古橋ん家のクリスマスディナーに参加した結果がコレかよ。
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意識のない秘書今吉bot @Entry2Win

古橋家に着いた。 普段から美しく手入れされた庭は、クリスマスとあって色鮮やかなイルミネーションで飾られていた。その光、息子の魚眼レンズにも分けてやれよ。窓からは大きなクリスマスツリーが見える。洋画の1カットのようで引きまくりだ。窓からにゅっと古橋が顔を出した。一瞬でホラー映画だ。

2014-12-24 20:39:28
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「座っていてくれ」 古橋はオレが脱いだコートを受け取ると玄関に掛けた。 山崎は彼女と、原と瀬戸は友達()と今夜を過ごすため、必然的にオレは古橋と過ごすことにな…る? goo.gl/W4yyCf まぁ、古橋家のハイレベルなクリスマスディナーに参加するのも悪くない。

2014-12-24 17:35:07
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「おばさんは?」 「ケーキを取りに行っている」 「お前が作るんじゃねぇのか」 「クリスマスプディングなら作ったが、普通のケーキが食べたいそうだ。製菓業界の陰謀にはまるだけなのに」 古橋が淹れた真っ黒なコーヒー(苦くてオレ好みだ)を飲みながら、テレビを点けた。今日の目的はコレだ。

2014-12-24 17:40:09
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

オレの家では見れないチャンネルに合わせる。目当ての試合が始まるまであと少し。 「桐皇、今年はWC出場してるのか」 「霧崎第一(ウチ)はもうダメ…ぶはっ!」 当然やってきた古橋の妹にじょうろで水をかけられた。 「お兄ちゃん、お花に水やっといたー」 「お前ん家どーゆー躾してんだよ!」

2014-12-24 17:45:07
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「いーか、オレは花宮だが花じゃねぇ。頭から水をかけるのはやめろ」 古橋と同じく真っ暗な瞳に語りかける。 「妹にお願いをするには妹のおねだりを3つ聞く必要がある」 「マジでどんな躾してんだよ」 「失敗するとオレも死ぬから慎重に頼む」 「え?」 「え?」 「その自信どっから来んだよ」

2014-12-24 17:50:07
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

古橋の作ったクリスマスプディングはやたら本格的で、ケーキにブランデーをかけ火を点けたときには「何の儀式だよ!」と胸中でつっこんだ。死んだ目が青い炎を囲む絵面は、まさに宗教の祭典だ。オレの知ってるクリスマスもキリスト教の祭典だが、なんか違う。

2014-12-24 19:00:22
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

オレの就活で金を集めた(goo.gl/HctNZq)おかげか知らねーが、 今冬の桐皇はそこそこ鍛えられてるようだ。途中危ない場面もあったが一回戦を突破した。桐皇の勝敗なんざどーでもいいが、画面の端、ベンチに座ってる見覚えのあるピンクが気になって集中できなかった。

2014-12-24 20:04:35
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

家の前まで帰ってきたところで電話が鳴った。ポケットから鍵を取り出しつつ携帯を肩に挟む。 「もしもし桜井?」 その名が耳に飛び込んできた瞬間、反射的に通話を切った。出なきゃ良かった。間違い電話だ。出なければ誰と間違えたのか知ることもなかった。いや、伝言なんか残されたら堪らない。

2014-12-24 21:08:19