重い愛は時に狂気になる。
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@akari_azuru

「僕は君が大好きだ」

2024-01-21 17:40:58
@akari_azuru

僕が君と出会ったのは小学1年の頃。 君は僕の初めての隣の席の子だった。 それから3回連続で隣だったりして次第に仲良くなった。 でもまぁまだ小1、 恋なんて何も分からない

2024-01-21 17:46:51
@akari_azuru

でも君が可愛いことぐらいはわかっていた。 スキーとか、水泳とか、遠足とかそんな活動の時の君の笑顔は格別だった。 pic.twitter.com/R0KsVAkV3j

2024-01-21 18:23:39
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小5のスキー学習の時だったかな、バス移動だったんだよね、 柚:◯◯くん!一緒に乗ろ! ◯:え?僕でいいの? 柚:うん😊 これは絶対に忘れないなぁ この時狭くて当たってた膝にドキドキしたこと、君もそれに気づいて口数が減ったこと、それもいい思い出だね

2024-01-21 18:25:04
@akari_azuru

中学は1回しか同じクラスにならなかったよね 毎年祈ってたんだけどなぁ 廊下ですれ違う君に目を奪われて何回人とぶつかったことか、 中学の頃から君は可愛い以上に綺麗になった。 pic.twitter.com/PS1MFyruNJ

2024-01-21 18:26:58
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@akari_azuru

学年の中でもチラホラと 「あいつ可愛くね?」 「柴田ちゃん可愛いよな!」 「俺もう柚菜ちゃん推しだわぁ」 なんて声も聞こえてきてた。 みんな気づくのが遅いよw でも君に彼氏が出来たなんて話は1度も聞こえてこなかったな

2024-01-21 18:27:32
@akari_azuru

中学3年生で僕は初めて彼女が出来た。 世界で2番目に可愛いと思ってる。 元気に僕に駆け寄ってくれる そんなレイちゃんも可愛い。 その時は好きだった。 でもやっぱり柚菜には敵わない。 pic.twitter.com/YwfZsdh6Bo

2024-01-21 18:28:37
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レイ:ねぇ◯◯くーん ◯◯:どうしたの? レイ:ほんとに私のこと好き? ◯◯:…好きだよ? レイ:ほんとに? ◯◯:もちろん! レイ:よろしい!😆 こんな会話も何回かあったなぁ。 やっぱりバレてたのかな、 僕の中でレイちゃんは1番じゃなかった pic.twitter.com/KCyPyeP28r

2024-01-21 18:29:04
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レイ:今日で卒業だね! ◯◯:そうだね… ◯◯:ねぇレイちゃん? レイ:どうしたの? ◯◯:僕達、今日でお別れにしない? レイ:・・・。 レイ:そっか!そうだよね、高校別々だしね!😊 君の精一杯の笑顔の裏には涙がこぼれていた事は今でも忘れない

2024-01-21 18:30:25
@akari_azuru

そんな君を見ていて僕も辛かった。 レイちゃんが僕と続けることを提案しなかったのはたぶん薄々気づいていたんじゃないかな? レイちゃんは頭も良いし、勘も鋭かったからね。 でも悪いことをしたとは思ってる。 それでも諦めらなかったんだ。 pic.twitter.com/C38KWeQSb7

2024-01-21 18:31:24
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@akari_azuru

高校に入学してからというもの女子との関係はほぼゼロに近くなった。 柚菜とレイちゃんを超える女子なんている訳がない。 なんで2人は同じ高校で僕だけこんな町外れの学校に…って僕が選んだのか

2024-01-21 18:31:54
@akari_azuru

そんな退屈な日々を過ごしていたある日、僕に大きなチャンスが来たんだ。 レイちゃんのインスタのストーリーに柚菜があがってたんだよ。しかもメンションされてた。 そりゃすぐフォローするよね。 pic.twitter.com/wBALxyEOmU

2024-01-21 18:37:40
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@akari_azuru

1週間ぐらい経って僕はDMを送った ◯📱:久しぶり! ◯📱:僕のこと覚えてる? 柚📱:久しぶりだね 柚📱:覚えてますよ 久しぶりの柚菜は僕に敬語だった。 ◯📱:なんで敬語なの?笑 柚📱:久しぶりすぎて距離感分からなくて笑 そっかそうだよね、話すなんか中2以来だもんな。無理もないか

2024-01-21 18:38:05
@akari_azuru

それからというもの不定期ではあるが何度もやり取りをした。 そして高2の夏 この時がやってきたんだ ついに!待ち望んだこの時が ◯📱:DMで言う形になって申し訳ないんだけどさ ◯📱:どうしても言いたくて、 柚📱:なに?急にw ◯📱:好きです、僕と付き合ってください!

