风情のささやかな幸せ日常のワンシーンを1日1回1ツイート文字制限内で書くというチャレンジを行っていました。だんだん毎日書けなくなって、その分まとめて1日に長文で投稿していくようになる😅基本ツイートの最後に #风情 を入れているので、それが頭に来ているものはツイートが何連かに続いている合図です。 また、1ツイートで終わっていても何となく繋がっていたりするので、繋げて読んでみてくださると嬉しい😋💞 今後も書ける時に書いていきます💦💦
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銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

息苦しくて目が覚めた。昔もよくあったと嫌な記憶に沈みそうになった時、首に乗っている太い腕に気付く。1人で目覚めた心の息苦しさとは真逆の首を圧迫される現実の息苦しさに安堵する。「ったく、私を窒息させる気か」腕を持ち上げ筋肉に噛み付くと耳の横の規則正しい寝息が嫌そうに唸った。 #风情

2022-08-03 10:01:40
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

目が覚めて視界いっぱいに美しい横顔がある幸せは、トクンと胸を高鳴らせ、じんわりと温かな感情が心から身体に染み渡る。息をしていないのではないかと疑うほど精巧に作られた人形のような顏。そっと頬に触れると体温があって長い睫が微かに震えた。強い男だと知っているのに守りたいと思う…。#风情

2022-08-04 12:53:34
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

手伝うと言っても邪魔だと追い払われる。少しでも側に居たいだけなのに分かってくれない恋人に風信は少し拗ねる。仕方なしに離れた位置から見つめている。世話が焼けると文句を言いながら食材を手に取る慕情の不機嫌な横顔が愛しい。「あ、それは苦手なやつ」と思った刹那、彼はそれを手放した。#风情

2022-08-05 08:57:48
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

『これは奴が苦手だから避ける。これも好きではないと知っているが栄養的に使いたい。細かく刻めば平気だろう』考えながら料理をしていると、ふと笑う気配がして顧みた。「何だ?」眉を顰めて問うと瞳を細めた奴が言う。「いや、お前の鼻歌好きだなって」言われて慕情は赤面した。無意識だった。#风情

2022-08-05 12:57:29
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「それやってみたい」突然何を言い出すのか、就寝前に髪を編んでいた時だ。「できるのか?」「教えてくれればできる」寝台の上で奴に背を向けて軽く説明した。無骨な指が長い髪を3束に分けるとき首筋を撫でられた感触に幸福感を覚える。『私も安い男だな』背後で懸命に編んでいる気配に微笑した。#风情

2022-08-06 21:09:56
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

通霊が長引いていると背中に温かな重みが触れてきた。胡座を組んで背を向けながら殿下と通霊していた風信は気にせず会話を続ける。背中合わせだった慕情が形を変え腹に腕を回してきたことでビクリとなった。肩に顎が乗り頬寄せ甘えられたら、通信障害が起こったことにするしかない。明日謝るか… #风情

2022-08-07 21:16:41
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

公務中ばったり出くわした。涼しい顔で通り過ぎようとした時、強引に物陰に引きずり込まれる。「何をっ」壁に押し付け険しい顔を近付けてきた風信に口づけられると身構えたが、首筋に鼻先を埋められた。「落ち着く匂いだ」囁かれ力が抜ける。疲弊している彼の背を優しく抱いた。「少しだけだぞ」#风情

2022-08-08 18:01:02
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

生きている鳥を貰って困っていると慕情が夕餉にしようと言った。「どうやって?」「首を落として羽を毟り逆さ吊りにして血を抜く」青ざめて無言になった風信に慕情は首を捻る。「分からないなら私がやる」鳥を奪い取った慕情が手際よく処理していく様を見て「慕情…愛している」感嘆の声が漏れた #风情

2022-08-09 14:53:52
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「何をしている」勝手に膝に頭を乗せたら冷静な声音がした。「甘えている」素直に言うと呆れたように続けられる。「いきなり何だ?」無表情の慕情は膝の上の風信を下ろそうとはしない。「下界で膝に乗せていた」「…犬?」「可愛い顔で構っていた」不平を唱えると氷の美人が破顔して撫でてくれた #风情

