サイバーパンクなスラム地区の生活用品店店主・楊（ヤン）おじさん

えびしま @abcMaaaaa

ヤンデレおじさん……ヤンおじさん……？と考えていたら、「サイバーパンクなスラム地区で生活用品店を営む、年齢不詳の楊（ヤン）おじさん」ができた ずっと危ない土地で商売してるから、かなり強かで食えない性格をしている

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「小姐！肉屋の特売忘れた違ウ？……フフン！そう思って小姐の分も豚肉買っといたヨん」 「それ本当に豚肉？楊さんすぐ騙すからなあ〜。金もちょろまかすし」 「ハー、心外！本当に大丈夫、大丈夫ヨぉ？僕ァ嘘嫌いなのネー」

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「ほらヨぅ。感謝して土下座して金出せコラァ」と肉を差し出す楊おじさん ブロック肉を包んだ油紙にデカデカと「小姐」って書かれていて、「なんか私がバラされたみたいになってんじゃん……」とドン引きするあの人

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いつも座って店番してる楊おじさんが、珍しく店先でお出迎え 「ヤッホー小姐。実はネぇ、僕ァ良い牛肉貰ったンだけどサー、」「分けてくれるんですか！？」「やだヨぅ。僕にゴハン作っテ」「えぇ……作るから分けてよ」「フフ。どうしようナ」 座ってる姿しか知らなかったけど、立ち上がると相当デカい

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あの人の揉め事に遭遇した楊おじさん 揉めてる相手が同郷出身だから、母国語で和やかに仲裁する 「お兄さんの目キレイだね〜！滅茶苦茶高く売れるよ！空いた穴にはお兄さんの✕✕✕を切って突っ込んどこうね。マニアには堪らないだろうな。君んとこのボスも、実はそういうの好きなんだぜ。知ってた？」

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楊おじさん、「お紅茶淹れヨうネー、一緒に茶ァしばこうナー」と不味そうなお茶を差し出してくる 粗悪品のティーバッグだから破けてマグカップは茶葉だらけ、しかも中々帰してもらえない 「これからX地区に行くんだけど…」「アッハ！今日は諦めナー」 その頃、X地区では大規模摘発で暴動が起きている

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あの人は変なシノギに巻き込まれがち ヤバい奴らに追われて隠れていると、急に銃声悲鳴爆発音のフルコースが始まり、その後パッタリ静まり返る ガタガタ震えてる中で自分を探す足音が聞こえて、「死んだ…」と思ってると、「小姐ー！お迎えヨん」という楊おじさんの声が聞こえて死ぬほど安心する

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返り血だらけのギラギラした顔に、全身よく分からない武器を装備していて、あの人は暫く楊おじさんだとは気づかなかった 「サぁサぁ、早く帰るヨぉ」と手を握られて、思わず振り解いてしまうあの人 不思議そうな顔で自分の手を見つめる楊おじさん 「アハ、アハハ、ごめんだネぇ。手、バッチイだナ」

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「何も考えるコタぁ無いヨ。何も何もネ。難しいコトはサぁ、僕がチャチャーっとやったげルからナー。…みんな元気な小姐が大好きヨ。もちろん僕もネ。ホラ、小姐。笑っテ！Smile！…フフ、また明日ナ。寝て起キて、明日の朝にはいつもノ楊おじさんだヨ。また明日、ネ？明日…明日またお茶しようナ」

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楊おじさんはあの人を「小姐」って呼んでるけど、読み方は「シャオジ(＝チ)エ」 仲良くなっても名前呼びはしない 裏で割と危ない仕事をしているので、「名前呼びをしている＝特別な人」と受け取られて、あの人が危ない目に遭うのを避けるため 傍目にも仲が良いので、あまり意味を成してないこだわり

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次の日、あの人が店に行くと「ヤッホー小姐。高級なオ紅茶あるヨぉ。僕の分も淹れてくれナ！」と茶葉の箱を投げてよこす 「楊さんこれカビ生えてるよ！てか自分で淹れなよ」と言うと「アハ！キビキビ動けヨ、若造！…ヨッこらショ。ハー。もう歳ヨぉ、歳ー」と嘆く 本当は昨日の怪我であまり動けない

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あの人を助けに来た楊おじさん「オ友達なんて大層なモンじゃないヨぉ！小姐はウチの常連サン。でサ、小姐はドコかナー？実はサぁ、明日店番頼んでてナ。オ駄賃を先に払っチまったんだヨ！踏み倒されたくナイんだよネ！だからネー、小姐はどこかナぁ。教えて欲しーナぁ。教えテ。教えろヨ。ソコの愚蠢」

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「アレレ。コリャ酷いナ！？チョーっと小姐のことイジめ過ぎだヨぉ！カワイソぉでショ！アハハ！アハハ……アハ……做鬼也不会放过你〜！不可原谅……我会杀了你……我杀你、我杀你、我杀你我杀你我杀你我杀你我杀你我杀你我杀你我杀你我杀你我杀你我杀你我杀你、把你换成肉块」

