やっと目が覚めた。先制点を挙げたときのお祭り気分、本塁打が観客席に飛び込むときの興奮。これが夢だった。オレンジ色の団扇やタオル。チケットは予備校の授業料と偽って買った。俺は野球がしたい。できれば東京六大学で。でも付属高じゃないし推薦なんて取れない。だからもう東大に受かるしかない。
2021-11-06 21:33:06#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite 第183回お題「オレンジ」 #140字小説 #140SS #140字SS #一次創作 #夢小説 #ネームレス夢小説 pic.twitter.com/7xxYpCwVSa
2021-11-06 22:00:28オレンジのアロマを夜の習慣にして良質な睡眠をとり、毎朝すっきり目覚める。規則正しい生活はパワーの源だ。しかし相方は真逆。一晩中お祭り気分で騒ぎ日中は半睡だ。生活リズムは合わないがお互い上手くやっている。いやズレているから一体で居られる。相方を夢に追いやって多重人格を解消したから。
2021-11-06 22:01:40#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite 第183回お題「覚める」 #140字小説 #140SS #140字SS #一次創作 #夢小説 #ネームレス夢小説 pic.twitter.com/mzBvCxAbzc
2021-11-06 22:02:09「何が言いたいの?」予想に反して冷たい声が響いた。目の覚めるようなオレンジ色のワンピースが翻り、長く伸びた影が私の頰を打つ。お祭り気分は一瞬で去り、代わりに涙がこみあげる。あぁ、私はなぜ彼女と仲良くなれると思ったんだろう。彼女の顔が赤いのは、逆光のせいに違いなかったのに。
2021-11-06 22:03:24久しぶりに参加させていただきました!「お祭り気分 覚める オレンジ」で書かせていただきました。140字に収めるのって難しいですね……! @140onewrite #深夜の真剣140字60分一本勝負 pic.twitter.com/7rs9TNyrj6
2021-11-06 22:03:43楽しそうな少女の声で目が覚める。従姉妹がオレンジの収穫を手伝いに遊びに来てたんだった。従姉妹は俺が起きたことに気がつくと、布団から引きずり出そうとする。 「そんなお祭り気分で楽しむものでもないだろ」 とも思ったけど、ニコニコしてる従姉妹を見て、俺までなんだか楽しみになってきた。
2021-11-06 22:03:56髪飾りにオレンジの花。なぜなら今日は私が主役だから。一生に、そう何度もない晴れ舞台。例えるなら、今日は私のためのお祭り。ああ、嬉しすぎて間違えた。私の、じゃない。もう二度と覚めることのない夢をともに見る、貴方と私のためのお祭りだ。ほら。花の雨が、私たちの覚めない夢を祝福している。 pic.twitter.com/8tyKroKkd1
2021-11-06 22:04:13オレンジ、は時計だ。覚める時は握り潰せば、いい。 明日の朝の為に、市場でマシ、ンガンをぶっ放して転がった、暖色系の球体をポ、ケットに。 逃げてる訳じゃ、ない。お祭り気分で足がも、つれるや。笑いが止めれねぇから、このままヘラ、ヘラしているよ。いいだろ、う? 俺もう眠れないか、もな?
