【キャラログ企画おまけ】サラ=フィンク台詞集＋α

野間みつね @Mitsune_Noma

◆自動プロモ ／ 『魔剣士サラ=フィンク』◆ 　残るふたりは飛び離れ、この危険な相手に及び腰の剣先を向けた。 「な、な、何者だっ？」 　黒いマント、黒い服、黒い長靴《ブーツ》、全身黒ずくめの黒髪の若者は、無感動な黒い瞳で男ふたりを眺めた。 「……サラ=フィンク」

野間みつねキャラの台詞をひたすら @MitsuneChara

命拾いしたな、娘。ブリザードは、今日のところはもう血は必要ないそうだ。〔サラ=フィンク〕

キャラクターカタログ企画＠テキレボ7 @c_catalog_tr

『サラ=フィンク』 かつて無差別殺人鬼としてケルリ王国を恐怖のどん底に陥れ、“魔剣士”と呼ばれるようになった青年。とある事情から、恐るべき魔剣“ブリザード”を操る。しかし当人自身は「自分は魔道士だ」という意識が強い模様。 （野間みつね @Mitsune_Noma） #キャラログ pic.twitter.com/8d3tMWdGN0

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野間みつねキャラの台詞をひたすら @MitsuneChara

殺せるものなら殺してみろ。但し後悔するなよ。俺が致命傷を負えば、貴様ら全員どころか、この王都ニフティスの連中、少なくとも半分は死ぬぞ。〔サラ=フィンク〕

野間みつね @Mitsune_Noma

◆自動プロモ ／ 『魔剣士サラ=フィンク』◆ 「待てい、サラ=フィンク」 　不意に、老婆が呼び止める。 「お主の剣を、抜いてみせい」 「え？」 「このお嬢さんに見せておくが良い、お主の剣の今の姿を」 　聞くなり、サラ=フィンクは顔をこわばらせた。

野間みつねキャラの台詞をひたすら @MitsuneChara

ブリザードは……俺の剣だ……俺の分身……俺の中の……魔を……体現する……呪われた魔剣の名だ……〔サラ=フィンク〕

野間みつねキャラの台詞をひたすら @MitsuneChara

七年前のあの時に、こいつを手にしたことで、俺もまた、こいつなしでは生きられない身に成り果てたからだ。〔サラ=フィンク〕

野間みつねキャラの台詞をひたすら @MitsuneChara

この呪われた魔剣は、俺をいつか殺すだろう。……俺はもう、こいつなしでは、生き延びることが出来ない身だ。もしこいつを失ったら、俺は、駆け出しの戦士にさえ容易《たやす》く討たれてしまうだろう。こいつ以外の剣では、俺は〝魔剣士〟たり得ないんだ。〔サラ=フィンク〕

野間みつね @Mitsune_Noma

▼手動プロモ ／ 『魔剣士サラ=フィンク』▲ 　静かな言葉に、サラ=フィンクはギクリとして顔を上げ、そして青ざめた。魔道士の目が、ブリザードの刃《やいば》からサラ=フィンクの面上へ移され、ゆっくりと細められたのだ。サラ=フィンクは、彼の、そのまなざしの意味を覚えていた。

野間みつねキャラの台詞をひたすら @MitsuneChara

だが、俺には出来る。俺は、無差別殺人鬼と恐れられてきた。相手が誰であれ、容赦なく斬ってきた男だ。殺めねばならない相手を殺めるに、躊躇《ためら》いはしない。〔サラ=フィンク〕

野間みつね @Mitsune_Noma

▼手動プロモ ／ 『魔剣士サラ=フィンク』▲ （ブリザード） 　裡に向けて呟く。 （慈悲だ――ひと突きで終わりにしてやってくれ） 　柄頭から離した左手で、放心し切っている少女の肩を掴む。 　少女は、反応しなかった。 　虚ろな薄青色の瞳は、誰でもなく、ただ虚空を見ていた。

野間みつねキャラの台詞をひたすら @MitsuneChara

俺ぐらいの魔道士になれば魔道媒体がなくても操れる攻撃魔法は幾らでもあるし、念術なら魔道媒体どころか呪文すら必要としない。さっきの〝魔法の矢〟がどうして『微弱』だったかにすら気付けていない貴様に、俺の魔法攻撃を凌げると思うか。〔サラ=フィンク〕

