サラリーマンの長船さんと、コンビニバイト大学生の長谷部くん。まだ続く予定。 (加筆修正版はpixivにて)
0
めしこ @mogmog_meshiko

燭へし書いてる20↑/まもなく脱走しそう https://t.co/PEdidAAvwW

https://t.co/zJWrL0siJ9

めしこ @mogmog_meshiko

燭へし書いてる20↑/まもなく脱走しそう https://t.co/PEdidAAvwW

https://t.co/zJWrL0siJ9

めしこ @mogmog_meshiko

僕たちの出会いはカウンター越しだった。そう、なんてことはない、ただのコンビニのカウンター越し。 僕の家の最寄駅のコンビニは、前まではオーナーみたいな風格の人が夜の時間帯はレジに立っていたのに、いつの日からか若い男の子が立つようになった。 ↓

2019-10-09 00:08:18
めしこ @mogmog_meshiko

僕たちの出会いはカウンター越しだった。そう、なんてことはない、ただのコンビニのカウンター越し。 僕の家の最寄駅のコンビニは、前まではオーナーみたいな風格の人が夜の時間帯はレジに立っていたのに、いつの日からか若い男の子が立つようになった。 ↓

2019-10-09 00:08:18
めしこ @mogmog_meshiko

僕が仕事帰りにコンビニに寄ると、いつもその子がレジにいるから、さすがに顔と名前を覚えた。 長谷部くん、大学生くらいだと思うけど、綺麗な顔をしている子だなって思った。 向こうも僕のことを覚えてくれたのかも、って思ったのは「ポイントカードはお持ちですか」って聞かれなくなったから。 ↓

2019-10-09 00:09:19
めしこ @mogmog_meshiko

僕が仕事帰りにコンビニに寄ると、いつもその子がレジにいるから、さすがに顔と名前を覚えた。 長谷部くん、大学生くらいだと思うけど、綺麗な顔をしている子だなって思った。 向こうも僕のことを覚えてくれたのかも、って思ったのは「ポイントカードはお持ちですか」って聞かれなくなったから。 ↓

2019-10-09 00:09:19
めしこ @mogmog_meshiko

あとは、僕がなにも言わなくても「どうぞ」って電子決済の手続きをしてくれるようになったから。 僕は、このコンビニでは毎回ポイントカードを出すし、電子決済だった。たかがコンビニの店員に顔を覚えられるなんて、いたってどうでも良い。むしろ、どちらかというと気まずくも思うけど、 ↓

2019-10-09 00:10:24
めしこ @mogmog_meshiko

あとは、僕がなにも言わなくても「どうぞ」って電子決済の手続きをしてくれるようになったから。 僕は、このコンビニでは毎回ポイントカードを出すし、電子決済だった。たかがコンビニの店員に顔を覚えられるなんて、いたってどうでも良い。むしろ、どちらかというと気まずくも思うけど、 ↓

2019-10-09 00:10:24
めしこ @mogmog_meshiko

僕は長谷部くんに覚えてもらえていることが、なぜか嬉しかったんだ。 まず、長谷部くんは仕事が丁寧だ。箸をつけ忘れることは絶対にないし、買うものに応じてスプーン、フォークをちゃんと選んで入れてくれる。お手拭も忘れない。 一度だって、家に帰ってから「あ、ない」って思ったことがない。 ↓

2019-10-09 00:11:16
めしこ @mogmog_meshiko

僕は長谷部くんに覚えてもらえていることが、なぜか嬉しかったんだ。 まず、長谷部くんは仕事が丁寧だ。箸をつけ忘れることは絶対にないし、買うものに応じてスプーン、フォークをちゃんと選んで入れてくれる。お手拭も忘れない。 一度だって、家に帰ってから「あ、ない」って思ったことがない。 ↓

2019-10-09 00:11:16
めしこ @mogmog_meshiko

そんなところも気に入っていた。 昼間は学校で、夜がコンビニのバイトなのかな? いま何年生なんだろう…まだ一年生か、二年生くらいかな。それくらいの、まだ少しあどけない顔付きに見える。 この辺の大学だと、どこだろう? とても賢そうな顔をしているけど…ひどく純粋そうだ。 ↓

