真島主任と手嶋くん。

胡桃 澪 @kuruchann0618

手嶋(何この人可愛い！) 真島「皆には言うなよな？ 上手く隠してきたし」 手嶋「言いませんよ！ 俺と真島主任だけの秘密にします。あっちの道から行きましょうか」 真島「あ、ああ」 手嶋「けど、彼女いた時大変だったんじゃないですか？ G出た時とか」 真島「幸運にも出た事がないからな」

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真島「あ、あっちの道から行かないか」 手嶋「へ？ けど、定食屋この通り沿いですし……」 真島「せ、セミが落ちてる……」 手嶋「あぁ！ けど、動いてなさそうだし、大丈夫じゃないですか？」 真島「生きてたらどうする！？」 手嶋「真島主任、虫がダメなんですか？」 真島「わ、悪いか？」

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真島「中国語が分かる医師がいる病院が近くにあって良かった」 手嶋「真島主任ってすごいです！ 苦手な物無いのでは？」 真島「そんな人間いねぇよ」 手嶋「いやいや！ 英語、中国語、ドイツ語ができて営業スキルも高くて……仕事だけじゃなく家事も出来て」 真島「て、手嶋」 手嶋「ん？」

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手嶋(うっ！ どうしよう、中国語分からないのに道聞かれてしまった。英語通じないし……) 真島「手嶋、どうした？」 手嶋「真島主任っ！ 助けてください」 真島「怎么了？(どうしましたか？)」 手嶋(わっ。中国語で道案内してる……) 真島「病院を探してたみたいだ」 手嶋「あ、ありがとうございます」

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真島主任が出来る言語 ・英語 ・中国語 ・ドイツ語 です。国際電話してるだけで女子がときめくやつ！

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上司「真島っ！ 何度言ったら分かるんだ！」 真島「も、申し訳ございません(はぁ、この上司やたら怒鳴り散らかしてくるな。俺は絶対こんな上司にだけにはなりたくない)」 手嶋「男子もAKBの衣装着て踊るんだって、学祭。うぅ」 姉「るぅくんの女装！」 母「楽しみねー」 新入社員な主任と中1手嶋くん

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真島(初めてミスチルのCD買っちゃった。帰って聴くの楽しみだな) 手嶋「おかぁしゃ……かめんりゃいだー！ かめんりゃいだー！」 手嶋母「るぅくん、仮面ライダーが本当に好きね。このCDが欲しいのね」 真島(あの子可愛いな。仮面ライダーが好きなんだ) こんな感じ？ 年齢差を分かりやすくすると。

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ーーその頃の真島主任 真島(手嶋、帰っちまったな。本当は今日休日だし、一緒にどこか行こうって言いたかったけど……休日まで上司と一緒は嫌だよな、アイツ。最近の俺はおかしい。手嶋の事ばっかり考えてる。こんな感情、間違ってる！ あいつは男だし、大事な部下だ。だめだ、だめだ、だめだ！)

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ーー主任の家から出た手嶋くん。 手嶋(主任の家行っちゃった。はぁ、擬似同棲だよなぁ、あれ。そういえば、主任からオススメされたミスチル聴いてみようかな。) ーーMr.Children『君が好き』を再生 手嶋(この曲、めちゃくちゃ今の気分に合ってるなぁ。好きな人の好きな曲すら愛しくなるんだなぁ)

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手嶋「アホって何すかー！ けど、俺も主任が世界一かっこいい主任って事は理解しましたよ。一番尊敬していた人物は父だったんですけど、今は真島主任ですね！」 真島「お父さん、泣くぞ……」 手嶋「ちなみに主任の中で俺は世界一可愛い部下ですよね？」 真島「世界一うざい」 手嶋「ひどいですー！」

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手嶋「俺は真島主任の事もっと知りたいです！ もっと仲良くなりたいです！」 真島「あ、ああ(圧がすごい！)」 手嶋「俺も真島主任に俺の事たくさん知ってもらいたいです！」 真島「(やっぱこいつ、実家の犬にすげぇ似てる)まあ、お前がアホって子は十分理解したよ、この数ヶ月で」

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真島「そ、そうか。衝撃の事実だ」 手嶋「真島主任が初めて買ったCDは？」 真島「俺はミスチルだな。今も好きでよく聴く」 手嶋「そうなんですね！ 俺もこれから聴いてみますね」 真島「ああ。俺も手嶋の好きなバンドの曲を聴いてみる」 手嶋「はい！」 真島「俺らってお互い知らない事ばかりだな」

