映画「面白い映画だけを見て生きていけるのかという思考実験」

お望月さん @ubmzh

パルプDiscordで言われた「面白くない映画を見るつもりはない」という言葉が虫歯のように響いている。 年間何十本も見る映画怪人は、身から出た錆だから勝手にアレ映画を見て野ざらしになれば良いけど、そんなに本数を見ないで「面白い映画だけ」を見ることができるのだろうか、と真剣に考えている。

お望月さん @ubmzh

これは発言者に対してではなく、自分の思考の世界に陥って考えた話になので気にしないで欲しい。 本当に面白い映画を見つけるために、面白くない映画も見る必要があるのか、ということを自問自答している。

むつぎはじめ @Six_D

@ubmzh 評価安定したやつをレンタルになってから見ればなんとか…

碌星らせん（ろくせい・らせん） @dddrill

これについては、感性や食ってきたものが近い人間を生贄に捧げることで比較的当たりを引き続けることはできます。

お望月さん @ubmzh

@Six_D おそらく正解なんですけど、それが合わなかった時に自我が保てるか、ということになるんです。 評価安定した作品が面白くなかった場合、自身が面白くない映画を見たことを認めなければならない、つまり死です。

むつぎはじめ @Six_D

@ubmzh 見るつもりはない と 見ない はかなり隔絶してるので「あーあ残念」くらいで済むのでは…？(というか割と僕はそのタイプです

ロリバス@俺だけ2週目ガチ勢連載中 @Monthly_llbd

ふぉっふぉっふぉっ、良いかお若いの。アーリーアダプターになりたいという欲を捨てるのじゃ。公開初日に見ることに固執せず信頼できるレビューで十分に検討してからコンテンツに触れる、それが外れを減らす一番簡単な方法なのじゃ……

ロリバス@俺だけ2週目ガチ勢連載中 @Monthly_llbd

それでもやっぱり……「これから流行るコンテンツにいち早く触れて古参面したい」って気持ちに嘘はつけねえ！！！

むつぎはじめ @Six_D

@ubmzh ついでに言えば、「面白そうだと思ったが実は面白くなかった」と「面白そうじゃないのを見る」というのは中身同じでも全然違いますし

ホソカ @5hosokawa

@ubmzh 自分も略すと面白くない奴は見ないスタンスですが、「自分が感性を信用している人が面白くないと断言している映画をあえて観るほど暇でもないので、その人らが面白いと言ってるものだけ観る」みたいな感じです

お望月さん @ubmzh

結論から言えば「面白くない映画を見ないことは不可能」だと思う。 映画の評価は、内面的な感情に基づく以上、どんなに大ヒットした傑作でも「いまいち」と断じざるを得ないことがある。 大ヒット作品がいまいち面白くなかった体験によって、人間は最強を諦めていく。

お望月さん @ubmzh

@Six_D よかった、そういうことです。 面白さの本質は「おもしろそう」であって、結果をそれほど重視しなくても良いのでは、というのが、このところで落着したあたりです。

お望月さん @ubmzh

@5hosokawa ありがとうございます。 良い環境にあるなら、それが最適解だと思います。 「面白くなさそう」な映画を見る必要はないですね。 でも、すでに映画修羅道に入ってしまった人はどうすればよいのか、ということを考えています。

むつぎはじめ @Six_D

@ubmzh そういうことですね。 ちなみに何のフォローかわかりませんが、恋は雨上がりのようにと小説の神様は自分は絶対見ないタイプの映画と思ってましたが、オモチ=サンの記事きっかけで見ましたよ。良かった

haxose @haxose1

@ubmzh 2本見るとどちらかが「面白くない映画」になってしまうことから導くと、論理的には「一本しか見ない/見たことない」の言い換えになりそうですね。 くまだまさし氏かな。 プリティウーマンを無限にレンタルで借りて観続けているという怪人。突き詰めると似たようなとこに行く気がしてます。

お望月さん @ubmzh

たとえ、いまいちだったとしても「大ヒット」や「評判の良さ」や「監督」や「主演」や、面白かったことにできる理由は無限に用意できる。 自分は負けていないと思い込み続けることで勝利する。 いわゆる「ドリアンタイプ」は、しかし圧倒的な面白さに直撃された場合、自我を失ってしまう脆さがある。

ナツメ @frogfrogfrosch

面白い ぼくはある観点では面白い映画だけを見ることは可能だと思う それは「他人が面白いと言っている」こと自体を「その作品が面白い根拠」にできる人間においてのみ可能で、実際そういう人は多い気がする　見た映画を「面白くなかった」と思うことが決してない人種

