私の2017年映画ベスト1で、深く入り込んだ作品です。映画の感想や分析、ロナーガン監督についていろいろつぶやきました。
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Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』鑑賞。これは参った。久しぶりに号泣だ。何も強いない、それが出来ない主人公の過去と現在。寡黙であればあるほど彼の魂の叫びが胸を打ち、自分の後悔さえ思い出し心揺さぶられる。涙が乾いたら少しづつ噛み締めていこう。素晴らしく繊細で真摯な映画だった。

2017-05-13 18:26:14
Taul @TaulNcCar

何度かエディタアプリを開いたが感想がうまく書けない。こんなことは久しぶりだ。フォロワーさんやネットの感想を見て思いだしまた涙ぐむばかり。どうもまだ心は映画の世界、あの海辺の街にいるのかも知れない。 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』今年ベスト。 pic.twitter.com/CCwToBFKTq

2017-05-15 23:26:37
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Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』映画のつくりのテイストも独特だった。基本はアメリカ現代文学を映像で味わったような深みと余白。大胆な回想は時に小説的だ。ただミディアムテンポやカメラの距離感はヨーロッパ映画の雰囲気で、市井の人の生き方を淡々と描く手法は古い日本映画も思い出させた。

2017-05-17 22:50:07
Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』そして典型的な再生話に帰着しないのが実に誠実な映画だった。ヒューマンドラマが実在/史実ものや劇的なものが多くて教訓やカタルシス色が強いハリウッドに一石を投じたかも知れない。いや逆でこういう作品を生むのがアメリカ映画の奥深さといったほうがいいのか。

2017-05-17 23:03:14
Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』たまらず脚本を翻訳ソフトの力と字幕の記憶を頼りにざっと読んでもみた。自然な会話が多いような感じだったが、隠喩や対比、伏線や変化が散りばめられていることに改めて気付く。そしてここぞという場面での心に残る一言。オスカーも納得の素晴らしさだ。

2017-05-17 23:28:22
Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』ラストシークエンスが絶妙だった。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ fse.tw/gQtf9#all

2017-05-18 01:45:35
Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』意図的に映さない、語らない演出にやられた。こちらの想像力や経験が刺激され勝手に思い入れ映画に入り込んでしまう。小津の「観客が見たいと思うものは隠せ」という言葉も思い出す。うまく機能すると作品をより味わい深いものにするテクニックだ。

2017-05-23 22:18:46
Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』見た人達が連想した作家を上げてる。ヴェンダース、ペイン、アピチャッポン、小津、成瀬、山田太一らを見かけた。私も成瀬は特に好きなのでどうしても浮かべてしまう。ラストは『稲妻』で喧嘩してた親子が喋りながら歩いてるシーンを思いだした。

2017-05-23 22:53:01
Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』ケネス・ロナーガン監督がカメオ出演してる。主人公と甥が道端で口喧嘩してると通りすがりとして登場、彼らを茶化す。2人が本音で交流しはじめるところで、もっとやれ、見守ってるよというメタ的なお遊び感も。シリアスな作品だがこんなのもあって面白い。 pic.twitter.com/wY4Eq6j81G

2017-05-31 23:21:54
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Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』泣き笑いが同居する映画だった。涙を誘う別れや悲しみ、でもそんなことおかまいなしに起きる笑ってしまう日常の出来事。うまくいかなかったり、ずれてたり。そうした時間の流れと人との交流の中で生きてけば小さな光が灯る。そんな優しさに満ちてたような気がする。

2017-05-31 22:47:08
Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』ある程度の年齢以上向けかと思ったが若い人にも結構うけてるみたい。感傷に溺れた私なんかより的確に映画を捉えてる方も多い。年より人の痛みに関する感性で受け取り方が変わるのかも。また甥に感情移入したり彼の目線から叔父を見守るといった見方も出来るようだ。

2017-06-07 00:17:40
Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』過去作も見たがロナーガン監督の作風が面白い。人生の痛みは突然やってきて、傷はたやすく消えず、日常は愚かさと愛おしさに溢れてる。そんな中人の心の変化を繊細に描いていくことで生まれる味わい。ドラマチックなカタルシスがないのが誠実だと感じるカタルシス。 pic.twitter.com/2iIQLiyp91

2017-06-15 22:39:58
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Taul @TaulNcCar

町山智浩の映画ムダ話51『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 この視点での解説に触れられて良かった。 『マーガレット』から『マンチェスター・バイ・ザ・シー』へ ケネス・ロナーガンの作家性や悲劇と喜劇の表裏一体について tomomachi.stores.jp/items/59339e96…

2017-06-10 02:41:25
Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』昨日は2回目の鑑賞。やはり素晴らしい脚本、素晴らしい演技。今回は感傷に溺れずにコメディ要素も堪能した。電子レンジのギャグに気付いたが、悲しみとおかしみの絶妙な同居に溢れる映画だ。回想や風景、音楽の使い方も独特でアメリカ映画の新しい風さえ感じた。 pic.twitter.com/JiVEXKpvuC

2017-06-12 22:22:17
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Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』タイトルどおりこの海辺の町が主役でもあった。古い入植地で漁村から避暑地として栄える人口5千人程度の美しい港町。登場人物たちを優しく見守るようで、挟み込まれる風景が辛い話を和げる。そして冬の厳しさから雪解けの季節への変化が人々の心を物語っていた。 pic.twitter.com/Xz76zEg2BI

2017-06-20 21:39:11
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Taul @TaulNcCar

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』出番は少ないがミシェル・ウィリアムズが素晴らしかった。彼女が演じる女性の愛や悲しみがリアルでないと主人公の苦悩は活きない。二人が再会するシーンでの破壊力。英語だけどそのまま言葉が突き刺さり、感情がダイレクトに伝わって胸が張り裂けそうになった。 pic.twitter.com/nUhKW5eqKO

2017-06-20 22:51:47
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私の2017年映画ベスト1は『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 主人公の心情に深く入り込んでしまった作品。アメリカ映画で育ち、ヨーロッパ映画の雰囲気に憧れ、日本映画黄金期の抑制が好きな私に合っていたようだ。ポスターのコピーがまたいい。ベストに見かけると嬉しい。 pic.twitter.com/N1ioG0gbtw

2017-12-25 21:27:29
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まとめたひと
Taul @TaulNcCar

タウルと申します。映画がたまらなく好きな映画アカウント。見た映画の感想なんかをつぶやいてます。