【刀クイズ レベル5】 ①備前長船兼光の太刀はどれでしょう ②製作時期が一番新しい刀はどれでしょう 多分前回より簡単なので、質問を2つにしてみました。縮尺は合ってません。向きを揃えるために反転してるものがあります。出典: e国宝 pic.twitter.com/pJvRmwhFuz
2023-12-22 20:19:59地刃の働きがわかりやすい部分です。なんでこんなに縮尺バラバラになるんかね。反転してるものがあります。全てシャープネス処理してます。 pic.twitter.com/pl1pu707Nf
2023-12-22 20:32:57引きでーす。 ヒント:時代は、鎌倉末期〜南北町初期が2点、南北朝時代(延文=兼光)が1点、安土桃山時代が1点です。なので、一番新しいのは安土桃山時代です。 pic.twitter.com/C4s2Sd76xl
2023-12-22 20:38:27【考え方】南北朝時代の太刀の一番の特徴は全体に大きいことです。身幅が広く鋒も長くなります。長船4代目棟梁で南北朝時代を代表する刀工の兼光は、初期は父の景光に似た片落ち互の目や直刃などの比較的大人しい作風でしたが、後期は相州風ののたれ文に変化します。今回の延文は後期作になります。
2023-12-22 21:49:31また、兼光は地鉄が精美で、備前刀なので匂出来、映りが現れます。鋒の大きさで二択にできると思います。ひとつは、南北朝時代の姿が再び流行した安土桃山時代の作です。(ひっかけだね!)2つの見分けは、反りの姿(安土桃山時代は反りが浅い)、沸出来か匂出来か、刃文の形でできるはず!
2023-12-22 21:56:08アンケートで気軽にお答えください!ありがとうございます。答えは寝落ちしなかったら23時頃に。 twitter.com/e_toukenkyu/st…
2023-12-22 22:14:47アンケート結果、多数決が正解です(気になるかと思うのでフライング)。e国宝は国宝重要文化財しか掲載されてないので、新々刀は選択肢にならないんですよねー #かたなだんぎ
2023-12-22 22:28:00【解答編】①の答え、兼光はこちらです。 大鋒、映りの立つきれいな地鉄、リズム感のある匂出来ののたれ文。刃長三尺を超える大太刀を美しくまとめあげています。emuseum.nich.go.jp/detail?langId=… pic.twitter.com/pMc705dCYg
2023-12-22 23:05:17②の答え、一番新しい刀がこちら、安土桃山時代の堀川国安の作です。南北朝時代の大太刀を大磨上したような打刀が流行した時代です。全体見ると反りが浅いので新しいと分かるかも。横手下の刃文が2つぷくぷくと膨らんでます。極端な大鋒や意図的な刃文デザインは新しく見えますね。画像反転してます。 pic.twitter.com/qhhVzuqnWf
2023-12-22 23:12:36こちらは2本の細い樋(二筋樋)が特徴で、兼光が取り入れたのたれ文のオリジナルの方、相州鎌倉の貞宗の作です。拡大すると地刃に細かな沸粒がたくさんついてます。亀甲貞宗 emuseum.nich.go.jp/detail?langId=… pic.twitter.com/PzMGpDR9dy
2023-12-22 23:16:34最後が山城来派の名工、来国光の太刀です。白く輝く清美な地鉄、直刃が特徴がです。来国光の代表作のひとつです。 emuseum.nich.go.jp/detail?langId=… pic.twitter.com/JkFimUfLDU
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