駆け付け男子

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駆けつけ男子|みわ #wtプラス ノイズの多い内部通話に耳をすませるが断片的な音しか聞こえず眉を顰める『しゅ、じっ…』『そこを動くな』短い言葉だけを残して走り出すみわ、途中のトリオン兵を切り倒し彼女がいるであろうポイントへ向かう「怪我はないか」建物の後ろで小さく蹲った影を見つけ

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近づけば、泣きそうな顔で震えている彼女がいて「しゅうじ、ごめん…トリガー落として」「立てるか」片膝を立て彼女に視線を合わせるみわの顔は少し怖い「腰、抜けちゃって…」そう言いかけたところにトリオン兵が襲いかかってくる「ちっ」舌打ちとともにばさ、と切り刻まれる敵「安心しろ」

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するりと彼女を抱きかかえ「しっかり捕まっていろ」少しだけ優しい顔するんだもん、ヒーローよろしくトリオン兵を薙ぎ倒すみわしゅうじに今日もメロメロです。

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駆け付け男子|あらふね #wtプラス 『たすけて』帰ると連絡があった彼女からのメッセージに反射で立ち上がるあらふね、何かあったのだろう『どうした』と簡単なメッセージを送りながら玄関に向かう『男の人に尾けられてる気がする』『そのまま家に向かえ、俺が途中で拾う』

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いつもの帰り道なのにドキドキしながら家までの道を歩いていれば見慣れた影、思わず手を振ろうとしたがあらふねめっちゃ怖い顔しててビビる。ズンズン近づいてきて「遅かったな、待ちくたびれたぜ」って抱きしめられ、普段外でこんなことしないのでびっくりして固まる「腹減ってるよな、早く帰ろうぜ」

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「う、うん」パッと体を離し、彼女の腰に手を回し、家路に向かって歩き出すあらふねに戸惑いながら「あ、ありがとっ」「次からは迎えに行く」耳元で囁くあらふねに「そこまでしなくても」「俺のかわいい彼女見てんじゃねえっつの」

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彼女越しに後ろを尾けてた男を睨みつけてたあらふねのことは誰も知らない。

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駆けつけ男子|うたがわ #wtプラス デートの待ち合わせ場所に向かえば、見知らぬ男に声をかけられている彼女を見つける「おまたせ」普段通り、素知らぬ様子で後ろから声をかける「遼くんっ」「知り合い？」いつもの穏やかな口調、でもその声色はチクチクと相手の男に刺さる。男連れかよ、という

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捨て台詞を吐いてナンパ男は去る「遅くなってごめん」眉を下げ心配そうに見下ろすうたがわに首を振る「もしかしてたまにああやってナンパされてたりする？」なくもないんだけど肯定するのもと思い、へらり、と笑えば「やっぱり…」「わざわざ報告することでもないじゃない？」うたがわの長いため息に

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慌てて言葉を重ねれば「次からは俺が先に来るようにするから」「え〜？」いつの間にか腰に回された腕の力がグッと強くなる「俺も嫉妬ぐらいするんだよ」普段は懐深いうたがわが彼女にだけ見せる独占欲がちょっと嬉しかったりする。

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駆け付け男子|ときえだ #wtプラス デートの待ち合わせ時間の1時間前に『ごめん、仕事になっちゃった』さとりが風邪を引いたらしく、ときえだが代打で広報部のプロモーションに行くことになったらしい『そっかぁ仕方ないね、行ってらっしゃい』なんて、物分かりのいい彼女のフリしちゃって？

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でも久しぶりの休みだったのに…1人で過ごす気分でもないし…で、ときえだが仕事しているみかど駅に来てしまう「今日も充かっこいいな〜」なんて、仕事の邪魔になったらいけないし、少し遠目からボーダーの紹介をしている彼を見てその場を後にする。結局何をするでもなく近くの喫茶店で時間を

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潰していたら「こんなところにいたんだ」「っ？！充？」さっきまでお仕事していた彼氏が目の前に座る「仕事は？」「少し早く終わったんだ。君が来てるの見えたのに、途中で帰ったから」あれ？少し怒ってる？「ごめん？勝手に来ちゃったから」「謝るのはおれの方、今日は本当にごめんね」朝は

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そんなことあるって思ってたのに「そんなことないよ、来てくれてありがとう」時間は夕刻、少しだけ遅くなっちゃったけど今日のデートをはじめよっか。

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駆け付け男子|すわ #wtプラス 風邪を引いたらしい彼女の家にお見舞いに来るすわ「おーい生きてっか」玄関の前で声をかければ、少しの間を置いてガタガタと音がしてゆっくり開くドア「こ〜たろ〜」「今にもしにそうだな、大丈夫か」力無くすわにもたれ掛かる彼女の肩を支えながらベッドまで運んで

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くれる「食えそうなもんあるか」「あーんして」「あ゙？」裏返るすわの声にケラケラとひと笑いした彼女に「心配してきたっつーのに元気じゃねえか」って腰を上げようとするから「待って待ってごめん、きついしんどい助けて！」縋ってくる彼女に呆れ声のすわが「おとなしくしとけよ」って

