ディエンは「これは今の規範の中で見ると罪である」と認識した上で、そこに悲観も自己陶酔もなく、「それでも俺はこの選択をする」という究極の自己完結型男なわけで、そこもレイモンドくんと対比的なんだよな…好きですが…???
2024-04-03 12:37:26その点でいくと、一番ティカちゃんが一般的な罪悪感の抱きかたに近いかもとおもう…でもティカちゃんは強いから…(過激派
2024-04-03 12:38:20今回の本で一番贅沢なのは、あの表紙に、これまた美しい表紙カバーをかけるということで…。 亡き魔女という作品自体が、「美しく色鮮やかな楽園」、「図書室の奥の暗闇のような古びた雰囲気」という2要素をもつので、前者を表紙カバー、後者を箔押し表紙で表現するという概念の塊なんですよ…
2024-04-03 22:16:14なのでもう、とんでもない贅沢品なんだけど、表紙カバーの華やかで美しいきらきらと、その下にひっそりと眠る、薄暗くもどっしりとした表紙の雰囲気の両方を楽しんでほしい。でも、表紙も陽の下でみると、きらきら美しいので、暗く困難な過去があっても、輝くものがある…という美しさに思いを馳せて…
2024-04-03 22:19:27ティカちゃんにとっての魔女になりたかったフラウさんと、家族ともいうべき彼女を守りたかったティカちゃんの話は何万回でもしたくて…
2024-04-05 18:21:05明確な記述はないけど、姉に成り代わったティカちゃんは本当の家族と縁を切ってると思われるし、そんなティカちゃんが、唯一放っておけない存在としてフラウを大切に思ってるっていうのが好きで…フラウはでも、たぶんそう思われてることを本当の意味で自覚してない気がする…
2024-04-05 18:23:01なにがどうとは言わないんですけど、アルヴィム先生は目的を達成してしまうと、自らの命も絶ってしまいそうな危うさがあるよな…そういう意味で、あのラストは「彼を生かす」という意味では良かったんだけど、あれを良かったと形容してしまう自分が嫌だ~~~~~~も~~~~~~幸せになって~~~
2024-04-06 00:05:06アルヴィム先生は、唯一、選ばれなかった側の真っ当な意見の代表者みたいなところがあるんですよね…それが一生、アンナ・ビルツの人生につきまとうと思う…明確な存在として…
2024-04-06 00:06:05亡き魔女で決めてた数少ないルールのひとつとして「死者が新たに語ることはない」というのがあって、だからアンナちゃんも、ルーさまも、ティカちゃんも、あのフラウさんでさえ、「わたしたちが選ばなかった側の人たちは、きっとわたしたちを恨んでいるだろう」という意識が強いんですけど
2024-04-06 00:07:38そういう意味で、終章のレイモンドくんは明確に、「俺の相棒だった男が俺を恨むはずがない」と思えている節があるし、実際、彼の相棒は最後までそういう態度を明確にしていたわけで、ほんとここの相棒関係に心がぎゅっとなるし、レイモンドくんは幸運なんだよな…この点においては…
2024-04-06 00:09:29ってなったんだけど、嘘だよそんなことない、普通にちゃんと相棒組で幸せになってほしかったですが!?いや幸せだろうけどそうじゃないんだよ、やっぱり現パロか!?現パロしか私を救わんのか!?
2024-04-06 00:10:30