2021-11-06 22:04:48大好きって呟いて、私もって返ってくる声を聞いた。心が浮き上がって、天にも舞い上がるような心地になったのに、こんなにも空虚な気持ちになるのは…きっと、この幸せが私が感じちゃいけないものだからだろう。 幸せだけど、幸せだから、私はここから離れないといけない。 …覚めた空に、ヒビが入る。
2021-11-06 22:07:20白雪姫はなぜ林檎を食べて眠るのか?オレンジや桃ではダメなのか?絵的に赤が良かったのか?オレンジだと目が覚めるから?丸かじりできる果物が良かったのか?でもお姫様なのに皮もむかずに食べるのはどうなのか??#twnovel 「どう考えても苺がベストだったと思うのよ!」『苺は野菜だからNGです』
2021-11-06 22:07:31#深夜の真剣140字60分一本勝負 (@140onewrite ) ①お祭り気分 ②覚める ③オレンジ #twnovel #140字小説 twitter.com/330_ishimori/s… pic.twitter.com/PHhmjceJBt
2021-11-06 22:07:41期待を秘めた囁きが宙に満ちる。お祭り気分の昂揚感を共有して、私達はたゆたいうねる。老いたベテルギウスが自らの重力で潰れ、暗いオレンジが目の覚めるような光を放って爆ぜる。地球が今もあったら、オリオン座が欠けたって騒いでたのかしら。ふふ、とざわめく私達の意識体は星雲に乗り次へ旅立つ。
2021-11-06 21:38:15目覚めると、オレンジの陽光が、カーテンの隙間から差してした。 時計を見れば、どうやら夕方まで寝過ごしていたらしい。休日で良かった。 少しカーテンを開く。乱雑な部屋が、ぼろぼろの自分が、静かに燃えるような光に染まる。 ひとまず、転がる昨夜の空缶を潰して、短い今日を始めることにした。
2021-11-06 22:07:54森の中を元気にかけ回る正之助は、とちゅうで大きな池を見つけました。夏の暑い中、腹がけ1枚の正之助は勢いよく池の中へ飛びこみました。 「あっ、今日もやっちゃった」 正之助が目覚めると、恥ずかしそうに顔を赤らめています。この日も、お布団にはでっかいおねしょで見事な地図が描かれています。 pic.twitter.com/UuQtQ3J92H
2021-11-06 22:09:40#深夜の真剣140字60分一本勝負(@140onewrite ) お題「オレンジ」「覚める」 タイトル「本物」 pic.twitter.com/qaw1NyOjFl
2021-11-06 22:22:25#深夜の真剣140字60分一本勝負 @140onewrite お題: ①お祭り気分 ②覚める ③オレンジ #木槿国の物語 pic.twitter.com/k5tRrNfZ3W
2021-11-06 22:23:09オランジェットはシンデレラだ。捨てられるはずの皮に、砂糖の魔法をかけて、チョコレートのドレスを着せれば、素敵なスイーツに。そして日付が変わる頃、手作りのオランジェットをつまみにちょっと高いワインを一人で呷れば魔法が解ける。所詮は作り物。この後に王子様なんて来ない。 pic.twitter.com/l7dyVVAPJA
2021-11-06 22:23:55目が覚めるとそこは見知らぬ公園だった。大道芸人が人々を楽しませ、屋台からは美味しそうなにおいが漂ってくる。私は自分の置かれた状況も忘れお祭り気分。足元に転がってきたのはさっきまでピエロがジャグリングしていたオレンジ。私がそれを拾うと、彼はこちらを見て妖しく笑った。早くお帰り、と。
2021-11-06 22:25:39覚めるような、光。 オレンジ色の、夕焼け。 陳腐な言葉だ。もっと私に語彙力があるならば、 この光景を素晴らしい言葉で伝えることが出来たのに。 「綺麗だよね」 はしゃいでいる。 だって、こんなに楽しくて、 幸せなのだ。 「お祭り気分だね」 手を差し出され、 そうだね、と私はあの子の手を握る。
2021-11-06 22:40:36私は疲れたとき、オレンジジュースを飲む。 特別味が好きなわけではないけど、不思議と元気になれるのだ。 理由は分からない。ぱっと映えるオレンジ色なのか、もったりとした甘酸っぱさなのか。 透明なグラスに唇を当て流し込む。体の中の見えない管を通って心が温かくなる。 ……チャージ完了っと。
2021-11-06 22:41:29和太鼓と篠笛の音が遠くから聴こえた。オレンジ色の空が群青に染まる頃だった。 お祭り気分に誘われて、音のするほうへ足が向かう。 「ようこそお越しくださいました。さあ、こちらへ」 白装束を纏った人たちに促され鳥居をくぐると、眠気に襲われて意識を失った。そのまま目が覚めることはなかった。
2021-11-06 22:44:24