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三色 @M1SH1K1v10La

 ̄ 『もう恐いものには遭遇したくない。このまま此処で静かに終わりたい。でも僅かな可能性を捨てる事も出来なくて。未来で後悔する事が恐くて。ーー諦める理由を見つける事だけが得意だった。ずっと此処で嘆き続ける理由がそこにあった。』 #140字小説 #創作

2024-02-20 20:01:38
三色 @M1SH1K1v10La

 ̄ 『《この世の終わりみたい》ではなく《この世が終わる時にひとりぼっち》のような気持ちなのです。消えてなくなったものばかり数えてはその何倍もの涙を流します。ノスタルジーに滲む悲しみとトワイライトに浮かぶ切なさで僕の心は染められているのでしょうね。』  #140字小説 #創作

2024-02-18 19:41:14
三色 @M1SH1K1v10La

 ̄ 『怒りに任せて雑な言葉を投げ続ける貴方。僕はその様子を遠くから見ていた。普段の貴方は綺麗な言葉ばかりを選んで整えているから、ギャップに戸惑ってしまったんだ。攻撃が最大の防御なのかもしれないね。だけどそれは全体攻撃だから、味方さえも傷付いててさ。それで満足?』 #140字小説 #創作

2024-02-04 22:50:35
三色 @M1SH1K1v10La

 ̄ 『咄嗟に掴んだのは足だった。暗くて冷たくて底も見えない場所に飲み込まれてなるものか、と必死にしがみついていた。しかし耐えきれずに転がり堕ちる。底知れずどこまでも。ーー嗚呼、どうやら掴んでいたのは自分の足だった。いつも足を引っ張るのは自分自身だ。』 #140字小説 #創作

2024-01-20 23:21:33
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まとめたひと
三色 @M1SH1K1v10La

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