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伊東 @ito_44

マラソンから一番遠い体してるだろアンタ pic.twitter.com/pdExJFgER5

2022-07-18 07:30:00
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わら子 @_warakite_

言葉遊びでいちゃついてほしい花怜 pic.twitter.com/YEkAEGToAj

2022-07-18 10:30:26
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ちた @twst_chita

記憶ごと幼児化した🐙を保護した🐬「(これはカロリーなど気にせず食べたい欲求のままに好物を堪能し元に戻ったあと後悔で崩れ落ちるアズーノレを観察するチャンスですね!!!!) アズーノレ、何か食べたいものはありますか?」 生粋の海育ち🐙「エビ」

2022-07-18 12:04:03
ちた @twst_chita

記憶なくなってるから唐揚げの存在を知らないし生の海鮮ばかり食べたがる🐙 VS 🐙に高カロリーなものをしこたま食べさせたい🐬

2022-07-18 12:06:41
コユビ🎪 @koyubi_san3

婿イデア「どこにも行かないで」英語Ver.です。お納め下さい。 pic.twitter.com/eBDPOPdONh

2022-07-18 15:11:38
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はいじ@原稿中🦈🐬 @haiji139

#twst_BL つむフとフロジェイ漫画です pic.twitter.com/Axk1e4ERDd

2022-07-18 18:39:26
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紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

【ふろじぇでフロのとある言葉で/想/像/妊/娠/しちゃうジェのお話】 「僕のお腹に貴方の子がいます」 薄っぺらい腹を撫でながらはにかむジェに対して最初にフロが思ったのは歓喜でも驚きでもなく(何言ってんの?)だった。だって自分達は雄、ましてやこの姿は魔法薬で作られた仮初めのもの。

2022-07-18 20:03:28
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

いくら番いでそういう事を致してるとしても、人間の男は子を宿せない。最初は怪訝な顔をしたフロだったがあまりにも嬉しそうに自分に「子ができた」と報告するジェイを見てる内にピンッと来てしまった。 (もしかしてそういう遊び?) 試しにジェイの腹に触れ、同じように擦ってやるとジェイの口が

2022-07-18 20:03:28
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

波打つ。楽しい時や嬉しい時にだけ口元が緩むのを知ってるフロは、なんだそういうことかと表情を明るくした。普段悪ふざけの第一声をあげるのは自分なだけにジェイからの発声は凄く珍しく、それだけでフロの気分があがっていく。 「あはッ、俺達の稚魚ちゃん頑張って産んでね」 「…ッはい!勿論です」

2022-07-18 20:03:28
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

それから間もなくジェイは/悪/阻/っぽい症状を訴えはじめる。匂いのきついものは勿論酷い日にはメニューに掲載されている写真を見ただけで口を覆う程。 「アイツ大丈夫なんですか?」 心配を目を向けるアズに、「実はね…」と/妊/娠/ごっこをしてることを告げる。 「全くお前達は何をしてるんだ」

2022-07-18 20:09:36
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

「あはは、ごめんてー。でもさぁオレもジェイがここまで迫真の演技をするなんて思わなかったぁ」 そういえばここ最近ラウンジに取り立てに部活にと忙しくジェイと遊んだ記憶が少ない。きっとそれもスパイスの一つとしてジェイの演技に拍車がかかってるんだろう。そう思ったら気持ちが高揚していく。

2022-07-18 20:13:14
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

「はぁー…。まぁ何でもいいですが、くれぐれも程々に。特にアイツは一度火がついたらとことんまでやるタイプですから」 「わかってるってー」 そう、あくまでもこれはごっこ遊び。気まぐれな自分よりも執着する時間と度数が高いジェイから始まった遊びだから、飽きるまでまだ時間がかかるだろう。

2022-07-18 20:17:47
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

そう思っていたフロだったが、流石に半年以上もごっこ遊びが続けばジェイが飽きるよりも先に自分の我慢の限界が来てしまう。 「ジェイ、もういい加減にしたら?」 今日も今日とて薄っぺらい腹を撫でては居もしない稚魚に話しかけているジェイにごっこ遊びを終わりたいと告げた。

