それと同じように 君は僕に笑顔を振りまいてくれた。 でも、僕は君と住み世界が違いすぎて 僕を"太陽"のような存在に考えてるなんて 気づかなかった。
2022-08-14 14:09:474月 僕はこの桜が咲く並木道の先にある 吾妻高校に今日、入学する。 入学式 僕は言動や雰囲気が暗い、いわゆる"陰キャ"と呼ばれる人だ。 人と話すのが得意じゃないし、ちょっとのことで 緊張してしまう。
2022-08-14 14:10:05校長:"小林〇〇"!! 〇:はい! 入学式は思っていたより早くに終わった。 はぁ… この高校は地元から遠く、誰も知り合いがいない。 中学の時でさえ友達は指で数えられるだけしかいなかったのに…
2022-08-14 14:10:13この高校は偏差値が高い。 進学率も高かったため、この高校への 受験を決めた。 だから、僕と同じ地味な人が僕より真面目で勉学に勤しんでる… そんなイメージを持っていた。
2022-08-14 14:10:57しかし、それは違った。 なんだあのイケメン… 女1:あの人かっこよくない? 女2:それな!なんて言う人なのかな? 女3:あの人ね天文中の高峯燿(たかみねひかる)って人らしいよ。 女2:さっすがー!
2022-08-14 14:11:14うざい… イケメンに食いつき、少しでもその人の情報を知ってるだけで 盛り上がる。 僕には意味がわからなかった。 先生:全員、自分の席確認して座ったか? 〇:(僕の隣は…えっと…女子…か。) 萎えた。女子は僕が最も苦手な存在。
2022-08-14 14:11:31〇:(つらいなぁ…) 入学早々、先が思いやられる高校生活。 高校は青春とか言うけど、1部の陽キャたちが 騒いでるだけだろ…
2022-08-14 14:11:37〇:(何て声掛けたらいいんだろう…) ここは 初めまして✨小林〇〇です!よろしくね!😎✨ 〇:(キモイな) じゃあ… 小林〇〇です。よろしく。 〇:(なんか嫌な奴…)
2022-08-14 14:11:45?:あの… 〇:は、はい? ?:もしかして小林〇〇さんですか? 〇:あ、はい。(って!?) なんで名前知ってるんですか? ?:え?黒板に名前と席書かれてるので… 〇:(そうか!)あぁ…そうですか…。 ?:私、賀喜遥香って言います。 〇:賀喜さん…
2022-08-14 14:12:08遥香:小林くんはどこ中出身ですか? 〇:栗柳中です… 遥香:栗柳!? え?遠くない…ですか? 〇:まあ、遠いですね… 遥香:…お互い…敬語やめない? 〇:そうだね…よろしく。 遥香:よろしく、〇〇くん。 〇:ドキッ (今のは何だ…)
2022-08-14 14:12:39