ぴっぴの過去を雑に駆け足
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尾単 @OB_ath

ハバリちゃそ=トクサくん=厄満リーダー=十種尾羽張と神剣についての話(題が長い)。トクサの故郷は都市の真ん中に生えた巨樹を神として祀る城塞都市。領主は領主であると同時に巨樹を祀る司祭としての役目を果たしていた。トクサの生まれた家は領主の傍系で、領主の次に位が高い家。

2018-09-03 22:59:26
尾単 @OB_ath

その役割は巨樹とは別の、巨樹に仇なすとされる荒ぶる神を祀り鎮めること。その荒ぶる神の依り代として祀られていたのが、後にトクサが身に宿すことになる神剣のベースとなった10本の剣。荒ぶる神は元は煮え立つ鉄の巨人で、巨樹の神と領主の開祖とその弟に倒され、冷えた屍から打ち出された10の剣

2018-09-03 23:06:48
尾単 @OB_ath

という伝承が伝わっている。真偽は重要じゃないので作者的にはどっでもいい。トクサの家の祖先は、領主の祖の弟の血筋。都市は長い間平穏だったが、長期間にわたり信仰を集めていた巨樹が強大な木精として自我に目覚め、自己増殖の為に人間の生気や魂を喰うようになる。それがトクサの代に起こった。

2018-09-03 23:11:28
尾単 @OB_ath

最初に犠牲になったのは領主の一族。その中にはトクサの許嫁も含まれていた。謎の衰弱死は当初流行り病だと考えられていたが、巨樹周辺の住民から倒れて行っていること、また力を付けた巨樹が直接人を襲うようになったことで異変の原因が明るみになり、対策として「巨樹を破壊する」ことが

2018-09-03 23:30:04
尾単 @OB_ath

領主不在の議会で採決される。その時点で巨樹は猛威を振るっており、城塞都市は巨樹の根によって封鎖されていた。トクサの周辺は荒ぶる神の加護によってか比較的被害が軽微であったが、トクサの妹は既に倒れ、余命いくばくもない状態だった。巨樹討伐の具体的な手段として代用されたのが、分家が祀る

2018-09-03 23:33:39
尾単 @OB_ath

神の力を借りるというもの。10に分けられた神の体を一つに戻すとして、10本の剣を一つに打ち直し、その力で巨樹を討伐する、という計画が実行に移されたが、長きにわたって恐れという形で信仰を集めてきた武器の神気はすさまじく、打ち直しにあたった鍛冶師は悉く神気にむしばまれて死亡した。

2018-09-03 23:37:21
尾単 @OB_ath

それでもなんとか完成した神剣は今代の祭祀のトクサの手に渡り、彼が巨樹討伐の実行役として剣を振るった。正直生き残っていた人々もトクサ自身もよしんば討伐が成功しても生きてはいられないだろうと覚悟はしていた。が、その予想に反して巨樹討伐後に巨樹から受けた祟りと剣の神気がうまい具合に

2018-09-03 23:42:16
尾単 @OB_ath

相殺され、トクサは生き延びた。城塞都市は7割方壊滅したものの、ギリギリ復興は可能。生き残った人々は彼を英雄として迎えようとしたが、トクサ自身は死にきれなかった後悔と、仮にも信仰されていた神を打倒した負い目から故郷と決別する。尚、妹は討伐が間に合わず死亡。

2018-09-03 23:47:03
尾単 @OB_ath

尚、このときトクサ17歳。故郷を後にしてからは傭兵や冒険者などを転々とし、20歳の時にリューンに辿り着いた。神剣は通常使用者の体を鞘としており、普段は持ち歩かれていない。以上!最後駆け足だけどおわり!

2018-09-03 23:49:06