ヤスアンの話

ふしみ @fushi445

ヤスアンの話していい？あのね、アは性格上明るくて家庭の潤滑油なんだけど、やっぱり母兄に思うことがあってそういう時は公園に行って頭冷やす。たまたま通りかかったヤスが声かけて話を聞くように。そこから二人で話すようになる。で、ある時三井が母に謝りに家に来る。

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三が母親に頭下げてるのを見た瞬間、アンナが三の胸ぐら掴んで頬を叩く。慌てるリョに「リョーちゃんが怪我した時お母さん泣いてたの。心配したし不安だった。でも、今リョーちゃんがバスケ出来てるのも知ってる。だからこれは八つ当たり」って目に涙を溜めて三を睨んだ後そのまま外に飛び出す。

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公園の隅で蹲ってたら三が来て「１回でいいのか？気が済むまで殴っていいぜ」「…叩いてごめんなさい」って泣く。それを遠くから見つけたヤスが「何してるんですか？！」って血相かえて飛び掛る。「待って違うの！」って慌てて否定する。殴りそうなヤスにリョがやってきて「ええぇなにこの状況？！」

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混乱する状況を整理して場を落ち着つかせる。アが恥ずかしそうに全員に頭を下げてリョと一緒に帰る。三がヤスに「ガチで殴られると思った」「すみません…」「いや、殴られるような事してっからな」必死なヤスを思い出して「まぁ、なんだ。大切にしてやれよ」って言う。ヤスも「そうですね」って返す。

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三井に泣かされてるって思った時の自分のもやっとした気持ちに気づいて、妹だと思ってたのになって笑顔なアンナを思い出して柔らかく微笑むヤス。どうやって距離を詰めようか考えながら帰る。そこから始まるヤスアンの話。