夏用のヒエヒエ典包
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靱負 @Rubicundus

刀剣男士、泳げなくはないけど人間みたいに浮かなそう。水を掻いたり蹴ったりする為の力は強いから沈まないけど、何もせず浮いてるだけっていうのはできない的な。どっちにしろ人体的に脂肪なんて殆ど無さそうだし。水面の光をぼんやり眺めながらスーっと沈んでいく。

2018-06-30 15:47:04
靱負 @Rubicundus

本丸の池はそこそこでかくて深いところは2〜3メートルあって、澄んでるから底も見えるし、底の中央付近には本丸の結界を維持する装置の一つが祠みたいな形で設置されてる。基本水遊びは池の縁だけど、夏は意外と泳ぐ刀剣もいる。ただし一人で泳いではいけないことになっている。

2018-06-30 15:59:52
靱負 @Rubicundus

勿論泳げない刀剣もいる。おそらく訓練で泳げる様にはなるけど、足のつかないところで沈むのが怖いとか。短刀脇差は比較的泳げる。蛍丸は泳げない。大包平は打刀以上の中では一番上手い。光世は最初全くダメだったけど大包平指導の下ちょっとだけ泳げる様になった。

2018-06-30 16:17:36
靱負 @Rubicundus

冬、池は氷が張るから上で滑って遊んだりもしてたんだけど、その上に雪がかなり積もって境が分からなくなってる時があって、前田家組が雪遊びしてる時光世が作ってた雪だるまの玉ごと氷踏み割って池に落ちた。知らないうちに深くなってるとこまで来てた。

2018-06-30 16:55:59
靱負 @Rubicundus

光世は本丸に来てから泳いだ経験はなくて、しかも冬で重装備だからまともに動けず、掴んだ氷の縁も割れるしそこで手が切れて雪に血の跡だけ残して沈んでく。その場で泳げると分かっているのは愛染と前田。愛染が飛び込んで引き上げようとしたけど光世を抱えて上まで泳ぐのは無理だった。

2018-06-30 17:13:35
靱負 @Rubicundus

平野が助け呼びに行って最初に会った泳げる刀が大包平。行けば丁度水面から愛染が顔出してて大包平に気づくけど、多分大包平さんでも抱えて上がってくるのは無理だと思うと言われる。浮かない上に元々光世は重いし息全部吐いちゃってて相当重い。

2018-06-30 17:29:17
靱負 @Rubicundus

でもまあ助かるんだけど。上全部脱いでから飛び込んで光世の上着とかもなんとか脱がせて、ようやっとの思いで愛染前田信濃の伸ばした腕に届くとこまで引っ張ってくる。上がろうとした氷が割れてまた沈みかけたりしたけどなんとか陸地まで来て、光世に水を吐き出させてる間に

2018-06-30 17:50:57
靱負 @Rubicundus

心臓動いてない息してないってなって、思いっきり胸を叩いたり口から息を吹き込んだりしてたらまあ物理的な人体の方と呼気とかからの霊力神気的なので光世は息を吹き返す。そんで呼ばれてすっ飛んで来た審神者に手入れ部屋へ放り込まれる。大包平と愛染は風呂に放り込まれる。

2018-06-30 18:10:11
靱負 @Rubicundus

光世はしばらくの間、ずっと腹に水が入っている気がすると言ってたり、ちょっとトラウマ。助けてもらってから大包平と距離が縮まって最終的に恋仲にまでなる。泳ぎを特訓させられる光世。光世の真冬用コートは夏になってから救出される。

2018-06-30 18:21:19
靱負 @Rubicundus

お前が泳げないせいでまた俺にあんな大変な思いをさせるのか?とスパルタ大包平。またあんたが助けに来てくれるんだなと喜ぶちょっとずれた受け取り方をした光世。

2018-06-30 18:27:22
靱負 @Rubicundus

さっきの溺れる光世、あの大典太光世が為す術無く沈んでいくのがいい。驚いて息を吐き出してしまったが最後、鉄のように“落ちる”と言うべき速度で冷たい水の中へ沈む。 “人は習わない限り泳げない” twitter.com/Rubicundus/sta…

