【黒猫】まきまきフォント

ナナシ @darkmoon_souji

@sousakuTL 惣「Nicolaさんが正月早々不愉快な思いをしていらっしゃるようだ。お前、元気づけてやれよ」 眞「む。なぜこの眞姫が」 惣「お前、いつも可愛い可愛いって言って貰ってるじゃん」 眞「別に可愛いと思って貰わなくとも結構だが……」 惣「なんてやつだ」

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@sousakuTL 眞「ちなみにまきまきふぉんとは有料だ」 惣「ちょ、おま……そのくらい無料で差し上げろよ……」 眞「こっちだって商売してんだよ！」 惣「急に商売人になるなや……俺にだってただでくれたじゃん。いらねぇけど」 眞「それはしゃーなしだ」 惣「ムカつくな……」

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@sousakuTL 眞「しかしあれだ、まきまきふぉんとも最近低迷しつつあるから、そろそろ第二弾を考えねばならんと考えていたところだ」 惣「ふーん。無料にしたらいいじゃねぇの」 眞「アホか！貴様はアホか！いっぺん人生やり直してこい！」 惣「そこまで言われんの？」

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@sousakuTL 眞「ここで稼がなくてどこで稼ぐ！両親が残してくれた財産があるとはいえ、いつそれも尽きるかわからん！そうなっては凜王を養えない……！」 惣「何でお前が養うこと前提なわけ？」 眞「今自分にできるのはまきまきふぉんとを売ることだけ……！」

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@sousakuTL 惣「そういや凜王はどこ行った。喋らなさすぎて存在感が消えてるぞ」 眞「向こうでスマホをいじってる」 惣「何やってんだよ……」 眞「最近ゲームにはまっているらしい。貴様のせいでな」 惣「何で俺のせい……確かにすすめたけど……」

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@sousakuTL 眞「あんなものにはまったせいで……眞姫と会話してくれなくなったじゃないか！！どうしてくれるんだ！！」 惣「知らねぇよ……第一お前ら会話とかすんのかよ……お前が一方的に喋ってるだけだろ」 眞「あんな画面上のつまらん遊びの方がいいのか……」 惣「聞いてない」

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@sousakuTL 眞「うわーん！凜王ー！もっと眞姫に構ってくれーっ」 凜「ごふっ」 惣「あ、今絶対変なとこ入った」 眞「画面より眞姫と向き合ってくれよ～何が面白いというんだ、それの」 凜「別に面白いとは思わないが、何となく飽きるまでやってみようかなと」

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@sousakuTL 惣「何、その無駄なチャレンジ精神。というか面白くないと言われてすすめた俺は複雑な気分」 凜「スマホも持て余していた感じがあったからな……たまにはこういうのもいいかも……あ。姉さんからメール……牛乳買ってこい？自分で買いに行けよ……」 眞「……凜王……」

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@sousakuTL 凜「何だ」 眞「……まきまきふぉんとになってない……」 凜「……」 惣「お？おおー？俺でも友人の作ったフォントに設定しているというのに、凜王君は元に戻しちゃったのかなー？ついにやっちゃったのかなー？」 凜「……うるさい！勝手に人の携帯見るな！」

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@sousakuTL 眞「凜王……嫌なら嫌と初めに……」 凜「や、違う。違うんだ。やめろ。そんな本気で悲しそうな顔をするな。俺が悪者みたいじゃないか」 惣「完全に悪者だろ」 凜「違う！よくわからないまま元に戻ってしまって、それからまきまきふぉんとの設定の仕方がわからなくなったんだ

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@sousakuTL 眞「何だ。それならそうと早く言えばいいじゃないか。設定してやろう」 凜「……お願いします……」 惣「お前、別にそのままでも良かったのにって思ってるだろ」 凜「思ってない。断じてそんなことは思ってない」 惣「自己暗示に聞こえんぞ」

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@sousakuTL 眞「よし、戻したぞ」 凜「どうも……」 眞「そうだ。新しいフォントは、君の字をモデルに作ろうか」 凜「それだけは勘弁」 眞「なぜだ。君の書く字はとても美しい！貴様もそう思うだろう？」 惣「お前の字を見てしまっている以上、何見ても汚く感じるんだけど」

