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66. ○○「ぷはぁ～！ うまいっ！」 仕事が終わって自宅でビールをあおる○○… ○○にとってこれが至高のひととき… ○○「晩飯どうしようかな…今日はウーバーでいいか」 ビールを片手にスマホをいじる… ○○「今日は疲れたから何か精のつくものを…」
2022-12-21 22:30:11
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67. ○○が肉料理が並ぶメニューを吟味していると… ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ インターホンの音が部屋に鳴り響いた… ○○「ん？ 宅急便か？」 エントランス側のモニターを見るがそこには何も映っていない… ○○「いたずら？」 不信に思いながらソファに戻ろうとすると… ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
2022-12-21 22:30:19
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68. 再びインターホンが鳴った… ○○「なんだ？」 少し早足で同じモニターを覗くが、やはり何も映らない… ○○「あっ、まさか！」 ○○は隣にあるもう１つのモニターに目をやった… ○○が住むマンションは防犯の為なのか、各部屋の玄関にもモニター付きのインターホンが設置されている…
2022-12-21 22:30:25
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69. ○○「誰だろ？ 管理人さんかな？」 待たせてはいけないと素早く玄関側のモニターを点灯した… すると… ○○「うわぁぁ！」 どんな恐怖映像が映し出されたのかと思うほど驚きおののく○○… モニターにはマスクをつけた何者かの顔面がどアップで映し出されていた… pic.twitter.com/LxbK921jsc
2022-12-21 22:30:31
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70. ○○「だ、だれ！？」 心を落ち着かせてもう一度モニターに近づく… そこであることに気づいた… ○○（あれ？ この目って…まさか…） この日、刷り込まれるように脳裏に焼きついた特徴的な目元が、モニターに映る人物と一致してしまった… 外のインターホンと音声を繋ぐ…
2022-12-21 22:30:36
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72. 声が聞こえたのか、モニターに映る人物の眉がピクリと動いた… 山下「あれ？ わかっちゃいました～？」 マスクをずらし、おどけた表情で笑う山下… 山下「愛の力ですかね～」 モニター越しにあざとさを見せてきた… ○○「ちょっと何言ってるかわかんないですけど…」
2022-12-21 22:30:46
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73. 呆れた表情の○○… しかし、そんな○○のことなんかお構い無しの山下… 山下「ちょっと～ 早く鍵開けてくださいよ～ 暑くて溶けちゃいますよ～」 季節は夏、日が沈んだといえど外はまだ暑さが残る…
2022-12-21 22:30:51
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74. ○○「はぁ？ 部屋に入るつもりですか！？」 山下「当たり前じゃないですか～ そのために来たんですから～」 ○○「いや、無理ですよ！ あなたトップアイドルなんですよ！ 一人暮らしの男の部屋に入れるわけないじゃないですか！」 モニター越しに始まる口論…
2022-12-21 22:30:56
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75. ○○にとっては山下を思っての行動だが… 山下「へぇ～、そんなこと言っちゃうんですか～ マネージャーさんと喋ってるときに口が滑っちゃうかもな～」 会話のラリーなんかできずにあっさりと解錠することになった… ……… …… …
2022-12-21 22:31:01
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76. 山下「はぁ～、涼しい～、生き返る～」 部屋に入るなりソファに一直線の山下… 招かれざる客だが無下にもできず、○○はキッチンから麦茶を持ってきた… ○○「はい、どうぞ」 テーブルにコップを置くと、さっきまで飲んでいたビールの缶が目に映る…
2022-12-21 22:31:05
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77. ○○「あっ、すいません。片付けますね」 ○○がビールの缶を持ち上げる… ○○（あれ…？） そこで違和感に気がついた… ○○（軽いな…まだ半分ぐらい残ってたはずだけど…） 山下がインターホンを鳴らしたとき、○○はまだ数口しかビールを飲んでいない…
2022-12-21 22:31:10