2022-07-18 23:44:43
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

逆によく半年も飽きずにごっこ遊びができたものだ、と自分で自分を褒め称えたい気持ちだ。いくらしつこいジェイもオレがここまで付き合ってあげたんだしすんなりと了承してくれるに違いない。そう思っていただけに、「何を言ってるんです?」とジェイの目がきょとんとした反応は、予想外過ぎた。

2022-07-18 23:49:37
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

「ごっこ遊びとは? ここには僕と貴方の子が確かにいるんですよ」 「いやいや、そんな訳ないじゃん。だってオレ等雄…人間の男なんだし子どもなんてできないって」 「…そんなこと」 「あんの。実際半年経ってもジェイのお腹全然大きくなんないでしょ。それって腹の中に稚魚がいないって証拠じゃん」

2022-07-19 00:00:16
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

「……」 「いくらのめり込みやすい性格だからってこれはいくらなんでも長過ぎ。いやにリアル求めてくるしさぁ」 「……」 「大体なんで急にそんな遊び思いついたの?」 「……」 「ってかさ、いくらごっこ遊びしてもオレ達の間には稚魚なんてでk「だって貴方が言ったんじゃないですか!!!!」

2022-07-19 00:03:04
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

沈黙を貫いていたジェイからの突然の怒号。びっくりして言葉を飲み込むフロに、ジェイは尚も言い募る。 「貴方が!稚魚が欲しいって、僕たちの間に稚魚ができたらきっと凄く可愛いに決まってる、嘘でもいいから会ってみたいって言ったじゃないですか!!!」 ジェイが語るはいつかの夜の営み後の会話。

2022-07-19 00:13:49
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

何度もジェイの内に出した熱の余韻でお腹を撫でるジェイを見て閃いた『もしも』の話し。 「あれは…もしもの話しで。それにジェイだって『夢物語ですけどね』って言ってたじゃん」 そうだ。確かにあの時語らい合った『夢』。叶うことのない『永遠の夢物語』。それをわかりきった上で話ししてた筈。

2022-07-19 00:13:49
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

「でも、それから暫く僕を抱いてくれませんでした」 「だって色々忙しかったじゃん」 「僕が勇気を振り絞ってお誘いしても、『疲れたから』『気分じゃない』って乗ってくださいませんでした」 「だからそれは…ッ」 「それに! それに僕見たんです。貴方が他の学院の女性と仲良くお話してるのを」

2022-07-19 00:18:32
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

「はぁ?!」 確かに部活やラウンジの関係で他学校の雌から声をかけられたことはある。でもだからって仲良くなんて話してない。話したくもないから不機嫌な顔になってたと思う。そんなのジェイならわかってるはず。ジェイなら…。 「フロ…」 薄いお腹を抱きしめたジェイは悲痛な表情で顔をあげた。

2022-07-19 01:10:25
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

「僕、貴方の欲しい稚魚を頑張って宿しますから…だからお願い、フロ。僕に飽きないで、捨てないで。フロ、お願い…僕を……この子を、否定しないでください」 お腹をかき抱きながら必死に想いをぶつけるジェイの姿に、そこでようやく事の重大さを実感した。

2022-07-19 01:17:12
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

「お願い、ふ、ろ……」 「ッ、ジェイ!!」 糸が切れた人形のように意識を飛ばしてしまったジェイの体が崩れ落ちそうになるのを間一髪受け止める。 「…ごめん」 気づくべきだったんだ、最初から。ジェイが突然言い放ったあの言葉から、感じ取ってあげないといけなかったんだ。 「ごめんね、ジェイ」

2022-07-19 01:22:40
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

どれだけ寂しい思いをさせてしまったんだろう。我慢させてしまっていたんだろう。無理矢理気持ちを押し込めてきたんだろう。どれだけ… 「寂しい思いさせて、ごめん…」 忙しかったから、なんてただの言い訳だ。タイミングが合わなかったなんて理由になりはしない。

