kainの想詩

kain @Vorzeit

妬みとは醜く、恥ずべきものである だから捨て去らねばならない 他者の幸福を祝い、成功を褒め称えるべし 繰り返す教えに閉じ込めても沸き上がる衝動は 如何に汚れているかを伝え来る それでも、その怒りが死を遠退かせるなら 決して絶えぬ腐臭にも意味があると言えるのだろうか #kainの想詩 pic.twitter.com/EN2Mj4v7Z3

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眠れぬ夜は思考が苛む 修正出来ない過去 迷走する現在 希望など不確定な未来 何処にも安堵の材料はなく 眠りにつけば悪夢に襲われ 逃げ場のない時にただ震える 例え夜明けが訪れても それは何も、救いにはならない #kainの想詩 pic.twitter.com/c3XSp0t5Th

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子供の頃に抱く夢も 大人になれば手放さなければ 「らしく」在れと求められるも 誰もの歩みが揃う筈もなく その芯までは成長しきれぬまま 贈り物を待っていた夜を懐かしむも 其処に留まることは赦されない 中途半端に揺られながら せめて心は無垢でいたかった #kainの想詩 pic.twitter.com/r6sgg0Hc2z

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それは聖なる夜と呼ばれていた 厳かなる祝祭に 家族らは共に食卓を囲み 恋人達が愛を交わす そんな雑踏を耳を塞いで歩き 何もない空を見上げては 今宵の寒さが痛みを増した #kainの想詩 pic.twitter.com/2G2AGXR8Yr

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暗闇で生まれ、暗闇で死す 外の世界はあまりに惨い 脆い我が身に容赦なく牙を向き 掟に背いたと炙り出した 泣く泣く逃げて舞い戻っては 光は選ばれた者にのみ優しいのだと 暗がりへ帰り、ひとり震えていた #kainの想詩 pic.twitter.com/yuST1rfMTd

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最初から誰もいなかった ただ幻に耽溺していただけ 証拠に、その痕跡は何もない 忘れられたのではなく 元より存在しなかったよう なのに涙は枯れることを知らず 傷はより深さを埋めては 亡くした影に囚われていく #kainの想詩 pic.twitter.com/fzU38lOnLD

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冷たいのは雨ではなく きっと凍ったこの心 温もりを喪い冷めたまま 再び体温を得ることはなく 溶けることもきっとない どうか凍らせたままでいさせてくれ 何時かに知っていた、業火の記憶と共に #kainの想詩 pic.twitter.com/q2wzqLNNcC

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いつか、と信じ続けては ただ命は終わりの時へと向かうだけ 待ち焦がれても訪れない 探そうとも見つかることはない 全てが無駄となる前に 諦めるのか、尚も求めるのか 問い掛けることすらもう疲れてしまった #kainの想詩 pic.twitter.com/Qbzd19q5A7

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「愛されるには何をすればいい？」 切なる問いに返されるは あらゆる不足を非難する声ばかり 届かないと諦めることさえ 怠惰な思考と責め立てられる 愛されたい、と願いながら 生まれながらに叶わぬ命も在ると 口惜しい真理を知ろう #kainの想詩 pic.twitter.com/JMnPVqxbgf

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それは在りし日の夢だった 記憶の彼方に消えた安らぎの様に 始めから無かったものと、閉ざせれば良かったのに 確かに感じた痛みは重く 何と秤に掛けようと 時の果てに埋もれることなく 幾度も罪を呼び起こしてくれる #kainの想詩 pic.twitter.com/WbpObhf1OW

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壇上にて聖人を装えど 影では駄々を捏ねて泣き叫ぶ、 偽る才を持つ者の恨めしさよ 上手に演じきれなかった私は落ちて 客席から省みられることは無く それを見下ろす貴方は 今も私を踏み台に演技を続けていた #kainの想詩 pic.twitter.com/78ICOasJL4

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叶うなら 二度と陽の下に出たくはなかった 暗闇の内に微睡んでいたかった 雑念の全てを置き去って ただその静けさに委ねられたら 朝が巡る頃にはきっと 開いた瞼には、もう闇しか映らず 明日に怯えることも無い筈で #kainの想詩 pic.twitter.com/8cE9uzJMCU

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食い散らかした欲望 汚い、汚いと嫌悪しながら その衝動が生へと駆り立てる 恥じれどいずれ膿み出すならば 醜い有り様でも貪り尽くせ 心と言う臓は、 飽きずに空腹を訴えるのだから #kainの想詩 pic.twitter.com/F9tsvgBfFr

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足りないものが多すぎる 数えれば数えるほど増えていく 満たされることなどなく 乾きを潤そうと這いずり続ける 尽きることない泉など何処にもない 枯れてはまた、次を探し また、足りないものが増えていく #kainの想詩 pic.twitter.com/I44uATqPQY