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78. こんな短時間で蒸発するわけもなく、かといって○○の勘違いということも考えにくい… となると答えはもう導き出されていた… ○○「もしかして…飲みました？」 山下「……テヘッ！」 あっさりと白状する犯人… ○○「いや、テヘって…」
2022-12-21 22:31:15
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79. 呆れた顔の○○だが心の中を覗いてみると… ○○（あの美月と間接キス！？ なに？今の若い子ってそういうの気にしないの？ ヤバイヤバイ…平常心、平常心…） しっかりとファンの部分が顔を出していた…
2022-12-21 22:31:21
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80. そして一方の山下は… 山下（むぅ…表情が変わんない…大人は間接キスぐらいじゃうろたえないか…もっと積極的にいかないと） なにやら決意を固めたようだ… ……… 空き缶の処理をして山下がいるリビングへと戻ってきた… ○○「とりあえず聞きたいことが沢山あるんですけど」
2022-12-21 22:31:26
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81. 山下「なんですか？」 ○○「どうしてうちに来たんですか？」 ○○の質問に山下の瞳がキラリと光った… 山下「え～ 住所教えてもらったし～ 会いたくなったから来たんですよ～」 ソファに座る山下、膝に頬杖をついて真っ直ぐに○○を見つめている…
2022-12-21 22:31:31
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82. ○○（か、かわいい………じゃなくて！ このあざといモードの時は何を言ってもまともな答えは返ってこない！ 質問を変えるか…） ○○「じ、じゃあその恰好はなんですか？ そんな部屋着みたいな恰好で外を出歩いてたんですか？」
2022-12-21 22:31:36
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83. 部屋に入れてから気づいたが、山下はタンクトップにショートパンツという端から見たら寝間着のような恰好で○○の部屋に突撃してきたのだ… 山下「だって～ 外は暑いし～ 私普段はこんな恰好だし～」 ○○「『普段は』って自宅での話じゃ…」 山下「それに○○さん、こういうの好きかなって」
2022-12-21 22:31:43
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84. ○○「！？」 急な名前呼びに心拍数が跳ね上がる… さらに… ○○「！！！」 床に座る○○と目線を合わせるために頬杖をやめて前屈みになる山下… そして緩めの服装でそんな体勢になれば当然… ○○（む、胸元があの動画みたいに！？///）
2022-12-21 22:31:50
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85. 慌てて首を背ける○○… それでも視線はチラチラと山下の胸元へ… ○○「べ、別に好きな恰好とか無いし…///」 説得力が皆無の答え… 気取られないように○○は会話を続ける… ○○「でもそんな恰好だと日焼けとか周りの視線とか気になるんじゃ…」
2022-12-21 22:31:56
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86. 山下「さすがにこの恰好じゃあ外を歩いたりしませんよ～」 ケラケラと笑いながら答える山下… ○○「は？ いや、だって現に今このマンションに来てるじゃないですか！？」 矛盾した答えに○○の声も大きくなった… 山下「もぉ、意外と鈍感さんですね～」 山下が姿勢を正す…
2022-12-21 22:32:03
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87. 山下「私もこのマンションに住んでるんですよ！」 … … … ○○「えぇぇぇぇ！！」 部屋中に一際大きな声が響いた… ○○「いや、そんなことって…」 山下「あるんですね～ 私もビックリしました！」 ○○の台詞を奪い取ると、山下はソファから立ち上がり○○の周りを歩き始めた…
2022-12-21 22:32:08
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88. 山下「前にこのマンションで見かけたことあったんで気になってたんですけど、まさか本当に住んでるとは驚きですよね～」 ニコニコと笑みを浮かべながら話す山下… ○○「だから直接部屋のインターホンが鳴ったのか…」 少しだけ胸のつかえが取れた気がした… それでもまだモヤモヤは残る…
2022-12-21 22:32:14
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89. ○○「目的は…？」 ○○がポツリと呟いた… 山下「はい？」 ○○「年賀状を書くためって嘘ですよね？ 住所を聞いた本当の目的を教えてください！」 真剣な眼差しを山下へ向ける… すると山下は少し目を見開く様子を見せてから○○の隣に座った…
2022-12-21 22:32:20
