とあることで一線をこえてしまった晴道
2
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

べったーに載せてるこの話を修正して、続きを書き足したものになります。色気も何もない話です。 鬼周回で前後不覚になっていた晴明と一線を越えてしまった道満の話 privatter.net/p/7494777

2021-07-12 22:18:35
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

たくさんのプリントありがとうございます。 ネットプリントの期限が終了いたしましたので、privatterにて全文公開しています。 一線をこえてしまった晴道の話 privatter.net/p/7689081

2021-07-20 01:41:40
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

デア時空晴道の、例の一線越えてしまった話の続きなんですが、とりあえず部屋から一歩出たら普段通りに。「拙僧とあなたは他人、OK?」「……まあ、いいでしょう。おまえの好きなように」ってことで、デア内ではそれまで通り振る舞ってて、術くらべとかもやってるんですが、

2021-07-31 21:18:00
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

ある術くらべのあと、晴から呪詛返しの返しを受けて、自分が返した呪詛が更に倍にして返されて負けたんですが、その呪詛を部屋で解呪しようとして、ふと「これ再利用できませんかね……?」と思いつき、レイシフト先で拾ってきた魔物の肉と骨、そして自分の血をわけてあげてみる道。

2021-07-31 21:21:11
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

肉も骨もそんなに数はないので、小さい獣しか作れないんですが、小さい自分の形をした式神を作ろうとしたら、晴の呪詛も混じっているため狐耳と尾つきの式神ができてしまう。しかも姿形は自分そのもの。「あ、もしかして拙僧、まずいもの作ったのでは?」と思って、慌てて式神を潰そうとするんですが

2021-07-31 21:23:57
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

式神はぴゃっと道の部屋から飛び出して行ってしまう訳です。「あ、こら!待ちなされ!!行くでない!!こら!!!」と追い掛ける道。廊下を走るミニ道(狐耳尾付)と、追い掛ける道。食堂を通り、遊戯室前を通り、そして管制室に飛び込んだミニ道。そこには会議中のデア頭脳班と晴がいるんですよねー。

2021-07-31 21:26:38
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

晴の足元に抱きつくミニ道。姿形は小さい道。でも狐耳と尾があるし、何より、その体の中には晴自身と同じ力(晴の作った呪詛があるため)を感じる訳です。目を丸くして固まる晴と、ええー?!何コレー?!と笑ってるろりんちちゃん。おやおやと苦笑してるホムに、え、これ彼だよね?!となる所長。

2021-07-31 21:30:19
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

遅れて管制室に駆け込む道なんですが、晴の足元にくっつく式神をみて青ざめる訳です。固まっていた晴は、ミニ道を抱き上げて、狐耳や顔をまじまじと見てる。だらだら冷や汗を流す道。君、そういや性別不明だったねーと面白がってるろりんちちゃん。面倒なことになりそうだねと笑うホム。

2021-07-31 21:33:52
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

晴「認知します」 道「おまえの子ではないわ!!!」 そもそも子供でもなく式神ですし。そういうことはやったけど、産んでないし、孕まされてもないし。 「どう見ても君と晴の子にしか見えないけどなぁ」「感じる魔力も晴殿と同じですよミスター」と面白がってるろりんちちゃんとホム。

2021-07-31 21:36:55
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「修羅場?!修羅場なの?!」と青ざめる所長。「鯖が妊娠出産できるなんて凄いレアケースですね」と(分かってて)苦笑するしおん。 ぐだ「道!!晴さんとの子供がいたって本当??!!」 道「おりませぬ!!!!」 道中、色んな鯖に見られて、その報告を受けたぐだまで管制室に駆け込んできた。

2021-07-31 21:39:57
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「術比べで、呪詛返しを更に返されまして。解呪しようとしましたが再利用できるのでは?と、レイシフト先から持ち帰った魔物の骨肉、そして拙僧の血を分け与えたところ、そのような姿になったという訳です。決して拙僧は産んでおりませぬ」 「うん、レイシフト先から持ち帰り禁止って言ってたよね?」

