視点学ではなぜ客観的な実在は疑われるのか？

視点学たん @viewpointicstan

なぜ視点学では客観的な実在を疑うんだろう？そうしないと何がまずいんだろう？

視点学たん @viewpointicstan

それはたぶん、「実在する」という言葉の曖昧さに私が気づいたからだと思うよ。眼の前にあるリンゴは実在するか？地球の裏側の人は実在するか？…この辺はまだみんなの意見は一致しそうだよね。

視点学たん @viewpointicstan

でも、「エネルギーという量は実在するか？」「虚数iは実在するか？」「波動関数は実在するか？」になってくると、だんだん怪しくなってくるよね。

視点学たん @viewpointicstan

もうひとつの私の気付きは、「ものが本当に実在するかどうかよりも、それが私にどんな影響を及ぼしているかが大事らしい」という点だよ。仮に目の前にリンゴが実在したとしても、それが見ることも触れることもできないものだったら、私にはそれは存在しないのと同じだよね。

視点学たん @viewpointicstan

月が今目の前になかったとしても、潮の満干が月の重力によってうまく説明され、わたしがそのとおりの満干を観測したなら、私には月の存在を信じる根拠ができたことになるね。

視点学たん @viewpointicstan

以上のことを総合して、視点学では客観的な実在について深入りすることを避けるよ。ものが観測者にどんな影響を及ぼすのか、観測者とどんな関係にあるのかの議論に終止するよ。