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山本安男 @Jens_Inferno

本日の個人レッスンはホームポジション(いわゆる姿勢)を徹底的に改善。 AとB、どちらがより機能的で“演奏に適したポジション”だと思います? 正解は『B』。 『A』は「背筋をピンと伸ばし胸を張って顎を引いて!」と昔から学校の先生や頭の固く思慮の浅い大人達が強要してきたあのポジションです。 pic.twitter.com/KOXt2VXrB6

2018-08-21 20:30:10
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山本安男 @Jens_Inferno

『A』は戦国武将のような座り方で一見勇ましく見えるかも知れませんね。 しかしこのポジションは、運動機能の命である頭蓋骨の付け根(環椎)が固まり、首が後ろ側に固定されることで脊椎を通る神経を圧迫、張った胸は脊椎の自然なカーブを失わせ、骨盤が後傾することで支点の役割が崩壊しています。 pic.twitter.com/WdO2r2UFNJ

2018-08-21 20:37:40
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山本安男 @Jens_Inferno

『B』は見た目的には際立った印象はありません。 “不必要な意図”を排し、人間がもともと持っていた機能的かつ自然なポジションで、ゆるやかで安定しているからです。 ここでの“安定”とは、微動だにしない不動の状態ではなく、常にバランスを取り様々な方向にも動け豊富な動きが出来るという意味です。 pic.twitter.com/lZ325sCKXm

2018-08-21 20:45:12
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山本安男 @Jens_Inferno

機能的なポジションを生み出すために、ただ形だけを真似ても良い結果は出ないでしょう。 環椎の位置や脊椎の形、骨盤や坐骨に関する理解と、脳内でのイメージの書き換え、身体全体の正しいマッピングを行った結果、自然とこのポジションに行き着くというプロセスが最も望ましいです。 pic.twitter.com/SSpIjvVqPg

2018-08-21 20:52:59
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山本安男 @Jens_Inferno

写真の生徒さんはこれまでもギタープレイにおける様々な部分を改善し、本人の努力と考察のおかげで驚くほど上達してきました。 一方で、どうしても根本的な解決をしないことには、より自由で理想的なギタープレイを実現することは難しいことが分かったため、現在このエリアを改善中です。

2018-08-21 21:00:14
山本安男 @Jens_Inferno

これらのホームポジションは人によってかなり違いがありますね。 特に考えたことはないのに自然と機能的なポジションが身についてる(=不必要なことをしてきていない)人もいれば、独特のクセが身体に染み付いてしまい、座るのも立つのも歩くのも変、という人もいます。

2018-08-21 21:09:07
山本安男 @Jens_Inferno

前者と後者がホームポジションのすり合わせを行わず、前者から後者へ何かを伝える時に感覚のズレが生じます。 “何を言っても全然伝わらない”ってやつですね。 まず住んでる世界が違います。

2018-08-21 21:13:39
山本安男 @Jens_Inferno

まさにそのようなイメージです。 『A』は斬りかかられた時の素早い対応は難しいかも知れませんね。むしろ斬りかかってきて欲しくないので、威圧的な姿勢で相手を威嚇する、事前策のようなポジションです。 『B』のポジションは自然で中立的なので、『A』を含む様々なポジションへの切り替えが滑らか。 twitter.com/pismo73/status…

2018-08-21 22:25:02
しょう@かにゅふぁ @pismo73

@Jens_Inferno 斬りかかられても即座に対応できる姿勢ってことですね

2018-08-21 20:54:17
山本安男 @Jens_Inferno

本日初めていらした生徒さん🤗 初回からコアなレッスンでしたが、ノートにメモを取りながら熱心に受講してくれました。 一目見てホームポジションに問題を感じたので、ギターを弾く前にまずは機能的ホームポジション確率のため、トップジョイントの理解と骨盤のアライメント調整をトレーニング。 pic.twitter.com/H0F82Ucwcw

