サキュバスのキ♀ちゃん

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サッキュバスだけど性的なことが苦手で主食の精液なんか赤ちゃんの頃に哺乳瓶で飲んだことくらいしかなくて(たまに親に強制的に摂取させられる)同年代と比べるとはるかにカリッカリでおちびちゃんなキ♀ちゃんが空腹で死にかけてる時に聖職者のダさんと出会ってグラマラスボディになる話？

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両親に「あなたは産まれてくる種族を間違えたのね……可哀想に……それはそうと精液は飲みなさい？」とよしよしされて育ったセックスは好きな人とするべき派(サッキュバス界では超超超マイノリティー)のキ♀ちゃん。両親はラブラブだが片方が乱行パーティーへ行くと言っても引き止めもせずむしろ

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笑顔で「いってらっしゃい♡明日はママが行ってくるわ♡」と言うもんだからキ♀ちゃんが引き止め役なのだ(結局はママに「こらっ！邪魔しないの！」とバリバリ引き剥がされる)。 そんなキ♀ちゃん、必要最低限の精液しか飲んでおらず同年代の子と比べてあばら骨浮いててほぼ皮だけみたいなガリガリ

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体型だし背も伸びるわけなくおちびちゃんなのでいじめられちゃう。赤ちゃんみたいにちっちゃい羽を強く引っ張られてちぎれちゃうんじゃないかと思った時もある。サッキュバス界では人間の男から精液をどれだけ搾り取れるかでカーストが決まるのでキ♀ちゃんは優秀か無能か以前に意欲ゼロで赤ちゃん

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以下なのだ。サッキュバスの世界にいてもいいことはないと家出を決意し牛乳パックを抱えながら(成分が母乳＝血液＝精液ってよく言うじゃん？牛乳もその部類なのかなって……)人間界に飛び出す。学校で習った、人間界には我々悪魔を殺そうとする怖い人たちがいるということを念頭に起きながら適当に

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ワープしてきた森を牛乳飲みながら進むキ♀ちゃん。でも目標や目処を立てずにただがむしゃらに来ただけなので行き場がないキ♀ちゃんは時間がたてば牛乳が枯渇し力尽きてちょうど舗装された道端あたりでばたんきゅーしてしまう。眠たくて眠たくて仕方がないキ♀ちゃん、それでも耳や目はちゃんと

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生きていて、何やら大きな人がこちらへ近づいてくる。 「キミ……」 首を一生懸命動かしてその人物を見上げると、昼間でもキラキラと輝く金色が眩しかった。サッキュバス界でよく見ていたおつきさまみたい。でもその下には、学校の教科書でデカデカと書かれていたロザリオが。これを首にぶらさげている

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人間に出会うと殺されてしまう。赤字の文章は目に焼き付けていて、キ♀ちゃんはバッと飛び退いた 。 「ごめんなさいぃ！ころさないでっ！なにもわるいことしてないから……！」 団子のように丸まり必死にする命乞いに目の前の怖い人は困惑している様子だ。ダさんもびっくりなんだよね。

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こんなにちっちゃい未成熟なサッキュバス見たことがない。たとえ子供でももうちょっとセクシーな見た目をしているものだ。近くに親がいないかとあたりを見回してみてもいる気配がない。もしかして捨てられた？サッキュバスが同族嫌悪を？しかもこんな子供を？とにかく分からないことはいっぱいだけれど

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こんな悪さをする気がない悪魔を退治したところで自分に罪悪感が残るだけだと再びばたんきゅーしたキ♀ちゃんを自宅へ連れて帰る。もちろんしっぽとかは見られたらやばいのでおくるみして。 自宅のベッドに寝かせても一向に起きる気配はなく、むしろだんだん生気が無くなってるように思える。

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牛乳で1ヶ月くらい頑張ってたからね。どれだけ燃費が良くても月単位で摂取していなかったらそうなっちゃう。 これはマズいと思ったダさん。確実に所属している協会の規約違反だが、こんないたいけな子供一人が戦果として褒め称えられることもない。急いでトイレへ駆け込んでなんとか精液を出す。