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楊おじさん、あの人のためなら自分の口に銃口突っ込んで、「Bye！」って躊躇いなく引金を引くタイプの人 雑多な店の奥深く、到底見つからないような場所に「言葉勉強して読めヨ♡」って下手クソな字で注意書きしたあの人宛ての手紙を残してる 中身は祖国語で書かれたラブレター 捨てきれない唯一の未練

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引金を引く時、今頃店に届いてる高い茶葉の事とか、魚屋に都合つけて安く卸してもらった魚の事とか考えてる 全ては明日、あの人に喜んで貰うためのものだったし、当たり前に明日が来ると思っていた己を嘲笑う 「ア！ソウソウ。小姐にネぇ、明日肉屋の特売だヨって言っといテ。それじゃあネ！Bye！」

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楊おじさんはあの人に店番させるのが好き 久しぶりに来た客が「何だァ楊さん、カミさん貰ったのかよォ」って言うのが楽しいから 「ソウなのヨぉ。フフ、可愛いでショ。…ずーっと好きでサぁ。ようやくナ。…ゴ祝儀くれヨ！」ってふざける楊おじさんと、「色々誤解を招くからやめて…」って呆れるあの人

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地区中を駆け回るあの人にとって、楊おじさんみたいな商売人は「沢山の顔馴染みの一人」でしかない どれだけ仲が良くても、誰か一人のためだけの笑顔ではない 楊おじさんもそれをよく理解している 「…花火とかもサぁ、アリャあみんなで愛でルからキレイなんだよナ。独り占めヨクないネ」「何の話？」

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楊おじさんの部屋はあの人の写真だらけ 「別に小姐とドウコウなろうなんて思ってナイんだからサぁ、コレくらい良いでショ。僕ぁ無欲でイイ人間だよナぁ」くらいの感覚 あと、楊おじさんが居眠りしてる間にあの人がこっそり店から出ようとすると、「──小姐」って静かに呼び止められる 「もう帰ル？」

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楊おじさんの左手の小指と薬指は義i指で、生身の指と同じくらい高性能 「自分は小姐と赤い糸が繋がる指も、同じ指輪を嵌める指も、とうの昔に失っている」＝「僕ァ小姐の運命になれナイナぁ！」という諦めが理性に組み込まれ、ヤンデレ化の抑止力になっている 「僕ァ小姐と毎日会えルだけでいーヨ」

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見た目は特に考えてないけど、金のチェーンつけた眼鏡かけてそう あとどこで買ったの？ってくらい変な柄の、羽織なんだかカーディガンなんだかよく分からない服 店番してる時はキャラものの健康サンダルをはいてる 「小姐〜、サンダルおそろにしよーヨ！」「ダッサ！やだよ売れ残りじゃん」

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楊おじさんばっかり考えててしばらくダメかもしれない 胡散臭くてどうにも食えない商売人だけど、あの人が大切すぎてとっくにおかしくなってる男 毎日しょうもない事で「小姐〜！大好きだヨ！」って言いながら、毎晩部屋に貼ってある写真に「小姐、愛してるヨ」と言ってる男

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だいたいさあ、楊おじさんは人知れずあの人を守って死にそうだから好き 死ぬ間際に公衆電話からあの人の家に電話かけて、「祖国に帰るヨ」とか適当に言うだけ言って切る 嫌な予感がして探し回るあの人の脇を、担架に乗せられたボディバッグがすれ違う ベタなそういうのが似合いすぎる

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「モシモーシ、小姐！楊おじさんだヨぉ。ジツは今日の茶菓子、消費期限切れだっタ！ごめんだヨ！ソウソウ、明日ネぇ、…アー。コレからズット？もうオ店できナイんだヨ。仕事でヘマしちゃったンだナ！祖国にバックレるコトにしたのネ。オウオウ、達者でナぁ！僕ァ小姐が、ずっと…フフ！大好きだヨ！」

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偽名と背乗りを繰り返してる楊おじさん、過去に同業者と「今回の名前は？」「楊。楊余暉(ヤンユーフェイ)。生活用品店の楊おじさんヨ〜」って会話してる 「余暉…夕暮れか。無駄に小洒落た名前だな」「人生のオシマイは“夕方”だからネ。モウ歳だしナぁ、余生にピッタリでショ」「はは、縁起でもねえ」

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あの人にとっては「楊さん」で事足りるので、下の名前を気にしたことがなく、ゆえに知らない 楊おじさんはこの名前であの人に出会ったから、名前をとても大切にしている あの人にわざわざ頻繁に「楊おじさんだヨ」と告げるのは、「このまま“楊”として生涯を終えたい」という無意識の願望

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楊から改名するのは余程まずいことになった時だから、人知れず行方を眩ませる 逃げ切れずに死期を悟ると、わざと街中であの人とすれ違う でも、「楊さん！」って声かけられても「你是谁？我不是楊」って迷惑そうな顔で立ち去るだけ 一人になると「最期に小姐とオ話しちゃったネ。嬉しいナ」って泣く

