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ナナシ @darkmoon_souji

メモ 「霧谷も俺たちと歌って踊ろうぜ☆」 「うるせぇぇぇ!!!俺は男だ!!テメェらと一緒にすんじゃねぇ!!」 そう怒鳴ってから、先輩はあれ?と首を傾げた。 「……俺は何を言っているんだ……!?」 「先輩!落ち着いてください!ツッコミすぎてわけわからなくなってますよ!」

2016-08-27 08:13:19
ナナシ @darkmoon_souji

メモ 「何て素晴らしい活動なんだ……!先生に君達をプロデュースさせてくれ!」 「え!?本当に!?」 「ちょ……兄さん……」 「共に頑張ろうではないか!この学校を人々に知ってもらうために!」 「はい!プロデューサー!」 手を取り合う二人。

2016-08-27 09:18:31
ナナシ @darkmoon_souji

@darkmoon_souji メモ 「今更どうこうしなくてもすでに有名だろ、この学校!つかプロデューサーって何!?兄さんもバカなことしてないで真面目に仕事しろよ!」 「教師の権限で何とか講堂を貸し切りしてみせよう。そこでライブをしようではないか!」 「兄さん!」

2016-08-27 19:58:22
ナナシ @darkmoon_souji

@darkmoon_souji メモ 「え!?そんなことできるの!?」 「いやいや!そんなことに職権乱用すんなよ!」 「もちろんだ!何とかしてみせよう!」 「聞いてんのか!?兄さん!!」 先輩の叫びも虚しく、完全に二人だけの世界に入り込んでしまっている。

2016-08-27 20:19:36
ナナシ @darkmoon_souji

@darkmoon_souji メモ 「聞けよ!兄さん!兄さんってば!あー!もう!!」 「祐緋お兄ちゃんが来非お兄ちゃんのことで癇癪を起こしてる…」 「祐緋君が兄さんを連呼してる…」 小学生たちも驚いている。 確かに珍しい光景ではある。

2016-08-29 00:08:26
ナナシ @darkmoon_souji

@darkmoon_souji メモ 「来緋お兄ちゃんは私たちの事すごく大事にしてくれてますけど、祐緋お兄ちゃんはいつも素っ気ないからビックリです」 「でも何だかんだ言って、祐緋君も結構お兄ちゃんっ子だと思うよ」 「そうですね。来緋お兄ちゃんにはツンデレですから」

2016-08-29 00:12:17
ナナシ @darkmoon_souji

@darkmoon_souji メモ 小学生たち…冷静に分析するのはやめなさい… 絶対バレたら怒られるから…私が…

2016-08-29 00:14:46
ナナシ @darkmoon_souji

メモ 「祐菜ちゃんはいいよね、二人もお兄さんがいて。ずっと羨ましいなと思っていたんだ」 「凪君……」 「凪君は兄弟が欲しかったの?」 そう尋ねると、彼は少し悲しそうな顔をした。 「本当は羨ましいとか言いたくても言えなかった。だって、僕には」 父も母もいる。 と、小さな声で言った。

2016-08-30 00:53:45
ナナシ @darkmoon_souji

@darkmoon_souji メモ ……凪君は三人に気を遣って言えなかったんだ。 両親がいない、三人に向かって。 「凪君、そんな。私達は……」 「ガキが変な気遣ってんじゃねーよ」 「……祐緋君」 いつから聞いていたのか、先輩が後ろに立っていた。

2016-08-30 00:55:44
ナナシ @darkmoon_souji

@darkmoon_souji メモ 「小学生に気を遣われるこっちの身にもなれ。そして同情ならよけいなお世話だ」 「先輩、そんな言い方ないでしょう」 いくらなんでも大人気ない。 相手は小学生だ。 「……そうだね。よけいなお世話だ、確かに。祐緋君の立場だったら僕も同じことを思うよ」

2016-08-30 00:59:29