2022-08-11 13:52:51
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

@cc_meiji 「お前、料理人が居なかったら生きていけない駄目っぷりだな。恵まれた環境に感謝しろ」「料理人はもう必要ないから生きていけるぞ」「はあ?簡単な料理もできないくせに」「ああ、お前がいるから作れなくていい」「……(赤面)全く、私が居ないと生きていけないのか」「そうだ」 こんな感じどう?😋

2022-08-11 17:33:53
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

#风情 私室で公務の纏めをしていると筆ごと右手を掴まれた。「邪魔するな」険しい顔で見下ろす風信にきつく言うと椅子から引き上げられてしまう。「こらっ」強引に寝台に連れ込まれ抗議すると奴の上に重なる形で首元に頭を引き寄せられた。頬を触れさせ頭と肩をギュッと抱き締められる。「働きすぎだ」

2022-08-13 11:38:57
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「……」奴の温もり優しい声音、全てが身体に染み渡り力が抜けていく。そうだ、私は眠かったんだ…。逞しい腕に包まれて思い出す。「このまま眠ってしまえ」愚鈍なはずのこの男が見透かすような台詞を囁く。髪に唇が寄せられ大きな掌に撫でられる。こういうところ、が……。 慕情の意識が落ちた。(2/2)

2022-08-13 11:38:58
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

#风情 頭の中でしつこい誘いに駄目だと繰り返していたが一向に通霊を切るつもりがないらしい相手に痺れを切らしてしまった。「っ分かった!」つい声が出て小神官がビクリと伺う視線を向けてきた。「あー …急な呼び出しだ。後を頼む」短く告げて玄真殿を出る。下界に降りながら少し小さく姿を変えた。

2022-08-14 17:48:16
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

#风情 下界の祭りに出くわした。小さな村のささやかな祭りだが人々の幸せそうな姿を見て急に奴が恋しくなった。「お前達は先に戻り任務の報告を頼む」供の者に告げた風信は森の中へと身を隠す。すぐに通霊で祭りに誘った。散々ごねられたが慕情は来てくれる。喜色に笑んだ風信は精悍な少年に姿を変えた

2022-08-15 21:33:47
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「どうせお前に私の気持ちは分からないっ」捨て台詞を後悔した。夜道を一人で歩くなんて慣れているのに。隣に居るのが当たり前になっていて「何で居ないんだ」慕情は立ち止まり拳を握り込む。「居ていいならそう言え、くそっ」息を切らす声と共に後ろから羽交い締められ瞳を見開いた。「遅い…」#风情

2022-08-16 16:16:19
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

慕情が高熱に魘されて額を冷やすしか出来ない自分を歯痒く思っていると「風信」と微かに掠れた声がした。「慕情?」顔を近付けると長い睫毛が揺れ上がり「苦しいのか?」と尋ねると唇が綻び「好き」と囁かれた。「!?」衝撃に固まると慕情は静かな寝息を立て始めた。…絶対に覚えてないなと思う #风情

2022-08-17 23:18:03
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

高熱を出した時はいつも魘されるはずなのに。目を開けた慕情は「幸せな夢を見ていた気がする」と呟いた。熱が引き身体も楽になりすっきりしているせいかと思ったが胸を擽るこの幸福感はそれだけじゃない。横を向くと見慣れた寝顔が側にあった。「夢の中まで入ってきたか?」甘く笑んで唇を重ねた #风情

2022-08-18 23:14:32
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「好きだ」「は?」「好きだぞ」「気持ち悪いな」「……」「っ今度は何だ!?」顔を近付けじーっと見つめてくる風信を訝しげに見る。「お前は?」「何が?」「気持ちを言い合う会」「勝手に開くなっ」ふいっとそっぽを向くとボソッと聞こえた。「発熱中は言ってくれたのに…」「っ今何と言った!?」#风情

2022-08-20 19:02:31
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「洗いざらい吐け」何故か首を締め上げられていた。「済んだことはいいだろ」「よくない」柳眉を吊り上げ迫る慕情を苦しみながらもガン見する。「正直に打ち明ける会だ」「気持ちを言い合う会は却下されたのに?」「そこに行く前の話だろっ!!」無意識時の可愛さと今の迫力美「どっちもいいな」 #风情

2022-08-21 23:01:59
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

迫力ある美人に間近で睨まれながら風信は言う「名前を呼んで"好き"と言ってくれた。甘えながら眠ってくれた。起きた時お前から口づけてくれた」「起きた時って!お前まさか寝たフリだったのか!?」「当たったか?最後のは願望だったんだが」墓穴を掘った慕情が赤面し固まった。すぐに唇を奪った #风情

