恋は大騒ぎ（９）

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201-1 聡太「お前ちゃんとメットかぶれよ」 聡太「死んでも俺のせいじゃないからね！」 薫「だって、これ小さいんだもん」 聡太「瑠璃ちゃんのサイズに合わせたからね」 薫「とりあえず海までお願いしますよ運転手さん」 聡太「なんでお前に使われてんの俺？」 pic.twitter.com/7D77FNnLhf

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201-2 聡太「なにがあった？」 聡太「なんかあったんでしょ？」 薫「僕、」 薫「みはるんと別れるかも」 聡太「えっ」 聡太「なんで」 薫「塾忙しすぎて会えないし」 薫「僕の心の中にも余裕ないし」 薫「なんか…疲れてきちゃった」 聡太「それって」 聡太「勉強の方のストレスで、」 pic.twitter.com/8XEWNlIm26

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201-3 聡太「みはるん関係なくない！？」 聡太「あの子なら待っててくれるでしょ？」 薫「それに甘んじてるから」 薫「みはるんを苦しめてる」 薫「僕はあの人を守れない」 薫「守ってばっかりだ…」 聡太「それ、」 聡太「みはるんは納得してるの？」 聡太「1人で決めるの良くないよ？」 pic.twitter.com/EjTU0buGRH

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×守ってばっかり ◯守ってもらってばっかり

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201-4 薫「こないだ少し話した」 薫「僕には余裕がないから」 薫「あとはみはるんが決めてって」 聡太「そーゆーの」 聡太「なんか心理学用語であったな…」 聡太「別れたくないって言っても」 聡太「別れたいって言っても」 聡太「みはるんの意思に従わない」 聡太「お前に言わされてるだけやん」 pic.twitter.com/qxVZrbxX0L

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201-5 聡太「お前、少しストレスでおかしくなってね？」 聡太「なにが大事かわからなくなってね？」 聡太「みはるんにやってること」 聡太「ほぼほぼ虐待やん」 薫「…そうかもしれない」 薫「僕は、彼女に選択権を与えてない」 薫「多分彼女は」 薫「『別れたい』以外の答えが出せない…」 pic.twitter.com/KmjTGA6d31

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201-6 聡太「ホントに別れたいの？」 聡太「あんな良い子滅多にいないよ？」 聡太「会えなくても、LINEとかだけでも」 聡太「楽しくやれる」 薫「今、楽しいって心の余裕がないんですよ先輩…」 薫「先輩はどうだったの？この時期」 聡太「あんま参考にならないと思う」 聡太「俺彼女いなかったし」 pic.twitter.com/hYW5MSTvzn

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201-7 聡太「他にリソースを割く理由がなかったから」 聡太「楽しくガリ勉してたからなぁ」 薫「僕もその方がいいのかなって」 薫「勉強、ついていけなくなりそうで怖くて」 聡太「でもな」 聡太「相手のいることはな」 聡太「相手に対して責任が要ると思うんだ」 聡太「お前、逃れてるよな？」 pic.twitter.com/NTb7raIWkI

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201-8 薫「…」 薫「僕は、どうすればよかったんだろう…？」 聡太「過去形？」 薫「もう、色々無理」 聡太「大人になればいいだけなんじゃね？」 聡太「俺も人のことは言えないけど」 聡太「甘えるだけじゃダメなんだと思う」 薫「僕は子供だった」 薫「もう時間は巻き戻せないものね…」 pic.twitter.com/smZg0ZpUVY

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201-9 聡太「ばーか」 聡太「お前思いの外馬鹿だったわ」 聡太「まぁ、お前が決めることに」 聡太「俺はなにも言えないけど」 聡太「ホントにそれで良いのかよく考えろよ」 薫「…」 聡太「お前ホント馬鹿だわ」 薫「ですよね…」 薫「僕はホントに馬鹿だ…」 pic.twitter.com/jUvOx3ntiF

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202-1 （ゼミ室にて） 淳奈「彼女さんとはどんなお付き合いなんですか？」 聡太「どんなって」 聡太「フツーに仲がいい感じだけど」 篤志「フツーじゃないだろお前」 篤志「彼女ちゃんのことしか頭にないだろ」 篤志「基本が惚気るスタイルのくせに」 篤志「何言ってるんだ」 聡太「まぁ…」 pic.twitter.com/yJz0sAxlfe

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202-2 淳奈「私じゃ敵いませんか？」 淳奈「私、長山さんのこととても好きなのですが」 淳奈「敵いませんか？」 聡太「比較の対象じゃなくて…」 聡太「あと、そういう話はあんまり」 聡太「人前でするものじゃないと…」 篤志「いいやん」 篤志「客観的に見て意見が言える」 篤志「水木さんな、」 pic.twitter.com/VuJmAhhTiO