2021-07-31 21:50:26
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

道「せっかくマスターによい呪詛ができたと思いましたが、言うことを聞かず逃げ出す始末。勿体のうございまするが、破棄しかありますまい(めそめそ」 ぐだ「ろりんちちゃん」 ろりんち「オッケー!謹慎室だね!」 嘘泣きしたけど、やっぱり謹慎室送りになった道。ちっと舌打ちした。反省の色なし。

2021-07-31 21:53:14
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

式神は晴が抱っこしてるので、受け取ろうとする道に対して、晴がにこにこで「なるほど。中身は私の呪詛か。だから狐耳と尾がついているんですね。それで受肉におまえの血を繋ぎとして使用したから、こんなに完成度の高い式神になったと。すごいですね」と、めっちゃ誉めてくるから思わず後ずさりした

2021-07-31 22:00:39
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「完成間際に、潰そうとして逃げられたというところでしょうか?まだ未完成なので、理性や感情がないため発声もできないが、中身が私の呪詛だから、完全に制御がきかず、潰す前に逃げ出したというところですか。なるほど、なるほど。よくできてます」 道ににっこりと笑って、ミニ道を下ろした。

2021-07-31 22:10:01
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

周囲は固唾をのんで見守ってるわけです。だって、明らかに晴のテンションがおかしい。ハイに振り切れてる。 晴はにこにこ笑いながら、袖から腕を出した。 「せっかくですから、私の血も混ぜてみますか」 ざっくり。爪で腕を切り裂いて血がぼたぼたと落ちる。その血をミニ道は頭からかぶった。

2021-07-31 22:12:24
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

ぐだ「晴さん?!」 所長「な、ななななな何をやってるんだねちみぃぃ!!??」 晴「あはは、大丈夫です。これくらいの傷はどうってことありません。ほら、私の血が混ざったから……」 「おとうさま」 ミニ道が晴を父と呼び、道はくらりと卒倒した。

2021-07-31 22:15:30
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

目を覚ますと、ここは謹慎室でした。ちなみに、謹慎室常連すぎて色々持ち込んだ結果、めちゃくちゃ居心地いい部屋になってる謹慎室。おすすめは教授が持ち込んだマッサージチェア。道は自分がゆっくり寝れるくらい、でっかいソファーを持ち込みました。快適謹慎室。テレビもあるよ。

2021-08-01 00:02:56
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

謹慎室のテーブルに置いてあるぐだからの手紙で、レイシフト先から無断で物を持ち込んだ罰として、3日間の謹慎処分を言い渡されてました。まあ、3日くらい余裕ですが。式神の補填しておこうかと、謹慎室にある道専用棚から硯などを取り出して、いそいそと式神を作る道。

2021-08-01 00:06:46
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

そういえば、拙僧なんで倒れたんでしたっけ?はてと首を傾げていたら、こんこんとノックされ、人が新たに入ってくる。 「やっほー!道クン!退屈してないかなぁと思って、キミが好きそうな本を持ってきたヨ」 「これはこれは教授。お心遣いいただき、ありがとうございまする」

2021-08-01 00:08:59
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

教授はマッサージチェアのために、率先して謹慎室にやってくる鯖です。勿論、道と同じく謹慎室常連組。道はぱっぱとテーブルの上を片付けて、教授のためにお茶を用意する。教授は紅茶文化圏なので、紅茶を出します。ティーパックのやつ。これも持ち込み品。自分のは急須でいれる。 「教授、どうぞ」

2021-08-01 00:16:44
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「うん、ありがとう。ところでさぁ、子供産んでたんなら言ってよォ。水臭いネ!君の旦那から聞かされて、びっくりしちゃったヨ!あ、これお祝いネ。お菓子」 「ありがとう、ございまする……ございまするが……子供??」 「そう、まさか鯖が妊娠出産できるとはネー!!東洋の神秘ってやつかナ?」

2021-08-01 00:22:08
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

すっかり忘れていた事柄が脳裏をよぎる。呪詛返しを更に返されたため、それに魔物の骨肉と己の血を与えて受肉させたこと。完成間際に潰そうとしたが逃げられたこと。晴が自分の血をその式神に分け与えたこと。その式神が、よりにもよって晴を「お父様」と呼んだこと。 「ッッギャアアアアア!!」