2019-10-09 00:12:45
めしこ @mogmog_meshiko

そんなところも気に入っていた。 昼間は学校で、夜がコンビニのバイトなのかな? いま何年生なんだろう…まだ一年生か、二年生くらいかな。それくらいの、まだ少しあどけない顔付きに見える。 この辺の大学だと、どこだろう? とても賢そうな顔をしているけど…ひどく純粋そうだ。 ↓

2019-10-09 00:12:45
めしこ @mogmog_meshiko

レジに、青年誌とか「そういうもの」を持って来られた時に、一体どういう顔をするんだろう。 そこまで想像して、ちょっとあんまりな自分の思考回路に引いた。これはよく会うコンビニの店員の子に、抱く感情としてはあまりに下世話でよろしくない。 …よろしい、よろしくないとかの問題じゃない。 ↓

2019-10-09 00:15:19
めしこ @mogmog_meshiko

レジに、青年誌とか「そういうもの」を持って来られた時に、一体どういう顔をするんだろう。 そこまで想像して、ちょっとあんまりな自分の思考回路に引いた。これはよく会うコンビニの店員の子に、抱く感情としてはあまりに下世話でよろしくない。 …よろしい、よろしくないとかの問題じゃない。 ↓

2019-10-09 00:15:19
めしこ @mogmog_meshiko

そんな僕と、コンビニ店員の長谷部くんが、「いらっしゃいませ」、「お願いします」、「ありがとうございました」以外の会話を交わしたのは、秋がだいぶ深まって冬の入り口に差し掛かったくらいの時期だった。

2019-10-09 00:17:13
めしこ @mogmog_meshiko

そんな僕と、コンビニ店員の長谷部くんが、「いらっしゃいませ」、「お願いします」、「ありがとうございました」以外の会話を交わしたのは、秋がだいぶ深まって冬の入り口に差し掛かったくらいの時期だった。

2019-10-09 00:17:13
めしこ @mogmog_meshiko

久しぶりに、虚しくなるくらいがっつり残業して会社を出た金曜日。最寄り駅に着いた頃には、もうすぐ終電を迎えようかという時間だった。 明日はなんの予定もないし、コンビニでお酒でも買って帰って、一人寂しく飲もうか。 そう思った時に僕の頭に浮かんだのは、長谷部くんの顔だった。 ↓

2019-10-09 08:20:11
めしこ @mogmog_meshiko

久しぶりに、虚しくなるくらいがっつり残業して会社を出た金曜日。最寄り駅に着いた頃には、もうすぐ終電を迎えようかという時間だった。 明日はなんの予定もないし、コンビニでお酒でも買って帰って、一人寂しく飲もうか。 そう思った時に僕の頭に浮かんだのは、長谷部くんの顔だった。 ↓

2019-10-09 08:20:11
めしこ @mogmog_meshiko

思えば、彼の姿を見るようになってから、こんな遅くにあのコンビニに行くことはなかったから、もう居ないかもしれない。 そんなことを、ぼんやりと考えていた僕の視界に入ったのは、カウンター越しではなく、すぐ横をすれ違った長谷部くんだった。 「…長谷部くん?」 ↓

2019-10-09 08:21:38
めしこ @mogmog_meshiko

思えば、彼の姿を見るようになってから、こんな遅くにあのコンビニに行くことはなかったから、もう居ないかもしれない。 そんなことを、ぼんやりと考えていた僕の視界に入ったのは、カウンター越しではなく、すぐ横をすれ違った長谷部くんだった。 「…長谷部くん?」 ↓

2019-10-09 08:21:38
めしこ @mogmog_meshiko

まずい、と思った時には遅かった。口に出てしまっていた。 僕は確かに、長谷部くんのことを知っている。でもそれは一方的に、だ。 彼の胸元のネームプレートは、決して僕に名前を知らせるために付いているわけじゃない。 やけにスローモーションに感じた、こちらを振り返る長谷部くんの動き。 ↓

