twitter.com/i/events/15912… “むふぅ…○○君だぁ♡” #久保史緒里 #妄ツイ
2022-11-15 15:11:171 それは。 体育の授業の後に、用具倉庫で片付けをしている時だった。 “しーちゃん、さっきの試合、私に負けたから罰ゲームね” “えぇ⁈聞いてないよぉ!” 壁越しに女子達の会話が聞こえてきた。 この声は… ファッション誌から飛び出して来たような美女である久保さんと、その友達のものだ。
2022-11-15 14:56:182 “ジュース買ってもらう?” “いや、男子の家にお泊まりだね” …⁈ 最近の女の子って、結構グイグイいくんだ… なんて大胆な… まぁ、久保さんほどのイケイケ女子なら、仲の良い男友達は沢山いそうだし… 選ばれし神々の遊びのような… 僕とは縁遠い会話がそこにはあった。
2022-11-15 14:56:193 “それ、良いね!” 史:えぇ… 困惑気味の久保さん。 “しーちゃんのことだし…あの●●君ってのはどう?” 史:ふぇぇぇ⁈ 彼女からは、聞いたことのない声が。 おいおい、どれだけ僕は嫌われてるんだ… ろくに友達もいないし、いつも1人でいる僕だけどさ…
2022-11-15 14:56:194 罰ゲームに選ばれるぐらいだ、それほどまでに嫌がられている… 心当たりはある。 教室ではたまに睨んでくるし、黒板掃除やノート運びを良く頼んできたりと、都合の良い同級生ぐらいに思われてるんだろうな… “あの”と言う言い方も引っ掛かる。 良くない噂でもされているのかな…
2022-11-15 14:56:195 “ハードルは高いよ?” “やるの?やらないの?” 史:うーん… “やらないなら、私が…” 史:やる!私がやる!他の人には、絶対に譲らない! 変にやる気を見せた久保さんによって、僕への罰ゲームが確定した。 と言うか、いつまで僕はここにいれば… キーンコーンカーン… ○:おっ…ラッキー…
2022-11-15 14:56:207 その日の放課後。 史:●●君…ちょっと良いかな… 帰り支度をしている僕のところに、久保さんが声を掛けてきた。 ついに、この時が… まさか彼女が罰ゲームをやるような子だと思っていなかったので、少し残念に思うと共に、気になっている子が家に来るかも知れないがゆえの期待で感情が忙しい。
2022-11-15 14:56:218 教室に残っていた数名のクラスメートが、告白か?なんてザワついていたけど、残念ながら罰ゲームである。 久保さんの後をついて、ひと気のない渡り廊下へやって来た。 それにしても、いかにして僕の家に泊まる流れにするのか、気になるところだ。
2022-11-15 14:56:219 史:●●君…! と、壁に手をついた。 いわゆる、壁ドンってやつ。 久保さん… やること、イケメン過ぎない⁈ 逃げ道を塞がれ、白く綺麗な彼女の顔が間近にある。 確かにこれは… ○○には、効果が抜群だ! 史:えっと…私…家が無くて… ○:は…?帰る家が…ってこと?
2022-11-15 14:56:2110 史:そうなの… よりにもよって、ホームレス設定… 家に泊まるための言い訳がいくら難しいとは言え、これは雑すぎないだろうか… まぁ…罰ゲームだし… 理由を考えることすら、面倒臭かったのだろう。 それとも、久保さんほどの美貌なら、どんな理由でも男が泊めてくれると言う自信の表れか…
2022-11-15 14:56:2211 しかし、このまま簡単に宿泊を承諾してはつまらないので、抵抗して久保さんの反応を見ることにしよう。 ○:でも…今日、普通に学校に来てたよね?制服とか綺麗だし。 史:ついさっき、家がなくなったの… えぇ… ○:お家、取り壊されたんだ? 史:うん… このまま、押し通すつもりか…?
2022-11-15 14:56:2212 史:だから…●●君の家に泊めて欲しくて… ○:久保さんは、僕と違って大勢友達もいるし、その人達じゃダメな訳?僕である必要性が… 史:私…●●君のお部屋が良い! ○:ぐはっ… 史:●●君⁈ 予想以上の破壊力だ… まさか、直球で伝えてくるなんて…
2022-11-15 14:56:2313 どうやら久保さんは“ただし、美人に限る”を、地でいくタイプの人らしい。 史:だから…私を助けると思って…ダメ…かな? もしここで僕が断れば、彼女に恥をかかせてしまうことになるだろう。 史:断られたら…私…公園のベンチで一晩… ○:それは困った… 史:何が困るの?