2018-08-26 22:09:49
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山本安男 @Jens_Inferno

通い始めて3回目の生徒さん。 基本姿勢に難があったため、1回目レッスン時にギターに一切触れず、環椎後頭関節〜脊椎〜骨盤(仙骨、坐骨)のコンディショニングを、2回目に腕の構造理解とギターの構え方をしっかりやったおかげで、3回目となる今日は非常にスムーズに演奏のレクチャーが進みました🤗 pic.twitter.com/k1Di8RONBR

2018-09-12 22:06:20
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山本安男 @Jens_Inferno

ギターを持つ以前の基本状態の重要性は、おそらく多くの人が考えているよりも遥かに大きい。 極論を言えば「あなたのピッキングが上手くいかない原因はピッキングそのものにあるのではなく、そもそも身体の地図感覚が間違ってるからですよ〜」って事だったりする。

2018-09-12 22:12:25
山本安男 @Jens_Inferno

もちろん、求めている演奏クオリティに対しての練習量が見合ってない場合はまずもって練習が必要だけど、色々犠牲にして必死で練習してそれでも上手くいかない人ってむちゃくちゃ多いのよね。 んでそれを上手い人から「練習が足らん!」と言われることのツラさといったらもう・・笑

2018-09-12 22:16:14
山本安男 @Jens_Inferno

高身長イケメンのバーグ男子がレッスンに来てくれました!(※顔出し許可取得済) 画像のA(改善前)とB(改善後)を比較するとホームポジションの変化は一目瞭然。 ホームポジション改善後にギターを実際に持ってコンディショニングしつつ“新しい演奏感覚”のインストールに着手しました🎶 pic.twitter.com/u1zdCFggor

2018-09-13 19:33:53
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山本安男 @Jens_Inferno

これらは単純に『姿勢をよくする』みたいな“外側の見栄えのみをよくする”ような単純なアプローチなものではありません。 骨格構造や関節位置の理解など、バイオメカニクスに従って人間が“出来ること”と“出来ないこと“を認識して、内部から自然にこのポジションに行き着く方法です。

2018-09-13 19:38:25
山本安男 @Jens_Inferno

自分自身のサイズにあった理想的なホームポジションを自分自身で生み出せるように、その方法を指導しています。

2018-09-13 19:43:33
山本安男 @Jens_Inferno

ちなみに僕が“姿勢”といわず“ホームポジション”という呼び方をするのは、“姿勢”という言葉は『不動の固定的な形』をイメージしやすく、ギター演奏には不適切で不合理だからです。 それに対して“ホームポジション”はその時必要な形に自由に変化でき、そしていつでも“ホーム”に帰ってこれます。

2018-09-13 19:45:22
山本安男 @Jens_Inferno

あ、念のため補足。 僕が生徒さんに教えているもの=「良い姿勢というメソッド」ではなく「良いホームポジションというメソッド」ですよ〜って意味ですね、これ。 姿勢という言葉を一切使わないという意味ではない。 twitter.com/Jens_Inferno/s…

2018-09-13 20:23:40
山本安男 @Jens_Inferno

例えば、ホームポジションの“ある瞬間”を切り取ったものが“姿勢”という感じかな。 “姿勢”が限りなく連続的に多様なバリエーションに変化する“在り方”のことを僕は“ホームポジション”と呼んでいます。

2018-09-13 20:27:02
山本安男 @Jens_Inferno

今日の個人レッスンでは、立って演奏するととたんに上手く弾けなくなるという相談について、色々試してみました。 「単純に立って練習する時間が短いから、立って弾き慣れることが大事」ってのはよく耳にするけど、それで解決する人ってほとんどいないっぽいです。 関わってくる要素が凄く多いし。

2019-04-08 22:16:58
山本安男 @Jens_Inferno

全ての要素をここで説明は出来ないけど、立つと上手く弾けない人に見られる傾向として ①立つ、あるいは歩く時に足の指を使ってない ②骨盤が極端に後傾している(指板の覗き込みとの関連性あり) ③ストラップを“肩”のみで受け過ぎている といったことが挙げられます(他にもあるけど)

