今日は「いま舞台で語られている裏側の現実」を想像しながらずっとみてたんだけど、礼子に「どうして?」って聞く時の雅人からは滲み出る礼子にとっての現実と思われる世界が感じられて、それにこたえてるときの礼子の瞳は怯えるように見開かれてて、今境界線が曖昧になってる瞬間なのかなって思ったり
2017-11-10 01:26:13して。でもそれは雅人が医者である世界であれば成り立つ「裏側」であって、じゃあ結局礼子と参三が患者だったの?って思うけどそれでも辻褄は合わなくて、どこの視点を真実にしようとしても噛み合わない部分があるからどこにも真実はなくて、でもその真実の無い妄想の世界でだって3人が一緒ならきっと
2017-11-10 01:28:08幸福なんだろうなって思えたりもして。今日見ながら参三と礼子が「どんな妄想を選んだってそばにいるわよ」って言い合ってたところがいちばん突き刺さったんだよね…。雅人も礼子も参三も、誰の妄想の中だとしても3人がそこに一緒にいることは変わらなくて、それが全てで、それが幸せで、
2017-11-10 01:29:48外から見たらどうしたって幸せなんてあり得ないはずなのに、それを幸福だと言い切ってしまえる3人のことが羨ましくもあるんだよなあ。あの屋上からやり直せるとしたら、って、やり直したいと思えるスタート地点があることが羨ましい。
2017-11-10 01:31:04「おかしいわよね、精神科医がこんなこと言って、」って礼子の言葉を受けてすごく優しく笑う雅人がいた。その姿がまるで「患者」の言うことを「否定せずにうんうんって受け止めてる」医者のように思えて、今この瞬間は境界線が揺らいでるんだなって確信が持てた。
2017-11-10 15:04:31どうしようもねえな〜〜って気持ちになるけど「愛なんて妄想みたいなもんなんだから」っていう参三の言葉ですっと掬い上げられるというか、そっか、妄想でもいいんだあっておもうんだよね。
2017-11-10 21:28:05礼子が話し始めたとき、「どうして?」とか「なんで?」とか、本当は自分が何をやりたいのかってことに雅人が答えられないのって、あの妄想を作り上げているのが礼子であって、雅人ではないから、「他人」であるはずの礼子には本当に雅人が何を考えてるかなんて分からないからなのかなって思った。
2017-11-10 21:29:35雅人と礼子のあのシーン、前の方の席にいるといつも雅人の表情とかばかり見てしまっていて、昨日後ろから見たときに初めて全体が見えたんだけど、ずっと白衣のポケットに手を入れてる礼子がゆっくりと話し始めるときにポケットから手を出すんだよ。あの瞬間が礼子が医者じゃなく患者になるのかなって。
2017-11-11 19:33:25雅人が「眠るのが怖いんだ」っていうとき「本当は今が夢で、眠ることは起きることなんじゃないかって気がするんだ」って話していて、それは雅人という人格が夢で、天皇という人格が本物になってしまうのが怖いって話なのかと思ってたけど、そうじゃなくて夢=妄想として考えたらまた見方が変わってくる
2017-11-12 20:57:17あのときの雅人はもう1人の自分を恐れていたのではなくて、あの妄想の空間から目を覚ましてしまうことを恐れていたのかな。でもあれが礼子の妄想の中だと考えるとそれも不思議で、あの妄想ってどこまで他の人が関与しているんだろうって不思議だったんだ。
2017-11-12 20:59:20例えば礼子の妄想の中には雅人と参三がいるけれど、あのふたりは妄想じゃない世界ではどんな風に生きてるんだろう?現実のふたりの行動が婉曲した形で礼子の妄想の中に落とし込まれているのか、もしそうだとしたら陛下が病室を抜け出したときに「あんまり堂々としてるから誰も気がつかなかった」のは
2017-11-12 21:01:18雅人が医師であるからそこで堂々としていても何もおかしくなかったからなんじゃ?と思ったりもして。ただその場合雅人の見ている世界が「現実」の世界になるから、参三と礼子の言っていることが「妄想」であると確定してしまうわけで、
2017-11-12 21:02:53一番最初にみんなで白衣に手を伸ばしたあと、幸せそうに微笑んで礼子がそれを着るのって、誰の世界から始めてもいいからというか、誰の妄想の世界であっても、誰から話し始めても、3人が一緒にいる世界であることは間違いなくって、3人が幸せであるってみんなわかってるからなのかな。
2017-11-12 21:05:00あの物語は本当にままならないことだったりわからないことだったりがたくさんあるけど、それでも3人が「私は幸福です」って笑うから、幸せな物語なんだろうなってずっと思ってて、今日の挨拶でれおくんが「僕たちはこれをハッピーなお話だと思って演じていたので、」って言ってたの聞けて嬉しかった。
2017-11-12 21:06:36正直最初の礼子のシーンから違和感がすごいんだよな。あの捲したてるような喋り方がまるで雅人の口から真実を聞くのを拒否しているようにも思えるし、雅人の服装が他の2人と少しテイストが違うのもきになる。あの真っ白な服、確かに私服でもありそうだとは思うけど礼子と参三の感じとあってなくない?
2017-11-12 22:51:23ていうか参三と礼子が「どんな妄想を選んでもずっとそばにいるわよ」って言っている言葉は胸にグッとくるのに礼子が雅人にそれを言うとちょっと怖い。自ら共依存の関係を作り出そうとしている感じすらある。
2017-11-12 22:55:02何者でもないこと、何者にもなれないことに怯える雅人のもうひとりの自分が何かをしてもいけない、何者であってもいけない「天皇」という存在であるということのこの、なんと言えばいいのか。
2017-11-12 22:56:45最後のカテコ挨拶で「これだけのお客様に来ていただいて、」って話をしながら「すみません客電あげることってできますか?後ろの皆さんが見えなくって…」って言ってくれるれおくんのことめちゃくちゃ好きだな〜〜って思った
2017-11-12 22:58:33結局誰が真実を語っているのかもよくわからないけれど、私は参三が言った礼子と雅人のあるときは患者、あるときは医者と使い分けている関係性の中にあるように思える「真実」が3人の妄想の中にもあって、それが3人が「ずっとそばにいる」ことが幸福であるってことなのかなと。例えそれが狂っていても。
2017-11-13 01:21:05高校の時の屋上の話って結局3人の話なの?「そこに彼がいたんですね」の「彼」って雅人のことなの?あそこめちゃくちゃ違和感あるんだよ〜〜!
2017-11-13 01:23:59