2022-11-15 14:56:2314 ○:僕のせいで、久保さんに風邪を引かれたり、危ない男達が寄ってきたら… 史:じゃあ…泊めてくれる? 嬉しそうにニヤニヤしている彼女。 はぁ…僕の完敗… 男○○、人生で初めてお部屋に女の子を上げちゃう! ○:僕の部屋で良かったら…来ても良いよ…? … … …
2022-11-15 14:56:2415 史:お邪魔します… ○:上がって上がって。 靴を揃える辺り、きちんとしている。 史:なんか…お家の中、静かだね… ○:あぁ…僕の両親は共働きだから、今夜もいつ帰って来るのか… 史:そうなんだ… ○:もしかしたら、今夜は2人きり… 史:へっ⁈
2022-11-15 14:56:2416 みるみるうちに、久保さんの顔が赤くなっていく。 ○:…かも知れないね。 史:かも…ね。もしかしたらの話ね。 ○:帰るなら、今のうちだよ? 史:っ… さぁ、どこまで罰ゲームと割り切って押し通せるのか… ○:僕の部屋、案内する…? 史:お、お願いします…
2022-11-15 14:56:2417 やはり、このまま寝泊まりをすることに決めたらしい。 ○:久保さんって、イケない子だね? 史:え? ○:真面目かと思っていたのに、付いてくるんだもん。 史:連れ込んだのは…●●君じゃん… ○:連れ込むって…家が無いって言ったのは、久保さんなんだけど。
2022-11-15 14:56:2518 自分の部屋へと続くドアを開けた。 史:わぁ…本がいっぱい…●●君らしい! と、ベッドの下や本と本の隙間を物色し始める。 ○:そんなに探しても、エッチなやつとか置いてないから。 史:え…そうなの? ○:僕に、そう言う趣味があるとでも? 史:発情期の男の子なら、皆そうなんじゃないの?
2022-11-15 14:56:2519 ○:もしかして、思春期って言いたかった? 史:っ…それです… なんだ、この子… 天然なのかな… ○:男だからって、全員が全員エッチな本を持ってると思わないでよ… 史:●●君は、そう言うこと興味ないんだ? ○:逆に久保さんは、凄く興味がある女の子なんだね。 史:ち、違うもん!
2022-11-15 14:56:2620 初めて部屋に招き入れた女の子と、なんて会話をしているんだ…僕は。 ○:色々な人がいるからさ、僕は気にしないよ。 史:だから、違うってば! ○:他人より性に対する興味…性欲が強いと言うのも… 史:そろそろ、怒るよ? ○:ごめんなさい…調子に乗りました…
2022-11-15 14:56:2621 怒ってる彼女も、めちゃくちゃ可愛い。 ○:ちなみに、久保さんの部屋はどんな雰囲気なの? 史:んー…ぬいぐるみが置いてあったり、●●君の写真とか、好きな野球チームのグッズとか。 僕のミスリードに掛かったな? 彼女は、やはりホームレスなんかじゃ…ん?
2022-11-15 14:56:2722 間に挟まれた”僕の写真”を聞き逃しはしなかった。 だけど、尋ねるのも勇気がいる… ○:そっか… あれ… 他に、何て言ってたっけ? 衝撃的すぎて、忘れちゃった… 史:ふぅ… 息を吐いたと思ったら、おもむろに着ていたセーターを脱ぎ、シャツのボタンを外し始める。 ○:な、何してるの⁈
2022-11-15 14:56:2723 史:●●君とお喋りしてたら、身体がポカポカしてきちゃって… ○:目のやり場に困るんだけど… 史:その反応…もしかして、彼女いたことないでしょ? ○:いたよ?中学の時に1人だけ。 史:えっ…
2022-11-15 14:56:2824 ○:でも…付き合って3ヶ月ぐらい経って、そろそろ手を繋ごうかなって時に、何もしないなら別れると言われて…それ以来、僕は1人で… 史:ふふ…●●君がヘタレで良かった。 なぜ、嬉しそうなんだ… 史:やっぱり、ここで脱いじゃおっと。学校以外で制服を着ていると、落ち着かないし…
2022-11-15 14:56:2825 だからって脱がれると、僕が落ち着かないんだけど⁈ ○:すぐにお父さんのシャツかスウェット持ってくるよ! 史:出来れば、●●君のが良いな? 何で⁈ ○:とにかく、脱がずに待ってて!
