TWE4 ホモ・ロクエンス✒️

Togi / 萠ひとし @Togi_tweet

だれしも母を選ぶことができないように、生まれてくる子に言葉を選ぶ権利はありません。 ポルトガル語やオランダ語のように、方言であっても、それによって文字が書かれれば言語だと云われることがあります。 　人間は言葉を話すホモ・ロクエンスです。 言語の多様さという認識を大いに進めたのは、

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多言語を支配地域内に擁する大帝国とか、人全てに神の言葉を伝えねばならなかったキリスト教の宣教師でした。 印刷術によって知識の一般化が進んだ16世紀以降、さまざまな異なった言語の見本を集めた博言集が出されるようになりました。 ドイツ語は8世紀頃、ラテン語あるいはその流れを汲む

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ロマンス系以外の俗語を指すテウディスク、あるいはディウティスクという形容詞に発し、やがてその俗語を話す諸種族の名に転用されたとヴァイスゲルバーは云います。 そこからダッチ、ドイッチュ、テデスコなど、現代の諸形が生まれました。 　言語とは、それを構成する諸方言をまとめて、その上に立つ

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標準に近づけられた首都方言です。 漢字は真名というのに対して、カナは仮名といわれるように、人は普通、言葉を威信の網の目を通して眺めるように慣らされています。 言語学者のソシュールは、その網を取り去った人なのです。 　「文」、「字」、「名」はいずれも人の死喪、出生、冠婚の際に行われる

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通過儀礼、「書」は文字の機能、「契」は書記の方法に関する由来の漢字です。 中国では早くから筆を用いる筆記の方法があり、漢字は儀礼の実践を字として映像化することによって生まれたものであることが示唆されます。 フランス西北部、ブルターニュ半島の南、ドルメンとメンヒルの古代巨石、

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カルナック列石や、マヤの巨大な石造物の設計の内には、神話的な思惟が浸透しています。 半坡土器の幾何文様にも、その残映があり、人面人魚や魚、鳥をモチーフとする図像が多く見られます。 これらは彩陶土器文明をもつ古代王朝の始祖神像の原型と云われ、魚は禹の父である鯀（こん）の姿であり、

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夏族の創世記を示した図像であることがわかります。 殷白陶土器の斜格文などから考えると、彼らが意図した文様の様式は、青銅器の制作によって完成しました。 その典型は饕餮であり、夔鳳（きほう）、虺龍（きりゅう）、蟬文であり、その地文として器面を埋めつくすように記された雷文です。