幻の富嶽、ラジコン2タイプが初の編隊飛行 飛行機王、中島知久平の故郷で「RC航空ページェント」 零戦や隼の雄姿も - SankeiBiz(サンケイビズ) sankeibiz.jp/econome/news/1… 輸送機型と旅客型の富嶽…!
2017-11-04 12:05:25パンナムのストラトクルーザーさんが羽田にやってきて、自分よりも大柄な旅客機らしい人と出会って仲良くなるけれど、同じ旅客機の割にはなんだか話がトンチンカンだし、米本土に帰ってその話をしてもそんな旅客機知らないなあって言われるしで訝しがって、
2018-01-25 01:14:02でも相手は名前を名乗るほどのものじゃないよって謙遜するから誰なのか結局わからなくて、でも日本に飛来するたびに空港で会うからもしかして運用されてる機体ではないんじゃないかって感づいて、でもその頃にはすっかり親しくなっていて
2018-01-25 01:16:33でもある日とうとう「君はもしかして」って訊いてしまう。ばれちゃったねって相手は笑って、気づけばどこのものとも知れぬエアラインの制服もどきじゃなく軍装になっている。 「僕は君のお父さん(※ボーイングの航空機工場)を殺すために望まれて、生まれる前に死んだ影だよ」
2018-01-25 01:28:02「…でもこうやって穏やかな空の元、君と会えてよかったし、旅客機ごっこは楽しかったよ。…じゃあ、この空をよろしく」 最後ばかりは多少皮肉っぽく言って、けれど風が吹き過ぎたあとにはまるで最初から夢だったみたいに誰もいなかったのでした みたいな。
2018-01-25 01:34:39A380×747-8と富嶽×ストラトクルーザーすごくいいカプだと思うんだけど前者は一応おわかりいただける人はいるものの後者は!流石におわかりいただけるかた自体少ない!!
2018-01-26 11:56:11まあ当然よな、現行機じゃないし富嶽は計画機だしストラトクルーザーもそうメジャーってわけでもないし、ぱっと見は旧日本軍の計画倒れの爆撃機とアメリカの普通の旅客機でしかないので何だこの組み合わせってなるじゃん? でもー!叶わなかった夢としてのー!ねえー!
2018-01-26 12:01:30解説: 富嶽は米本土を爆撃したかった(軍需工場…特に航空機工場を壊して日本への本土爆撃の勢いをなんとか削ぎたかった)旧日本軍が計画したものの結局実現しなかった、当時ではむちゃくちゃでかい爆撃機です。そしてなんとこの機種、メインの爆撃機型及び輸送機型の他に、旅客機型の案もありました。
2018-01-26 12:09:06そしてストラトクルーザーはというと、当の戦中なんとか日本軍が壊したかった軍需工場で作られてた爆撃機、B-29が戦後に旅客機型になったものなのでした。
2018-01-26 12:13:03そんなストラトクルーザーが、静かになった日本の空(戦後しばらくは日本は航空関係の活動の一切が禁止された資料も多くが失われたため、もちろん旅客機の開発だって夢のまた夢でした)に飛んできたら、「いいなーうらやましい!自分だって旅客機になりたい!」ってなっちゃうじゃん富嶽。
2018-01-26 12:16:01で、自分も旅客機みたいなフリしてしれっと空港に紛れ込んで、自分が工場を焼くはずだった彼らと内心ドキドキしながら「(ばれてないよね…うんうんばれてない…)」みたいなこと考えながら話すみたいな そういう優しいおとぎばなしがね!!ほしい!!