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202-3 篤志「彼女ちゃんのこと話すこいつ見てたら」 篤志「敵う敵わないじゃないことが分かるよ」 淳奈「付き合いだして日が浅いから」 淳奈「浮かれてるだけじゃないんですか？」 淳奈「来年も再来年も」 淳奈「10年後もそのテンションで」 淳奈「いるつもりですか？」 聡太「そうありたいけど…」 pic.twitter.com/lWQsaRwEF7

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202-4 篤志「そんな将来のこと」 篤志「わかるわけないじゃん」 篤志「水木さんは話を難しくしすぎなんじゃね？」 淳奈「でも」 淳奈「自分の人生に責任が持てない人が」 淳奈「誰かの人生背負うなんてできます？」 篤志「…うーん」 篤志「その論法で言うなら」 pic.twitter.com/rmCvcP00Ou

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202-5 篤志「こいつがあんたに言い寄られた程度で」 篤志「気持ちを変えるような男だったら、」 篤志「あんたの見る目がないってことだよな」 淳奈「…」 篤志「残念ながらそんなヤツじゃねーな」 篤志「結婚するとまで思ってるんだから」 篤志「こいつ彼女ちゃんへの責任はちゃんと取るだろうね」 pic.twitter.com/hG2plW6S5a

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202-6 篤志「本人の前で言うのも憚られるけど」 篤志「純度100%の混じりっ気のない純朴なんだよなーこいつは」 篤志「表に現れてることが裏っ側にも書いてある」 篤志「嘘がないからこいつなんだと思うよ」 篤志「だから」 篤志「その、試そうとするみたいな」 篤志「圧力かけるのやめたら？」 pic.twitter.com/Ph8zO8jdUy

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202-7 篤志「良い人だのバカだのガキだの底が浅いだのって」 篤志「確かに一理あるけど」 篤志「それで気を引けると思うな」 篤志「こいつ、気を引こうとされてるなんてミリも考えてなくて」 篤志「『本当のこと』として熟慮してるよ」 淳奈（そこまで言ってない） 聡太（そこまで言われてない…） pic.twitter.com/Ge8Q5V9fa9

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202-8 篤志「おい、聡太」 聡太「へ？」 篤志「俺間違ってないよな？」 聡太「あ、うん…」 聡太「水木さん、ごめんね…」 聡太「俺、彼女のことがすごく大事で」 聡太「間違っても信頼を裏切るようなことは」 聡太「できないから…」 淳奈「そうですか…」 pic.twitter.com/4VEk0BJM51

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202-9 篤志「ところで水木さん」 篤志「俺フリーなんだけど、どうよ？」 淳奈「杉山さんチャラいから嫌」 淳奈「遊んでそう」 淳奈「私、多くの女の子の1人になる気はないので」 篤志「よく遊んでたのわかったね」 篤志「でもやめたんだよ」 篤志「聡太みたいに、1人の子を大事にしたくなったんよ」 pic.twitter.com/HSvAbOTTMb

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202-9 淳奈「私のこと、知りもしないでしょう？」 篤志「それだったら聡太だって一緒やん？」 篤志「水木さん、不器用そうだし」 篤志「話し甲斐がありそうなんだよね」 淳奈「いやでも…困る…」 聡太「こいつの見た目に騙されないでね」 聡太「いかついけど」 聡太「理知的なカッコいいやつだよ」 pic.twitter.com/swDM9m4KvN

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202-10 篤志「まずは話してみようや」 篤志「別に好きになるかはともかく」 篤志「同じゼミでやってくんだし」 篤志「まずはサシ飲みでも…」 聡太「待って」 聡太「この子18歳だから」 聡太「飲ませんな」 篤志「じゃあパチ屋にでも」 聡太「もっと他にあるだろうが」 pic.twitter.com/T9hSLHxWyF

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203-1 実里「聡太せんせー」 聡太「はい、なんでしょう？」 実里「あの、」 実里「あ、」 実里「瑠璃ちゃんから聞いたかもしれませんが」 実里「私達、語学留学、バンクーバーに行くことになりました！」 聡太「ああ、聞いてる聞いてる」 聡太「いいなー」 聡太「俺まだ外国行ったことないや」 pic.twitter.com/d98DjI67km

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203-2 瑠璃「8月初めから20日程度の予定です」 瑠璃「みのりんよろしくお願いします」 実里「こちらこそよろしくお願いです」 実里「ホームステイ先も一緒に行くことになってるから」 実里「夏休みは瑠璃ちゃんとずっと一緒」 実里「いいでしょー聡太先生」 聡太「羨ましい…って言っていいのか？」 pic.twitter.com/7ltDZP3wXu