2019-04-08 22:22:12
山本安男 @Jens_Inferno

① 足の指は歩く時には蹴り出しの推進力だったり(スパイクのように)、立っている時の支えやバランス調整に大きく関わるのでとても大切。 ②骨盤は上半身の重さを受け止め両足から地面へ伝える重要な部分なので要チェック ③“肩のみ”でギターの重さを受けず“背中から肩にかけて”というイメージで。

2019-04-08 22:27:54
山本安男 @Jens_Inferno

あ、やっぱり軽く書くものではないな。掻い摘んで話せるほど単純な話ではないし、ギターの重さとかプレイスタイルだとかプレイヤーの体格で、最適化のプロセスが変わってくるから。 ストラップの高さなども当然関係するけど、身体の厚みとギターボディの厚みも大きく関与してるし。 ここでやめとく。

2019-04-08 22:31:16
山本安男 @Jens_Inferno

フォーム改善はやはり絶大な効果がありますな🍭 レッスン生の皆さん“弾ける人のフォーム”になってきました! pic.twitter.com/BAW8asD3e0

2019-06-14 23:30:22
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山本安男 @Jens_Inferno

特に彼のフォームは素晴らしい! 右足に置く一般的なスタイルの中では理想的なフォームの1つと言える。 オレンジで書いたラインの角度がかなり重要なポイント。 この角度によって左腕は余裕を持ってネックに巻きつき6弦まで届くし、右手は高い位置から慣性力を使いつつ自然な進入角度を保てる。 pic.twitter.com/brk4K4o4uV

2019-06-14 23:45:57
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山本安男 @Jens_Inferno

うちの生徒さんはフォームが機能的で美しく見える人が多い。 フォームの矯正に力を入れているってわけではなく、人体メカニクスとギターの形や構造、発音の仕組みなどを考慮してレッスンしていくと自然とこうなる。 #ギターレッスン pic.twitter.com/bN8xbE2erx

2019-09-13 22:53:48
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山本安男 @Jens_Inferno

何をやってもギタープレイが改善されない場合、原因はもっと根本的なエリアにあるかも? 座り方や構え方をいま一度見直すことは大きなヒントです。 ちなみにこの動画は右大腿にギターを置いた場合ですが、僕自身は左大腿に置いて演奏することもありますし、それぞれのメリットも理解しています。 twitter.com/Jens_Inferno/s…

2019-09-24 13:02:50
山本安男 @Jens_Inferno

太ともに当たる部分のギターのカーブはこのように扱うものだと解釈している。 最初のほうがオススメしない例、そのあとがオススメの例。 ポイントは ①太もも内側部分にギター本体の下部(自分から見て)カーブを引っ掛ける ②右脇腹に引き寄せる ③右前腕で程よくエルボーカットを抑え込みキープする pic.twitter.com/ldj5R2uInD

2018-02-11 21:09:11
山本安男 @Jens_Inferno

「リラックス〜!」と言いながら肩をストン!と落とすアレ、絶対やめたほうがよい。 皆がリラックスと思って肩を押し下げたその状態・・実際には緊張状態です。 本当のニュートラルの位置を見つけ、そこを習慣づけることをオススメします。 演奏のみならず肩こり改善など様々な恩恵がありますよ! pic.twitter.com/INemy0fXhQ

2019-09-26 20:59:36
山本安男 @Jens_Inferno

『立つとギター上手く弾けない』 『立つと演奏クオリティが著しく下がる』 『ライブで上手く弾けないのは緊張のせいだけじゃなくて立って弾いてるせい』 などの悩みがある方、結構多いように思います。“慣れ”だけでは解決不可能。 ①と②の写真を見比べてみるとヒントが隠されているかも? pic.twitter.com/XouiO43ra1