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90. 山下「年賀状を書くためってのは半分本当です」 ○○「残りの半分は？」 山下「それは…」 少し躊躇いを見せる山下… 山下「…○○さんが一人暮らしなのか知りたかったんです」 ○○「えっ？」 山下「だって…彼女さんと同棲とかしてたらゲームオーバーだし…」
2022-12-21 22:32:25
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91. 山下の目が少し潤んでる気がした… ○○「いや彼女とかいないし、ましてや同棲なんて…」 山下「…本当に？」 ○○「はい……ってそんなこと知ってなんの意味があるんですか？」 ○○の言葉を聞いた瞬間、山下が口を尖らせた… 山下「んもぅ…本当に鈍感さんですねぇ！」
2022-12-21 22:32:31
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92. ｸﾞｲｯ……ｷﾞｭｯ ! ○○「えっ？ なに？」 山下は○○を無理やり正対させて、そのまま手を握った… そして… 山下「なんの意味があるって、そんなの…好きだからに決まってるじゃないですか！///」 目に涙を溜めて顔を赤く染めながら愛の告白を叫んだ…
2022-12-21 22:32:37
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93. ○○「は？ えっ？ 山下さんが俺のことを？ なんで？」 蓮加の時とはまた違うストレートな言葉に○○はパニックに陥った… 山下「なんでって…３期が加入してすぐの頃、○○さん蓮加の子守してたから自然と３期生の近くにいること多かったじゃないですか？」 ○○「…そうですね」
2022-12-21 22:32:43
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94. 山下「その時○○さんが蓮加とじゃれてる姿を見てたら、自分が将来結婚するならこんな旦那さんがいいなって思っちゃったんです」 ○○「…旦那さん？」 山下「はい…子供と同じ目線に立てる○○さんが凄く魅力的に見えて、気づいたら好きになってました…///」
2022-12-21 22:32:48
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95. 手を繋ぎながら好きになった経緯を話してくれるが○○の頭は追いついてこない… ○○「さ、さすがに結婚ってのは話が飛びすぎじゃあ…」 山下「それはわかってます！ 私もまだアイドルでいたいですし……でも、負けたくないんです！」 握ってた手を離し、ある場所を指差す山下…
2022-12-21 22:32:54
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96. ○○は指差された方に目をやった… そこには本棚代わりに使っているカラーボックスが… ○○「負けたくないって…」 その棚にはOG、現役を問わず乃木坂メンバーの写真集が収納されている… 山下「私はまだあの位置かも知れないけど、いつかは…」
2022-12-21 22:33:00
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97. 上段から五十音順で並べているため、山下の写真集は下段の端の方に置かれている… そして何故か山下の隣にあるはずの与田の写真集は、上段の秋元の前に置かれていた… 別に順位をつけているわけでは無いが、山下にとっては与田との差をここで感じたのかもしれない…
2022-12-21 22:33:07
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98. 本来なら推してるグループのメンバーから好意を向けられれば、手放しで喜ぶところを○○はそうできずにいた… もちろん与田や蓮加から同じように好意を向けられているというのもあるが、それだけでは無いようだ… ○○「あの…本当に俺のこと好きなんですか？」
2022-12-21 22:33:15
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99. 山下「えっ！？ 私の告白、信じてくれないんですか！？」 飛び出そうなほど山下の目が大きくなった… ○○「いや、信じてないって訳じゃないんですけど、今まで散々からかわれたりイジられたり、あざといキャラになって質問に答えてくれなかったりしたから…」
2022-12-21 22:33:27
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100. 山下「いや、あれは…」 ○○「だから今回も俺のリアクションを見て楽しんでるだけなのかなって…」 山下「…」 山下は黙りこんで下を向いてしまった… 責めるつもりは無い、ただ自分の想いを吐露しただけ… それでも少しキツい言い方になったことに○○も少し申し訳なさを感じた…
2022-12-21 22:33:36
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101. ○○「あの…山下さん？」 心配して声をかけるが返事がない… ただ肩がプルプルと震えだした… ○○（ヤバい…怒らせちゃったかな） ○○「山下さん？」 ○○がもう一度声をかけたそのとき… ｶﾞﾊﾞｯ ! 山下が急に顔を上げた… そして…
