【刀クイズ レベル4】大包平はどれでしょう。今回は鋒を見ないでやってみます。まずはノーヒントで。相変わらず縮尺は合ってません。地刃の働きが見やすいように、画像を鮮明にする処理をしています。 pic.twitter.com/7CWOmL1BR1
2023-12-15 18:49:25引いた画像です。さっきから順番同じに投稿するのに失敗しまくってます。そのくらいの難易度です。 ヒント1:大包平を含む3点が備前刀です。1点は伯耆の刀です。 ヒント2:大包平を含む2点が平安時代、他の2点が鎌倉時代です。 pic.twitter.com/Uaei5KEnkN
2023-12-15 18:59:18【考え方】大包平は平安時代の備前刀=古備前です。古備前の特徴は、乱れ映り鮮やかな良質な地鉄に匂口深く細かな(形が安定しない)丁子文を焼くことそして沸がつくことです。鎌倉時代の備前刀は原則匂出来となる点が大きな違いです。
2023-12-15 19:46:10⚫︎沸がついている小さめの丁子の刃文 ⚫︎匂口(刃と地の境目の一際白い全然の部分)が深い=太くて明るい ⚫︎白いチリみたいなのがほとんど無いきれいな地鉄 これで正解に辿り着けるはず…
2023-12-15 19:49:16全部国宝だけど、大包平が一番垢抜けて見えるなー。日本刀で垢抜けるってなんだよと思うけど、綺麗で地刃のバランスが良い… twitter.com/adderri/status…
2023-12-15 20:05:59景光ってなんかいつも写真写りがあまり良くない…と思うのは私だけだろうか。実物は紛れもなく美しいのだけど。地味目な刃文の匂出来は映え撮影が難しいんだな、多分。 twitter.com/adderri/status…
2023-12-15 20:14:32鋒見てみましょう。縮尺合わないと大きさ比較しにくいね。2号刀の刃文が見やすいかも。この四つで比べると、刃文の幅が広いのが鎌倉時代、狭いのが平安時代です。 pic.twitter.com/1ZE1TE4x0K
2023-12-15 20:27:41【解答編】大包平はこちら!美しい地鉄!乱れ映り!沸出来、ふんわり匂口の細かめ丁子文! pic.twitter.com/WYmhZebzfg
2023-12-15 21:16:541号刀→一文字助真 鎌倉時代中期の備前刀工。同じ丁子文ながら大包平よりも刃文の幅が広く、丁子文ひとつひとつが長くて大きい。助真は鎌倉で鍛刀したとも言われ、一文字派の中では沸がつく刀工ですが、この画像では匂出来に見えます。 emuseum.nich.go.jp/detail?langId=… pic.twitter.com/mEAn9kz26w
2023-12-15 21:27:252号刀→小龍景光 四つの中では一番新しい、鎌倉時代末期の備前長船刀工です。片落ち互の目と呼ばれる斜めの互の目文が特徴ですが、大包平よりやはり刃文の幅が広く、匂口が締まる(刃文の境目の線が細くてピシッと見える)ので平安時代ではないなあと分かります。 emuseum.nich.go.jp/detail?langId=… pic.twitter.com/jYBphJXBsd
2023-12-15 21:34:384号刀→童子切安綱 四つの中で一番古い時代の、伯耆刀工です。大包平より古いです。古いので、大包平ほど地鉄の精錬技術が高くなく、刃文の形も不定形です。(古備前の鉄が平安時代にしては綺麗すぎるのだが)写真の色がちょっと違うのは気にしないでください。 emuseum.nich.go.jp/detail?langId=… pic.twitter.com/nlgjRmfhcu
2023-12-15 21:39:35大包平はこちらです。e国宝では東京国立博物館所蔵品を中心に高解像度の国宝・重要文化財の刀画像が無料公開されてるので見てねー。全部の画像がこのクオリティなら新刀も問題に入れられるのだが… emuseum.nich.go.jp/detail?langId=…
2023-12-15 21:43:07