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思い出を遺す物語 まだ無垢でいられた遠い記憶 汚したのは自ら嘔吐する憎悪か それとも道すがら浴びた毒か この先の頁に書き記す文があるなら 遺書として、結末を刻もう #kainの想詩 pic.twitter.com/CvDR261rmq

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今、此処に掴みしもの それこそを護るべきと諭されては 必死に己の掌内を見つめていた 視界の端にてちらつく 探せども何処にも無い憧憬 妬みが大罪に連なるのならば この脳を切り出し、処してくれないか #kainの想詩 pic.twitter.com/y5bQukXwce

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愛など知らない それでも求めてしまったのは 孤独な傷を重ねて欲しかっただけ 例えそれが何も産まずとも 痛い、と吐いた声を抱き締めてくれるなら 流れる血すら捧げたのに 合わせた傷が、もう癒えない #kainの想詩 pic.twitter.com/LVfIdBdtye

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夢を見た 誰かが手を伸ばして 沈む私を救い上げてくれようとした しかしその手に縋ろうとする直前 瞼は開き、無慈悲な朝へ引き戻されて 伸ばした手は空に虚しく落ちた せめて夢の中だけは、など願ったことすらないのに なんと言う、ひどい悪夢だろう #kainの想詩 pic.twitter.com/rzMfGajedn

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何を、誰を待ち続けているのか 来る筈もないそれは夢ですらない 遠く唄われた愛の詩を 苦虫を噛み潰すように耳を塞いだ 代わりに壁に書き殴るは おぞましく稚拙な憎悪のうた それは幸福を分かち合うことすら出来ぬ 醜く無様な、愚者の祈り #kainの想詩 pic.twitter.com/HdSmlSxsiz

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虚ろに夜闇を徘徊する 何を探していたかも解らず ただ全てから目を逸らしたくて 一切から存在を忘れられたいと願う この名も過ちも溶けて無くなれば 脆弱と言う病を絶てるのに #kainの想詩 pic.twitter.com/JEcbzJir0P

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日々に価値を見よと謳われ それすら遠い者は何処を向けばいい 例え、気付けぬ程にささやかな平穏に包まれていたとしても 見渡せば鮮やかなまでの幸福が 此処彼処にて語られている こんなにも世界は不平等で それを創り出すは私の咎だった #kainの想詩 pic.twitter.com/6yoavqLCGW

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善とは一律 在るべき指針を定められ 寸分の狂いもなくその流れを辿る 同じ色に染まることを求められ 歩みを揃えられなければ侮蔑された 選ぶ色も、歩む速度も 真似事を繰り返すだけなら 道を外れても逆しまの道を進む 例えそれが、悪と呼ばれようと #kainの想詩 pic.twitter.com/L0Bjl9yZes

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あと幾度、失うのだろうか 手を伸ばすほど全てはすり抜ける 望んだものほど遠ざかっていく 描いた理想は何もかも潰えて 今やただ、終の訪れを待つのみ 唯一残るのは「希望」ではない いつだって「絶望」なのだ #kainの想詩 pic.twitter.com/lvjMFn6ZHD

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愛を知り生きて行けたなら どれほど満ち足りるのだろうか 普遍で至上である筈の其れは 私にはあまりに遠い夢 伸ばす手はいつも届かないばかり 掌に隠した醜悪な心を きっと見透かされている故に #kainの想詩 pic.twitter.com/9kfH47hcj6

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心とはあまりに異なるもの 言葉の裏にある真意に惑い 時に傷付き、時に傷付け 全てを壊すことさえ出来る 黙したまま読め、と人は謳うが 己の心さえ侭ならぬのに 他者の内をどうして量ればいい？ #kainの想詩 pic.twitter.com/g0StIfaVm5

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前に向かおうともがいても 背後から襲う見えない爪に切り裂かれ その痛みに幾度も動けなくなる 刻まれた傷すら形を持たず 何故蹲るのか、何故喚くのかと問われ 証明できる痕は何も無く 妄言だったと、置き去られていく #kainの想詩 pic.twitter.com/UXMvtjFtsr

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無意識に掘り起こされる記憶 確かに在った筈の優しい想い出も 苦痛と悲哀が上塗りをする 忘却を重ねて薄れていく喜びは 糧とするにはあまりに惨い だから、いっそ捨て去ろうか 始めから全て虚飾だったのだと #kainの想詩 pic.twitter.com/CkROvuJaB9

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泣けど、訴えれど 何が救いを与えてくれようか そんな無力さに囚われる内 やがて声を上げることも忘れた 虚空を見つめて過ぎるのを待つ 枯れた涙が零れる日は 何時、再び訪れるのだろうかと #kainの想詩 pic.twitter.com/3Nb3S0K0L5

