『ダンジョン&ASFR』２

ASFRモンジ @eromonji

ばしゃんと樽をひっくり返したかのように水が弾け、ヴェールのように二人の姿を覆い隠した。そして水のヴェールが消え去る。するとそこには淡く輝く真珠の像になった二人の姿があった。騎士が姫を抱き締める姿勢で固まっており、二人ともきゅっと何かを堪えるような顔で真珠になっている

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顔が圧迫されているため、上手く口を動かせず、呻くことしかできない。ぎちぎちと身体中が締め付けられる。 「泡の人形さん完成ですねー。二人とも綺麗ですよ？」 人魚がパチパチも手を叩く。 体を動かそうとしても、全身を締め付ける泡は石のように硬く、動かすことができない。

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人魚像の他には、銀色と透明な色の珊瑚が床に並んでいた。それはアムと少女だ。全身を磨かれたのか、珊瑚にされた時よりも一層輝きを増している気がする。大司教はそんな珊瑚達の元に泳いでいき、愛おしそうにその体を撫で回した。 「素敵な色の珊瑚ですね・・・いっそ、私の物にしたいくらい」

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アムの身の丈程はある剣であり、柄に水色の宝玉が埋め込まれ、人魚の装飾がその宝玉を掲げるような意匠が施されていた。そして、その大剣を手にした瞬間、宝玉から水色の光が溢れだしアムを包んだ。 そして

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それは真珠だ。少女は犯された姿勢のまま、真珠になろうとしていた。その氷の服も真珠に変わり、細い足も手も、白く美しい真珠に成り果てる。なだらかな胸はその形のまま固まり、足はM字に開かれたまま陰部をさらけ出して動きを止める。弓なりに反った背中も、苦しげな表情も、そのままで固まっていく

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その両手は股や伸びた状態で静止し、淫乱なクリスタルの自慰像となっていた。複雑に光を反射しながらもその体越しに向こうの景色が歪んで見え、まるで万華鏡のように煌めいている。 そして、触手が透明に固まった姫から引き抜かれた。 触手はそのまま

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すると独りでに扉が開いた。少女達が慎重に扉を通ると、部屋の中はかなり広い空間になっていた。そして部屋の中にはずらりと人間が立ち並んでいる。その全てが裸の女であり、手足を揃えて直立不動の姿勢のまま、笑みを浮かべて佇んでいた。その笑みはどこか作り物めいており、人というより人形のようだ

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と、そんな箱の中にアオイの姿を見付けた姫。 元気そうに笑うアオイの顔が箱に書かれており、むちむち巨乳吸血鬼！一杯気持ちよくしてあげる！と下品な文を添えられていた。その箱の笑顔と箱越しに見える虚ろなアオイ本体とのギャップが、どこか物悲しさを感じさせた。

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その胸は最早ピンク髪の少女の頭よりも巨大に膨らんでおり、華奢なその体との対比で妙に淫靡に見えた。既にピンク髪の体は真っ白な彫像のように凍りつき、固まっている。 そして少女の冷気が全て吸収されるのと、アムが動きを止めるのは同時だった。 『充電完了しました。再起動します』

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騎士と姫とリンゴ、少女と私という組み合わせで探索する。前衛後衛の組み合わせであり、この施設の情報が分かってる私とリンゴが主となって探索をする 『よ、よろしくお願いします』 「こちらこそよろしくお願い致しますね、リンゴさん」 「あっちのチームよりも先にマザーとやらを見つけましょう！」

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その部屋では三人が透明な樹脂スライムに襲われていた。銀スライム状態の姫は既に全身を覆われ、その形を無理矢理固定されている。即ち、M字開脚の姿勢だ。スライムに四角く封入され、銀色の姫が樹脂の中で陰部をさらけ出していた。その銀の体が僅かに流動しているのが見える

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今の少女はどこから見ても銅に変えられた哀れな人間の子供にしか見えない。そんな哀れな銅人形が、銀の壁となったアムの傍らでゆらゆらと小さく揺れていた 『あなたは後で加工して冷却エリアのパーツに使ってあげますね』 そのマザーの言葉に騎士は、配管に埋め込まれた凍った金属の女達を思い出す

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リンゴが展開していた何本もの木は、騎士を助けるためのものではなかった。その木を束ね、巨大な弓を作り出すものだったのだ。それは最早、弓というより大型の弓砲―――バリスタであった 『いっけええええ！』 リンゴが叫び、そして巨大な木の杭が射出された。