室生犀星に興味がなかったころ
あと、芥川賞落ちたときの室生犀星の織田作への寸評すごいおもろかったよ。ほんとに、室生犀星は織田作が芥川賞取るべきと思ってたんだろうなってめっちゃくやしそうな文章だった
2017-06-17 11:45:26突然出会ってしまった初期
急速に室生犀星にはまりつつあるけど、ほんとになんでこれまでの人生でこの人に出会わずに生きてきてしまったのかというレベルで琴線に触れまくりっていうかもはや美しい曲を奏でている ちなみに今は詩の方
2018-09-17 20:14:11この本、室生犀星の詩がすばらしいのはもちろんなんだけど、三浦仁先生の犀星に対する愛が炸裂しまくりで、詩の一語、一節、一行、一連について尋常じゃない熱量で語るのが最高なんだけど、問題はその結果とても・・・分厚いです・・・
2018-09-24 00:32:41室生犀星の自伝小説「弄獅子」の割とあいまいな記述から雑誌「少年世界」に掲載された犀星16歳の時の散文「行く春」を発見する三浦仁先生 ちなみに散文なんだけど詩か? ていうくらい冒頭の部分のリズムが整っていて美しい。
2018-09-26 21:25:53犀星は田舎のイメージあるけど、金沢って言うても都会やんってずっと思ってた。田舎といえど都会だから、お金のない犀星でも句会に通えるし、そこに行けば四高の教授みたいな知識階級の教養にも触れられるんやなと思った。北国の厳しい自然と、都会的風土を持つ金沢に犀星が生まれたことはこの世の幸い
2018-09-27 23:36:25なんか、この初期の頃の話読んでると、犀星も朔太郎もまだ若いから、はっきり言ってちょっと、、めんどくさ、いんだけど、白秋先生なんだかんだちゃんと相手してて、なんて偉い大人の人なんだ!て思った。ほんとにいい人に出会えてよかったね。。。
2018-09-29 15:56:23白秋と犀星が揉めた詩人懇話会賞についてさらっと触れてた。さらっとでよく分からない。犀星に分があるって書いてるけど犀星を愛する人の意見なので信用していいんか?????
2020-03-12 20:26:30二年の月日を経て、読了しました。その間に版元のおうふうが破産。色々なことがあった。 詩を読むこと自体があまりに初心者だった私には大変助けになった。
2020-05-09 14:03:56犀星を読んで川魚が食べたくなる
犀星の手にかかるともんのすごいおいしそうな魚に思われるが、ネットで調べると「汚名返上!実はおいしいウグイ」みたいの結構ヒットするので多分おいしくない
2018-10-15 21:12:07室生犀星でネット検索してしまう…そろそろ手遅れです
犀星の毛筆原稿見つかる hokkoku.co.jp/subpage/H20180… 今年5月の記事、今頃読んでるんですけど、犀星、毛筆習ってたの・・・
2018-11-14 20:53:05発見者で書家の三藤さんは、犀星の字を評して「上手とは言えないが、飾り気のない良さがある」とのこと。なんでも言い方・・・。言い方大事・・・
2018-11-14 20:55:43あにいもうと・詩人の別れ 感想 室生 犀星 bookmeter.com/books/20691 #bookmeter @bookmeterさんから 「あにいもうと」のインパクトもすごいが、「虫寺抄」の健康的な変態性が炸裂してるのあまりにもすばらしく、これは余人には書けない。
2019-01-25 21:51:37室生犀星の小説、市井鬼ものをはじめて読んだんですけど、ここまで違うんか~~て思った。詩歌で行き詰まり、小説でも行き詰まり、そのたびに新しい可能性を見出していくっていう、まさに長生きも芸のうちだなあと思った。
2018-12-16 10:06:49「続あにいもうと」の方で、執拗に貯金額を計算するシーンがあるんですけど、なにあれって感じなんですけど、あの手法は犀星は多用しているんですか。数にこだわるっていうと織田作之助なんですけどそれはもしかして室生の影響なんですか
2018-12-15 21:38:41saisei.syarasoujyu.com/sub26.html あと、巻末に載ってた「神々のへど」の表紙があまりにすばらしくて調べたら、当時10歳の室生犀星の息子・朝巳氏が書いた字だった。すごいいい。
2018-12-30 17:53:00伊藤静雄先生関連のページを引き、まことに気が引けますが、室生犀星全集を編む中野重治(と三好達治)の苦労を簡潔にまとめてあってとてもとても大変だったんだなって思った。 6806.teacup.com/sizuo1906/bbs/…
2018-11-13 20:34:21ネット検索で中野の著作の存在を知って、読んでしまう
【室生犀星 (筑摩叢書 120)/中野 重治】twitter.com/tsubanya/statu… → bookmeter.com/reviews/790296… #bookmeter
2019-02-27 00:04:46重治が言う、犀星の金沢の家、御泉水の家っていうの、福井の知識でしゃべってない??? どこやねん??? 武家屋敷らへんということかな