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真島「まあな。昔っから音楽好きでな。手嶋はどんなの聴くんだ？」 手嶋「バクナンとかヒゲダンですね」 真島「バンドが好きなんだな。ちなみに初めて買ったCDって何だ？」 手嶋「CD買った事無いです……スマホにダウンロードしてるので」 真島「無いのか！？」 手嶋「はい、一度も」

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ーー20分後。 手嶋「わぁ、主任の手作りサンドウィッチ！ いただきます」 真島「いただきます」 手嶋「美味しいです！」 真島「気分はどうだ？」 手嶋「まだ少し頭は痛みますけど、落ち着きました」 真島「なら、良かった」 手嶋「にしても……主任の部屋、CDがたくさんありますね」

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真島「気にするな。ほら、薬と水」 手嶋「あ、ありがとうございます(夢みたいなシチュ！)」 真島「とりあえずシャワー浴びてこれに着替えろよ。シャツは洗濯しとくから」 手嶋「あ、ありがとうございます」 真島「朝ご飯用意するな」 手嶋(そして、初めて見たスーツじゃない主任！ スウェット可愛い)

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手嶋「ん……頭ガンガンする。(そういえば、昨日営業行った帰りに真島主任と飲んでその後……どうしたんだっけ？ あれ、俺んちのベッドじゃない！？)」 真島「ようやく目覚ましたか」 手嶋「ま、真島主任！？」 真島「昨日酔い潰れたからウチに連れて帰ったんだよ」 手嶋「す、すみません！ ご迷惑を」

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真島「今日はぶっ倒れなかったな」 手嶋「も、もう社会人ですから！」 真島「そうだな」 手嶋「あの、ありがとうございます。気持ち、落ち着きました」 真島「上手くいかなきゃ俺の指導不足のせいにして良いから(頭撫でる)」 手嶋「そ、そんな事しません(だめだ、どんどん好きになるっ)」

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真島「手嶋、俺は新入社員の時もっと色々やらかしてるから。上からよく怒られたし。手嶋はよくやってるよ。新入社員の時の俺よりずっとずっと優秀だから。大丈夫だ」 手嶋「真島主任にもそんな頃が？」 真島「ああ。誰しも通る道だ。だから、次頑張ろう。な？」 手嶋「はいっ(この人の部下で幸せだ)」

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手嶋「俺のせいでやっぱ御社との契約打ち切りますって言われたら……」 真島「手嶋！ 大丈夫だから。向こうだってお前が新人なの分かってるし、ちゃんと俺が納得させたから」 手嶋「けど……(主任に色々教わってるし、入社して結構経つのにまだまだ主任の助けが無きゃ上手く営業出来ないなんて)」

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ーー顧客との打ち合わせ後。 真島「やっと終わったな。とりあえず上手く行って良かった」 手嶋「すみません。俺、全然上手く説明出来なくて……主任のフォローが無ければ伊藤さんを怒らせていたかもしれません」 真島「あの人は気難しい人だから気にするな。緊張して言葉に詰まるよな」

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真島「まだ時間あるし、これ舐めて落ち着け(飴渡す)」 手嶋「これ、俺が初めて主任と会った日に貰った……」 真島「大丈夫だ。ちゃんと俺がフォローしてやるから」 手嶋(俺が緊張してるのすぐ気付いたんだ。神！)

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手嶋「あ、いえ。データ入力代わりましょうか？」 真島「いや、あとちょっとだし。この後外出だからその前にこれは終わらせておきたい」 手嶋「顧客に渡す書類は全て出力はしておきました」 真島「ああ、ありがとう。助かる。これ終わらせたら俺も準備するわ」 手嶋(久々に顧客に会うの緊張するな)

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手嶋(高校時代に一度告白されて付き合った子ならいた。だけど、本気で好きになれなくて結局長続きはしなかった。なのに……。) 真島「はぁ、ずっとデータ入力してたら疲れてきた。眼精疲労やばいな。これが年取った証拠か」 手嶋(今日も仕事している時の横顔かっこいい！) 真島「手嶋、何か質問か？」

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手嶋「俺は決まりました！」 真島「何書くんだ？」 手嶋「内緒です。真島主任は？」 真島「俺も言わない」 ーー5分後 真島「しっかり結べたな」 手嶋「叶うと良いですねっ」 真島「ああ」 手嶋の短冊『主任の恋人になれますように』 真島の短冊『手嶋が立派な営業マンになれますように』

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真島「手嶋？ 顔真っ赤だけど、どうした？」 手嶋「ま、真島主任はずるいです」 真島「何が？ あ、手嶋。あれ見ろよ」 手嶋「七夕の短冊？」 真島「懐かしいな。小さな頃はよく書いていたけど。何か書くか？」 手嶋「は、はい」 真島「とはいえ悩むな」

