お正月ハプニング

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いぬかい|お正月ハプニング？ #wtプラス 年が明けてすぐ、夜中の神社が一番賑わう日、初詣行こうって誘ってくれたいぬかいと並んで参拝の列に並ぶ「寒くない？」「大丈夫、ありがと」はぐれるといけないから、って繋いでくれた手を自分のポッケに滑り込ませる「カイロ？あったかい」いぬかいの

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ポッケの中にカイロが仕込まれていて、ぬくぬくの右手「もうすぐかな」彼女より少し背の高いいぬかいが上から見てくれたりなんかしちゃってるところに「何お願いしよ『ドン』」呑気な声はいぬかいには届かず、横からぶつかられ思い切りいぬかいに突撃してしまう「っ大丈夫？」「ご、ごめ」

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反射で離れようとした体を腰をすくめ取られ動けなくなる。「こうしてればもっとあったかいよね」「すみはるくん…恥ずかしいよ」「誰も見てないよ、ね？」絶対離すつもりはないワンちゃんがニッコリ笑う新年の幕開け。

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おき|お正月ハプニング？ #wtプラス 遠くの方で名前を呼ばれた気がして目を覚ます。「起きた？おはようさん」いつの間にか自分が寝ていたことに気づき、がば、と体を起こせば裸、隣のおきも裸「寒いやろ」毛布をかけてくれるこの男が夜中に襲いかかってきたことを思い出す。「誰のせいで」「可愛い君の

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せいやん？」悪びれる様子もないおきがそんなことより、といそいそとスウェットを着てベッドを抜け出す。彼女のスウェットも着せてあげてベランダへ連れて行かれる「見て」「わ、ぁ…」そこにはほんのちょっと顔を出した太陽、いわゆる初日の出が広がっていた。キラキラとした水平線から

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上がってくる太陽に言葉もなく見つめていると、隣のおきが肩を引き寄せぎゅう、と密着してくる。「なんか、泣きそうや」「ん、きれいだね」おきの胸に頭を預けて、ゆっくり昇っていく太陽に見とれる。「今年ええことありそう」「たしかに」と笑っていたところに肩を抱いた手がゆっくり下に降りていく

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「ん？こうじ？」「なぁに？」また得意のニコニコ「手癖が悪い」「堪忍やで、でもえっちしてへんかったら多分これ、みれてないで」な？と言いながらゆるりと侵入してくる左手「だからって今は違うでしょ」「ええやん、ご利益ありそうやし」首元に落とされていく愛の証に抵抗も虚しく、今年も彼に溺れる

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ふゆしま|お正月ハプニング？ #wtプラス 年末年始くらいは、とお休みをもらえたので二人で迎える元旦。なかなか起きないふゆしまを叩き起こして「あけましておめでとう」といえば「なんか改めていうと恥ずかしいな」って笑いながら同じように返してくれる。たくさんは作れないから、と数の子と蒲鉾、

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黒豆のミニおせちに御神酒でささやかな新年のお祝い。「明後日はお誕生日様だし、年明けから忙しいね」「この歳で誕生日なんてもういいって」御神酒をくいっと飲み干し、数の子に手をつけるふゆしまは苦笑い。「だめだよ、誕生日はいくつになっても祝いたい」「お前のは毎年祝うから安心しろ」

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子どもみたいに頭を撫でられたのが気に食わなかったのか「なんか今のヤダ。ごめんねのちゅーして」「っ…！なんでそうなるんだよ」真っ赤になったふゆしまのことなど気にも止めず、ん、と目を瞑り顔を差し出す。観念したような声から数秒、少し頼りない唇の感触。悪戯心が芽生えた彼女が、ふゆしまの

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下唇に緩く噛み付く「っ…？！」びく、と硬直したのがわかったので思わずふふ、と笑いが溢れる「おまえな」「ごめん、反応が面白くてつい」それ以上は喋らせてもらえず、今度は噛み付くようなキスが落ちてくるので、こちらが体をこわばらせることに。

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「あんまりからかうなよ」軽々持ち上げられベッドに沈む幸せな年の始まり。

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はんざき|お正月ハプニング？ #wtプラス お正月、年上彼女の部屋にお邪魔するとテーブルに年賀状がいくつか。「まだ年賀状送るタイプの人？」「んー、私からは送らないけどきたら返すよ」はんざきが何気なく手に取って中身を見ていると明らかに男の名前の年賀状がいちまい。裏返せば手書きで「今年も

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飲み行こうぜ」とか書いてある。「よしと、ごめんそこ片付けてーってなに見てるの」「こいつ誰？」彼女の目の前に年賀状をずい、と差し出す不機嫌ボーイ「ん？」近すぎてよく見えず顔を離してその年賀状を手に取って差出人を見る。「あぁこれ…え？もしかして、よしとってば嫉妬しちゃったの？」