2018-06-30 22:31:00
靱負 @Rubicundus

浮き輪でぷかぷかしてる典包可愛くない?大きめの浮き輪に乗ってのんびり浮いてる光世の下から大包平が忍び寄って脇腹擽り、驚き身を捩った光世が水中に落ちてくる。少しは泳げるようになったからちょっかいだしてみる。いちゃいちゃ。そういや二人の水着ってどんなだ…

2018-07-01 15:30:20
靱負 @Rubicundus

ひえひえの…光世を…氷付けとか…雪山とか…

2018-07-01 15:36:40
靱負 @Rubicundus

溺れた光世がいるのとはまた別軸の本丸の冬に顕現して暑いのが苦手、というよりは寒いのが好きな光世。 顕現後数日で雪が降って初めて触れて、前田に積もったら雪合戦しましょうねとか言われ楽しみにしてた。その夜本格的に降り出してもう地面は見えない。

2018-07-01 18:09:38
靱負 @Rubicundus

積もっていくのが面白くて、寝間着のまま障子を開け放して眺めてたら、隣の部屋のソハヤが通りかかってほどほどにしとけよ、おやすみって言ったのが最後、朝部屋に光世の姿はなかった。装束も内番着も履き物もそのまま。外は雪は止んでいるものの大人の膝下くらいまで積もっている。

2018-07-01 18:13:53
靱負 @Rubicundus

最初に気づいたのはソハヤ。まだ本丸全てを把握してなくて迷子になりそのまま誰かの部屋に厄介になっているのかと探したけど見つからず、本丸総出で探すことに。履き物があったから外は初め探してなかったけど、中にはどうもいないらしく、門、道場、厩、蔵、池、目ぼしいところは見たけどいない。

2018-07-01 18:42:34
靱負 @Rubicundus

残るは森か山。ふと審神者が刀剣男士って凍死するの?って。誰も答えられなかったけど。妙な空気になりながら取り敢えず二手に別れて向かう。ソハヤに霊力で探せないか聞いたけど、何回か呼びかけたが応答なしだと。結局蔵のもっと先にある森の入り口あたりで見つかった。

2018-07-01 18:55:55
靱負 @Rubicundus

刀を抱えたまま座り込んで雪に半分埋もれてたけど息はあってただ眠っているだけのようだった。急いで連れて帰って鍛刀部屋の炉の近くでしばらく温まらせたら目を覚ました。その後何事もなかったように活動し始める。刀剣男士は凍死しないらしい。

2018-07-01 21:03:09
靱負 @Rubicundus

なんであんなとこに蹲ってたのか問い質したら、夜中までずっと雪が積もるのを眺めてたら外に出たくなって、特に寒いとも感じなかったからそのまま素足で雪を踏み締める感触を楽しみつつ散策してたらどんどん体が動かなくなって来て、雪を避けようと木の下で座ってそのまま眠ってしまった、らしい。

2018-07-01 21:08:07
靱負 @Rubicundus

寒いのが好きなんじゃなくて寒さを感じないから平気なだけだった。けど物理的な人体機能の方はそうもいかず。その後光世は特に寒い日や雪の日は必ず上着着用の上一人で外出禁止になった。まあコートは羽織るだけでどんなに寒くても前全開だし襟巻きも手袋もしないんだけど。嫌がるから。

2018-07-01 21:16:52
靱負 @Rubicundus

おそらく人間ではありえない程体温が低い。冬同行を頼む相手は特に決まってないけど暫くは御手杵に頼むことが多かった。雪を降らせると聞いて。皆んなに迷惑を掛けたのであまり我儘は言えないけどまた雪の中でふわふわしたいと思っている。都合よく降らせてやれなくてごめんなとか言われる。

