1 僕は、今日生まれ変わるんだ! 冴えない大学生から、オシャレなイケてる学生になる! そう心に決めてやって来たのは、セレクトショップ。 ドメブラや海外のブランドが揃う洒落た店内に、1人の冴えない学生がたった今入店。
2021-12-16 19:05:282 プチプラファッションも良いけど、それだと広い大学とは言え、似たようなファッションをしてる人と被ってしまう。 少しでも被る確率を下げて、個性を出したい! 僕はその思いでバイト代を貯め、今日に賭けている。
2021-12-16 19:05:463 店に足を踏み入れると、聞いたこともない洋楽が僕を迎えてくれる。 店内には僕以外にも数人のお客さんがいた。 遅れて店員さんの声が聞こえる。 「いらっしゃいませ!」 ハキハキした挨拶をしてくれたのは、女性の店員さんだった。
2021-12-16 19:05:474 メンズのセレクトショップだと思っていたけど、女性の方も働いてるんだ… 名札を見ると、「美波」と書いてあった。 手足が長くモデルさんのよう。 身長は僕よりやや低いぐらい。 でも、女性の中では高い部類に入るだろう。
2021-12-16 19:06:085 美:当店をご利用されるのは初めてですよね? ○:はい… 美:どんなお洋服をお探しで? ○:自分は学生なんですが、周りの人と被らないようなオシャレをしたくて… 美:素敵です! その笑顔に僕のハートは溶けそうになる。
2021-12-16 19:06:166 オシャレな上に可愛いだなんて、反則だ。 ○:でも、洋服について疎くて…サイズとか色合わせもどんな風に選んで良いのか… そもそもここは、オシャレ初心者が来る店ではないのだろう… 美:私が、あなたをカッコ良く変身させて見せます!
2021-12-16 19:06:317 彼女の目が輝き出した。 美:当店では、キレイめでカジュアルなスタイルを推してます。 ○:なるほど… 美:あなたが今着てるパーカーも、上から何を羽織るかで印象が変わります。
2021-12-16 19:06:498 僕が羽織ってるのは、黒のダウンジャケット。 彼女が僕に服を当ててくる。 美:テーラードジャケットでも、こちらのデニムブルゾンでもカッコ良いですね。 ○:どっちも良いなぁ…
2021-12-16 19:07:029 美:お客様はスタイルが良いので、何でも似合いそうですね? ○:それは、初めて言われました… 美:本当ですかぁ?実はモデルさんだったり…? こんな冴えない僕が…? こう言うお店の店員さんって、お世辞が上手いんだなぁ…
2021-12-16 19:07:2010 ○:まさか、あり得ないですよ…み、美波さんじゃあるまいし… 美:… あ、名前で呼ぶのは失礼すぎたかな… 美:あ…わ、私が? ○:は、はい…モデルさんみたいで、綺麗だと思います。
2021-12-16 19:07:2911 ポッと頬が赤くなった。 美:嬉しいこと言ってくれますね? 喜んでくれて良かった。 照れた顔が可愛い。 美:よ、よーし!私張り切っちゃいますから! pic.twitter.com/ipU68hes1e
2021-12-16 19:07:4412 ○:よろしくお願いします。 美:では、試着室行きましょっか? ○:え?まだ、何も洋服を選んで… 美:良いから良いから! 美波さんに手を引かれるがまま、1番奥の試着室へ。
2021-12-16 19:07:5213 美:中に入ってお待ち下さい。 ○:は、はぁ… 美:お名前は? ○:○○です。 美:○○さんだけの、特別なコーデを選んで差し上げます!
2021-12-16 19:08:0414 靴を脱いで、個室の中へ。 人が1人着替えるためのスペース。 広くないので、腕を横に伸ばすこともままならない。 数分で彼女が戻って来た。
2021-12-16 19:08:1715 美:私の頭の中で、色々な○○さんを妄想…へへ…してみました。こんなのはいかがでしょう? 美波さんが差し出したのは、黒のスキニーパンツ。 美:今○○さんが穿いてるのは、ワイドパンツなので、逆に細身のパンツも良いかなって。
2021-12-16 19:08:2616 僕は、この手のボディラインがハッキリするパンツは試したことがない。 新鮮で面白いかも! 新しい提案をしてくれるあたり、ここに来て正解だったか。 早くもそんなことを思った。
2021-12-16 19:08:3317 美:合わせるトップスは、こんなニットでどうでしょうか? 白のニットか。 汚れるのを気にして、白系のアイテムは買わないけど、試してみるか。 カーテンを閉めて、着替え始める。 美:私はすぐ側にいるので、いつでも声を掛けて下さいね?