2019-10-09 08:23:09
めしこ @mogmog_meshiko

まずい、と思った時には遅かった。口に出てしまっていた。 僕は確かに、長谷部くんのことを知っている。でもそれは一方的に、だ。 彼の胸元のネームプレートは、決して僕に名前を知らせるために付いているわけじゃない。 やけにスローモーションに感じた、こちらを振り返る長谷部くんの動き。 ↓

2019-10-09 08:23:09
めしこ @mogmog_meshiko

一瞬だけ怪訝な顔をしたあと、僕と目が合うとパッと目を見開いた。 それは見たことのない、彼の表情だった。 「あ、イケメンのお兄さん」 そう言うと長谷部くんは、通り過ぎた僕の方まで戻ってくる。いつもの、カウンター越しくらいの距離。 「ストーカーがいます」と通報される気配はない。 ↓

2019-10-09 08:26:32
めしこ @mogmog_meshiko

一瞬だけ怪訝な顔をしたあと、僕と目が合うとパッと目を見開いた。 それは見たことのない、彼の表情だった。 「あ、イケメンのお兄さん」 そう言うと長谷部くんは、通り過ぎた僕の方まで戻ってくる。いつもの、カウンター越しくらいの距離。 「ストーカーがいます」と通報される気配はない。 ↓

2019-10-09 08:26:32
めしこ @mogmog_meshiko

「えっ、と…こんばんは」 「こんばんは!いま帰りですか?今日は遅かったんですね」 「残業でね…っていうか、イケメンのお兄さんって?」 「あっすみません、いつもお兄さんのこと、イケメンだなって思ってレジしてたので、思わず」 「…僕のこと、分かるの?」 ↓

2019-10-10 22:21:40
めしこ @mogmog_meshiko

「えっ、と…こんばんは」 「こんばんは!いま帰りですか?今日は遅かったんですね」 「残業でね…っていうか、イケメンのお兄さんって?」 「あっすみません、いつもお兄さんのこと、イケメンだなって思ってレジしてたので、思わず」 「…僕のこと、分かるの?」 ↓

2019-10-10 22:21:40
めしこ @mogmog_meshiko

「そりゃ分かりますよ!いつも夜に来て、電子決済で支払いしていく、イケメンのスーツのお兄さん」 普段カウンター越しのやり取りでは見られない、照れ臭そうな笑顔を見せられて、僕は思わず頬っぺたに力を込めた。 こちらの顔まで、釣られてとろけてしまいそうだったから。 ↓

2019-10-10 22:22:39
めしこ @mogmog_meshiko

「そりゃ分かりますよ!いつも夜に来て、電子決済で支払いしていく、イケメンのスーツのお兄さん」 普段カウンター越しのやり取りでは見られない、照れ臭そうな笑顔を見せられて、僕は思わず頬っぺたに力を込めた。 こちらの顔まで、釣られてとろけてしまいそうだったから。 ↓

2019-10-10 22:22:39
めしこ @mogmog_meshiko

「長谷部くんは、いつもこんな時間までシフト入っているの?」 「…あ、そうだ時間!」 やたらと大荷物の彼は、腕時計を見ると途端に焦りだす。 「急いでいるの?引き留めちゃってごめん」 「いや、まだ大丈夫です」 「どこか行くの?荷物多そうだけど」 「あぁ、これから今日の宿探しに…」 ↓

2019-10-10 22:23:16
めしこ @mogmog_meshiko

「長谷部くんは、いつもこんな時間までシフト入っているの?」 「…あ、そうだ時間!」 やたらと大荷物の彼は、腕時計を見ると途端に焦りだす。 「急いでいるの?引き留めちゃってごめん」 「いや、まだ大丈夫です」 「どこか行くの?荷物多そうだけど」 「あぁ、これから今日の宿探しに…」 ↓

2019-10-10 22:23:16
めしこ @mogmog_meshiko

「は?」 この子は一体何を言っているのだろうか?今日の宿?これから?…というか 「えっと…家出?」 「はは、違いますよ。お恥ずかしい話なんですけど、部屋の電気代の支払い滞ってたら、止められちゃって…」 「……」 絶句とは、まさにこのことだ。僕からは何の言葉も出て来なかった。 ↓