2018-01-26 12:19:40なおストラトクルーザーは「最後の大型プロペラ旅客機」という異名のとおり、戦後一気に発展したジェットエンジンの研究によって速やかに時代遅れの代物となり、あんまり売れなかったし短命に終わっちゃったんだ。でも内装はとっても豪華で、空飛ぶホテルとも呼ばれていたんだよ。
2018-01-26 12:25:03富嶽もさー、自分がどうやったって実現しようもなかったことだとか、役目だったこととしては認識してはいるけど米本土を爆撃してくるって仕事自体もどだい無理だったことも十分わかってはいると思うんだよ。
2018-01-26 12:33:20対して、実現したし日本を爆撃したしそのあと旅客機にもなったストラトクルーザーじゃん? うわーんずるい!うらやましい!ってやきもち焼くのは当然起こりうることなのでは(暴論)
2018-01-26 12:34:52富嶽「自分がめっちゃ欲しかった未来を持ってるのになんでお前浮かない顔してんだよこの野郎シアトルに爆弾ぶつけんぞ💢💢💢」 377「計画機止まりがなんか言ってる」
2018-01-26 16:24:56ピーマンを刻んでたらちょっとアイデア思いついたのでメモ: 「生まれて初めて来たはずのトーキョーの空に、私はなぜか見覚えがある気がした」 ・戦後、太平洋線に投入されたパンアメリカン航空のあるストラトクルーザーの話
2018-08-06 23:20:23twitter.com/i/moments/9572… 何もかも真っ赤に燃えるような夕焼けの東京国際空港で、自分は大戦中に都市爆撃に参加しその後除籍されたB-29の生まれ変わりだったことを思い出すストラトクルーザーと、正体を看破されてどこか吹っ切れたような面持ちで微笑む富嶽の幻影
2018-08-06 23:32:59飛行機にとって雲は地上から見てるようなゆっくりなものではなくて、そこにあって留まっているように見えるのに近づけば目まぐるしく後ろへと飛び去っていくものなんだと思う
2018-08-06 23:59:41アアアアア_(:3 」∠)_ 富嶽の心臓(ハ50エンジン)は1984年まで羽田に埋まっていたのか、そうか…これで点と点が結べる…
2018-08-07 19:40:44ならば当該ストラトクルーザーの前世は中島飛行機武蔵製作所の爆撃に参加した機体が望ましい、ちょうどと言ってはなんだが、1944年12月3日の爆撃の際に戦闘機による体当たりを受けて不時着した機体が1機いる 君をクリッパー・アメリカ号にしよう
2018-08-07 19:57:05それはそれとしてGHQによるレポートには計画機止まりの富嶽のことはまるでさっぱり書いてないそうだから、軍御用達のパンナムとはいえ民間機であるところのクリッパーさんは東京国際空港に飛来した頃にも富嶽の名前どころかそういう計画が存在していたことすらきっと知らなかっただろう。
2018-08-07 20:15:53富嶽さんは最後に自分の名前を告げるとその姿は青図面のように端から燃え上がって跡形もなく消え、クリッパーさんは一介の旅客機として彼の名前は胸にしまい、生涯誰にも話すことはなかった…で締めるのが吉かしら
2018-08-07 20:15:53前間さんの富嶽の本、冒頭から中島飛行機の全部の図面を燃やすシーンで泣きそうになってしまうからほんと読めない…開くのが辛い…
2018-08-07 20:19:43ところで朝っぱらから「富士重工業(現SUBARU)」の「富士」は富士山(山岳)じゃなくて富嶽(爆撃機)からとったものだったと関係者が書籍に書いてるとかいう話を見かけて興奮してます。ウワーーソースどこーーー!
2018-08-08 08:07:02(おそらく正確には統治下で改称した「富士産業」の時代の話ですが、そこからさらに12社に解体されても富士重工業はそのまま富士の名前を使い続けたわけなので同じことというか)
2018-08-08 08:23:15なんならあの六連星(むつらぼし)のエンブレムだって、当該機機が六発機だったからにもかけてちょうどいいプレアデス星団が選ばれたとかじゃないのかと深読みをしだしてるけど、あのエンブレムがいつから使われだしたものなのかも調べる必要があるかも
2018-08-08 08:26:44それにしても、富嶽は見れなかった海の向こうを、翼もないのに車は見たんだなあ。あと、なんならボーイングの飛行機も一緒に作ってるし。皮肉な話だ、あんなにお互いの工場を叩きのめしたいと思っていたのにね。
2018-08-08 08:34:20それにしてもそれがほんとなら、米統治下なのに米本土爆撃目指した計画機の名前をしれっと社名につけるとかこの会社どんなメンタルしてんの。すごいね御社。 FugakuとFujiは音もだいぶ違うし、なんなら万一嫌疑かけられたって「富士山からとりました」ってしらばっくれられるし
2018-08-08 09:05:04fujitomonet.web.fc2.com/01kaiinhiroba.… fujitomonet.web.fc2.com/chikuhei.pdf 富士重元社員さんによる富嶽の資料があったので後で参考にしよう