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指でひとすくいしてキ♀ちゃんにしゃぶらせると、喜んでちゅうちゅう吸い付いてきた。精液が不味いわけじゃないんです、サッキュバスなので死ぬほど美味しいご馳走なんです。精液を全て舐めとったら離れて、もう一度しゃぶらせる。それを繰り返すうちにキ♀ちゃんが目を覚ます。この病みつきになる

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味…………。 ガバッと飛び起きて「いやっ！！」と叫びながらダさんを跳ねのける。ダさんの精液が栄養たっぷりすぎてちょっとあばら骨が見えなくなりました。 ダさんはびっくり。あんなに弱気だった子が強く抵抗した……？いや、元気になっただけか……？ キ♀ちゃんはハッとして、目の前のダさんを

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見るとまたぴるぴると丸まって震えちゃう。「こ、ころさないで……kbな、せーえきなんて飲まないからっ……男の人をおそったりしないから……！」ダさんは教会でずっと育てられているから反射で「嘘だな」って思うんだけど、目の前のおわんにたぷたぷ入っている自分の精液に1度も目をやらないから

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試しにぐいっと近づけてみる。「でも、君の主食はこれだろう？」キ♀ちゃんは怯えてぴるぴる震えながらぷいっと顔を背ける。今度は指につけて唇にぷちゅっとくっつけてこじ開けようとすると、絶対に開けられまいとする。キ♀ちゃんの口内は精液の匂いで唾液じゅるじゅるだけどでも気持ちが嫌だから

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必死に拒んでる。ダさんは「本当なんだな」と悟り、すっと指を引いて精液を捨ててくる。キ♀ちゃんはちょっとついた精液をベッドのシーツで死ぬほど拭ってるよ。 「君は、すごく珍しいサキュバスなんだな。どうしてそんなに精液が嫌なんだ？」さっきまでの酷い責め苦は何……？とまだ怖がりながら

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キ♀ちゃんはおずおず答える。「だ、だっ、て、知らない人のせーえきなんて、こわいし……こ、こーいうのは、好きな人と、こいびとになってから、ちゃんとゆるしをもらってじゃないと、いや……」 人間みたいなことを言うキ♀ちゃんにダさんは思わず吹き出す。ひとしきり大笑いした後、いきなり

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爆笑しだしたダさんでビビりまくってるキ♀ちゃんに話しかける。「君は、生まれてくる種族を間違えたんだな。神は時々変ないたずらをするなぁ、この場合は遊びと言った方が正しいのか？」「？な、なに……かみ……？」「キミ、これから行く宛ては？残念だがここは世界各地に支部がある大きな教会の

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本部。俺以外にもキミを狙う聖職者がうじゃうじゃいるぜ？」「ひっ……！！きっ、kbなは、パパとママのところにいてもいいことがなくて、せーえきをのまなきゃいけないから、だから、いえでを……！」「家出？好きな人探しか？分かってると思うが精液はこの世界にいても絶対飲まなきゃ死んじゃうぜ。

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好きな人から貰わない限り」「そ、そうなる……？好きな人さがししないと、死んじゃう……」「精液を飲むか死ぬか、どっちが嫌？」「し、死ぬのは、やだ……まだ、きれいなお花畑を見てない……わんちゃんや、ねこちゃんとも遊びたい……」「じゃあ、好きな人ができるまで俺が匿おう。それでいいか？」

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「えっ、いいのっ？だって、kbなを狙ってるって……」「キミみたいな未熟なサキュバスを殺したとて他の奴らに鼻で笑われるだけだぜ。それに、キミは節操なしに人を襲う普通のサキュバスじゃないしな」「うん、わかった、ありがとう……」 ここから始まるキ♀ちゃんとダさんのハートフル生活が始まる

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プロローグ長くない？