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真島・手嶋「御馳走様でしたー」 手嶋「そういえば、真島主任って飯……あんま他の社員誘いませんよね。山澤さんとか課長とか」 真島「まぁ、飯誘いたいなって思って一番に顔が浮かぶのが手嶋だしな」 手嶋「そんなに俺が可愛いんですかー？(なーんて)」 真島「まぁ、そうだな」 手嶋「！」

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手嶋「うっ……」 真島「次は醤油にチャレンジしてぇな」 手嶋(しかし、主任ほっそ。脱いだらどんな感じなんだろ) 女性客1「かっこいいよね、あの人」 女性客2「ああいう人は絶対彼女いるって」 手嶋「(むっ)主任は俺のなのに」 真島「？ ああ、お前だけの上司だな」 手嶋「そ、そういう意味じゃ！」

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ラーメン屋にて 真島「美味いな」 手嶋「主任って細いのによく食べますよね。ラーメンにライスって」 真島「まあ、休日ジム行ったりしてっからな。手嶋はちょっと肉ついてきたか？(お腹の肉つまむ)」 手嶋「ひゃっ！ セクハラですよ、主任」 真島「俺には何されても良いんじゃなかったのかよ」

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真島「手嶋、付き合って貰えないか？」 手嶋「そ、それって……(ついに！)」 真島「駅前に出来たラーメン屋。手嶋もラーメンめちゃくちゃ好きだっただろ？」 手嶋「むぅ……」 真島「何拗ねた顔してんだよ？ 行かないのか？」 手嶋「……行きます」

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Picrewの「どこでも立ち絵メーカー」でつくったよ！ picrew.me/share?cd=D6xYI… #Picrew #どこでも立ち絵メーカー 手嶋くんもー。真島主任よりも可愛い系で髪ふわふわしてるイメージ。真島主任ーって駆け寄るときはこんな顔してそう。わんこ耳が見える。

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Picrewの「おにいさんメーカー」でつくったよ！ picrew.me/share?cd=r7mXk… #Picrew #おにいさんメーカー 真島主任ー！

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真島「は？ 親や姉ちゃんは呼ぶだろ」 手嶋「父は名前呼びしますけど、最近あまり話しませんし……母と姉はるぅくんなんで」 真島「る、るぅくん……」 手嶋「だから、名前で呼んで貰えたら嬉しいです」 真島「部下を名前呼びするかよ」 手嶋「真島主任ーっ」 真島(こいつが甘えん坊な理由は母と姉か)

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真島「手嶋、昼休み終わるぞー？(爆睡してる)」 手嶋「んー……」 真島「……流唯」 手嶋「はっ！」 真島「あ、起きた」 手嶋「主任、今名前……」 真島「すぐ起きないから」 手嶋「もう一回呼んでくださいっ」 真島「バカか。もう呼ばない」 手嶋「流唯ってあまり呼ばれないのでびっくりしました」

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【ご飯から分かれた二人) 真島「はぁ、手嶋の奴……俺に異動して欲しくないとか言い出しやがって。甘ったれめ。つーか、そんなあいつ見て抱きしめたくなる俺もどうかしてる。あいつ、男だぞ！(シャワー浴びながら)」 手嶋「今日は真島主任から貰ったアイラブニューヨークTシャツ抱きしめて寝よー」

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手嶋「俺、真島主任に憧れてこの会社入ったので……」 真島「そんないつ来るかも分からない先の事考えて不安になるなよ」 手嶋「すみません……」 真島「まあ、俺も出来れば今の部署にいたいな。お前が居ないとダメみたいだし」 手嶋「えっ！ それってどういう……」 真島「エレベーター来たぞ」

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手嶋「真島主任は俺の前から居なくなったり……しないですよね？」 真島「なんだ？ 急に」 手嶋「えっと、うちの会社は異動がよくあるから真島主任も居なくなっちゃうんじゃないかって」 真島「今んとこそういう話はないな。それに、お前をまだ独り立ちさせてないのに異動もなぁ……」

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ーー現在に戻る。 真島「今日は久々に飯行くか」 手嶋「あ、じゃあ駅前の定食屋にしましょうか。日本食恋しいでしょう？」 真島「そうだな。味噌汁飲みてぇ」 社員達(手嶋くん、本当に良かったねぇ) ーー終業後 真島「エレベーターなかなか来ねぇな」 手嶋「あ、あの！ 真島主任！」 真島「ん？」

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【実際の出張中】 真島「はぁ、ようやくホテル着いた。海外出張って移動だけで疲れる。(手嶋、俺が居なくて大丈夫かな。他の奴に任せたけど、あの人、ちょっと言い方きついとこあるからな。就活生の時も不安で倒れてたし、メンタルが心配だ。あぁ！ ペット用カメラみたく手嶋用カメラつけたい！)」