2021-08-01 00:49:24
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

道に間近で叫ばれて、耳キーンってなった教授。麻痺状態。しびびび。 「どうしたの、道クン……いきなり叫ばないでよ……」 「も、申し訳ございませぬ!あれは、式神にて!拙僧は産んでおりませぬ!!」 「え?でも、キミの旦那が息子ですってデア中に挨拶させてたヨ?」 「旦那ではない!!!!」

2021-08-01 00:59:18
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

頭抱える道に、これ面倒くさいやつだなと察した教授。 「……謹慎あけたら、即潰さねば……」 「……あー、うん。できないと思うナー」 「なぜ?!?!」 「なぜって、すでにデア中にキミとミスター安部との息子と認識されてるし、お子様鯖たちのかっこうの遊び相手になってるからネー」

2021-08-01 16:05:53
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

潰したら潰したらで、すっっっごく面倒なことになると思うナァと肩を落とす教授に、道はこれが絶望かと天を仰いだ。 「……あの男、いったい何を考えているのか」 「それ!本っっ当にそれ!!何をしようとしているのか、裏をかくことはできても行動基準が全く読めないよネ!!あの手の男大嫌い!!」

2021-08-01 16:09:09
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

教授のそれは、半分私怨でしょう、そして違う男でしょうと思いつつも、道はうんうんと頷いた。 「では教授。あの式神を潰すために、ご助力くだされ」 「……対価は?何を用意してくれるんだい?」 教授の悪い顔に、道もにんまりと笑った。 「では、東洋の神秘をお見せいたしましょうぞ」

2021-08-01 16:13:16
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

晴と道の間に息子が産まれてた。晴に手を引かれ、ぽてぽてと歩く姿は道と瓜二つである。ふくふくとした頬。小さな手足で一生懸命歩くさまは、子供好きな鯖だけでなくお子様鯖たちの心も射抜いていた。 「せーめー!ねえねえ、この子と遊んでいいかな?!」 「今日はおままごとなのよ!」

2021-08-01 23:55:43
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

子供鯖に囲まれて、式神は困ったように眉尻を下げた。少しだけ紅潮した頬から見て、遊びに行きたそうだ。 「ああ、私の仕事が終わるまでであれば構いませんよ」 「わーい!やったー!!」 「ありがとう、子ぎつねさんは借りていくわね」 繋いだ手を離してやれば、今度は子供鯖に手を引かれる。

2021-08-02 00:14:23
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

小さな頭の上で、ぱたぱたと耳が動いている。式神と子供鯖たちを見送って、さあ管理室へ移動しようかと晴が思っていると、すっっっごいしかめっ面のたまもちゃんがいる訳です。 「……おや、たまもの前。なんて顔をしているのですか?また祓われたいんですか?」 「けっ!!」

2021-08-02 00:27:23
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

嫌そうに顔をゆがめたたまもちゃん。はあ、とため息をついた。 「わたくし、あなたに祓われるようなことはしてませんもの。ええ、どこぞの根の国色の性格の性悪狐のように、他の鯖を利用してアレの霊基に自分の存在を刻みつけようなんてあくどいことしてませぇん」 「おや、ひどい言い草ですね」

2021-08-02 00:30:31
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

晴は扇子を開いて、にこにこと笑った。 「なァにが目的かなんて、聞きたくはありませんがぁ?そもそも、アレはあなたあってこその影。霊基。その執着は、ここにいる誰もが知るところ。その上に何を付け足そうと言うんです?十分すぎるほど、あれはあなたの存在が刻まれてますでしょう?」

2021-08-02 00:33:24
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

晴はにんまりと目を細めて嗤う。 「全く足りないからですが?」 ぱちりと扇子を閉じた。 「……全く、道には困ったものです。私に似た生き方であれば、私を重ねてしまう。そして呪詛を吐く。私相手ならば、その呪詛を解呪することは可能ですが、マスター相手となると見過ごす訳にはいきません」