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「は？だる」面白そうにニヤニヤしている彼女にわざとらしく大きなため息「で、誰？」「…っ！」彼女の手にある年賀状をまた奪い取って、今度は自分の顔も近づける。「ゼミの先輩だよ」「仲良いんだ？」「うーん、たまに飲みにいくかな？」ありえない、と言わんばかりの呆れ顔のはんざき、と何かを

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察知した彼女がヘヘと笑う「危機感なさすぎ」言い終わらないうちに触れるだけのキス「嫉妬とかだせーことしたくないから、ちゃんと彼氏いるって言っておいてよ」「う、うん、ごめん」気怠げな彼からは想像できないくらいのジェラシーを当てられる新年。

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ゆば|お正月ハプニング？ #wtプラス ゆばちゃん、付き合っている彼女のご実家にお呼ばれして年末年始を過ごす。未成年だけど新年だけは御神酒を一口だけ飲む彼女に倣ってゆばも今年は一口だけ…本当に少しだけ飲ませたのに「おい、おめー影分身でもしてるのか…てめぇ何人いやがる」目が据わっている

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ゆば、呂律の回っていないセリフに「もしかして下戸なの…？」「あ゙ぁ？」立ちあがろうとするゆばが膝からガクリと崩れ落ちていく。とりあえず寝かせようとなり、彼女の部屋で水を飲ませ、寝かせることに。「たくま、お酒だめなんだね、ごめんね無理させて」「情けねえ…」「そんなことないよ」

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少し横になればすぐに酔いは覚めたようで、先ほどの失態を思い出し壁を向いて小さくなっているゆば。「おめぇのお袋さんや親父さんに面目たたねぇ」「誰も何も気にしてないから」こういうの気にするタイプなのはわかってたけどだいぶ落ち込んでる。このまま放っておいたら切腹でもしかねない。

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「たくまくーん？」「ばっ…てめぇ何してやがる」困った彼女が壁を向くゆばの背中にひっついてみれば大慌てで起き上がり彼女と距離を取る。「いじけてどうしようもないから」「嫁入り前の娘が何してやがる」「いやいや…」真っ赤になったゆばちゃんに正面向いて座る「元気になった？」「…わりぃな」

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「おいしいパウンドケーキ焼いてるから食べない？」「…世話んなる」あぐらをかいた格好で武士よろしく頭を下げるゆばが面白くて声を上げて笑えば、真っ赤なゆばも観念したような表情に。この人とならずっと一緒にいれるなぁってほっこりする年初め。

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かきざき|お正月ハプニング？ #wtプラス 付き合ってないふたり。同級生で初詣に行こうということで集まったものの、自由人ばかりのメンバーでまとまりなど到底無理な話で、あっという間にはぐれてしまう。「困ったな、人も多いし一旦参拝は俺たちだけで済ますか」「そうしよ」近くにいたかきざきと

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ふたりきりでずらりと人が並ぶ参拝列へ「やっぱり人が多いな」ぎゅうぎゅうの列の中で、小さい彼女が埋もれてしまわないように細心の注意を払っているかきざき、牛歩の歩みで進む列、が急に後ろから押され「おわっ」「あぶないっ、」思わず彼女の手を取り、自分へ引き寄せる。「大丈夫か？」「う、うん

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ありがとう」「…！わ、わるい、」抱きしめるような形になっていたので思わず手を放し、体も離そうとするが、こんなぎゅうぎゅうの場所でそんなことできるはずもなく。「あ、のさ…はぐれないように、手繋いでていいか！」「え…う、うん…」参拝後、みんなと合流してからも繋ぎ続けていたため

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「え、待って、ざきたちなんで手とか繋いでん」「いこま、それを聞くのは野暮ってもんだろ」「俺には視えてた」「なんだ？お前たち付き合ってるのか？」めちゃくちゃいじられて、帰り道にちゃんと告白する紳士なかきざきと始まるラブストーリー。

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よねや|お正月ハプニング？ #wtプラス お正月といえば？な問いに「お雑煮！」「焼き餅！」違う答えが出たので顔を見合わせる。問いを投げかけたたちかわは「やっぱり餅だよなぁ」ってきな粉餅食べてる。あんなに気が合う恋人よねやとここで意見が分かれてちょっと寂しいが、負けられない「焼き餅はさぁ

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お正月明けてからも食べるじゃん」「雑煮って餅に味ついてなくね？」論点ズレまくりのディベートが始まるのを、いずみが「まーた始まったよ」ってやれやれ顔。言い合っているが口がうまいよねやに言い負かされ気味の彼女。「もーいい、ようすけには絶対お雑煮食べさせてやんない」「…えっ、お前

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雑煮作れんの？」「ったりまえでしょ」ふん、と鼻を鳴らす彼女に「撤回！やっぱり正月といえばお雑煮だな」呆気からんと言い出すよねやに理解できず首を傾げれば「お前の雑煮食べたい、作ってくんない？な？」バックハグで耳元で囁かれドッと大きくなる心音

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「惚気はふたりきりのところでやれー」いずみの声と面白そうに黙って見てるたちかー。元気な子、素直な子、よねやようすけ。