物語、継承、そういうことについて
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. @Mecks7

『葬送のフリーレン』原作未読で直で観てる。今14話ぐらいで語りたいことが収まらなくなってきた……これはすごい作品だなあ。 fse.tw/iDmjsCkh#all 書きたいことの半分しか書けなかった。本質は呻きです。「継承」というキーワードが丁寧に重層的に効果的に描き込まれているのがすごい

2024-02-02 01:54:26
. @Mecks7

もし現実世界にも神的なものがいるのだとしたらそれは一人一人の人生という物語を読んでいる「読者」なのかもしれない 造物主というより観察者

2024-02-02 11:03:36
. @Mecks7

全体に立ち返らなくても一人分の視点でもいい、自分一人の生の内側には昔いた誰かや出会ってきた誰かの生が無数に凝縮していて、自分もまた誰かを構成する無数の滴の一つとしてあらゆる人の中に遍在していくことを考えると、生きることの意味はずっと広いんだとわかる

2024-02-09 00:52:55
. @Mecks7

物語と読み手とどちらがより長く生きるか、というのは捉えようによってどちらも成り立つ。 再生装置としての物語は個人より遥かに長い時間語り継がれるが、内容としての物語はそれが閉じるとともに停止するからある意味、人の方が長く生きる。人は、物語が閉じたあとの時間を生きることができる。

2024-02-02 11:09:21
. @Mecks7

物語それ自身は物語が閉じた後の時間を生きることができない。それってなんだか生き物の自我と寿命の関係みたいで。あるものの「死後」を生きられるのは見送ったものだけなんだ。だとすると世界の死後を知ることができるのは超越した観察者かもしれないな

2024-02-02 11:13:12
. @Mecks7

生きる意味がわからないと話されたとき、何を返すわけでもないがフリーレンの話を掻い摘んでした。今はもういない人、もはや誰も覚えていない人から受け取ったものが自分の中に確かにあり、またそれを他人へと受け渡していく。生きる意味を一個体ではない単位で捉えることもできるんじゃないかと言った

2024-02-09 00:42:31
. @Mecks7

言葉を借りれば「せっかく受け渡してもまた数十年やそこらで死んでしまうから意味がない」ともいえるんだけど、我々は短い間に次々飽きることなく受け渡していくから、全体で眺めてみればたった一人の生が「一人分の影響」ではなくなる。そのスキーム、ダイナミズムをみれば意味はもっと広いと言えるよ

2024-02-09 00:49:30
. @Mecks7

物語の以後に生きるとはそういうことなのかもしれない 発する考えや言葉のすみずみに感想が染み込んでる

2024-02-02 13:27:45
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まとめたひと
yonoharu @Mecks7

yonoharuだった