木吉と連絡取った結果がコレかよ。
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意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

木吉の誕生日の準備、何もできてねぇまま当日迎えちまった…! クッソ…入院してたせいで時間がねぇ。去年何もできなかったから、今年は気合い入れてやろうと思ってたのによォオオオ!! #木吉鉄平生誕祭2015 togetter.com/li/680079

2015-06-10 00:14:40
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

ん〜っ!! 一昨年以上にパンチの効いた(しかし こうかは いまひとつの ようだった)プレゼントが思いつかねぇ…! 何か精神的に膝に効きそうな案ある奴いねぇ? …やっぱココは車椅子か!? 思い切って買っちゃうか!? 車椅子 激安[検索] ・・・中古なら余裕で買える値段だな。

2015-06-10 00:51:23
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

togetter.com/li/758516 待てよ…アメリカ治療旅行、航空券はムリでも優待券くれぇならイケんじゃね? 悩むな…相談しよ。 「もしもし健太郎? 木吉の誕生日プレゼントなn「何時だと思ってんの。くだらねぇことで起こすな。寝かせろ」 ブツッ。 最近、瀬戸が冷たい。

2015-06-10 01:23:51

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意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

マッハ20で開業準備を進めている最中、電話が掛かってきた。登録してねぇ番号だ。…こ、この番号! 自分の記憶力が恨めしい。なんでもうあのヤローに番号ワレてんだよ!(水没して)替えたばっかのケータイだが既に捨ててぇ。つーか、こんな時間に何だよ。全力で出たくねぇ。シカトするか?…いや、

2015-06-10 23:50:08
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

No pain, no ruin! これはチャンス! ここで電話をかけたが8年目! テメェの誕生日を最悪な形で終わらせてやるぜ! 「もしもし花宮ぁ〜?」 能天気な振動が鼓膜まで届いた。うわっ…当然だが木吉の声が聴こえてくる。予想以上にイラつく。やっぱ出なきゃ良かった。切りてぇ。

2015-06-10 23:52:10
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「花宮って今何やってるんだー?」 「何も…何でもいーだろ! 切るぞ」 「ちょっと花宮に頼みがあってな」 「他あたれ。じゃーな」 「待て待て。切るなよ。もうお前の番号は分かってるんだ。切っても何度でもかけるぞ!」 「」 かけるぞ☀じゃねぇよ。なにサラッとヤベーこと言ってんだよ…

2015-06-10 23:54:53
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「今度ウチの大学で就職ガイダンス開くことになってさ。卒業生として花宮にスピーチしてほしいんだ。日程とか詳細は追ってメールで送る」 「……オレの連絡先は誰から聞いたんだよ」 「ん? 瀬戸だけど」 「チッ」 健太郎の奴…! またかよ! なんなんだアイツ…! 「ところで花宮、」

2015-06-10 23:57:15
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「今年は何もくれないのな。ちょっと期待してたから残念だ」 結局、昨夜は瀬戸のテンションの低さに萎えて何も買わなかった。だが、まさか木吉自らプレゼントについて言及してくるとは…信じられねぇ図太さだ。 「一昨年お前にもらった杖、けっこう愛用しててさ。傷が目立つようになってきたから、」

2015-06-10 23:58:17
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「新しいのおねだりしてもいーか?」 コイツ… “自分の膝をぶっ壊した張本人から施しを受けるなんて><ぐぬぬ”的なプライドはねぇのかよ! 「いいワケねぇだろ、バァカ!!」

2015-06-11 00:02:23

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意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

☆☆☆☆☆ 贈り物に 投稿者 ミスト メーカーの名前が良かったので、ガーデニング好きな友人の誕生日プレゼントにと購入しました。どーせ友人はオレがやったモノなら何でも喜ぶので星5つです。 瀬戸ヶ原花苑 <取っ手付き>花の培養土 12L amazon.co.jp/dp/B00IERHDEW/…

2015-06-30 00:23:20
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「おっじゃましまーす」 「ここが花宮の新しい家か」 原と古橋は(どちらも目から表情が読み取れないが多分)キョロキョロしながらオレの家に上がった。 「ちょーイイトコじゃん。家賃いくら?」 「4万」 「…ということは8万か」 古橋は思案するように顎に手を当てた。 「どういう計算だよ」

2015-07-05 18:31:43
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「4万で住めるわけないじゃんw」 「…やっぱ事故物件だから半額ってトコか。クソッ、またあの人に騙されたぜ」 「「・・・」」 原と古橋は無言で顔を見合わせた。 「花宮ってバカなの?」 「このオレのどこがバカなんだよ」 「2dkのカギ渡されたらさぁ、フツーそゆことっしょ」 「はぁ?」