2019-10-10 22:24:34
めしこ @mogmog_meshiko

「は?」 この子は一体何を言っているのだろうか?今日の宿?これから?…というか 「えっと…家出?」 「はは、違いますよ。お恥ずかしい話なんですけど、部屋の電気代の支払い滞ってたら、止められちゃって…」 「……」 絶句とは、まさにこのことだ。僕からは何の言葉も出て来なかった。 ↓

2019-10-10 22:24:34
めしこ @mogmog_meshiko

「さすがに電気止まるとどうしようもなくて…終電前にどこか漫喫にでも避難しようかなって」 この金曜日に、そんな都合よく話がうまく行くのだろうか。 もしそれでどこも満室だったら、この子は今日どうやって夜を明かすんだろうか。 考え出したら、心配で僕が眠れなくなりそうだった。 ↓

2019-10-10 22:25:20
めしこ @mogmog_meshiko

「さすがに電気止まるとどうしようもなくて…終電前にどこか漫喫にでも避難しようかなって」 この金曜日に、そんな都合よく話がうまく行くのだろうか。 もしそれでどこも満室だったら、この子は今日どうやって夜を明かすんだろうか。 考え出したら、心配で僕が眠れなくなりそうだった。 ↓

2019-10-10 22:25:20
めしこ @mogmog_meshiko

世間知らず、というわけでは決してないんだけど、どうにも純粋すぎて危なっかしい印象を受ける。 今のやり取りによって、尚更。 「あ、それじゃそろそろ行かなきゃ…終電来ちゃうんで。また…」 「ちょ、ちょっと待って!」 一歩踏み出した長谷部くんの手を、思わず取ってしまった。 ↓

2019-10-10 22:26:05
めしこ @mogmog_meshiko

世間知らず、というわけでは決してないんだけど、どうにも純粋すぎて危なっかしい印象を受ける。 今のやり取りによって、尚更。 「あ、それじゃそろそろ行かなきゃ…終電来ちゃうんで。また…」 「ちょ、ちょっと待って!」 一歩踏み出した長谷部くんの手を、思わず取ってしまった。 ↓

2019-10-10 22:26:05
めしこ @mogmog_meshiko

きょとん、と僕を見る瞳があまりに綺麗で、すべてを見透かされているようで思わず目を逸らしたくなる。 いや、今はそんなこと言ってる場合じゃない。 「あの…?」 「え、っと…う、うちに来る…?」 あ、まずい。これは本格的に通報されかねない。 でもしょうがないじゃないか。 ↓

2019-10-10 22:26:52
めしこ @mogmog_meshiko

きょとん、と僕を見る瞳があまりに綺麗で、すべてを見透かされているようで思わず目を逸らしたくなる。 いや、今はそんなこと言ってる場合じゃない。 「あの…?」 「え、っと…う、うちに来る…?」 あ、まずい。これは本格的に通報されかねない。 でもしょうがないじゃないか。 ↓

2019-10-10 22:26:52
めしこ @mogmog_meshiko

顔と声と名前くらいしか知らない、たまにカウンター越しに会うだけの随分年下の男の子のことが、どうしようもなく心配で仕方がなかった。 「うち、ここから近いし部屋も余ってるし。いや、僕めちゃくちゃ怪しい人だよね…えっと、名刺くらいしかないけど一応、社会的には怪しい者ではないので」 ↓

2019-10-10 22:27:35
めしこ @mogmog_meshiko

顔と声と名前くらいしか知らない、たまにカウンター越しに会うだけの随分年下の男の子のことが、どうしようもなく心配で仕方がなかった。 「うち、ここから近いし部屋も余ってるし。いや、僕めちゃくちゃ怪しい人だよね…えっと、名刺くらいしかないけど一応、社会的には怪しい者ではないので」 ↓

2019-10-10 22:27:35
めしこ @mogmog_meshiko

苦し紛れに名刺入れから一枚取り出して、長谷部くんに手渡す。 長谷部くんはきっと学生だろうけど、とても綺麗な所作で僕の名刺を受け取った。 「長船、光忠さん」 「うん…」 何だろう、名前を呼ばれただけなのに、ひどく気恥ずかしかった。 彼の中に、僕の存在が認識されたんだと実感する。 ↓