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@sousakuTL 凜「惣一に言われたくない……」 惣「まぁ、個性的な字ではあるよな」 凜「嬉しくない……あと世界中にさらすのはやめてほしい」 眞「名案だと思ったんだが。ならば仕方ない。君のフォントは自分用にするよ。それならばいいだろう？」 凜「それなら……まぁ」

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@sousakuTL 眞「ありがとう。これでスマホを開く楽しみが増える」 凜「……」 惣「おい、どうした、凜王」 凜「惣一……俺を一度殴ってくれないか」 惣「何を言い出すんだ。お前までおかしくなったのか。また眞姫を甘やかしてしまったと思うなら勝手に一人で反省しろ」

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@sousakuTL 凜「もう嫌だ……俺はそんな趣味じゃないのに……」 惣「何急に自己嫌悪に陥ってんだ……手遅れだろ……」 凜「手遅れ言うな！」 眞「なぁ、凜王のフォントは何て名前にすればいいだろうか！？」 惣「りおりおふぉんとでいいんじゃね」 眞「ひねりがないなぁ」

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@sousakuTL 惣「まきまきに対するりおりおだろ。なぁ？」 凜「知るか！勝手にしてくれ！俺は牛乳を買いに行く！」 眞「じゃあ一緒に行く」 凜「ついてくるな！一人で行く！」 眞「君一人では心配だ」 凜「何が！？牛乳くらい一人で買えるわ！」 惣「そこじゃないよな絶対」

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@sousakuTL 凜「お前さ、最近思うんだけど本編にまだ出てきてないんだからもっと自重したら！？」 惣「ついに凜王の口から痛いとこを突かれた」 眞「何を言っているんだ。本編に出てるぞ」 凜「更新されてないから出てないっつーの！」 眞「……気持ち的には出てる！」

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@sousakuTL 惣「意味のわからない論争が始まった……おい、お前ら。収拾つかなくなるからやめろ。お前らの会話は常人にはついていけないから。もうこれで終わり。手紙の件といい、どうしたんだ、凜王。今日はカッカしてるな」 凜「ああ、ダメだ。イライラする。惣一、殴ってもいいか」

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@sousakuTL 惣「何で！？さっきは殴れって言ってたのに俺が殴られんの！？殴るならあっちだろ」 凜「……眞姫を殴ったら負けなような気がする……」 惣「何でだよ！」 眞「ふははは。いいぞ、殴るがいい！君の愛の拳、受けみせよう！」 凜「わかるか、この気持ち」

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@sousakuTL 惣「わかりたくないけど、わかった」 眞「さぁ、こい！どうせ君には無理だろうけどな！」 凜「……ムカつくけど、俺もいい加減学習した」 惣「そうか。やっと学習したか」 凜「ああ……一年かかってしまったが……」 惣「遅すぎな」 眞「おい、聞いているのか」

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@sousakuTL 凜「じゃあ、俺は牛乳買いに行ってくる」 眞「おっと。これは放置プレイか。そうきたか」 惣「俺も帰るわ。途中まで一緒に行こうぜ」 凜「ああ」 眞「放置プレイも歓迎だぞ！むしろ喜びしかないな！」 惣「そういやお前、俺が教えたゲーム面白くないとか言ってたな」

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@sousakuTL 凜「あれは面白い部類に入るのか？時間つぶしにはちょうどいいが」 惣「ひっでぇ。俺はそれなりに楽しんでるのに」 眞「ちょっと。おーい。そろそろ締めなんだから、もういいんじゃないのか」 凜「あまり俺もゲームをしないから違いがわからんが」

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@sousakuTL 眞「本当、謝るから。悪かったよ。だからこっち見てくれよ」 惣「んーじゃあ、これとかどう？ストーリー仕立てになってるんだけど」 凜「ストーリーか……めんどくさそうだな」 惣「そんなこと言うなよ」 眞「おーいおーい……駄目だな、これは。完全に無視だ」

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@sousakuTL 眞「……そんなわけで、眞姫の存在は完全に無視されてしまったが、これでいかがだろうか。機嫌を直していただけたかな？明日も頑張って、明るく清らかに生きようではないか！」