2021-12-16 19:08:4018 パンツに足を通し、ニットの袖に腕を通した。 ○:おぉ… シンプルなモノトーンだけど、良い! ○:着替え終わりました! 美:カーテン開けますね!
2021-12-16 19:08:5119 ○:に、似合ってますか…? 美:わぁ…カッコ良い! ○:ありがとうございます。 美:見事なYシルエットです!オーバーサイズやビッグシルエットのニットを着こなす男性は素敵です!
2021-12-16 19:09:0020 ○:そうなんですか? 美:はい!ゆるふわなニットを着る犬系男子は女の子からの需要が高いですからね。 そっか…女子ウケ良いんだ、これ… 思わずニヤけてしまう。 美:はぁ…好きぃ…
2021-12-16 19:09:0822 ○:うぇっ⁈ 何が起きてるのか、僕は状況の把握が出来ない。 彼女は、太もも辺りに顔をスリスリしてるし… 美:この足のライン…綺麗…押し返してくる筋肉の感じも堪らない! ○:あ、あの…
2021-12-16 19:09:2723 美:何かスポーツやられてるんですか? ○:高校時代はサッカーを… 美:だからか!あぁん、もう!良いマネキン見っけ! 今、マネキンって言った…? 美:匂いも良い!
2021-12-16 19:09:4024 その匂いはスキニーのものだと思いますよ? さらに、彼女の手が太ももから上の方へ登ってくる。 指をスゥーとなぞらせ、焦らすようにゆっくりと。 く、くすぐったい…
2021-12-16 19:09:5025 そして、その手は下腹部中央付近に伸びてきた。 ○:ひゃん! ヤバ…変な声出しちゃった… ○:ちょっ、離れて下さい! 美:本当に好みなんです! 上半身まで失礼しようとしていたので、それはなんとか阻止する。
2021-12-16 19:10:0226 ○:ぼ、僕、帰ります! 美:ダメですよぉ?まだ何もシてないじゃないですか? ○:十分シてるでしょ! 美:まぁまぁ。お楽しみはこれからですから。ちょっと待ってて下さい。
2021-12-16 19:10:0927 彼女が試着室から出て行くと、僕は腰が抜けてその場にへたりこむ。 なんだったんだ、今のは… 太ももにはまだ彼女の感触が残る。 休む間もなく彼女がやって来た。
2021-12-16 19:10:1628 鼻息荒い美波さんが持って来たのは、ワイドパンツとスウェット、マフラーに複数のベルト。 ベルトに至っては、ナローベルト、革、パイソン柄と様々。 そんなにいるかな? どうせトップスで隠れるのに…
2021-12-16 19:10:2629 美:今度は、ゆるダボシルエットの完成です! さっきと違って、体のラインは浮き出なさそうなので、安心した。 カーテンを閉めて着替え始める。 ニットを脱ぎ、細身のパンツを脱ぐのに苦戦してると…
2021-12-16 19:10:3430 ○:な、何ですか…? 試着室の中の鏡越しに、美波さんが僕の着替えを覗いてるのが分かった。 今、ガッツリ目が合ってる。 美:可愛いボクサーパンツですね? ○:の、覗かないで下さい!
2021-12-16 19:10:4231 美:いかにも童貞君が穿いてそう… チーン… あぁ、恥ずかしい! もう…僕、お嫁にいけない… 美:さっきから見てましたけど… 見てたんかい…
2021-12-16 19:10:5632 美:スキニーを脱ぐのに苦戦してますね。 ○:初めて挑戦したもんで… 美:私が脱がすのを手伝ってあげます! ○:結構です! 美波さんが試着室の中に入ると、甘い香りでいっぱいになった。
2021-12-16 19:11:0533 美:まぁまぁ! 彼女は僕を床に倒すと、スキニーの端を引っ張り始める。 ○:大丈夫です!自分で出来ます! 美:良いから!えいっ! スポンッ! ○:あっ…脱げた…
2021-12-16 19:11:1334 美:だから、言ったじゃないですか! 凄く力任せだったけど… 美:ふー…ふー… 美波さんの呼吸が荒い…どうして…? ○:あっ。 鏡に映る自分を見て僕は納得した。
2021-12-16 19:11:2935 今の僕は、パンツ一丁だ… 女の人の前で、こんな姿になるのは初めて。 美:細身で綺麗な身体…してますね…はぁ… 狭い個室に逃げ道はない。 美:もう1度、足を… 美波さんの手が直接僕の触れる。
2021-12-16 19:11:3536 ひんやり冷たい彼女の手。 美:ふふ… ○:いやぁぁぁ! 僕は足にしがみつく彼女を離すべく、揉み合いになる。 ○:ちょっ…本当に離れて下さい! 美:減るもんじゃないですし、もう少しだけ!