2022-11-15 14:56:2826 彼女のご要望に応え、僕のパジャマを差し出した。 ○:どうぞ… 史:えへへ…ありがと…! ○:… 史:… クンクンと香りを確認する彼女。 史:良い匂い…って、いつまでここにいるの?もしかして、着替えてるとこ…見たい? ○:し、失礼しましたっ! … … …
2022-11-15 14:57:1027 史:着替え終わったよ〜 それを聞き、部屋の中に入った。 史:ちょっと大っきいかも…へへ… ○:に、似合ってるよ… うぉー! 久保さんが、僕のスウェットを着ている! オーバーサイズなのか、太もも辺りまでやや隠れていて、それが逆に僕の興奮を掻き立て… 史:次は、●●君の番だよ?
2022-11-15 14:57:1028 ○:えっと…何が…? 史:お着替え。 ○:いや…僕は、このままでも全然問題無いタイプと言うか… 史:シャツがシワになるでしょ?はい、おててを上に上げて下さーい。 ○:な、何をするつもり…? 史:私が、すっぽんぽんにしてあげるね? ○:やめて!自分で脱げ… 史:だーめ!腕を下げないの。
2022-11-15 14:57:1129 ○:はい、すみません… プチプチと、シャツのボタンが外されていく。 どうして、久保さんはこんなことを…? そして、脱がされてしまった。 史:なぁんだ…肌着…着てたんだ… ○:う、うん…まぁね… 凄く残念がっている… 史:あとちょっとだったのに…じゃあ、次は…
2022-11-15 14:57:1130 と、ベルトに手をかけた。 カチャカチャと金具が音を立てる。 ○:ストップストーップ! 史:どうしたの? ○:流石に、下は… 史:遠慮しなくて良いよ? ○:遠慮じゃなくて、恥じらいなんです… 史:そんな●●君も可愛いね?
2022-11-15 14:57:1231 ○:うっ…じゃなくて!自分で着替えられるから、少しの間だけ出て行ってくれない? 史:どうして追い出そうとするの! ○:どうしてって…僕達、家族でも恋人でもないから。 史:いずれは恋人にもなるし、家族にもなって、1つになるのに? … …? …⁈ この子は、一体何を言っているんだ…
2022-11-15 14:57:1232 史:●●君の言い分だと、恋人になら下半身を見る権利があるってことだよね? ○:えっと…そう言うこと…なの? 史:違うの? あれれ… 僕が間違えてるのかな… 史:じゃあ、このお家にいる間だけ、恋人になろ?それなら、良いでしょ? もし断れば、罰ゲームは失敗扱いになったりするのかな…
2022-11-15 14:57:1233 ○:わ、分かったよ…ここにいる間だけだからね? 史:じゃあ…早速… ○:久保さんがそう言うなら…って、やっぱりダメなことはダメ!僕が出て行く! 史:ぶぅ… 頬を膨らませてもダメです。
2022-11-15 14:57:1335 ○:あっ…親から返信来た… 史:何て? ○:やっぱり、今夜は帰ってこないみたい。 史:そっか… ○:夜ご飯、自分で用意しないと。 史:何を作るの? ○:カップ麺。 史:ダメだよ、もっと栄養のある物を食べないと。ちょっと、台所借りるね? ○:何するつもり?