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光に在りたいと望んだ過去 いつかは陽の下、迎え入れられ きっと笑えると信じていた なれど虚飾の影は拒まれ 潰れた両目を刺さんと追い立てる 逃げ帰った闇の内 安寧は此処にしか無いと泣いた #kainの想詩 pic.twitter.com/iLH3nqr24p

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群れを成して生きる獣は 其処より溢れれば行き場を無くす 分け与えられる餌はなく 暖を取る為の輪に加われず 飢餓と寒さに耐えながら 荒野へ駆け出す時を描いては 日々、異形の己を呪う #kainの想詩 pic.twitter.com/l27e5QWwyt

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言の葉は一つに非ず 眩き前へと駆け上がる鼓舞も 暗き背後を振り返る無念も 求める色を選べば良い 宛ての異なる救いの唄が 相応しき場所へ届くように #kainの想詩 pic.twitter.com/U1Ld7ZEI8B

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抱え込み過ぎて麻痺した痛み いつしか忘れていった涙 もし再び取り戻せるならば 今一度、傷を抉り出す時 流れた血が思い起こすだろう 「その悲嘆は、今も此処に在る」と #kainの想詩 pic.twitter.com/gjRayFAdgz

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想いが届かぬ故は 願う心の不足だったと言うなれば それすらも才知が如く、 持たざる者には届かない 天翔る星はただ見下ろすのみ 哀れな夢がまた一つ 潰える時を #kainの想詩 pic.twitter.com/qrW8TthjvM

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過ぎ去りし追想は薄れ 微か覚える優しさも消えた 残りし僅かな悔恨も置き去って 全てを拒み、冷酷に笑おう 闇の中で独り 再び踊る為に #kainの想詩 pic.twitter.com/jKyI2ul8xv

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群れを成さねば生きられぬ種にて 歪な個体は淘汰されるのみ 「寂しい」と感じる心さえ無ければ 荒野でひとり、眠れただろうに 凍える夜を耐える虚しさは 未だ麻痺してはくれない傷に似る #kainの想詩 pic.twitter.com/Wz3sdjRCve

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築き上げてきた牙城 拾い上げてきた真理 その全てが無意味と知った時 今ここに在る己の愚かさに項垂れ これから何処へ行けば良い、と 問う声に返る導は 何も無く #kainの想詩 pic.twitter.com/iWNfdBSVdn

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賢き演者となれなかったものは 壇上から突き落とされるのみ 舞台下に砕ける我が身の骨は かつてどんな形をしていたのか 思い出せぬまま、朽ちるを待つ #kainの想詩 pic.twitter.com/Cg40CYKJfa

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生きる願いを抱き続ける者に、死を願う者の声は届かないのか 耳を塞がれるより、その叫びを愚かと侮蔑されることがまた 生への失望をを駆り立てるのだ #kainの想詩 pic.twitter.com/6JQB83SnHc

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目に映らぬ傷を負い、手当てを求めてさ迷う。なれど痛みを訴えれても、それは弱さゆえと捨て置かれるばかり。重ねるほど報われると夢見るも、もはや此処に在るのは切り刻まれて壊れた残骸だった。 #kainの想詩 pic.twitter.com/2WvUcUbQuy

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その宵、彼方にて夜宴の鐘が響く 悪鬼が跋扈し、歪な円舞が繰り広げられる異様の集い 枷を振り払う異端に自由を見ることは、今もまだ、灰も遺らぬほど焼き付くされる罰に等しい報いを受けるに値せし罪なのか #kainの想詩 pic.twitter.com/ajPydvZYRs

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時に人は己の正しさを立証したいが為、異なる存在を数を持って潰さんとする。糾弾せんと踏み入って来るなら、騙られる正しさから目を逸らしてみせよう。頭を垂れて赦しを請うこともせず、理解を求めることもしない。それはまた、正しさの応酬を生むだけなのだから。 #kainの想詩 pic.twitter.com/T6QtAk5Nbi

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日の光は、時に我が身の罪を暴くかのように全てを晒す。まるで光の元に在りたければ一切の醜さを偽らねばならぬと言うように。そこに映し出された己は、果たして本当に自身だと言えるのだろうか。 #kainの想詩 pic.twitter.com/ZDw3p4pHWX

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例えばよたよたと這う小さな羽虫が、力尽きるその最期まで必死に前に進まんとする姿に、命の美しさはここにあると感じさせられる。 それを愛したいと願えるのなら、己もまだ明日に縋ることが出来るのかもしれないと切望するのだ。 #kainの想詩 pic.twitter.com/twjbpgglnV

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運命はいつも、望まない方の選択肢ばかり与える。しかし世界は、望む選択が得られないことに、運命ではなく私自身を断罪する。 #kainの想詩 pic.twitter.com/YpzNQjrXi7

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The happiness we gain in life is so small that it is not worth the price of suffering. And even if you try to hang on to that one shred of happiness, it will easily slip through our hands. pic.twitter.com/KIHs1ktt9M

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