花沢家に引き取られた尾、一応次期当主として厳しい教育を施されるけど、自分より幼いU作さんが次々と同じ課題をこなしていくのを見て自分は落ちこぼれだと絶望する。結局は15歳になってU作さんより劣っているという理由から花沢家を追い出されてしまい、しかも尾の出自から命まで狙われ…ってのを妄想
2023-05-27 19:51:19元々U作さんは尾よりも幼い時から教育を受けていて、尾が受けているのは二回目だったから、っていうやつなんだけどそういうのを尾は知らないから……
2023-05-27 19:52:51そしてU作さんが尾に優しくすればするほどU作さんは「誰にも分け隔てなく優しい人柄」として評価は上がる。一方で尾は「弟に負ける滑稽な兄」という風に評価を下げられる。尾の自己肯定感を底辺にするのがコウジロの目的。U作さんの地盤を盤石にするために尾を利用した。でもU作さんはそれを知らない
2023-05-27 19:57:44尾は毎日報われない努力を毎日して、U作さんは尾に好かれようと話しかけ続ける。二人の気持ちも行動も全部すれ違う。U作さんは尾が自分から家を出た、悪い輩と付き合いがあったってコウジロから嘘を教えられる。
2023-05-27 20:18:56尾がいなくなったと聞いて血眼になって探すU作さん。それはコウジロが制止しても、ヒロさんが泣いてもやめない。毎日していた勉強もせず尾を探す。だってU作さんが勉強していたのは兄に認められたかったから。兄に「U作さんはすごいですね」とたとえ心が伴っていなくても、言葉を貰うのが嬉しかった
2023-05-27 20:38:50なのにコウジロはU作さんの一番の宝物を遠くにやってしまった。当主になるのは兄でも自分でもどちらで良い。兄が自分の傍に居るならどちらでも良かった。だけどその兄がいなくなった。だったら自分の持てるもの全てを使って兄を探すが、尾は見つからない。
2023-05-27 20:55:42何故なら尾は殺されそうになって逃げていると崖から落ちて顎をかち割り川に落ちたから。そのあと牛山に保護されて可愛い可愛いで保護されて、めっちゃ可愛がられてる。快適だし、自分の意見を言ったり、本を読んだりすれば偉いし凄い、お前は頭がいいって褒められるから。
2023-05-27 21:36:42自己肯定感上がるし、父親に認められたかった心も満たされる。なにより誰かと比べられることも無い。ある日ひっじに射撃を教わって、何かに夢中になるって言う感覚を教えてもらう。射撃の腕を上げるたびに花沢家とのしがらみが霧散していく気がした。髪を伸ばし、髭も生やした。顎の傷も案外悪くない
2023-05-27 21:46:51るんるんでひっじにお小遣いもらって、銃弾を買いにく尾。花沢家に居るときは自分の物一つ自由に買うことは出来なかったから。もちろんU作さんは買えてる。だから尾に自分とお揃いの万年筆買ったりしているけど、尾は勉強しまくってたからすぐペン先を潰して使えなくしてしまった。
2023-05-28 19:00:22それをみた使用人たちが「U作さんの才能に嫉妬した尾がU作さんの万年筆を壊した」って嘘の報告をコウジロにしたりしてた。だからますます尾の評判は低くなっていった。でももうそんなことを心配することも無い。好きに銃弾を買ったり、好きな本を買ったり、実は好きな甘味を買ったりする。
2023-05-28 19:02:09因みにタバコや酒は嫌いだけど、ひっじのお使いで煙管とかお酒とかを一緒に買いに行ったことはある。「お前はセンスがいい。物を見る目があるし、鼻も舌も良い」って褒められた。もちろん花沢家では「物知らずだから良いものなど知らない」って言われてきた。
2023-05-28 19:03:55花沢家ではとにかく品があるものを与えられてきたが、今は尾に合うものを教えられ、選んでいる。そのため尾は一気に垢ぬけて、男にも女にもモテるようになった。そこで尾は童貞も処女も卒業したが、基本的に性に関しては受け身の方が心地よかった。与えられることに満足したいのだろうか、と尾は思う