2018-08-08 09:43:16ときに、スバルの六連星の由来わかりました。6社統合の機に三鷹の天文台とのコラボ作として実現したんですって! minkara.carview.co.jp/userid/132018/… これはこれで興味深い由来ですね。 twitter.com/sakino_haka/st…
2018-08-08 22:45:58全部燃やせという指示が来て図面が全部集められて燃やされることになって、畳んだままじゃうまく燃えないから青図面を一枚ずつ開いて燃やしていくんだけど、開く度にそれを書いたときのことが思い出されて見入ってしまって燃やすのに時間がかかり、
2018-08-18 14:01:12けれど数日かけて全部燃やして中島飛行機の作ってきた図面は全部燃えてなくなり、まちゆく人は灰色の雪のように舞い散る灰を気にも留めなかった みたいな場面から始まるの。すごくしんどい
2018-08-18 14:01:12富嶽―米本土を爆撃せよ 前間 孝則 amazon.co.jp/dp/4062055430/ p566 「『あの当時、日本の航空機工業は再開されるなんて、我々技術屋は誰も思っていなかった。それもたった7年後に。先がまったく見えない時代状況だったんだ、あのころは……。でも、知久平さんはちゃんと見通していた。』」
2018-08-18 17:09:07「『もしかして中島知久平氏は、戦後にやってくる新しい航空機の時代を念頭に置いて、日本の航空技術を温存しておこうと、あえて不可能と思えるくらいの高い水準を狙った『富嶽』を大々的にやっておこうとしたのではないだろうか』」
2018-08-18 17:09:08「昭和21年になって、エンジン部門を担当していた新山が中島を訪ねたところ、(略)中島は新山に対し、次のように強調した。 『銀行からいくらいわれても、工場の工作機械や材料、資材は絶対に売却してはいけない。4、5年たてば、マッカーサーがエンジンや飛行機をつくってくれと必ずいってくるから』」
2018-08-18 17:09:08「しかし、新山は『再び飛行機をやれるとは思っていなかった』ので、売れそうな工作機械や資材などをすべて売却してしまった。やがて4、5年たったころ、朝鮮戦争の勃発もあって、極東米軍は日本側にエンジンの修理、部品の提供を指示してきた。」
2018-08-18 17:09:09なあ富嶽よう。おまえやっぱ何もかも終わった後に旅客機か輸送機に生まれ直せてたらよかったのにな、そうやって君に海の向こうの大陸を違った形で見せてあげられたらよかったのに
2018-08-18 17:14:31@gizinkaTL そういうわけで、富嶽さんが願いを持ちうるならそれは、本当は米本土爆撃のほうじゃなくて「海の向こうが見たかった」っていう非常に根源的かつシンプルなものなんじゃないかなって。計画機止まりで刃を持ちえなかった不完全性と、そして彼を望んだ人がかけた願いがために
2018-08-18 17:33:11@tos B-29からストラトクルーザーへの転生は妥当として、そこから先のボーイング機種と富士重の公倍数かつ太平洋路線を結ぶエアライナーっていったら777じゃん?
2018-08-22 13:19:08@gizinkaTL 「…おい、おいそろそろ起きたらどうだ、お前もう塗装まで済んで明後日から飛行テストだぞ」 「うー、ん……」 ぱちりと開いた目に写ったのは、私の顔を訝しげに覗き込む誰かの顔と、大きな工場の建屋だった。
2018-08-22 15:51:20@gizinkaTL あたりを見回すと、ほぼ出来上がった飛行機やできかけの飛行機がいくつも居並んでいる。尾翼に星条旗を模した赤と青のストライプが施された真新しい白い機体が一番側にあり、ああどうやら自分は飛行機で、これが自分の本体なんだなと漠然と理解した。
2018-08-22 15:51:42@gizinkaTL 「俺なんかまだパーツだった頃から海を渡るのが待ちきれなくて起きてたのに、お前はねぼすけだな」 私に声をかけた彼は、苦笑しながらぽすぽすと私の背を叩いた。白い制服の胸元に留められた赤い鳥のピンが、目にも鮮やかだ。身の丈は私と同じほど、きっと同型機だろう。
2018-08-22 15:52:06@gizinkaTL 「自分としたことがずいぶんと長いこと寝てたみたいだ」 「全くだぞ」 頭の中はまだがらんとして空虚で、手足の感覚も未だ違和感があったけれど、そこに一つ、あるはずもない思い出のようなものがあった。
2018-08-22 15:52:40@gizinkaTL 「……ところで変なことを訊くようだけど、君、前にも会ったことあるかい」 「生まれたての新造機のくせに何言ってんだ、と言いたいところだが、不思議なことに俺も、お前とは前に会ったことがあるような気がするんだ」 「もしかしたら、前も兄弟か同僚かなんかだったのかもな」 「はは」
2018-08-22 15:53:34