2019-10-10 22:28:53
めしこ @mogmog_meshiko

苦し紛れに名刺入れから一枚取り出して、長谷部くんに手渡す。 長谷部くんはきっと学生だろうけど、とても綺麗な所作で僕の名刺を受け取った。 「長船、光忠さん」 「うん…」 何だろう、名前を呼ばれただけなのに、ひどく気恥ずかしかった。 彼の中に、僕の存在が認識されたんだと実感する。 ↓

2019-10-10 22:28:53
めしこ @mogmog_meshiko

「うわぁ、おれでも知ってる名前の会社だ!長船さんエリートイケメンだったんですね」 「全然…そんなことないよ」 顔を知っているくらいの青年を、家に連れ込もうとするくらいには、どうしようもない大人だよ。 いや、誤解しないで欲しい。 善意なんだ。それはもう有り余るほどの善意。 ↓

2019-10-10 22:30:00
めしこ @mogmog_meshiko

「うわぁ、おれでも知ってる名前の会社だ!長船さんエリートイケメンだったんですね」 「全然…そんなことないよ」 顔を知っているくらいの青年を、家に連れ込もうとするくらいには、どうしようもない大人だよ。 いや、誤解しないで欲しい。 善意なんだ。それはもう有り余るほどの善意。 ↓

2019-10-10 22:30:00
めしこ @mogmog_meshiko

ただ純粋に長谷部くんのことが心配なんだ。 自分の頭の片隅から、道徳とか倫理とかを説いてくるもう一人の自分を、無理やり引っ込める。 「おれ名刺なんて無いので、学生証くらいしかないんですけど…」 そう言うと長谷部くんは、鞄から財布を取りだして、そこから学生証を取り出して僕に渡す。 ↓

2019-10-10 22:30:43
めしこ @mogmog_meshiko

ただ純粋に長谷部くんのことが心配なんだ。 自分の頭の片隅から、道徳とか倫理とかを説いてくるもう一人の自分を、無理やり引っ込める。 「おれ名刺なんて無いので、学生証くらいしかないんですけど…」 そう言うと長谷部くんは、鞄から財布を取りだして、そこから学生証を取り出して僕に渡す。 ↓

2019-10-10 22:30:43
めしこ @mogmog_meshiko

「長谷部、国重くん…」 「はい。よろしくお願いします」 学生証の写真は今よりも、もう少し幼く感じる。 「…え。長谷部くん、いま何年生?」 「三年生ですけど…?」 てっきり、一年生か、二年生くらいかと思ってた。二年生と三年生の境目は、なんとなく大きい気がしている。 ↓

2019-10-10 23:22:59
めしこ @mogmog_meshiko

「長谷部、国重くん…」 「はい。よろしくお願いします」 学生証の写真は今よりも、もう少し幼く感じる。 「…え。長谷部くん、いま何年生?」 「三年生ですけど…?」 てっきり、一年生か、二年生くらいかと思ってた。二年生と三年生の境目は、なんとなく大きい気がしている。 ↓

2019-10-10 23:22:59
めしこ @mogmog_meshiko

そうか、もうお酒が飲める年齢なのか。なんとも似合わなさそうなところがいい。 「有名な大学じゃないか。頭良いんだね、長谷部くん」 「ぜんぜんですよ、おれなんて」 「あ、終電」 「…え、あ!?…行っちゃいました、ね…」 時計を見下ろして、がっくりと項垂れる長谷部くん。 ↓

2019-10-10 23:23:48
めしこ @mogmog_meshiko

そうか、もうお酒が飲める年齢なのか。なんとも似合わなさそうなところがいい。 「有名な大学じゃないか。頭良いんだね、長谷部くん」 「ぜんぜんですよ、おれなんて」 「あ、終電」 「…え、あ!?…行っちゃいました、ね…」 時計を見下ろして、がっくりと項垂れる長谷部くん。 ↓

2019-10-10 23:23:48
1 ・・ 5 次へ
0
まとめたひと
@mogmog_meshiko

今日も、明日も、燭へし書くよ。