結婚相談所を介して出会う炎ホ

ひしょこ @hishoco

ちょっとこれについて妄想をしてみる。 twitter.com/hishoco/status…

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炎さんは国内の高級ホテルを経営しているんだけど、今度ﾖｺﾊﾏあたりに新しくホテルをオープンする事になる。 「ラグジュアリーなひと時を」をﾓｯﾄｰに宿泊サービスのみを提供してたんだけど、新しいホテルは外観もとても良い所なので、ブライダルも取扱うことにした。 ただ、普通に結婚式をあげる

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だけじゃ他と変わり映えしない…ということで、ｹｯｺﾝ相談所的なものもホテル側のプロデュースして提供しようじゃないか。 ｺﾝ活パーティ場は勿論このホテルで行うし、その後のデートでも利用出来るカフェやレストランもある。後にｹｯｺﾝする事になったカップルは、出会いの場で式をあげられる

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こんなサービスがあっても良いのでは？？とブライダル部門から企画案が上がり新しいコンセプトとしては有りとGOを出す炎さん。 ただ、自身はそんなサービスがあったことも知らず当然使ったことも無い。これでは顧客のニーズを適切に捉えるのが難しそうだ…と考えていたら、

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業務提携することになったｹｯｺﾝ相談所の担当から「客としてウチを利用してみては？」と提案される。 結婚歴はあるも、仕事を最優先にしてきてしまったため5年前に離婚。それからは新たなパートナーを探すわけでもなく独り身。市場調査としての利用になるが、もし良い相手見つかったらラッキー

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くらいの気持ちでどうですか？ なんて言われて、後者の期待は出来ないが前者としては合理的。と、登録してもらうことに。すぐ次に予定されていたパーティへの参加が決まる。 パーティ当日、10:10の20名の男女が集められた会場に入る炎さん。 見渡せば恐らく自分が最年長。男女共に20~30代の層が

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メインターゲットなのかと観察しつつ、パーティの進行に身を任せる。 こんな老いぼれに若い女性が興味を持つ訳ないな、と会話はするも頭の中はもう仕事モードで必要な情報収集に走ることにする炎さん。 3つのテーブルに男女が振り分けられ、席替えをしながら一通り全員と会話をする時間を設けられた後

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フリータイムに。先の時間で気に入った相手の元へアプローチをかけに行き、皆では出来なかった話をするのか…なるほど、と男女が行き交う様子を眺める。自分の元には予想通り誰も来ず、用意されている立食形式の軽食をつまみながら、ウチのホテルで出すなら…とプランを練りつつ参加者の観察も忘れない

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すると、バラけてるように見えて、一人の若い男に女性たちの視線が集まっている様子に気づく。 整った容姿に甘い笑顔を浮かべる青年。同じテーブルに着いた時、話すのも聞くのも上手い奴だなと思った男だった。 ひっきりなしにその男の元には女性が足を運ぶ。どうやら今回は彼が一番人気のようだ。

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あぁいう男がいると、女性陣は色めき立つし、それを見て男性陣は負けてたまるかと積極的に動くこととなり、結果場が盛り上がっているようにも見える。 そんな分析をしていると、例の色男が視界から消えている。自ら気に入った相手の所へ足を運んだのだろうか？選り取りみどりの中でどんな女性に

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惹かれたのか。興味本位もあり、その青年の行方を探していると隣から声がかかる。 「それ、美味いです？」 探していた彼が、自分の手にしているサンドウィッチを指さし尋ねてきた。 「悪くはないな」 「へー、じゃあ俺も食べよ」 こういう所の飯ってイマイチなイメージあるから

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手を出さなかったんですけど…とサンドウィッチを皿へ取り寄せていく。また輪に戻っていくかと思えば、隣で食べ始めた。 「向こうへ行かなくていいのか？」 男性が2~3人でいる所に、女性たちが加わるという様子もあった。だか、自分と居ても女性は寄ってこないだろう。

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そう思って声をかければ、 「いやぁ…中々積極的なばかりで、疲れちゃいまして」 もう良いかなって一人になりたくて…こう言っちゃ悪いですが、貴方近づきづらいオーラ出てたから。と、青年は苦笑いする。 「人避けには丁度いいかもな」 「お気を悪くしたらすみません。気になるお相手いました？」

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「いや、いない。俺も、もうこのまま仕舞いで良いかと思っていたところだ」 「じゃあご迷惑でなければ、このまま僕とお話して下さい」 と、笑いかけてくる青年は鷹みと名乗り、22歳と娘ほどの年齢にもかかわらずベンチャー系のIT企業の取締役を勤めているとのこと。 若いのに仕事ばかりしている自分を

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心配して、同僚が気晴らしも兼ねて行ってこいと登録されてしまったらしい。 試しに来たけど、こう、あまりに積極的になられると困ってしまうというか…勢いに着いていけないかもとのこと。 「今回は積極的な女性が多いのかもしれないが、淑やかな人に出会うこともあるだろう」 自分もお前くらいの頃は

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仕事をしてばかりだったが、大切に出来る人や支えてくれる人を作ることも大事だぞ。と自分の失敗談を話したり、 「ん～でもガッと気持ちが上がる瞬間て仕事で上手くいった時なんですよね～」 なんて言う鷹みの気持ちもよく分かるが…と、初対面で歳もふた周り近く違うのに、ゆったりと会話を

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楽しんでしまった。 その後、マッチング結果の発表では炎も鷹みも女性と一緒になることはなく。 「貴方とのお話が一番楽しかったです」 「俺もだ」 「お互い、良い巡り会いがあるといいですね」 それじゃ。と言葉を交わして別れる。

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一通りの流れやターゲット層、顧客としてどの様な人間に使ってもらえないと困るか、パーティのコンテンツは等々以前より大分イメージが着いた。 いい情報収集が出来た。この後は会社に寄って色々纏めようとタクシーに乗り込む炎。 利用は今回だけでいいかと思っていたけれど「楽しかった」という鷹み

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が何故か頭から離れない。 無理やり登録されたと言っていたが、また参加するのだろうか。 似たような境遇を過ごしているせいか、気にかかるだけかもしれない。でも、もう一度ゆっくり話がしてみたい。 退会手続きは少し先延ばしにしようと思う炎じなのだった。

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っていう、また無駄に長いのに出会ってしかいない炎ホ。 この後お互い気になっちゃって、こういう人とマッチングしたいじゃなくて、あの時のあの人にまた会えないかなってパーティに顔出してる。 中々タイミング会わず遭遇できてなかったが、お互い3回目くらいのチャレンジで再開。そこで連絡先交換

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して……あれこれがあって、「これって脈ありますかネ？」「向こうはどういうつもりなんだろうか」「年上の人をデートに誘うってどうしたら…」「今どきの若者派何処へ連れてったら喜ぶ？」 なんて、相談所の担当に相談するよ。 担当さんは「いけるいける！押せ押せ」って応援モード。

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この担当はミルコさんなイメージ。 そんなつもりは無かったのに、恋に落ちるし、その相手は予想もしてない同性相手。でも素敵な相手に巡り会えてゴールインする二人。 新たにオープンするホテルで最初に式をあげるのは炎ホ。婚姻を結ぶのは今や異性間のみにあらず。思いを通わせた二人が幸せになる

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ための、最大限のお手伝いをさせて頂きます。ってPRするのでした。 #えんほ小ネタlog