2024-01-21 18:38:27
@akari_azuru

柚📱:え!? 柚📱:本気で言ってる? ◯📱:もちろんだよ ◯📱:ずっと好きだった 柚📱:ずっとっていつから? ◯📱:小学生かなー? 柚📱:えー! 柚📱:めっちゃ前じゃん! 柚📱:そうなんだぁ 柚📱:嬉しいよ! pic.twitter.com/0zFZcI9RHU

2024-01-21 18:51:55
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@akari_azuru

柚📱:わかった 柚📱:いいよ👍 柚📱:付き合お? ◯📱:ほんとに!? ◯📱:やったー!!! ◯📱:夢みたいだよ! 柚📱:そんなに?www ◯📱:うん!ずっと好きだったもん! 柚📱:ありがとっ!///

2024-01-21 18:52:13
@akari_azuru

こんな夢にまで見た初々しい生活。 これもそんなに長くは続かない。 3回目のデートの日。 いつもよりテンションが高かった。 少し浮かれていたかもしれない。

2024-01-21 18:52:35
@akari_azuru

駅に向かって歩いていた。 僕の記憶はそこで途切れた。 pic.twitter.com/5fGT6paz5H

2024-01-21 18:53:29
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@akari_azuru

気づいた時には駅付近の踏切を見下ろしていた。 騒然としている。 鉄道関係者、警察、救急隊、報道など多くの人が声にならない声をあげながら各自の仕事をしている。 踏切近くの電気屋、店頭のテレビにはこんなニュースが速報されていた。

2024-01-21 18:53:47
@akari_azuru

「速報 踏切の遮断機誤作動 高校2年男子意識不明の重体」

2024-01-21 18:54:34
@akari_azuru

僕は死んだらしい。 原因は踏切の遮断機の誤作動。 自殺なんかじゃない。事故だ。 僕が確認を怠ったということもある。 こんな事故は滅多に無いらしい。 なんで… なんで僕が…

2024-01-21 18:54:52
@akari_azuru

まだまだ君と… まだまだ… まだ… これからなのに… 君とやりたいこと、行きたい所、食べたい物、いっぱいあったのに… なんで僕が…

2024-01-21 18:55:12
@akari_azuru

悲惨な事故から1週間、僕は柚菜の様子を見に来ていた。 心配でならなかったのだ この1週間、誰よりも泣いてくれたね いくら叫んでも、 慰めようにも、 声は届かない、 僕はもう見えない存在。

2024-01-21 18:55:34
@akari_azuru

丁度1ヶ月、言い方を変えれば月命日だ あの事故があった場所、 ここにはまだ沢山の花束、お菓子、ジュースなどが置いてある。 柚菜が来てくれた 来てくれたんだ… 花束を持ってきてくれたんだね ありがとう 僕の好きな色、覚えてくれたんだね 嬉しいよ pic.twitter.com/hQvEstOwLV

2024-01-21 18:56:23
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@akari_azuru

でもね?柚菜、 僕は君から花束なんていらない

2024-01-21 18:57:10
@akari_azuru

本当は僕がそっちに戻りたいよ また同じように柚菜とデートしたい イチャイチャしたい 勉強会がしたい… でも、 それは出来ないんだ…

2024-01-21 18:58:08
@akari_azuru

ごめんね柚菜、 僕は君にどうしても会いたい… だから、 だから!

2024-01-21 18:58:25
@akari_azuru

「 こっちにおいでよ 」

2024-01-21 18:59:51
@akari_azuru

ありがとう柚菜、 ごめんね柚菜、 でもこれでこれからも君と一緒だ これで死ぬことも無い。 泣くことも無い。 ずっと一緒にいれる。

2024-01-21 19:00:14
@akari_azuru

「 僕は君が大好きだ 」

2024-01-21 19:00:54