2022-12-21 22:33:43
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103. 大粒の涙を流して子供のように泣きだしてしまった… 山下「うぞじゃないもん…ｸﾞｽｯ…ほんどうにずぎなんだもん…ｸﾞｽｯ」 山下の変わりように開いた口が塞がらない○○… 今思えば３期生が加入して６年…
2022-12-21 22:33:58
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104. それだけの期間想ってた人に一世一代の告白をして疑問を持たれたら、こうなってしまうのは無理もないのかもしれない… 山下「うぅぅ…ほんどなのにぃ…ｸﾞｽｯ」 涙と鼻水で顔はグチャグチャな筈なのに、それでも綺麗だと思えるのは流石といったところだろうか…
2022-12-21 22:34:03
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105. ○○「山下さん、ごめんなさい」 大泣きの山下があまりにも不憫すぎて思わず謝る○○… ただ、今の状態の山下にはそれが別の意味に聞こえたようで… 山下「うわぁ～～ん！ ふられだぁ～！」 より一層大声で泣き始めてしまった…
2022-12-21 22:34:08
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106. ○○（ヤバい！ 近所迷惑になる！） ○○「山下さん、振った訳じゃないですから！」 ﾋﾟﾀｯ… ○○の声を聞いてひとまず泣き声が止まった… ○○「振ったとかじゃなくて、キツい言い方をしてしまってごめんなさいって意味です」
2022-12-21 22:34:19
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107. 山下「ｸﾞｽｯ…ほんどに？」 ○○「はい、本当です」 山下「わだし…ｸﾞｽｯ…ふられでない？」 ○○「こんな綺麗な人を振ったりしたらバチが当たりますよ」 一刻も早く泣き止んでもらうために、必死で持ち上げる○○…
2022-12-21 22:34:23
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108. ○○「だから涙を拭いてくだ…」 テーブルに置いてあるティッシュの箱を○○が取ろうとしたそのとき… ｶﾞﾊﾞｯ ! ｷﾞｭｯ ! ○○「うわっ！」 ﾄﾞﾝｯ ! 勢いよく抱きつかれてそのまま倒れこんでしまった…
2022-12-21 22:34:28
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109. ○○「ちょっ…山下さん！？」 山下「うぅぅ…ふられでなぐてよがっだ～」 ○○の胸元に顔を埋めて安堵の涙を流す山下… 瞬く間に○○のTシャツが濡れていく… ○○（ど、どうしよう…抱きしめる訳にもいかないよな…）
2022-12-21 22:34:34
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110. くどいようだが季節は夏… 山下が露出の高い軽装で○○の部屋に突撃したように、○○もまたTシャツにハーフパンツという軽装で過ごしていた… そんな２人が抱き合っていれば当然… ○○（やばっ…いい匂い…肌がスベスベ…どうしよう…）
2022-12-21 22:34:41
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111. スタッフでありながらもファンであるという葛藤に苦しめられていたが、それらとは別の男の部分が顔を出し始めた… ○○（くぅ～！ 抱きしめたい！ でもそれをしたら与田ちゃんと蓮加ちゃんに悪いし…いやいや、それ以前にファンとして見れなくなっちゃうかも…）
2022-12-21 22:34:52
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112. 【スタッフ】【ファン】【男】３つの言葉が頭の中をグルグルと回っている… ○○（う、動けない…） それでも理性がスタッフ以外の言葉を抑え込んだ… 山下「あの…○○さん？」 ○○「は、はいっ！？」 ○○がマグロ状態の間に山下が少し落ち着きを取り戻したようだ…
2022-12-21 22:35:01
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113. 山下「今までからかうような態度をとってごめんなさい」 胸に顔を埋めての謝罪が物理的にも心理的にも心臓に響いた… いつもの山下からは想像もつかないほどの健気な姿だったから… ○○「えっ…」 山下「でも本当の私を見せたら嫌われると思ったから…」
2022-12-21 22:35:07
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114. ○○「…嫌われる？」 山下「はい…本当の私は根暗だし、オタクっぽいとこあるし、地声だって低いし……モデルで女優でキラキラなんかしてないんです！」 ○○「…」 山下「でもファンの皆にはあざといとか、小悪魔ってイメージが定着してるから崩せなくて…」
2022-12-21 22:35:16