2022-07-19 01:27:32
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

『ジェイだから』『ジェイなら』って自分を自由にさせてくれる番いに甘えて、その上であぐらをかいて、ほったらかしにしてしまった。本当は誰よりも臆病で怖がりでオレから嫌われることに怯えているって、そんなの全部わかってたはずなのに…。 「……ん」 漏れた吐息にハッとして腕の中を覗く。

2022-07-19 01:33:07
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

閉じていた瞼が震え、数秒の間の後隠れていたお揃いのオッドアイが姿を見せてくれた。 「気がついたジェイ。ごめん、オレ…」 「……あれ?僕、どうしてこんな所で寝ているので?」 焦点を合わせつつ周囲を見渡すジェイに、謝らないとというフロの気持ちが霧散する。と、同時に浮かび上がる。まさか…

2022-07-19 01:37:09
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

「ジェイ、覚えてない、の?」 「え?…確か僕、フロをお話してて、それで…はて?それからどうしたんでしょう?」 「…倒れたんだよ、ジェイ。オレと話ししてる最中にさぁ」 「倒れ、て…って、ッ!お、お腹ッ…お腹の稚魚ちゃんは?!!」 上体を起こす勢いと共にお腹を撫でるジェイ。

2022-07-19 01:42:36
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

「どうしましょうフロ。僕、どんな感じで倒れました?お腹に衝撃を与える恰好でした?稚魚ちゃん、お腹の稚魚ちゃんは大丈夫なんでしょうか?!」 何度も何度もお腹を擦るジェイの肩がガクガクと震えはじめる。もし、お腹の命が消えてしまっていたら…。不安と恐怖でいっぱいなジェイが番に縋りつく。

2022-07-19 01:47:42
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

「どうしよう、フロ。稚魚ちゃんッ…」 「…大丈夫だよ、ジェイ」 泣きそうなジェイの目元を親指で拭う。 「崩れ落ちる寸前でオレが受け止めたから」 「本当に?稚魚ちゃんは、無事なんですね?」 「…うん。大丈夫だよジェイ。稚魚ちゃんは無事だよぉ」

2022-07-19 01:52:57
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

安心して。そう言って笑うフロにようやくジェイの肩から力が抜けた。 「良かった。この子にもしものことがあったら僕…僕…ッ」 ふにゃりと眉を下げ、ほっとした顔をしたジェイはそのままお腹を撫で続ける。 「ふふ」 でもさっきの緊迫した手つきではなく、慈しみと愛おしさを込めた優しい擦り方。

2022-07-19 01:57:43
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

何より、まるで母のような慈愛に満ちた目で自分のお腹を見つめている。 「ジェイ…」 「ねぇ、フロ」 「なぁに?」 「どんな子が産まれてくるんでしょうね。雄ですかね?雌ですかね?」 「…」 「それに顔も、どっちに似るんでしょう。んふふ、僕としては性格も顔もフロに似てくれたら嬉しいんですが」

2022-07-19 02:01:46
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

ねぇ、フロ。 お腹を擦る手はそのままに、フロを見上げるジェイ。お揃いのオッドアイ。きらきらとした輝きを放つ宝石の、その中心にフロの顔が、表情がはっきり映り込んでいる。 「……」 「フロ?どうしました?」 「…ううん。なんでもない。そうだね、オレ的にはジェイに似た子がいいなぁ」

2022-07-19 02:05:59
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

「おやおや。…でも、どっちでも構いません。無事に産まれてきてくれれば、それだけで充分です」 「そうだね」 「ふふふ。楽しみですね、フロ」 「…ん。楽しみ、だね。ジェイ」 両手で優しく撫でるジェイにつられるようにフロの片手がジェイのお腹に触れる。

2022-07-19 02:09:17
紫陽花@🦈🐬原稿中 @berry0903cat

『僕のお腹に貴方の子がいます』 それを聞いたのが今から半年前。そこから一つも大きくならず、薄っぺらいままのお腹を愛おしく撫でるジェイに対して、フロは…ゆっくりと手を動かした。 何も入っていない、命の宿っていないお腹をゆっくりと…。 【完】

2022-07-19 02:14:43
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まとめたひと
皐夜 @kouya152

いいね外れて見返せないのがつらい... ワンドロワンライはせめて、各回でまとめてます。