#金カ夢 #ysk げんぱろで笑える夢はどう? 親の決めた婚約者(夢主)と交際が進んで、大人な関係を求められ始めたysk……しかし、自分は20代も半ばなのに、真面目堅物が過ぎて未だDT。初めてで恥をかくわけにはいかない。そこで、友人に訊いてみることにしたのだが、相手が悪かった。似たような
2020-07-17 11:55:04ボンボン育ちのkitである。彼は大変な美男子ではあるし、それこそモテるという噂。きっと百戦錬磨に違いない。そういう先入観でもって相談するysk。「貴方なら、女性に対しての扱いに詳しいと思いまして」「な、な……?」「あ…もしや、otnsn様も」「そ、そんなわけなかろう!よくぞ訊いてくれたっ!
2020-07-17 11:55:04しかしっ、こういう事はどう教えればいいのかっっ!!さすがに照れくさくてなっ! つ、Tksmぁん!!」「そう来たかー……」kitの専属秘書が、空を通り越し宇宙をも見透かすような、遠い目をした。
2020-07-17 11:55:05人の下事情など、頼まれても聞きたく無いものだが、曲がりなりにも(失礼)上司からとなると話しは別である。彼の後ろに走り込んだ耳元で、“同年代につい見栄を張ってしまったが、俺はまだ女を知らん。お前の経験を適当に教えてやれば納得するだろう”という旨を早口で聞かされ、昼下がりのkit邸の
2020-07-17 11:55:05居間で心の修羅場となるtksm。彼も最初の彼女と別れてから、ろくな女性経験がない。過去の痛手からそれきり女性と真剣な交際をすることはなかったし、そういう行為も割り切った相手との金のやり取りで成立させてきたものだった。「まあ……最初は優しくすることですな」「優しくとは」「……そっと
2020-07-17 11:55:06触るとか」「何処を」hnzw家の御曹司は、澄んだ目をして質問がなかなか際どい。気がつけば、隣にちゃっかり座ったkitがノートを取らんばかりの真摯さで聞き入っている。ボンボンども……。ヤケになったrksmは、二人を相手に、持ち歩いているタブレットを出し、女性の身体について数時間に渡って講義。
2020-07-17 11:55:06終わった頃、二人の清童は酒でも飲んだのかと言うくらい真っ赤になり、しまいには大きな欅でできた座卓に突っ伏してしまった。「な、なんと奥が深い…。上手くできるだろうか…」嘆息するyskの斜め向かいでは、kitが「お前、けっこう遊んでいるのだな…意外だ…それにしても、女の扱いとは♡▽**☆¥」
2020-07-17 11:55:06後半は早口な薩摩弁で聞き取れないが、感嘆と驚嘆と羞恥で濃い色の肌がさらに濃くなっていた。「こういうことは、hnzw様のご兄弟がお詳しいのでは?随分モテる方ではありますし、そちらも参考になさっては?」 「なるほど…!?兄様にも相談してみよう。さらに良い知識をくださるかもしれない!」
2020-07-17 11:55:07……後日。 tksmと兄様に教えを受けたyskが迎えた恋人との初夜は甲斐あって大性|交もとい、大成功だった。うっとりしている恋人に、愛を囁いた後、“兄様”が女性に最後に行う行為で示せば完璧だった。「夢主……良かったよ」
2020-07-17 11:55:07後に、両方の頬に平手の跡をつけて泣きついてきたyskに、tksmは心から面倒臭いと思ったとか思わなかったとか。終わり。
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