2019-10-08 17:23:35
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山本安男 @Jens_Inferno

①の写真を15度ほど傾けてみると・・・ おや!大きな発見がありますね! pic.twitter.com/oTT5yXoLp4

2019-10-08 17:31:25
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山本安男 @Jens_Inferno

このアングルの要素に関与してくるのが 「左右非対称であるギター本体のアンバランス性」 「座って弾く時は太ももを利用する」 「立って弾く時はストラップを使用し 太ももは使用しない」 「ストラップの長さによる違い」 「荷重移動によるバランス変化」 「立位と座位による身体状態の変化」 など pic.twitter.com/n7hs2qhy2R

2019-10-08 17:47:18
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山本安男 @Jens_Inferno

この写真で比較したYngwieの場合、座った時にストラップが少し余るぐらいの長さであるため、立った時にその分がアングルに加算され少しキツめのアングルになっている。 その変化は腕の前後や伸ばし方で微調整しているので、プレイスタイルにもよるけど許容範囲内の変化なのだろうと推測する。 pic.twitter.com/WLY4hNL4nm

2019-10-08 17:52:09
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山本安男 @Jens_Inferno

@YuG_MIII キャリア初期はかなり高め、90年中期以降は割と低め、最近はその頃に比較すると高めのようです。 確実に関与してるであろう要素が“体格の変化”でしょう。 かなり太ってた時期はストラップの長さを身体の厚みで消費しているので、一見長いですが本人には丁度良かったのかと。

2019-10-08 19:54:37
山本安男 @Jens_Inferno

「座って弾く時」と「立って弾く時」の違いを様々な観点から検証中。 色々分かってきたけど、これを言語にまとめて分かり易く説明出来るようになるにはもう少し先になりそうだ。 でもどのようなファクターが関連しているのか概ねわかってきたよ。 pic.twitter.com/cfQtYo7Iru

2019-10-17 22:31:43
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山本安男 @Jens_Inferno

ギターストラップを利用した立位演奏では座位演奏に比べてギター本体の位置が肩周辺から遠くなり、座位演奏と全く同じ筋感覚での演奏とはならない。 腕を回り込ませなければならない楽器であるギターは低音弦に向かうほど手指が届きづらくなる。 にも関わらず結局届いて演奏できるのはなぜか? pic.twitter.com/YN8msxcJGi

2019-10-18 12:34:02
山本安男 @Jens_Inferno

フィンガリング側の腕がやってそうなことと言えば ・肩甲帯の可動域を利用して手指含む掌を任意の弦まで運ぶ ・前腕の回内・回外で適切なアングルにアジャスト ・手関節の掌屈アングルを弦の位置によって変化 ・届きづらい位置では脊椎の側方屈曲でアシスト などかな。

2019-10-18 12:35:38
山本安男 @Jens_Inferno

あとは座位と立位によるギターの荷重変化を体幹や下肢を巧みに使ってバランスをとってたりもする。 荷重移動・荷重変化については複数の文献を読みながら検証中です。

2019-10-18 12:37:29
山本安男 @Jens_Inferno

今日のレッスンでは生徒さんの“ホームポジション”を改めて見直しました。 僕は、外観を重視しがちな“姿勢”や“フォーム”という言葉はあまり用いないようにしています(やむを得ず使うこともあるけど)。 あることをやった結果、内側から機能的に整う基本状態であるのがホームポジションです。 pic.twitter.com/HjCGIhuKtm

2019-12-18 22:39:15
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山本安男 @Jens_Inferno

「いつもピンと背筋が真っ直ぐ伸びていてフォームが綺麗ですね!」とたまに言われるのですが・・ たぶんそれ、その方の思い込みですね。 【なんか綺麗に見える姿勢=背筋を伸ばしている】という刷り込みです。 脊椎は機能的にカーブがついています。 それをピンと伸ばすとロクな事起きません 笑 pic.twitter.com/U2ujQYAWa4

2020-01-09 20:36:35
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