2022-08-22 17:55:48
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「勝手に口づけるなっ」「それを今言うか?」赤くなったまま間近で睨む慕情に不敵な笑みで返す。「お前の願望は妄想だ」ぷいっと可愛くそっぽを向かれ風信は苦笑した。「起きてる時にはしてくれないのか?」「寝ている時にもしていない」「往生際が悪いなぁ」そのまま抱きしめると抵抗はなかった #风情

2022-08-23 23:29:23
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

公務中「玄真将軍、首に…」慕情は慌てて項を両手で押える。あれ?ちゃんと髪があるな…「首にされた従者の話ですが」「っあ、ああ!そうか」「髪がどうかされましたか?」首の後ろを髪ごと押え込んだ慕情に神官が問う。「いや、湿気で広がったかと…」苦しい言い訳が気に止められなくて安堵した #风情

2022-08-24 21:49:06
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

公務中「南陽将軍、首が」「首が何だ?」「凶暴な獣とでも戦われたのでしょうか?」若き武官が尊敬の眼差しで見上げている。「何を言っている?」「っいえしかし南陽将軍にそこまでの手傷を負わせる獣と私は戦えるでしょうか?」ハッとして首の爪痕を掌で覆う。「ああ、コレは私にしか無理だな」 #风情

2022-08-26 04:18:11
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

風信発熱。粥を作りフーフーして食べさせ身体を拭いて着替えさせてくれる至れり尽くせりに潤む瞳で慕情を見上げた。「また熱が上がったか?」額の手拭いを取り替えてくれようとする腕を掴み強引に褥に引き込んだ。「っこら」「このまま寝る」抱き締めて強請ると吐息で笑われた。「甘えん坊が…」#风情

2022-08-26 20:20:57
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

慕情が負傷した。風信の手で包帯を巻かれた指では何もできない。髪を結うことすらできなくて面倒だからそのまま公務に行こうとしたら「今日は休め」「は?指1本の怪我で馬鹿か?」「馬鹿じゃないっ髪を下ろした姿を見ていいのは俺だけだ」大真面目に言われ不機嫌顔が照れる。「お前も休むなら…」#风情

2022-08-28 01:23:04
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

東西2人の武神がズル休みをした日。南の地はとても平和だった。彼らは1日を褥の中で過ごし服も着てるのか着てないのか怠惰で甘密な時間を甘受した。翌朝、慕情の身を清めかっちりと衣を着せ長い髪をいつものように結く風信の手際の良さに「できるなら休む必要なかったろうがっ」慕情の今更な発言 #风情

2022-08-29 00:41:38
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「脱ぎ散らかすなっ」部屋に来るなり衣を捨て歩く風信に慕情が言う。「今日は許せ」力なく倒れ込んだ男は褥にうつ伏せてしまった。「全く…」拾い集めた衣を両手に溜息を着くと慕情はそっとそこに鼻先を埋める。風信の匂いで心が満たされていく「なあ、本人を嗅いでくれないか?」「っ寝てろよ」 #风情

2022-08-30 01:46:30
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「左薬指に指輪を贈ったらお前はどうする?」真面目に告げると慕情が一瞬真顔になった。黙考されて動悸を感じる。「尿瓶を贈ってやる」「は?」「巨陽でも使える尿瓶は特注だな」「何を言ってっ」「介護になってから作るんじゃ私が困るだろ」「!!」下の世話まで考えてくれることに風信は感涙した #风情

2022-09-01 23:49:50
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「痛い」「じっとしてろ」座らせた風信の顎を掴み上げ覆い被さる様に顔を近付ける。「しっかり目を開けて私を見ていろ」「怖い」「怖くない動くな」薄い舌を覗かせた慕情が風信の目玉をべロリと舐めた。「っわ!!」思わず悲鳴が零れた風信に慕情は得意気に笑った。「ほら取れた」目に入った塵の話 #风情

2022-09-02 23:14:35
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「君達、口づけてるのかと思ったよ」「っ殿下」「馬鹿らしい、そんな訳ないでしょ」「目の塵を取ってもらって」「うんまあ、そうだろうけど」苦笑する殿下、慌てる風信、呆れる慕情。「普通はそんな取り方しないよね?」ボンッと赤面する2人。「私が知らないだけかな?」「血雨探花に訊いてっ」 #风情

