50 麻:入社して来た時の○○君をまだ覚えてるよ。寝癖が跳ねてて可愛かったなぁ… ○:お恥ずかしいです… 麻:それから、私の下に付くって聞いた時は…なんだか嬉しくて。ちょっとした無茶振りも器用にこなすし、凄い子だなって、感心してた。 ○:へぇ…照れますね… 麻:いつからだろう…
2022-10-02 22:26:2151 ○:何が…ですか? 麻:○○君が頼れるぐらいに成長してくれて…何を相談するのも、まずは君が1番最初で… グスッ… 暗くて分からないけど、泣いている…? 麻:愚痴を聞いてくれるのも、慰めてくれるのも、励ましてくれるのも…全部○○君で…ダメダメな上司でごめんね…
2022-10-02 22:26:2152 ○:何を言ってるんですか。白石さん以上の人なんて、これから先、出逢える自信が無いです… 麻:嬉しいこと言ってくれるね… ○:事実ですから… 鼻をすする音。 麻:おはようも…おやすみも…私が最初に言いたい…ネクタイだって結んであげたい…これからも人懐っこい笑顔を独り占めしたい…
2022-10-02 22:26:2253 ○:そんなこと言われたら…僕だって心配ですよ…白石さん…時々飲み過ぎちゃうし…悪い男の人が寄ってこないか… 気付いたら繋いでいた手は解かれ、彼女は仰向けで寝ている僕の上に乗っかっていて、身体を密着させていた。 麻:私にこうされるの…嫌じゃないの? ○:夢にまで見たかも…
2022-10-02 22:26:2254 麻:バカ…私が飲み過ぎちゃうのは…いつも…○○君への気持ちを誤魔化す為…君が他の女の子とお喋りしてるのを見て嫉妬した自分を騙す為… ○:… 麻:私を…○○君のところに永久就職させてよ… クサいことを言ってると自覚しているのか、僕の胸に顔を強く押し当ててくる。
2022-10-02 22:26:2255 ○:結婚も一応、契約ですよ? 麻:でも…永遠の愛を誓ってくれるのなら、あって無いようなもんでしょ? ○:僕も…白石さんの笑顔を独り占めしたいです… 麻:っ… “結婚して下さい” “はい…”
2022-10-02 22:26:2356 ○:指輪も無いし、ムードも何もあったもんじゃないですね… 麻:それ…私も思った…でも、気持ちは…今が1番…○○君を愛おしく思える… “麻衣…” “ん…ぁ…んっ…”
2022-10-02 22:26:2358 私は、大好きな旦那さんに付いて行く為、会社を辞めた。 いわゆる寿退社ってやつ。 あっ… 帰ってきたかも… “ただいま” 声から判断して、ちょっとお疲れ気味かも。 “おかえり!”
2022-10-02 22:26:2459 “ご飯にする?それともお風呂にする?” “お風呂にしようかな” “一緒に入ろ?” “っ…” “何照れてるのぉ?ヤらしい…” “違うし!さ、先に待ってるから!” 彼が、薬指からそれを外してそっと置いた。 私も、自分のをそこに重ねる。 2人の愛が輝いていた。 End
2022-10-02 22:26:24あとがき こう言うお隣さんもありますよ…と。 この話の気に入ってるポイントは、鶏肉の下りです(〃ω〃) ただそれを書きたかったが為に、この話を書いたとも言えます(?) 最後は視点が変わりつつ、仲良しなところが伝わったのではないでしょうか♪ お風呂でイチャイチャか…( ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
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