2015-07-05 18:35:07
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

ま・いーや、と原は人ん家の勝手に窓を開け、煙草に火を点けた。 「瀬戸はー?」 「休日は寝溜めしてぇって」 風でメンソール系のツンとした臭いが運ばれてくる。窓開けた意味ねぇし。 「……ふーん。ザキは?」 「お前らのケーキ買ってくるから遅れるって」 「ケーキ? あー、誕生日的な?」

2015-07-05 18:40:06
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「花宮、プレゼント届いた。気を遣わせてすまない」 台所から声が飛んできた。よく訓練された古橋は客のくせに自らコーヒーを淹れている。 「古橋だけズル〜い。何もらったの?」 「土だ」 「土とかうらやまー…え?w 土!?w」 「ああ、ガーデニング用の土をもらった」 「花宮のセンスww」

2015-07-05 18:45:02
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「ゴメン! 待った!?」 勢い良く玄関の戸を開けて山崎が入ってきた。 「ザキ遅ーい」 山崎は部屋の前で立ち止まると、もじもじ喋り出した。 「今日遅れたのは、実はな、今度はちゃんと…みんなで食いてぇなって思ってよ。オレ、ケー… 「そーゆーのいーから。ケーキ買ってきたんでしょ。早く」

2015-07-05 18:50:07
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「そうだ、早く出せ。切り分ける」 古橋は無表情で包丁を突き出した。 「なっ! サプライズにしようつったのに、なんでバラしてんだよ! 花宮のバカ…じゃねぇけどバカ!」 ぽかぽかオレの肩を叩くヤマに笑みが零れる。 「お前のその顔の方が見たかったからな」 「なっ…! 花宮のバカ///」

2015-07-05 18:55:06
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「今みんな何やってんだ?」 山崎の問いに古橋はケーキを切り分けながら答えた。 「公務員。」 「年寄りに年金の説明したりお前にできんの!?」 「イメージが偏り過ぎだ。公園や緑地の管理が仕事だ」 原は一口目を口に運びながらサラリと言った。 「オレ仕事辞めちったw」 「「はぁ!?」」

2015-07-05 19:00:17
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「オレがどんだけ苦労してお前みてぇなクズでもやってけそうなトコ探してやったと思ってんだよ」 腹いせに原の苺をフォークでブッ刺してやった。 「週5日も働くとかフツーにムリゲーでしょw」 「じゃあ、花宮みてぇにフリー?で稼いでんのか?」 「稼いでないw ヒモやってるw」 「「「」」」

2015-07-05 19:05:03
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「ま・オレのことはいーじゃん。今日のメインは赤司っしょ?…赤司ってどれだっけw」 「「そこからかよ」バァカ」 「火神とか増えて?ややこしくて自分に名前似てる人しか覚えてねーわw」 桃井のことも知らなかったし、原の奴、意識低すぎだろ。 togetter.com/li/793052

2015-07-05 19:10:06
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「赤司はキセキの世代の主将兼赤司グループの御曹司だ」 古橋が二切れ目をもしゃもしゃ食いながら言った。解説乙。 「まぁ、見りゃ思い出すだろ」 オレが例の動画を再生すると、すかさず原が山崎の目を塞ぐ。 「オレにも見せろよ! 気になんだろ!」 「ザキには刺激が強すぎるからダーメ♡ 」

2015-07-05 19:15:06
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「ハイハイ、あの威張ってたチビねw ボロボロじゃんw まじウケんだけどw」 原は暴れる山崎を抑えながら器用に爆笑した。 「オレも花宮が作ったハガキが欲しかった」 古橋の目が愉悦でますます濁った気がした。 亀のような赤司に皆で笑った5年前のWCを思い出す。オレ達は何も変わらない。

2015-07-05 19:20:10
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「ふはっ。外じゃ見れねぇもん見たし飲みにでも行くか」 オレが立ち上がると原も立ち上がった。 「さんせー! オレどーせ明日もヒマだしw」 「そうだな。そろそろ夕食の時間だ」 三切れ目を一気に平らげ、古橋も立ち上がる。 座ったままの山崎の頭を小突いた。 「何ぼーっとしてんだ、行くぞ」

2015-07-05 19:30:08
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「花宮、」 「うん?」 「またこうやってお前らと笑いあえて良かったわ」 山崎は少し困ったように笑って立ち上がった。 「話題はサイテーだけどな」

2015-07-05 19:35:03

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