2022-09-05 02:49:00
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

おまけ「ねえ三郎、慕情が風信の目に入った塵を舌で舐め取ってあげていたんだけど、それって普通のやり方なのかい?」「普通かどうかは相手によると思います。例えば私と哥哥のような"互いに身体中どこを舐めても構わないような関係性"なら普通のことではありませんか?」優雅に微笑んで言われ謝憐は↓

2022-09-05 14:50:39
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

赤くなってしまった。「そ、そうだね。私も君にならそうされても普通に受け止めてしまうな」「三郎も哥哥にそうされたら嬉しいです」言いながら手を伸ばし花城は謝憐を抱き締めた。その背に腕を回し謝憐も幸せに微笑む。「そうか、じゃあ慕情も風信も幸せなんだね」「アレは犬も食わないってやつです」

2022-09-05 14:50:40
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

風信が負傷した「汚れるから殿下は触らないで!」言って止血する慕情の「こんな深手、馬鹿で困るっ」その手が震えていて「すまん」苦笑で謝る風信が安心させるように掌を重ねた時、一瞬見せた泣きそうな表情で察した。心配で不安な心を必死に隠す慕情が、傷付いた彼を誰にも触らせたくないのだと #风情

2022-09-07 03:35:04
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

慕情の顔色が悪い「大丈夫か?」「内蔵の循環が悪くなっているだけだ」風信は寄り添い並び慕情の腹に掌を当てた「お前、体温が低いからだろ」大きな掌の温もりに癒される「お前は子供のように体温が高いからな」向かい合う形で横になり慕情は風信の肩に額を当てた「このまま…」「いつまででも」 #风情

2022-09-09 04:43:53
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「どこに行く」「どこでも」理由も言わず連れ出した風信が浮き足立って歩いている「何が嬉しいのか」溜息混じりに言うと眩しい笑顔が顧みた「月明かりで綺麗だな」「月明かりが、じゃなくて?」ふふんっと得意気に笑われて慕情は風信の手を取り指を絡ませた「え?おい」「皆、月しか見ていない」 #风情

2022-09-10 22:19:32
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

#风情 「慕情の手料理は久しぶりだ」「食べたらさっさと帰って下さい」「殿下に失礼だな」「いや何故お前も居る」任務を終え空腹を訴えた謝憐の為に慕情が食事を提供した「気にするな」「厚かましい」食卓には3人分用意されているのに口喧嘩はお約束で謝憐は苦笑する「う!」ご機嫌に食べていた風信→

2022-09-12 05:21:59
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

が眉を顰め口ごもった「喉に詰まったか?」謝憐が言うと首を横に振る「あ、お前の苦手な物を入れたな」飲み込めないと訴える風信に「仕方ない」と慕情が口づけた。謝憐は目を丸くした。口移しで苦手な物を慕情が引き取ったらしい。「嫌がらせかっ」「お前に作ったんじゃないからな」普通に会話が続き→

2022-09-12 05:21:59
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

何事も無かった様に食事を続ける2人に「それも普通の事なのかな?」謝憐が訊ねると「コイツは好き嫌いが激しくて」「いやそこじゃなく」「食物は無駄にできないでしょ」だから吐き出せないと風信は言う「あ、うん大事だね」「ほらこっちを食べろ」気付いてない?と思った謝憐は忠言した方がいいかと→

2022-09-12 05:22:00
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

世話を焼くことにした「食物を無駄にしないのはとても良い事だけど、それは接吻に見えるから人前では控えた方がいいと思う」2人は揃って箸を落とした「あ、私は構わないから」微笑んで謝憐は食事を続ける。当たり前になりすぎて油断していた「っお前が悪い!」「作ったお前が悪いだろっ」今日も平和だ

2022-09-12 05:22:01
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「三郎あのね風信と慕情がね」「言わんでいいっ」「すぐまたっ!!」謝憐を必死に止める2人に花城が揶揄う様に鼻で笑う「どうしました?とうとう哥哥の目前で接吻でもしましたか?」青くなり固まる2人「凄いね!どうして分かったんだい?」素直に驚く謝憐「…いや、冗談だと」笑顔が張り付いた花城 #风情