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203-3 実里「寂しいには寂しいよね？」 実里「いいんだよ、素直に言っても」 聡太「みのりんにまでからかわれるの」 聡太「どうなのよ？」 瑠璃「寂しいよね？」 聡太「はい寂しいですとても寂しいです！」 聡太「20日かぁ…」 瑠璃「聡太さんその頃何してるの？」 聡太「寂しいからバイトしてる」 pic.twitter.com/0bvRDfZnco

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203-4 聡太「夏はうちの塾合宿やるから、」 聡太「1週間くらい山の中の合宿所で」 聡太「子供たち教えてるよ」 瑠璃「…あ」 瑠璃「ひょっとして、あの子…？」 聡太「え、千紗紀？」 聡太「来ると思うけど、まったく100%」 聡太「気にしないで欲しい…」 聡太「やめてー」 聡太「みはるんは？」 pic.twitter.com/LmIgGExEdE

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203-5 聡太「…みはるん…？」 聡太「どうしたの…？」 美晴「あ」 瑠璃「泣いてるの？」 美晴「なんでもないの」 美晴「なんでもないの…」 実里「…」 美晴「ちょっと、トイレ行ってくる」 瑠璃「みはるん…」 聡太「…」 実里「うん、なんか上手く行ってないの」 実里「みはるんとくんちゃん」 pic.twitter.com/oOKlqfLyIr

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203-6 瑠璃「聡太さん」 瑠璃「聞いてる…のね？」 瑠璃「顔に出てる」 聡太「聞いてる」 聡太「でも、ここで言うことじゃないよね？」 瑠璃「…そうね…」 実里「ここんとこ、みはるん、あんなで」 実里「ご飯もあんまり食べてなくて」　 実里「心配なの」 実里「どうしてあげたらいいのかな…」 pic.twitter.com/2QPAR1OD1T

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204-1 （帰り道） 瑠璃「で」 瑠璃「くんちゃんは、なんて言ってたの？」 聡太「別れるかもしれないって」 瑠璃「別れちゃうの？」 聡太「薫がね、だいぶ参ってて」 聡太「あいつ、受験体勢入って生活変わったし」 聡太「ストレスで潰れそうなんだ」 瑠璃「だからこそみはるんがいた方がいいのに」 pic.twitter.com/oPcg0F3vUu

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204-2 聡太「俺もそう思うよ…」 聡太「だけど」 聡太「あいつ、身軽になりたいんだって」 瑠璃「そんな…」 瑠璃「勝手だよね…」 聡太「俺もそう思う」 聡太「口出しするもんじゃないとは思うけど」 聡太「ちょっと口出してみた」 聡太「やつ、どう思ったかな…」 瑠璃「思い直して欲しい…」 pic.twitter.com/dDbpPv4Age

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204-3 瑠璃「せっかく出会えたのに」 瑠璃「こういうこともあるのかな…」 瑠璃「あるんだよね…」 瑠璃「どんな出会いにもお別れはあるものね」 瑠璃「どんなに好きでも、死んじゃえば終わりだし」 瑠璃「その前にいろんな理由で」 瑠璃「別れてく」 瑠璃「人は2人だけで生きてるんじゃないし」 pic.twitter.com/tLq6xQFlZW

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204-4 瑠璃「ホントは違うかもしれない出会いとかもあるだろうし」 瑠璃「寂しいけど」 瑠璃「しょうがないのかな…」 瑠璃「聡太さんは、」 瑠璃「私と別れちゃうこともあるかなって思う？」 聡太「そりゃ」 聡太「理屈で言ったら有り得るよ？」 聡太「でも、理屈じゃないところで、」 pic.twitter.com/g2lpeD6jmh

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204-5 聡太「そんなことするもんかって思ってる」 聡太「別れるときは死ぬときかなって」 聡太「思ってるよ」 瑠璃「ん」ギュッ 聡太「うん」 瑠璃「私、死なない」 聡太「それは無理でしょ、いつかは」 瑠璃「死なないもん」 瑠璃「だから、あなたも死なないで」 瑠璃「ずーっと一緒にいたいの」 pic.twitter.com/6MwGbQB4TE

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204-6 聡太「ありがとう」 聡太「俺、もうさ…」 聡太「瑠璃ちゃんがいないとダメかも」 聡太「こんなに人のこと好きになるって」 聡太「すごいと思うんだ」 聡太「だから…」 聡太「薫がそうじゃなかったと思うのは」 聡太「正直辛い」 聡太「あいつ、俺の2人目の弟みたいなもんだから」 pic.twitter.com/5vytTk9D8P

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204-7 瑠璃「私も」 瑠璃「親友のみはるんがあんな顔してるのはつらいんだ…」 瑠璃「私も、あなたが大好きで」 瑠璃「少しでも別れるなんて考えると」 瑠璃「泣けてきちゃうくらい好きで」 瑠璃「だから死ねないの」 瑠璃「すんごい長生きして」 瑠璃「お別れをずっとずっと後にしちゃうの」 pic.twitter.com/TWUD1Edrne