野間みつね @Mitsune_Noma

▼手動プロモ ／ 『魔剣士サラ=フィンク』▲ 　それが一体どれほどの技なのか、マーサを始め他の殆どの者には皆目ピンと来なかったが、 「――ンま魔召喚ーんンッ!?」 　童顔の魔道士が上げた素っ頓狂な悲鳴で、何となく〝とんでもなく凄いらしい〟という雰囲気だけは理解することが出来た。

野間みつね @Mitsune_Noma

▼手動プロモ ／ 『魔剣士サラ=フィンク』▲ 「……〝魔召喚〟をマスターしたところだ」 　その答に、グラーズは流石に驚愕したのか、仰け反るような反応を示した。 「君は……一体、幾つなのですか」 「二十四」 「その若さで……上級魔道師並みの技を既に修得していると？」

野間みつねキャラの台詞をひたすら @MitsuneChara

素性を語れというなら語ってもいいが、そうすれば俺は、それを耳にしたお前たち全員を殺さねばならなくなる。それが我らの掟だ。〔サラ=フィンク〕

野間みつねキャラの台詞をひたすら @MitsuneChara

……悪いが遺跡絡みの仕事は好きじゃない。〔サラ=フィンク〕

野間みつねキャラの台詞をひたすら @MitsuneChara

俺はいつも、あの遺跡に行く度に考える。サラ一族を追放した〝魔道の王《キング・オブ・ソーサリー》〟と、外界の人間を拒む今のサラ一族は、少しも変わらないんじゃないかと。〔サラ=フィンク〕

野間みつね @Mitsune_Noma

▼手動プロモ ／ 『魔剣士サラ=フィンク』▲ 「優しいのね、サラ=フィンクは」 「優しい!?」 　突拍子もない台詞を聞かされて、俺は思わず眉を撥ね上げた。歪んだ笑みが唇を彩ってゆくのが、自分で嫌になるほどわかった。

野間みつね @Mitsune_Noma

▼手動プロモ ／ 『魔剣士サラ=フィンク』▲ 「――ねえ、アンタ、これから何処か行くの？」 「いや」 　詮索される筋合はない、と言うつもりが、ぐいぐい手を引かれていると突慳貪に返せる心理から微妙に遠ざけられてしまうのか、俺の答は普段より相当に刺《とげ》の乏しいものになっていた。

野間みつねキャラの台詞をひたすら @MitsuneChara

――だが俺には出来ん。それに、俺にはわかる――こいつはいつか必ず俺から離れてゆく――誓いなんか無力だ――魔道《ソーサラーマジック》の使い手ならともかく、そうでない人間にとっては、誓約なんて、暑くなれば脱ぎ捨てる上着ほどの価値しかないんだ！ 〔サラ=フィンク〕

野間みつね @Mitsune_Noma

▼手動プロモ ／ 『魔剣士サラ=フィンク』▲ 「ま、待ってくれ、俺は基本的には女の方が……あっ、い、いやその……だ、だからその、何て言うか……あの……その……」 　完全に上擦った声でしどろもどろになるサラ=フィンクを睨んでいたミルシェは、やがて頬を緩めてぷっと噴き出した。

野間みつねキャラの台詞をひたすら @MitsuneChara

その俺が今、こうして、人里離れた所を選んで歩いている……〝魔剣士〟も堕ちたものだな。〔サラ=フィンク〕

野間みつね @Mitsune_Noma

▼手動プロモ ／ 『魔剣士サラ=フィンク』▲ 「大丈夫よ、サラ=フィンク。あたしがそうだったみたいに、マーサも、何も知らないままあなたを見てきて、これまで一緒に行動してきたんだもの」 「……わかった」 　頷くあたしに頷き返して、サラ=フィンクは、マーサに目を戻した。

野間みつねキャラの台詞をひたすら @MitsuneChara

俺は半年近くそいつと歩いてきた。それなりに信用の置ける相手だということもわかっている。そのミルシェの言葉と、貴様如き腐ったこそ泥魔道士の言葉と、俺がどちらを信じるか、一々言う必要があるか。〔サラ=フィンク〕