2019-01-13 14:39:44プロレタリア文学者としての目線で犀星の文学を語っていてエモ。 あと重治が犀星の文学を好きすぎて、ただでさえ熱めな人なのに好きなものを語るとめっちゃ熱くてアツアツです。
2019-01-13 15:00:41中野重治が転向を条件に出獄した直後、室生家を訪れた際の室生夫妻とのやりとりが記されている(「金沢の家」)。犀星も書いているが、犀星と重治は重治の(政治的な)仕事の内容について話すことはなかったようだ。愛情深い夫人と重治の仕事を(言葉にはしないが)尊重する犀星の態度。
2019-01-13 20:40:46収録されている「一九三五年のころ」で書かれているのがおそらく唯一、重治が犀星に政治的な手紙を書き送った例ではないか。「私はふるえるような気持ちでそれを出したのだった」 この一篇は転向後もなんとか時流に逆らおうとする重治の気持ちと、犀星に政治的なことを求める苦悩が書かれて凄切
2019-01-13 20:53:36芸術家の戦争協力について、近しい人間がここまで何の擁護もなく、逆に賞賛もせず、きわめて冷静に、どちらかというとその作家の素質を解き明かす一つのトピックとして取り上げている文章というのは非常にめずらしい気がする。
2019-02-22 22:12:14一つには、室生犀星が擁護しないといけないほどの戦争協力をしていないこと、そしてもう一つは著者の中野重治自身が一切戦争に与しなかったという自負があってのことだと思うが、この中野のバランス感覚は昔よく読んでたアナボル回りの左派論客と一線を画す。犀星という題材がそうさせるにしても
2019-02-22 22:22:15しかし、中野重治の目というフィルターを通してみると、こんな素晴らしい人間おる??? ていうくらい室生犀星がかっこいい・・・まあ、かっこいいんだろうけどちょっと中野重治フィルターはすごいぞ。
2019-02-23 00:01:13中野が「室生さんのそばへ寄つて行つたということは」「仕合せなことだつた」と書いているが、それはもちろん文学的な意味においてはいうまでもないことだが、共産(社会)主義者中野重治にとっても大変幸福なことではなかったかと思う。さっきからその理由を言語化しようとしてうまくいかないが。
2019-02-23 00:16:43「犀星に借金はなかったが、金銭の運用ということでは彼は野蛮人のようなものだった。少くとも資本主義以前だったといっていい。」 言いすぎじゃない???www 大変やったんやろうけども!!!!!ww 面白すぎる
2019-02-23 19:54:46堀口大學が犀星の葬式で読んだ詩に、初めて会った時の犀星の格好として ぱりつとした久留米がすりの 素袷の腰に 荒縄を 帯の代りに巻きつけていた。 てあったんですけど、あの、帯巻くのめんどいから別のもの巻くという発想はわかるんですけど、そこで荒縄をチョイスするのは当時として普通なん?
2019-02-26 22:51:35でもわざわざ書くほどでずっと覚えてたんだからやっぱ異様ないでたちだったのかな?? ひもとかならわかるけど荒縄だもんな??? え、びっくりせん?? どうなの? 普通なの? 分からん・・・
2019-02-26 22:55:25読了。すごい言い方あれだけど面白かった…。犀星との思い出を書く時はすごく筆が湿るというか、大好きな室生さんがいかに素晴らしかったかみたいな感じなんだけど、死んだ後の話になると急にカラッとしちゃって、もうお通夜の話からして面白くなっちゃって中野重治、切換えが早いのか遅いのか…
2019-02-25 23:55:36ともかく死んだ後ほとんど身内として事後処理やってたのでめっちゃくちゃ大変でしんどかったのであんまりしんみり出来なかったのかもしれない。なんかもう、すごい大変そうだった・・・。
2019-02-25 23:58:05たまにこの本の犀星の思い出を語る犀星強火担重治と、犀星の死後を語る面白エピソード重視の重治の差について考えるんだけど、重治は共産主義者だから唯物論者で、今生での犀星との交わりが全てなんだよね。死後のことは全て後処理でしかない。だから思い出の家を残したがる遺族の気持ちが分からない→
2019-06-20 23:22:26それに協力するのはあくまでも遺族のためで、犀星の思い出のためじゃない、そこに犀星の精神は宿らないと彼は思っているから。だから犀星の墓参り行くときも雪で道が悪いと言って途中で諦めようとする(同行者に引きずられて結局行くが)。墓に犀星の精神は残らないから。
2019-06-20 23:22:26そして逆に言うと、今生の交わりが本当に全てだから、生きている犀星について書く時、もう重治はありったけのものを込める。この生きていた犀星が全てだから、今生しかないから、なんだかそれは逆にとてもロマンチックなのかも。もうあの精神は死んだ、どこにも残っていない。残っていない精神への哀悼
2019-06-20 23:25:57余談だがこの著作のせいで中野重治にも落ちる
金沢に行きたくなる
北陸支社のIさんに電話したときに「1月の金沢寒いですか?」てきいたら「いや、そんなに・・・」て言ってたけどあの人はずっと金沢だから感覚が信じられない
2018-12-18 21:09:06いざ金沢