2022-09-13 20:40:51
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「ちょっと待て」「待たん大人しくしていろ」「いやいやそれは無理だろ?」「大丈夫だ私を誰だと思っている」風信を壁に追い込み剣を光らせる慕情は凄艶に微笑む「せめて短剣を」「剃り残してくるお前が悪いんだっ贅沢を言うな」「ひっ」風信の顎の下、剃り残した髭を慕情が大剣で丁寧に削除した #风情

2022-09-14 23:00:17
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

#风情 「玄真将軍…美しいな」若き神官が思わず零し周囲が騒然とした「貴様、何と言った?」「すみません!! 南陽将軍の方が素晴らしく…」「そんな事はどうでもいい、見た目が美しいのか?」「っはい、絶対に触れてはいけない刃物のような美しさで…」風信の迫力に気圧されながらも素直に答える若者→

2022-09-19 04:10:18
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

南陽殿の神官達は息を呑んで見守る「そうか…」険しい顔で風信が言う「確かに触れたらただではすまん」若者は青ざめて背筋を引き伸ばす「私もしょっちゅう負傷している」「将軍もですか!? やはりそんなに恐ろしい方なのか…」「美しいものには棘があると言うだろう」「心得ました!!」尊敬の眼差しで→

2022-09-19 04:10:19
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

風信を見る若者は自分は南陽殿仕えになって良かったと思った「しかしあれでも可愛いところもあってだな」「は?」「自分でつけた傷をブツブツ言いながらも手当してくれたり」「はあ…」「まあ今朝だって背中が特に酷かったんだが」まるで独り言のように語り始めた風信に若者は目を丸くした、その時だ→

2022-09-19 04:10:20
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

遠くから駆け寄ってきた慕情が風信の頭を殴った「ひっ!!」若者は恐怖に固まる「いきなり何だ」「お前は声が大きいから丸聞こえなんだ馬鹿者っ」頬を紅潮させた慕情に怒鳴られムッとして顔を近付ける「本当の事を話して何が悪い」「話す必要があるか!?」「お前の凶暴さを部下に教えてるだけだっ」→

2022-09-19 04:10:22
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

今にも口づけしそうな距離でいがみ合っている2人の将軍を前に、硬直している若者は慣れた神官達にその場から離された「あ、あの宜しいのですか?」「気にするな」「お2人の関係は見て見ぬふりが鉄則だ」「は?」「だんだん分かる…公務に戻るぞ」「は、はいっ」そしてその場には将軍2人が残された。

2022-09-19 04:10:23
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

本当に常に側にいて背中を預けられる相手になれただけで充分だと思っていた。いつも言い争っている特別…それが周囲も認識する私達だった。それ以上なんて望めないと…「どうした?」ふと顔を覗き込まれ風信を見つめた「冷えた」ぼそっと呟くと両腕に抱き締められる「これでいいか?」私は幸せだ #风情

2022-09-20 15:22:41
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

2人で居る時たまに遠い目をする事がある。今でも本当は後悔しているのではないだろうかと不安になる。奴は長年戒律を守ってきた訳で、そこから引きずり下ろしてしまったのは俺だから…。だけど、もう手放す事など絶対にできない。 そう言えば、こいつはいつから俺を好きになってくれたんだろう? #风情

2022-09-21 21:12:34
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

任務が終わり足の違和感に気付いた。いつ痛めたのか…「どうした?」「いや…お前は先に殿下に報告に行ってくれ」涼しい顔で言うと風信が眉を動かした「うわっ何をする!」無言で抱き上げられて驚く「放っておけるか」「何を…」「右だろ?」私も気付いていなかった足のことコイツは気付いていた #风情

2022-09-26 04:18:41
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

「もし謝憐も足を痛めていたら…」風信の腕で運ばれながら思わず口をついていた「いや、何でもな…」「お前を抱き上げる」迷いなく言われ声を荒らげた「馬鹿者っ従者として」「殿下には奴がいるだろ」強い言葉に黙らされた「お前には俺しかいない。俺以外に運ばせない」それは風信の望みでもある #风情

2022-09-28 00:49:03
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まとめたひと
銀蝶々(🏹风情⚔️メインに書く人) @ginchoucho

I am writing a fengqing that I love. I also translate what I write into English💓幸せな南陽×玄真を書く❣️作家の化石😅はぐれ蝶だけど話しかけて貰えると喜びます🙏🥹💓アイコン絵まち姉(@deeplake24)から頂きました😋💖