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204-8 聡太「俺は、あなたに責任を負うつもりだから」 聡太「できる限り一緒にいようね」 聡太「大事にするから…」 瑠璃「うん」 瑠璃「私もあなたを大事にするよ」 聡太「うん」 pic.twitter.com/aUcC1ItNjD

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205-1 （繁華街） pic.twitter.com/Sv6Hpit4R1

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205-2 pic.twitter.com/sTFsxtpiXx

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205-3 pic.twitter.com/GOz0DibLR4

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205-4 pic.twitter.com/gL6gTs8xd1

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205-5 pic.twitter.com/g4rLFOCFiJ

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206-1 （横浜駅、ストリートミュージシャンが歌う声が遠くに聞こえる） 美晴「…私、あなたの邪魔なんだよね…」 美晴「私がいたんじゃ、将来の夢に繋がらないんだね…」 薫「…」 薫「僕の力不足なんだ…」 薫「僕にもっと余裕があれば」 薫「こんなことにはならなかった…」 pic.twitter.com/pnORz4sNh8

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206-2 薫「僕がいっぱいいっぱいで」 薫「きみのことにまったく」 薫「気が回らなかった」 薫「こんな最低なやつ、」 薫「一緒にいるのに相応しくないと」 薫「思うんだ…」 美晴「嫌だよ…」 美晴「私は一緒にいたいんだよ…」 美晴「でも、」 美晴「くんちゃんのお荷物になっちゃうなら」 pic.twitter.com/jjYMNN8nhL

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206-3 美晴「それは、もっと嫌だ…」 薫「ごめんね」 薫「僕、卑怯なことしてる」 薫「きみに答えを強要してる」 薫「ホント、酷いやつだと思って欲しい」 美晴「言ってくれてよかったのに」 美晴「しばらくは会えないよって」 美晴「我慢してねって」 美晴「それで良かったのに」 美晴「何故？」 pic.twitter.com/cDex5cNauW

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206-4 薫「…」 薫「ごめん…」 薫「もう、きみに頼りきってばかりなのが」 薫「自分として嫌になったんだ」 薫「甘ちゃんのダメなやつなのが」 薫「たまらなく嫌になったんだ」 美晴「…私には」 美晴「もうなにもできなくなっちゃったのね…」 美晴「私はくんちゃんのことが好きなのに…」 pic.twitter.com/ATDSsQPmW9

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206-5 薫「今だってホントは」 薫「きみのせいじゃないよ、」 薫「僕もきみのことが好きなんだよ」 薫「状況が悪いだけなんだよって」 薫「良い子ぶって難を逃れようとしてる」 薫「僕が悪いに決まってるじゃん」 薫「全部僕の勝手だ」 薫「もちろんみはるんは悪くない」 薫「状況のせいでもない」 pic.twitter.com/5X87zS6pTp

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206-6 薫「僕が全部わがままで、勝手で、」 薫「きみのこと振り回した挙句」 薫「ポンと手を離そうとしてるんだ」 薫「…本当に、ごめん…」 薫「きみは何にも悪くない」 薫「苦しめて、ごめん」 美晴「…謝ってほしいんじゃないよ」 美晴「どうしても、」 美晴「私がいたんじゃダメなの？」 pic.twitter.com/hiuVi3k3mL

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206-7 薫「…うん…」 美晴「そうなんだ…」 薫「うん…」 薫「そうでなくても今、」 薫「塾の授業について行くのが精一杯で」 薫「入りたい大学のレベルに追いつかない」 薫「僕は不甲斐ない」 薫「ストレスでボロボロなんだ」 薫「このままきみに甘えてたら」 薫「僕は大人になれない」 pic.twitter.com/dIMHR0fv9y

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206-8 美晴「…」 pic.twitter.com/CKU4CaJ2EJ

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206-9 美晴「分かったよ」 美晴「頑張って夢を叶えてね」 美晴「私のことは構わないで良いよ」 美晴「忘れていいよ」 薫「…」 薫「本当に、ごめんね…」 美晴「謝らないで」 美晴「謝らないでよ！！」 美晴「もう別れるんだから」 美晴「サヨナラでいいのよ！」 美晴「私たち、もう関係ない人！」 pic.twitter.com/9mRvt43rGB

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206-10 美晴「じゃあね！」 薫「…うん」 薫「サヨナラ…」 美晴「サヨナラ！」 美晴「元気で頑張ってね！」 薫「ありがとう…」 薫「サヨナラ…」 美晴「サヨ…ナラ…」 美晴「サ…」 pic.twitter.com/lktbxi9h7b

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