2022-11-15 14:57:1436 史:エプロンエプロン…っと。ねぇ、これって、服は着たままの方が良い? ○:普通そうでしょ? 史:でも、男の人って、裸にエプ… ○:わーわー!そう言うの、ごく一部の男だけだから! そんな事、どこで覚えたんだ… 史:参考文献に載ってたのに… その文献、見てみたい…
2022-11-15 14:57:1437 背中で蝶を結んで、キッチンに立つ久保さん。 まるで、新妻のような… ○:僕、料理出来ないから近くで見ていても良い? 史:ひゃっ…包丁を持ってる時に後ろに立たれると、ビックリするよ… ○:あっ…ごめん… 史:ううん。でも、将来はこう言うのが当たり前になるんだよね。 ○:…
2022-11-15 14:57:1538 史:今のうちから、慣れておかないとね! ○:あー…やっぱり僕、箸とかお皿を並べてくる… 罰ゲームなのに、めちゃくちゃドキドキさせられる… 久保さんの将来隣にいる人って… … … …
2022-11-15 14:57:1539 ○史:いただきます! つい、彼女の食べる姿に見惚れてしまう。 史:んー!美味しい!我ながら良く出来てる…って、どうかした? ○:ん?あぁ…食べる時の所作が綺麗だな…と思って。 史:うふふ…ありがと。旦那様に褒められちゃった。 いつ婚約したのかしら…?
2022-11-15 14:57:1540 ○:ところで、親に連絡しなくて良いの? 史:それなら、さっき済ませた。まぁ、私の親も帰って来るのが遅いから、あんまり関係ないんだけど。 そこは、親もホームレス設定じゃないんだ… ちゃんと帰る家、あるんだ… 穴だらけの設定…
2022-11-15 14:57:1641 ○:ごちそうさまでした。 食器をシンクへ持っていく。 史:お皿、洗ってくれるの? ○:そりゃあね。作ってもらった訳だし、これぐらいは… 史:私も手伝う。 ○:お客さんにそこまでさせられないよ。 史:お客さんじゃなくて、今は彼女だもん。 久保さんは、ズルい… “彼女”の使い所が上手い。
2022-11-15 14:57:1642 史:じゃあ、私が水で流していくね。 僕は、洗剤を含ませたスポンジでお皿を擦る。 ○:はい、史緒里。 隣の彼女にお皿を手渡す。 史:ふぇぇ⁈ パリンッ! 史:あっ…ごめんなさい…名前で呼ばれたから、驚いちゃって… ○:ごめん、僕の方こそ…仮にも恋人だからって、調子乗った。
2022-11-15 14:57:1743 割れた破片を素手で拾おうとして、指を切った。 史:ダメだよ!素手で触っちゃ… 心配そうに、指を見つめる彼女。 史:手当てしないと…救急箱…ある? ○:それなら… … … …
2022-11-15 14:57:1744 史:良しっ…貼れた…! 熱くもないし痛い訳でもないのに、指先をにふぅふぅ…と、息を吹きかける久保さん。 やはり天然なのか、そう言うところも可愛い。 ○:どうして… 史:…ん? こんなに甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるんだろう… 罰ゲーム…なんだよね?
2022-11-15 14:57:1745 ○:久保さんは、僕のこと…嫌い…? 史:え?好きだけど? 何言ってるの?みたいな目を僕に向けて来る。 ○:首傾げるの、可愛いなぁ… 史:急に褒めないでよ… しまった、つい心の声が。 ○:でも…いつも僕のこと睨んでるよね? 史:嘘…見つめてたの、バレてた⁈
2022-11-15 14:57:1846 ○:スナイパーのように鋭かったよ…? 史:ハートを打ち抜けるかと思って。 ○:つまり…本気で僕のことを好き…? 史:うん。 ○:一体どこまでが…罰ゲームなんじゃないの? 史:え… ○:あっ… 史:知ってたんだ…
2022-11-15 14:57:1847 ○:久保さん達の会話が、聞こえてきちゃって…ごめん… 史:そっか…あの場にいたんだ…じゃあ、私が家に泊めて欲しいって言った時、どう思った? ○:理由はめちゃくちゃ怪しかったけど、それすらも考えるのが面倒臭かったんだろうなって… 史:どうして、罰ゲームだって指摘しなかったの?
2022-11-15 14:57:1948 ○:久保さんに、恥をかかせてしまうかも知れないと思って… 史:私のこと…罰ゲームなら、誰の家にでも行く軽い女だと思った? ○:ちょっとだけ、残念に思った…ちょっとだけね… 史:あぁ…もぉ…最悪… ○:なんか、ごめん…
2022-11-15 14:57:2049 史:ううん、謝るのは私の方。罰ゲームで●●君の部屋に泊まるなんて、最低だよね、ごめんね… ○:全然気にしてないから。特別な思い出と言うか…楽しかったよ? 史:楽しかった…? ○:うん。久保さん、可愛かったし。
2022-11-15 14:57:20