木吉の楽しい誕生日を邪魔しに行った結果がコレかよ!
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意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

講義が終わった。隣で突っ伏している瀬戸を起こそうとしたところをモブに話しかけられた。 「花宮、部活顔出してかね?」 「だからオレ部員じゃねーって」 「花宮くれば盛り上がるって! 今ちょうど木吉きててさ。木吉の誕生日祝いがてら部室でダベッてから」 「…挨拶くらいはしにいくよ」

2014-06-10 16:30:08
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

コイツを起こしてからいくと言ってモブを見送った。隣を目を向けると瀬戸の肩は震えていた。 「チッ。笑ってんじゃねーよ。起きてんなら行くぞ」 「一人じゃ怖いから付いてきてほしいのか?」 瀬戸の脇腹に肘鉄をくらわせた。一生そこで寝てろ。

2014-06-10 16:35:05
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「やあ、木吉!」 輪の中にいる奴の肩を叩いた。後で手を洗おう。 「花宮! 来てくれたのか」 「今年は手ぶらで悪いな」 「おかまいなく。花宮には去年高価なものもらったからな。今日は使ってないが、調子が悪いときには重宝してるよ」 「たくさん使ってよ。ババくさい花柄の杖、お似合いだぜ」

2014-06-10 16:45:05
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

お互い変な汗をかいてきた。この空間から一刻も早く抜け出してぇ。奴の特別な日に落としてやった染みが広がるまでは我慢だ。 「…じゃあみんな、そろそろオレ行くよ」 勝った…! 「夜はデートの約束があるんだ」 は? 木吉はオレに笑顔を向けて言い放った。 「花宮も早く彼女できるといいな!」

2014-06-10 17:00:17
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

……ふざけやがって。クソッ… クソォオオオ!!!

2014-06-10 17:05:03