新コロに対する世界の初動を記録すべ

ドクターにしだ @WataruNishida

【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その１】昨日紹介した専門誌「外交」の新コロ特集における白眉の記事は、アタシ的には東大・松田教授による『台湾のコロナ対策成功で変わる台湾海峡の力学』というもの。

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【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その２】すなわち、世界最高レベルと評価の高い、台湾の新コロ対策を"外交面から読み解く"という、極めて珍しく、また貴重な論考であります。中国マンセーの日本の大手メディアには、決して書けない内容なので、今のうちにダウンロードしておきませう。

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【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その３】ただし・・この論考を味わうには、基礎知識が必要となるので、そちらを先にチラリと紹介しておこう。

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【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その４】新コロについては、これまで多くの人々が、多くの事を語ってきたが、気を付けるべきは、専門家の中に、その言動が二転三転している人間が、少なからず、いやかなりの数存在する・・という事実。若者は、この事実を見逃してはならない。

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【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その５】新コロについて、『いつ、誰が、何を』語ったのか？今のうちに言動の変化を記録し、これを検討しておかねばならない。

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【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その６】最も大切な期間は、ズバリ『2020年1月』であります。特にまだ頭の柔らかい医学生達にお願いしたい。空いた時間を利用して、自分で2020年1月に、新コロを巡りどのような動きと発言があったのか、自身の手で調べあげてほしい。

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【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その７】とは言うものの、素人にこの作業は難しいので、オジサンが、簡単に道案内だけしてあげまッス。細かいところは、自分でキチンと調べてね。

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【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その８】アタシが調べた限り、「武漢肺炎発生」に対する最初の英文報告は、WSJの"1月6日"号。wsj.com/articles/healt… pic.twitter.com/vFmmnqV6Ru

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【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その９】WSJは、1月6日の時点で、中国武漢において"mystery viral pneumonia"が発生している事実を報じている。罹患者は"59人"。文中において、この時点ではまだ、"mystery virus"という表現が使われている点を見逃してはならない。

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【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その10】この他にも重要な事実が述べられているが、日本の感染症専門医や防疫専門家、厚生労働省は、果たして当時この記事をフォローできていたのだろうか？？？

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【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その11】続いて、WSJによる、"1月8日"の続報がこちら。wsj.com/articles/new-v… pic.twitter.com/W5tsN4WEjb

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【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その12】タイトルに"new virus discovered"と書かれている通り、この時点で"novel coronavirus"、すなわち新コロが同定されたことが、早々と報じられている。後でわかることだが、実は中国は、1月7日にSARS-CoV-2 RNAゲノムを発表していたのであります。

ドクターにしだ @WataruNishida

【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その13】こうして、WSJは世界に先んじて１月初頭に「武漢における新型コロナウイルス肺炎アウトブレイク」を報じた。対して、WHOやアカデミアによる警告は、10日以上も遅れることになる・・。(まだまだ続きます)

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【新コロに対する世界の初動を記録すべし・その14】今更ですが、WSJは "Wall Street Journal" の略ね。令和の医師は、論文だけ読んでいるようでは、ダメよ〜〜ダメダメ！なのであります。医学生諸君は、海外メディアにも目を配れるようになってくださいませ。先輩方の真似をしていては、いけません🙅