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頭撫でてくれちゃったりする。すわがおじや作ってくれたので「ありがとう」って受け取ろうとしたらスプーンをずいと口もとに寄越され「？」「…あーん、じゃねぇのかよ…」満更じゃなかったすわこうたろう、今日も愛しさ爆発。

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駆け付け男子|いこま #wtプラス ぐぬ…思っていたより重たかった荷物、かかえて初めてやばい、と体が言っている。が、ここで下ろすと多分別の場所が悲鳴をあげる「どしたん、そんなかっこで」頭の上から聞こえた関西弁に顔を上げれば「いこまくん！」いうが早いかいこまがかかえかけていた荷物を

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ヒョイと取り上げてくれる「えらい重たいもん持ってるやん」「ありがとう〜」重たいなんて言いながら軽々かかえているいこまに作戦室まで運んでもらうことに「換装体に慣れるとバグるね」はははと笑う夢ちゃんに「なんで換装してないん」「今、トリガーを修理に出してて」「そうなんや、換装してへんの

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見るの珍しいわ」なんて他愛もない会話をしながら廊下を歩いているといこま隊の隊室の前から人がぬっと出てくる「いこさん、夢さんと会えました？って何でかい荷物持って」「え？」「あ」隊室から出てきたみずかみがいこまと夢ちゃんを交互に見てやってしまった、という顔をする「みずかみ、まるで俺が

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夢ちゃん探してたみたいなこと言うやん」「そうですやん」真顔のいこまに、もはやバレたのなら、とキレのいいツッコミが入る。身内使って好きな子のポイントあげようとするいこまよ永遠に…

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駆け付け男子|からすま #wtプラス ちょっとからすまと仲がいいが故に、厄介なとりまるガールに目をつけられる。イマドキ校舎裏に呼び出すなんて、と仕方なく向かえば4人の女生徒「からすまくんとどういう関係？」これまた典型的なセリフに思わず吹き出しそうになる「なんとか言いなさいよ」

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「や、仲良いだけですよ」自分のセリフもテンプレートになっていくのがおかしい。こういう時ってなんと答えれば正解なんだろう「からすまくんと話したい子がたくさんいるの知っててやってるわけ」「そうなんだ」「えっ？！」振り返れば件の人物がぼうっと突っ立っている「何してんだ」「ぐ…」

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続け様に問われ、さすがにとりまるガールも言葉を失い逃げていく「助けに来てくれたの？」「たまたま通りかかっただけだ」そんなこと言ってるからすまは肩で息をしている「京介ってなんだかんだ優しいよね」「いつも優しいだろう」「そうだっけ？」「もっと感謝しておけ」

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両片思いって何となくお互いわかってる時のからすま、ほぼ彼氏みたいな振る舞いしてくれそう。

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駆けつけ男子|ひゅーす #wtプラス 防衛任務中にとりおん兵に囲まれてピンチの彼女に駆けつけるひゅす「遅くなった」ばっさばっさととりおん兵一掃してくれる「ありがとう助かったぁ」不甲斐ないなぁって情けなく思っていれば「任務中は俺から離れるな」「う…はい…」はっきり言葉にされると

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ちょっと落ち込む…でも間違いないもんね、としおしおになる「頑張って強くなります…足手まとい嫌だもん」グッと武器を握り締め決意を固める横でひゅすが不可解そうな顔で「何言ってるんだ」「…そんな簡単に強くなれるわけないだろってこと…？」ひゅすの歯に衣着せぬ物言いには慣れていたが、

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さすがにそれは言い過ぎじゃない？苦笑いでひゅすを見れば更に不可解な顔に「これ以上強くなる必要などない」「え？」「お前は俺に守られていろ」多分、その顔で言うセリフじゃないよ？「カノジョを守るのがカレシの役割だととりまるが言っていた」

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そう言って抱き寄せてくれたりするんだから、からすまに感謝しかない。

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駆けつけ男子|にのみや #wtプラス 急な土砂降りに立ち往生、困り果てて同級生のにのみやに連絡『雨降ってきて困ってます』『傘を買えばいいだろう』『にのみやも傘忘れたの？』『いや、持ってるが』『お待ちしてます』返事は途切れ5分程度で現れたのは不機嫌そうな顔をしたにのみや

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「来てくれると思ってた！ありがと」言いながらその傘の中に入れば「誰が許可した」眉ひとつ動かさずに言われ「このままびしょ濡れになれと？」こちらも負けていられない、わざとらしくキュ、とくっついてみれば「近い」「くっついてないと濡れるじゃん」「俺の傘だ」やいのやいの言いながら、

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結局本部基地まで傘に入れてくれるにのみや「ありがとう、持つべきものはにのみやだ〜」そそくさと中に入っていくにのみやを追いかけると、背中の半分が色を変えたジャケットにキュンとする。