーマンを確保するため11月3日の彼のΛ移送を命じた。 そして「11月の定例出荷」もやめさせた。
2020-01-01 09:39:37これ、例年なら儀祭用に優秀な第3プラントから一人は提供することになっていたということではないのか? ただし2045年は他プラントの「実りが良くな」かったため、イヴェルクは11月にフルスコア3人を出荷させる予定だったのでは?
2020-01-01 09:41:01③年明けて2046年、レイは1月15日に満期収穫されることとなった。 これが、イヴェルクが儀祭にフルスコアを出荷できなかった結果だとしたら、これは儀祭のための収穫ではなく単なる満期出荷ということになる。 女王の介入によって、彼女の食卓に供するために最上物のレイが出荷されることになった?
2020-01-01 09:44:29つまり、レグラヴァリマがフルスコア三匹とも自分のものにしようとしたと考えれば、2045年の儀祭は太陽暦11月に行われたことになり、全部辻褄が合う。 ただしソンジュの発言によれば、鬼の暦はグレゴリオ暦によらない可能性はあるが。太陽暦ですらないかもね。
2020-01-01 09:45:07なるほど。 女王があのお方との約束を違えたとしたら、彼女が特別執着していたノーマンだけが特例で儀祭への出荷を免れたと考えていたから、 儀祭は2046年1月だったという仮定をしていたんだが、 そのせいで余計にこんがらがっていた。 多分それは誤りでシンプルに儀祭は2045年も11月だったんだ。
2020-01-01 09:51:184巻までやっと読めた こんなに時間のかかる漫画だっけ?😭 たしかに難読な私は読むの遅いけどだいたい漫画は一冊30分で読めるのに😭
2020-01-01 11:06:265巻まで読んだ。 ミネルヴァさんの本について。 結局、ページが破れていたのはモールス「約束」の「ウーゴ冒険記」の方?れともモールスのない神話の「コードブック」の方、それとも両方? #約ネバ全巻読み直し
2020-01-01 12:00:09単なるコードブックとしての機能しかないなら、その本の中身を「よくわからない神話の本」にする必要はないんだよなぁ。GF職員の目くらましにするためにも、普通の神話でいい。 この神話ってつまり、「約束」とか原初信仰に関する本では?
2020-01-01 12:01:32「機械工学と人類の歩み」にもモールス符号の蔵書票があった。この本のモールスは何だったのだろう。 ひょっとしてこのモールス本、子どもの頃のジェイムズやピーターの持ち物だった本では? 子どもの頃のだから最新の本は2015年で途切れてる? レイのイザベラからの報酬もラートリー家の元私物……?
2020-01-01 12:06:18エマはモールス本のページの破れにも意味があるのではと推測している。 それがジェイムズの意図なのか、それとも別の誰かの意図かはわからんけども。この伏線は回収されるかな?
2020-01-01 12:07:092015年以降の人間界がどうなってるわけではなくて、 ハウスの必需品以外は単にラートリー家の持ち物を送り込んでたから、本もレイの報酬のブツも旧型だった可能性もあるよなぁ。 PSPとかの玩具なら、ラートリー家にまだ後継がいなければ、ジェイムズやピーターの子ども時代のを送ってたことになる。
2020-01-01 12:14:37ハウスの生活とあまり齟齬が生じないよう、余計な疑いを産まないよう、最新の余計な情報を子どもに与えないために、レイにはあえて旧型のもの送ってたという説明もできるけども。
2020-01-01 12:15:266巻 ムジカ達が灯りに使ってる植物、寝る時には消灯してるんだけど、一度消したらまた次は新しいやつを摘まないとダメなんだろうか……。 アイシェ父も灯として使ってたから、地下でなくてもどこにでも生えてるんだろうなぁ。 #約ネバ全巻読み直し
2020-01-01 16:08:59「人間も鬼も互いを狩らない」っていう表現が気になってたんだけど、昔の人間って鬼を食べたりはしないのかなぁ
2020-01-01 18:11:398巻 ユウゴにエマ「考えれば考えるほど敵対する必要なんてない」 今後レウウィス相手にも、対鬼の種族にもエマは同じ結論を出す。 相手が誰でも何をされても。必要のない争いはしない。 「鬼を殺したくない」エマの理念の萌芽は既にここから。ユウゴが最初に発想させたんだ。 #約ネバ全巻読み直し
2020-01-01 18:36:479巻 なぜノウスとノウマは標的がエマじゃないと狩れないつもりになってたんだろ? #約ネバ全巻読み直し
2020-01-01 23:46:5510巻 「レウウィスは憎いが殺したいわけじゃない」 これ「必要がない」というのもあるけど、文脈的にはエマは「仲間をこれ以上死なせない」のが目的なのであって「レウウィスを殺す」のが目的というわけではないという意味でもあるんだな。 認識のニュアンスを若干修正しよう。 #約ネバ全巻読み直し
2020-01-02 00:16:4211巻 ナイジェルは出会って1日のエマに、既に方針の判断、逃げるか戦い続けるか、「最後の手段」を使うか、を委ねている。 ユウゴがエマに従う場面も含めて、エマがリーダーになりつつある過程が複数の場面に分けて描かれてて、記憶してたより丁寧だった。 #約ネバ全巻読み直し
2020-01-02 00:19:41原作しばらく読んでないと解釈がどんどん自分の嗜好に沿っていくし、ディテールだけでなく大事な要素を忘れる。 文脈やセリフのニュアンスが曖昧になってて、そのせいで事実に対しても解釈が歪んでいくのだと、読み直しをしてわかった。 原作読み直しずーっとやりたいと思ってたけどやって良かった。
2020-01-02 10:34:27それと、「判断を間違って不要な戦闘で仲間を危険に晒すわけにはいかないから」というエマの慎重さの現れでもある。ユウゴのことを念頭に置いてる。
2020-01-02 10:58:58エマは「仲間をこれ以上失わない」ことを明確な目的意識として持ってGP反乱計画に参加した。 だからレウウィスと対峙した時彼女がレウウィスに「争いたくない」と言ったのは、平和主義者の言として捉えるべきじゃない。目的に照らした合理的な提案だ。
2020-01-02 11:02:40①そもそも戦闘はこの局面で「必要ない」から。不要な戦闘で、仲間を危険に晒して失うかもしれない判断をするわけにはいかないから。 ②レウウィスの排除は仲間を失わない手段であって、目的ではないから。
2020-01-02 11:03:38レウウィスは「憎い」けど「私はあなたを殺したいわけじゃない」。ってこういう意味。 「仲間をこれ以上死なせないこと」がエマの目的であって、殺すことそのものは目的じゃない。 殺さなくても仲間を死なせない方法があるなら、エマはそれでいいんだ。 憎いけど、望みの前には憎しみに囚われない。
2020-01-02 11:05:09ミネルヴァの録音を聴いて最初の二つの選択肢を示された数秒、エマは考え込んでる。 ①気付かれない人数で秘密裏に逃げるか、②鬼に対して反乱を起こすか。 それが彼女の目的「仲間を失わない」「家族と笑って暮らせる」を達成できるのか、真剣に検討してこの二つではそれが難しいと感じたのだと思う。
2020-01-02 11:08:12