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真島「ほら、手嶋の分のお土産」 手嶋「俺にですか！ わっ、アイラブニューヨークTシャツにマグカップ！ ありがとうございます！」 真島「ほら、仕事仕事」 手嶋「真島主任、寂しかったですか？ 俺がいなくて」 真島「ん？ 静かでせいせいしたが？」 手嶋「ひどいです！ 俺の気持ちを弄ぶなんて！」

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ーー出張後。 真島「ただいま戻りました」 課長「真島、お帰りー」 真島「このお土産のお菓子、皆に配って貰えるか？」 女性社員「分かりましたー」 手嶋「真島主任、お帰りなさい！」 真島「ああ」 女性社員「ようやく手嶋くんに笑顔戻ったねー」 真島「えっ？」 手嶋「お菓子、お菓子ー♪」

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先輩女子「けど、手嶋くん！ 今からこういうの慣れておかないと。うちの会社異動もあるし、手嶋くんか真島主任が違う支社に配属になる可能性もあるよ？」 手嶋「えっ……」 先輩女子「真島主任、上からの評価高いから尚更あり得るよ？」 手嶋「そう……ですよね(真島主任と離れ離れ……)」

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手嶋「真島主任が出張で居ない……」 先輩女子「手嶋くん、飼い主が旅行中の犬みたいになってるよー？」 手嶋「5日は長いと思うんすよ」 先輩女子「海外出張だからね。仕方ないよー。手嶋くんが入社してから真島主任、休んでもいないし、長期間いない事も無かったよね」 手嶋「……はい」

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手嶋「しんどい」 真島「何が！？」 手嶋「楽しみです！」 真島「出張は遠足じゃないからな？ 手嶋」 手嶋「主任は楽しみじゃないんですか？」 真島「出張は色々疲れるからなー」 手嶋「俺が主任を癒すから大丈夫です！」 真島「お前に癒して欲しくて連れてくわけじゃないからな？」

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真島「手嶋、来月お前との出張決まったから」 手嶋「しゅ、出張ですか！」 真島「ああ。大阪支社にお前も連れてく」 手嶋「真島主任と二人で旅行……」 真島「おーい、旅行じゃなくて出張だぞ？」 手嶋「はっ！ バスローブの主任が見られるって事ですか！」 真島「ビジネスホテルだからな」

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手嶋「真島主任って1日に100回以上言ってる気がします」 真島「さすがに100は多いだろ」 手嶋「心の中の呟きを含めて！」 真島「こ、心の中の呟き！？」 手嶋「まあ、俺が呼びたくてたくさん呼んじゃうんですけどね」 真島「そ、そうか(俺離れさせないとまずいよな。けど、可愛いから無理)」

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手嶋「真島主任？」 真島「上司という立場としてはハラハラする講習だな、これ」 手嶋「真島主任は優しいから問題無いですよ。それに、俺は真島主任になら何されても構いませんよ」 真島「あ、アホか(だめだ、さっきの夢のせいでこいつを意識しすぎてしまう！)」 どんどん上司をだめにする部下ー！

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手嶋「セクハラ、パワハラに関する講習ってテーマのやつ、明後日までみたいです」 真島「ああ、やってみる」 手嶋「うちは無いですけど、友達はパワハラで数ヶ月で退社したんですよね」 真島「あ、さっきのデコピンももしやパワハラか！？」 手嶋「可愛いから入りませんよ？」 真島「なっ！？」

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ーー会社にて 手嶋「あ！ 真島主任、おはようございます」 真島「お、おはよう。手嶋(気まず)」 手嶋「なんだか疲れた顔をしていますね？(顔近い)」 真島「なっ！？(額にデコピン！)」 手嶋「痛っ！ 何するんですか」 真島「わ、悪い」 手嶋「そうだ、e-ラーニングやりました？」 真島「あ、まだだ」

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手嶋「真島主任ってベッドの中だと可愛らしいんですね」 真島「や、やめろ……」 手嶋「ずっと主任とこうしたかったんですよ」 ーーアラームの音。 真島(ゆ、夢か。いや、待て。何故俺が下！！ はぁ、あんな夢見たら会社行きづらいわ。何であいつとあんな事？ おかしいだろ！)

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手嶋「よし、投稿完了」 真島「ん？ どんな感じに載せたんだ？(ハッシュタグ……大好きな主任とス○バ！？)」 手嶋「真島主任？ SNSにご興味持たれました？」 真島「いや、やめとくわ(こんなSNS心臓に悪い)」 手嶋「えー！ やりましょうよ！ 教えますから！」 ※付き合ってません。