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あでり🐧 @adderri

【レベル2】厚藤四郎はどれでしょう。他の3つは、新藤五国光、大保昌、左文字です。厚以外の吉光だとレベル2より難しくなるなあ(ヒントです)。縮尺合わぬ、お許しを。出典:e国宝 pic.twitter.com/QaCtMtSWy9

2023-12-07 18:59:32
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あでり🐧 @adderri

刃文の形が分からんのがあるので、ちょっと引いたのも置いておきますね。縮尺は合わない。 pic.twitter.com/EmpGJoKJdL

2023-12-07 19:08:45
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あでり🐧 @adderri

【考え方】鎌倉時代中期〜後期の京都・粟田口吉光の短刀です。粟田口派の特徴は、均質で美しい地鉄に小沸が並ぶ直刃、帽子は丸く返ります。ここまでで2択にできるので、後は厚い方を選べばOKです。厚み(=重ね)は写真で言うところの下(刃じゃない方=棟側)の白い線の部分に現れます。

2023-12-07 19:38:42
あでり🐧 @adderri

厚いやつ、と見ても2択になります。その場合、わかりやすいのは帽子の違いです。くるっと綺麗に返っている方です。

2023-12-07 19:40:06
あでり🐧 @adderri

この2点は似てますよね。 pic.twitter.com/iFz7Gonql6

2023-12-07 20:24:52
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あでり🐧 @adderri

この2点は、厚みがあるという点が共通しますが、あんまり似てない感じがしませんか?両方とも直刃という真っ直ぐ刃文なんですが、地鉄の雰囲気が全然違います。左は平行線、右はうねうね。色の違いは写真の撮り方もあると思いますが。 pic.twitter.com/4TF7PdxixR

2023-12-07 20:27:17
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あでり🐧 @adderri

この2点は、鋭い鋒(ふくら枯れる)がちょっと似てますが、左は刃文が真っ直ぐではなくユラユラしてますね。 pic.twitter.com/t3p2KNm3bv

2023-12-07 20:28:49
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あでり🐧 @adderri

【解答編】と言うわけで厚藤四郎はこちらです。 綺麗な(って難しいですね)地鉄、直刃文、丸く綺麗に返る帽子、そしてこの厚みと鋭い形がなによりの特徴で、短刀の中でも「鎧通し」と呼ばれる特殊な形状です。 emuseum.nich.go.jp/detail?content… pic.twitter.com/0MFOr5Eydo

2023-12-07 20:48:05
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あでり🐧 @adderri

他は、順番に鎌倉の新藤五国光(粟田口吉光に似てる。違いはレベル5くらいで)、大和の大保昌(平行線の柾目文)、筑前の左文字(ふくら枯れて小のたれの刃文に突き上げて尖る帽子)でした。終わり。 pic.twitter.com/aCbZflLTNO

2023-12-07 20:51:12
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あでり🐧 @adderri

忘れてた、刀の厚みが写真にどう写るかというと、黄色くマークした部分です。専門用語で「重ね」と言います。短刀だと5ミリ前後が一般的だけど、厚藤四郎は11ミリだったかな?あります。 pic.twitter.com/XroDNwEnvQ

2023-12-07 21:08:55
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あでり🐧 @adderri

刀クイズ、普通の人は分からないので、分かった人は自分を褒めて、分からなかった人は気にしないでください。

2023-12-08 07:40:40
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まとめたひと
あでり🐧 @adderri

名誉匿名アカウント。マッドテヌグイスト(自称)。長年手ぬぐい市場を見つめてきた手ぬぐいデザイナー(by『 月刊住職』)日本刀は仕事(半引退)。