2018-07-01 21:33:26
靱負 @Rubicundus

私は典包贔屓なのでここでもくっつけるんだけど、光世が一番最初に大包平と付き合うことになったと教えたのも御手杵。これからは冬の付き添いはあいつに頼むからと。大包平はそれまでの間、光世は御手杵が好きなんだと思ってた、とかあるといい。

2018-07-01 21:42:31
靱負 @Rubicundus

今度は夏に。両片想いの典包に御使い頼む。それは口実でお小遣いたっぷり渡して、暑いしどっかでお茶でもしてきなって。早々に頼まれ事済ませてどうする?って顔見合わせて、まあ折角貰ったしということで白玉抹茶小豆かき氷を食べてくる。向かい合った席でぽつりぽつり言葉を交わしながら。

2018-07-14 21:35:44
靱負 @Rubicundus

風鈴の音を聞きながら「夏だな」ってぼそっと独り言のように大包平が言うから、「あんたは夏が似合う」ってこれまた独り言のようにもそもそかき氷食べながら光世が言う。言葉が返ってくるとは思わず一瞬驚くけど、ふと、「お前は冬、だな。雪が似合う」と浮かんだままを口にする。

2018-07-14 21:44:54
靱負 @Rubicundus

クーラーの効いた店内で周りの喧騒すら気にならないこの静かな二人だけの時間は、食べ終わるまで。しかし融け始めたかき氷は待ってくれない。戻ってきた喧騒にどちらともなく帰るかと店を出て、じりじりと夏の陽に灼かれながら並んで歩く。少し距離が縮まっているといい。

2018-07-14 22:02:39
靱負 @Rubicundus

冷たい舌。することもなく動くと暑いので部屋でごろごろしている光世に、大包平が棒アイスとかき氷を一つずつ持ってくる。どちらがいいと聞かれ、寝転がったまま食べられるアイスを選んだ。仰向けのままあ、と口を開ければ呆れたような溜息が聞こえたあとに口内に挿し込まれる水色のアイス。

2018-07-19 18:17:22
靱負 @Rubicundus

大包平は光世がきちんと咥えたのを見届けてから隣に座ってかき氷を食べ始める。スプーンで掬った赤いかき氷が口に運ばれていくのを横目で見ている光世。3分の1ほどになり溶け始めたアイスを全部口へ放り込んで漸く起き上がる。すっかり口内は冷えていた。ふと、大包平の口の中も冷たいだろうかと、

2018-07-19 18:40:52
靱負 @Rubicundus

気になってまだ食べている途中の大包平に口付けて舌を入れてみた。互いに冷たいせいでよくわからなかった。離れればいきなりなんだと言われ、少し考えてから、冷たいあんたの味はどんなものかと思って、と。味、のことではないなと察した大包平。で、どうだったと聞けば

2018-07-19 18:56:11
靱負 @Rubicundus

残念そうによく分からなかったとかいうものだから、器に残っていた氷を全て掻き込み飲み込んで、その様子を眺めていた光世を引き寄せると、冷たさに感覚の鈍くなった舌で光世の唇を舐めた。光世はちらりと視界に入った不自然に赤い大包平の舌を追うように口付けて舌を絡める。

2018-07-19 19:14:03
靱負 @Rubicundus

舌も唇も吐き出される息も冷たくて、でもそれが自分のせいでじわじわぬるくなっていくのが嬉しいような勿体無いような。漸く離して、満足げに御馳走様と言う光世。甘やかしている自覚はあるけど今のは悪くなかったなとか思ってみる大包平。

2018-07-19 19:40:32
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まとめたひと
靱負 @Rubicundus

ゆきえ。基本光世、大包平、山鳥毛、左右相手固定なし。妄想のメモとたまに絵/20↑/地雷なしの超雑食 RT魔注意/初期刀:山姥切国広※危険地帯。虚言妄言がやばい※転載不可