お望月さん @ubmzh

@haxose1 ポイントは「勝敗ライン」の線引きにありそうですね。相対的な評価ではなく、絶対的な評価を得ることが肝要。

haxose @haxose1

@ubmzh 語尾を「俺はそう思う。俺はな」にするとハードボイルドかつ、適正なスタンスに補正できそうな気がします。 わたくしは天狗なので「見てろい！今度は僕の方がすごいの書くからな！…でも、このシーンはお前の勝ちでいいぜ」が多いです。自分が1番として絶対評価で2位を決めていく。同率2位が多い。

お望月さん @ubmzh

じゃあ、初めから「面白くない映画」に対して舐めてかかり毒手で武装して、見ないでバカにする「柳龍光タイプ」は、どうだろうか。 このタイプは、やがて自分で映画の良し悪しを判断できない状態へ追い込まれる。 護身完成くらいに留めておくのが良い。

お望月さん @ubmzh

一番問題なのは、本当に面白い映画を見ないまま極北に引きこもる「シコルスキータイプ」だ。 己の体験だけを根拠に面白映画ブリザードを構築したまま、眠りにつく可能性がある。 勇気を振り絞り、広い世界を見てほしいと思う。

牧野なおき @ingaoho

真面目な話してるなあとおもったら最凶死刑囚の話してる

お望月さん @ubmzh

近代武装、つまりメディアや周辺情報や他者のレビューによる援護射撃を得て万全の勝利を目指す「ドイルタイプ」は、自分が面白かった映画がメディアに「ITEッ」「救命阿」と断じられても反論することができない。 もしかすると、その時初めて自分の「意地」のようなものが見えてくるかもしれない。

お望月さん @ubmzh

おや？ 映画死刑囚編の話をしようとしたのに反撃が来ねえな。不戦勝かな？

お望月さん @ubmzh

シンプルに、面白くなさそうな映画が予想外に面白く、完全敗北して精神的な射精体験をしてしまう「スペックタイプ」は、非常に恵まれた存在だ。 敗北を認めてしまえば、これほど幸福なことはない。張りを失い急速に老化していき、衰えていく。 映画怪人の多数はコレだと思う。癖になるからやめなさい。

お望月さん @ubmzh

映画の感想は内面的なものなので、完全無敗を目指すことは不可能。しかも無敗を目指すほど敗北が深くなっていくのであれば、もう映画を見る根拠がなくなってしまう。 私は、深く考えて「映画を選ぶ」とはどういうことか考え、自発的に映画が を見ることができなくなった。 （今年はあんまり見てない）

居石信吾 @Icy_Cool

最初は俺も「名画と言われてる物だけ100本観よう」と思って映画観始めましたね まあそこで、後の生活スタイルの変化を考えればまさに「人生を変えた」映画と出会って今こうなってる訳ですけど

お望月さん @ubmzh

結局のところ、面白さの本質は「おもしろそう」という部分にあるのではないかと考えた。 その映画に対して「おもしろそう」と考えた時点のポイントは、実際の面白さよりも優先して構わないと思う。 完全無敗を目指す必要はなく、もっと気楽に勝ったり負けたりすると良いと考えたい。

お望月さん @ubmzh

ということで、自分を鑑みるとあまりにもランダム性の強い映画選択を繰り返しており、今度からは、その映画を見る理由を、これまでより深く大切に考えるべきではないかな、という結論に至った。 それはそれとして、面白いかどうかは運否天賦だ。 以下は去年のベスト映画です。 twitter.com/ubmzh/status/1…

お望月さん @ubmzh

「THE YEAR END IS NIGH」 2021年（1.1-12.17）に鑑賞した映画のベスト10です。ちょっと手が滑ってベスト100になりました。 よろしくお願いします。 【お望月さんの】2021年映画ベスト100｜お望月さん | 珍評家 #note #ベスト映画2021 #2021年映画ベスト10 note.com/ubmzh/n/n71aba… pic.twitter.com/Sxi4pUWhQV

2021-12-18 11:12:24

居石信吾 @Icy_Cool

俺が映画にハマった機序は完全に危険ドラッグのそれなので真似しない方がいいです

お望月さん @ubmzh

映画を面白く見るには「あまり面白くない映画を数多く見る」のが重要ですが、より深く楽しむための消化酵素は映画以外の媒体から得られることが多いので、そういのもちゃんとやっていきたいですね。 #おわりです #映画死刑囚編

お望月さん @ubmzh

つまり？ 「自問自答の整理をしてたら妙にRTされており、バキの話がメインで申し訳なく思ってる」