"Sherlock Holmes and the Eye of Heka"感想

巡 @meguru_summer

Luke Bartonさんの声でパスティーシュ読み（聴き）たい！ という気持ちでAudible版の"Sherlock Holmes and the Eye of Heka"という作品を購入したんですが、予想以上に先の気になるお話で、電子書籍版を購入してしまいたい欲と戦っています。 audible.co.jp/pd/B0BNSWGYKT?…

巡 @meguru_summer

物語の前の、ワトスンさんの手による前書きの時点で、正典の記述を上手く使っていらしてとても好きです。「白面の兵士」での"abandoned"とか"the only selfish action"とかの記述をワトスンさんが引用しているのでフフッてなってしまう……どんな気持ちですかホームズさん……！

巡 @meguru_summer

このお話、ワトスンさんが（メアリーさんとの前に結婚していた）一人目の妻を亡くして221Bに戻ってきた頃の出来事という設定で、ワトスンさんはホームズさんと事件の捜査に乗り出すことで気を紛らわせられてはいるけども精神的に少し不安定、「君の捜査に同行するのはまだ早いのかもしれない……」と

巡 @meguru_summer

零したところにホームズさんが"Nonsense. I will not tolerate it."と優しく返す一幕もあったりして、それも好きなんですが、ハドスンさんもワトスンさんのことを気に掛けていて、彼に話し掛けたいけど本人の気分を尊重して堪えたり、晩ご飯にたっぷりの食事を用意していたりするのが愛しいです。

巡 @meguru_summer

"Well, my boy,"（1:14:30／Ch.2終わり際） Lukeさんの声のホームズさんの"my boy"……！

巡 @meguru_summer

「マスグレーヴ家」の話を聞かせてくれたのがこの時期の出来事だとして、“この年の1月だけは、昔の事件のことを話して聞かせてくれることが多かった。思うに、彼は友人として、亡くなったばかりの妻のことから私の気を逸らそうとしてくれていたのだろう。”と持って行くの、正典の使い方が上手い……！

巡 @meguru_summer

Audibleでのーんびり聴いている"Sherlock Holmes and the Eye of Heka"、現在第11章序盤に居るんですが：捜査を終えてご機嫌でオペラの歌を口ずさみながら階段を駆け上がってきたホームズさんが、部屋に居たワトスンさんの様子を見て、その気分も感じ取って、 audible.co.jp/pd/B0BNSWGYKT?…

巡 @meguru_summer

「ワトスン……何があったんだ？」と気遣わしげに訊ねるのにときめきました。ここんちのワトスンさんは数週間前に妻を亡くしたばかりなのでホームズさんは彼を心配していて、読者（聴取者）も節々にそれを感じられるのでたいへん良いです。

巡 @meguru_summer

いやまァ今現在ワトスンさんは命を狙われているし、病気の妻を助けられなかった自分への怒りと無力感が積み重なっていて精神的に不安定だし、「私は欲しいものは手に入れる、どんな手を使ってでも」と宣言した女性に言い寄られている（？）し、心配はされてしかるべき状況なんですが！

巡 @meguru_summer

"The Eye of Heka"第11章後半、ワトスンさんが自分の中の怒りをホームズさん相手に吐露する段で、ワトスンさんの悲しみとホームズさんの声音の優しさに涙目になっていたんですが、ワトスンさんの自責の念を正論で解きほぐそうとしてくれているホームズさんの理屈がそこそこ難解で、

巡 @meguru_summer

えっ待ってなんて……？ と巻き戻したり言葉の構造を追いかけたりする過程で冷静にならざるを得なくなっています。そういうところも含めてホームズさんが好きではあるけども！

巡 @meguru_summer

理屈を並べ始める前に"...You could not have known."、君（を含めた誰）にも彼女がこんなに早く逝ってしまうとは分からなかった、と言葉にしてくれるホームズさんの声がとても優しくて、そこに友人を思う気持ちが滲んでいて、Luke Bartonさんの演じるシャーロック・ホームズが好きだなァと思います。

巡 @meguru_summer

"The Eye of Heka"第17章：ワトスンさんを狙う犯人は今もロンドンに潜んでいるはずだと推測するホームズさん、「ですがドクターを餌に使って敵が現れるのを待つわけにも行きませんよ、そうでしょう？」と問い掛ける知り合いの警官、その手を使ってもらって構わないと進言しようとするワトスンさん、

巡 @meguru_summer

“しかしホームズが私に先んじて、「そうだ」と断言した。彼は私と目が合ったのだから、私の頭にある考えも分かっていただろうに。”という流れがあったので、あの、"Can we?"に対するホームズさんのきっぱりした"No."にたいへんときめきました……

巡 @meguru_summer

Audible版"Sherlock Holmes and the Eye of Heka"を先日聴き終えたので、とりあえず前書きの「ホームズと○○○○は仲が良かった」というくだりを書き残しておこうと思います。かわいいので！！ fse.tw/nX3JUBsp#all

巡 @meguru_summer

作品としては、Luke Bartonさんの英語がわたしには聞き取りやすい＋彼の演じるホームズさんが好き＋単純に彼の声も好き、ということもあって、ものすごく素直に楽しめました。ホームズさんの優しさあり、ワトスンさんの葛藤あり愛情深さありカッコ良さもあり、物語も面白かった！

巡 @meguru_summer

ワトスンさんに好意を寄せる女性が割と思い込みの激しいというか、話を聞かないタイプの娘さんで、ワトスンさんは人生で何回かこういうお嬢さんの相手をしてそうだなァ……と思うなどもしました。そして無遠慮に横槍を入れてきて欲しい情報だけ掻っ攫って娘さんは追い出すホームズさん。笑