2023-05-28 19:07:26そんなある日、今日は抱かれたい気分で、男を物色する尾。実は無意識にU作さんに似た雰囲気の顔を選んでいたし、自分よりも背が大きくて、穏やかな声の男が良い、と結構厳しい。そんな時好みの体格の男が尾の視界の端に映った。これは、と尾は当たりの男だとほくそ笑む。
2023-05-28 19:12:44そもそもここは男女ともにそういう一夜の相手を見つける場所。そこにいるという事はそのつもりなのだろう、と顔を隠している男を見て確信する。もしかしたら顔に醜い傷でもあるのか、それとも……とは考えるが今はどうでも良い。顔がだめなら隠してあるのは好都合だ。尾はその男の来ている外套を引いた
2023-05-28 19:14:31「なぁ、あんた、今夜良い思いをしたくねぇか?」そうとびきり好いと言われた声で囁く。この界隈で尾の声は評判がいい。その声だけで良いから、と言う誘いもあるくらいだ。だから尾は自信をもって誘った。だが男はその声を聴いて固まっている。なんだ?と尾が首を傾げていると、男は尾の腕を掴んだ。
2023-05-28 19:20:28乱暴ともいえるその振舞に尾は外れだったか、と舌打ちしたくなる。だが次の瞬間「兄様」と涼やかだがどこか焦りの色をにじませた声が聞こえた。それは嫌と言うほど聞いた声。今度は尾が硬直する番だった。「U、U作殿…?」その声はまさしく異母弟のものだった。まずい、と思って尾は手ごろな茶屋に入る
2023-05-28 19:23:39「貴方、どうしてこんなところに…!?」とU作さんを問い詰める。一方でU作さんは「兄様、どうしてこのようなことを!」って二人でぎゃーぎゃー言ってる。尾はU作さんが良からぬ遊びをしようとしていると勘違いしているし、U作さんは尾が売Springしようとしていると勘違いしている。
2023-05-28 19:25:44二人でぎゃーぎゃー言い争ったままいつの間にかU作さんが尾を押し倒すようになっている。「なら!私が!兄様をだけばいいのですね!!」「ええ!私がお相手しますよ!U作さんにそのようなことができるのでしたらね!!」と売り言葉に買い言葉。誤解をしたまま二人はことに及ぶ。
2023-05-28 19:33:20尾はお坊ちゃまのU作さんのテクなど、って侮っていたけど、すぐに後悔する。めっちゃ相性が良すぎて、ちょっと中を擦られただけで、ぎゃんぎゃん泣いちゃう。「あ゛っあ゛あ゛~♡やべ、やべてっ♡ぐ、るうぅ~~~♡♡♡」って感じで、鼻水やら涙やら涎やらで泣いてる。
2023-05-28 19:36:34U作さんはDo貞だから尾の身体の良さに本能大暴走。腰が暴走列車と化す。本人は知らないけどコウジロ譲りの絶Rinだし、若さで体力も無尽蔵。兄の薄い腹がU作さんのチン…の突き上げで盛り上がるくらい。「兄様、は、いつも、このように、どこぞの者と分からぬ男に身体を許しているのですか!」
2023-05-28 19:40:27まさに分からセッである。尾は違う、違うって泣き叫ぶけど、無意識に腰をへこへこさせて媚びるからね。U作さんのチン…がイライラしちゃう。そんな感じで一晩中分からせられちゃう尾。翌朝誤解を解くけど、家には帰らない、ってつーん。帰ってほしかったらじじいたちを納得させろってひっじを持ち出す
2023-05-28 19:42:11ひっじたちは面白がって反対する。でコウジロを当主から引きずり下ろし、尾を貶めた者たちを解雇し、花沢家の資産を10倍にしたら、と条件をだす。U作さんは分かりました!って言って三年で全てを達成する。だけどその傍らにはいつも尾ちゃがいて、U作さんの手助けをしていたよ、っていうEND
2023-05-28 19:47:25