2021-12-16 19:11:4337 ○:ダメですって! 美:ここ弱いんでしょ? ○:おっ…って、やめて下さい! 美:離れません…って、うわぁ! ビリリ! ○:あっ…
2021-12-16 19:11:5238 揉み合いの果てに、僕は美波さんが着ていたトップスを破いてしまった。 露わになる美波さんの下着。 正確には赤いブラジャー。 美:はぁ…はぁ…はぁ… ヤバい…
2021-12-16 19:12:0039 ○:ご、ごめ… 美:覚悟して下さい? ○:へっ? 美:おりゃ! ○:あぁっ…ちょっと…それは…あっ… 美:でーきた! pic.twitter.com/z55odKntaM
2021-12-16 19:12:1340 鏡に映る情けない姿の自分を見て、顔を逸らす。 彼女が持っていた複数のベルトで、僕は手足を拘束された。 しかも、長いマフラーを首に巻かれ、マフラーをシェアする形で僕と美波さんは繋がっていた。 何で…?
2021-12-16 19:12:1741 マフラーで僕と繋がる意味ある? それに、ベルト側もこんな風に使われるなんて思ってなかっただろうな… ○:これは…一体…? 美:今から、ベルトで○○さんの身体にお仕置きします。 僕にそう言う趣味はない。
2021-12-16 19:12:3442 ○:それは、美波さんの洋服を破いてしまったからですか? 美:違います。私をモデルさんみたいだと褒めてくれた人へのサービスです。 ○:サービスでこんなプレイを⁈ まさか、褒めたつもりのあの発言が地雷だったとは…
2021-12-16 19:12:4143 ○:褒めてくれた人全員にこんなことを…? 美:あなただけですよぉ…?私好みの良いパーツを持ってるのでぇ… 耳元で、語尾にハートが付きそうな甘い声でそう囁いた。 美:あなたが、他のショップの店員さんに目移り出来ないようにしますから!
2021-12-16 19:12:5044 ○:そ、それは…素敵な洋服を選んで下さるという解釈で合ってますか? 美:なーに言ってるんですかぁ!私だけのモノ…私だけのマネキンにしちゃおっかなって! 言ってる意味が分からないし、まるで獲物を狙うかのように舌をペロリと出さないで…
2021-12-16 19:12:5745 ○:あの…痛いのは好きじゃないのですが… 美:確かに!それもそうですね…綺麗な身体に傷をつけるのは良くないですね。 意外と常識があってホッとした。 美:では、別の罰として私に堪能されちゃって下さい! 私に…堪能…?
2021-12-16 19:13:0347 ○:あの…身体を指でゆっくりなぞるのはやめて下さい… 部位によっては、本当にくすぐったい… それを通り越して気持ち良い…なんて… ○:ほぉ… なんとも情けない声が僕の口から漏れた。
2021-12-16 19:13:2048 美:うーん…最っ高! やっぱり彼女は僕の足が好みらしく、太もも辺りに顔を擦り付けている。 足フェチ…なのかしら? 美:よいしょ…っと… 足を堪能し終えたのか、彼女は僕の腹あたりにお尻を乗せる形で跨った。
2021-12-16 19:13:3049 美:良い眺め… 今の僕は、本当に情けない顔をしてるのだろう… ○:僕、抵抗する気ないので、せめて手だけでもベルト外してくれませんか? 美:逃げない? ○:逃げません… pic.twitter.com/tHifzqR1Cu
2021-12-16 19:13:4450 どの道、足もしばられてるので、逃げようがない。 こうして、数分ぶりに手が自由になった。 良しっ! 逃げないなんてのは嘘。 この状況から脱出してみせる!
2021-12-16 19:14:0151 どうにか起き上がるタイミングを模索していると、美波さんが少しお尻を浮かした。 その隙を見逃さず、僕は体勢を変える。 美:きゃっ! 僕の勢いが良かったのか、美波さんがバランスを崩した。 ○:危ない!
2021-12-16 19:14:17