2021-08-02 00:38:02
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

性格や見方が似ていれば、すぐに私と重ねる。同一視まではいかなくとも、同じように呪おうとする。 「……取り込んだ、ꘐの記憶による悪癖でしょうか。道は神秘の色濃い平安で、私の向こうをはった陰陽師です。まだ遊び半分ではありますが、そうほいほい呪詛をまいていいものではない」

2021-08-02 00:41:09
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

あれの呪詛を解呪できるのは、そうそういないのだから。 そう呟く晴に、たまもちゃんは眉を思いっきりひそめた。なぁにが、マスターのためだ。なにがꘐのせいだ。 「マスターのため、だなんて奇麗事言われても、底意地の悪いあなたを知ってる身からすれば、まぁったく響きませんわ」 「困りましたね」

2021-08-02 00:44:18
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

全く困ってない顔で言われても。はあ、とため息をついた。まあ、確かにこの男の言い分について、多少は理解できる。マスターは多少魔力があるだけの、ほとんど一般人。簡単なものとはいえども、あれの呪詛を解呪できない。それなら、この男への執着を強めて目をそらすのは良い作戦とも言える。

2021-08-02 00:49:29
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

たまもちゃんは、ううむと唸った。一理あるが、この男がそれだけで動くとは全く思えない。扇子の下でにこにこと笑っている晴に、たまもはぎろりと睨みつけた。 「……ところで、たまもの前。あなたは通常の聖杯戦争に参加したことはありますか?」 唐突な問いに、たまもはきょとんと目を瞬かせた。

2021-08-02 00:52:09
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「……なにをいきなり。そうですね、通常と言われるとないかと」 「そうですか。通常の聖杯戦争は、三騎士と四騎士がそれぞれ召喚されるようになっています。1つのクラスに1騎です」 「はあ……」 「そして私たちには、適性クラスというものがあります。私とあなたなら、術クラスですね」

2021-08-02 00:54:17
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

晴はぱちりと扇子を閉じた。 「英霊によっては、複数クラスでの顕現が可能な鯖はいますが、基本的にはその英霊として顕現するとなると、一番適性なクラスというものがあり、私は術クラスです。 …………そして、道も術クラスです」 今回、分鯖で顕現してますが、あれの適性クラスは術なんですよ。

2021-08-02 00:56:59
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「と、なると通常の聖杯戦争で、私と道が一緒に召喚されることは殆どない訳です。今回の召喚は奇跡に等しい」 晴はうっとりと、うっすらと残る腕の傷口を見ていた。 「『私との間に子があった』。これだけ多くの英霊、人間に記録されていれば、いざ座に戻った時、消えぬ記録となりましょう」

2021-08-02 01:00:47
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

あれの霊基に、座の記録に、決して消えぬ傷を残せる。『晴との間に子を成した』という記録と記憶を刻み込ませることができる。 「これはまたとないチャンスなんです」 元々刻まれた執着とは違うものを刻むために。憎悪だけでは足りない。全ての感情を手に入れるために、今回の召喚でしかできないこと

2021-08-02 01:04:38
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

「……ですので、邪魔をするなら」 また石にしてやりましょうか。そう悪意なく微笑む晴に、たまもはうげぇと顔を歪めた。 「マスターの害になるならともかく、ならないなら邪魔なんてしませぇん。好きになさってくださいな」 「そうですか。さすがに今更怪獣大戦争やる訳にはいかないので助かります」

2021-08-02 01:07:30
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

あーやだやだ。この手の男は嫌いも嫌い、大嫌い。虫唾が走るというものだ。 さっさとどこか行けと言わんばかりに手を振るたまもに、晴は苦笑した。

2021-08-02 01:11:07
2
まとめたひと
どろあんこ @V4v7mV9cKzIIWs9

腐垢。成人済。 その時々にはまったCP吐き出し用。現在fごの晴道にはまっています。晴道吐き出し中。 道受も道攻も好きですが、晴道固定派。 吐き出したネタは定期的にプライベッターやminへ移しています。

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?