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それか「“楊”を捨ててマデ生きるコタぁ無いよネぇ。今まで楽しかったしサ、もうイイかナ。…アぁ、楽しかったナぁ。小姐に会えてヨカッタ。僕がもーチョット若かったらネ、小姐に惚れてたカモ！ウソウソ！小姐の花嫁姿、見れナイのが残念ネ。ヨヨヨ…」ってふざけた楊おじさんとして死ぬことを選ぶ

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あの人の花嫁姿が見たい楊おじさん、「小姐〜、源サンの写真館手伝っテやりなヨぅ。ビラ用の写真、撮りたいンだってサぁ。フリフリなオベベ着てバカみテーにヘラヘラ笑うだけヨ。フハッ！ソレなら小姐にも出来るネ！」「馬鹿にされてるのかな？」って流れをちゃっかり作りそう

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当日、「新郎が居ないんじゃ意味ねえや。楊さん、ちょっくらやっとくれ」って巻き込まれる 「僕ァやだヨ」「何、どうせこの辺の連中しか見ねえんだ。面白がってくれるぜ」「モットやだヨ！」 図らずもあの人と写真を撮ることになる楊おじさん 「小姐、ナンデ止めてくれナイのサぁ…」「ざまあみろ」

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「そしたらサぁ、小姐は今だけ僕のオ嫁さんだネ」「えぇ？」「ッフフ。……おいで。キレイに撮っテ貰おうナ」 後日、近所の人たちに笑われて「楊夫妻」って言われる 「僕の奥サンとっても可愛いヨ〜」とゲラゲラ笑いながらふざける楊おじさんと、ヤケクソで「尻に敷いてやってる」と言い捨てるあの人

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楊おじさんはこういう考えなので、あの人が好意を向けるとヤンデレ化する あの人にとって「顔馴染みの楊さん」から「一番仲良しの楊さん」になると徐々におかしくなり始める 見守るだけで満足だったのに、自分のためだけの特別な好意を差し出されて全部バグる twitter.com/abcMaaaaa/stat…

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「歳だヨ」が口癖のようになってる楊おじさんだけど、言うほど歳でもないんだよな 危険な事ばっかりやってきた割には長生きしてるってだけ 「似たヨーナ人間たくさん見てキタけどサぁ、大体は僕くらいの歳でオ陀仏ヨ」という意味で言ってる

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あの人、変なシノギに巻き込まれて違法娼館に売り飛ばされて、ヒェ〜勘弁勘弁ってなってそう 「お客だよ！」と言われて部屋に通された客を見ると、今朝会ったばかりの楊おじさんが指差して笑ってくる 「アッハハ！ホントに小姐が居ル〜。ウケるナ！何ソノ服！親御サンが見たらヒックリ返っチゃうヨ！」

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「た、助かった…。ありがとう…楊さん。でもどうやって逃げよう、早く逃げなきゃ、」「ハハ。勘違いしナイで欲しいンだけどサぁ」「？」「僕ァ小姐を一晩買ったンだヨ」「は、」「ホラ、コッチに来ナ。使わせてヨ。小姐のコト」「…え？」「ソンな顔しナイで。抵抗しナイで。僕の小姐」「楊さん…？」

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「ハァイ！というワケでネぇ、朝までトランプと花札ヨ。負ケた方は1週間、大通りの胡椒餅奢りナ。拒否権ナイヨ。正々堂々勝負ネ」「はぁ？」「ヤー、ドーセ朝マデ逃げらんナイからサぁ、暇潰しネ。下に小姐の原チャ停めてるヨ。マぁ、僕の言うトーリに動いテくれリゃあ五体満足ハッピーエンドネ」

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背が高いから店の天井までうず高く商品を詰め込んで、ドンキみたいになってる楊おじさんの店 店番してるレジ前にも書類だの雑貨だのを積み上げてるから、「楊さん」って呼びかけるとヒラヒラ振る手だけが見える あの人が「不用心だなあ」って言うと「マぁ、盗らレたってタカが知れテるヨ」と気にしない

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すごーく今更なあの人設定 実家は定食屋で、家族構成は父母・祖父母・兄の6人家族 家業は兄が継ぐことになっており、あの人は出前を手伝いながら短期バイトを転々としている 家族はあの人に甘いが、兄は「そろそろちゃんと働け」と小言を言う 楊おじさんに出会ったのは、元々は出前の常連客だったから

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最初の頃は店先のテーブルに料金が置かれていて、あの人が「楊さーん、ここ置いときますよー」と言うと、奥からうるさそうに手だけ振られる状態 姿を見たことがなく、声も分からないため、あの人は勝手に「足腰の立たないヨボヨボの偏屈爺さん」だと思っていた

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メニューは毎日、一番安い醤油ラーメン 他の配達が終わっても楊おじさんの店先に手付かずの丼が置かれているのを見て、「なかなか取りに行けないくらい足腰が悪いんだな」と気の毒に思うあの人 次の日から「楊さーん、麺硬めに茹でたからねー。ゆっくり取りに来ても美味しいままだよー」と気を利かせる

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「丼返すのいつでもいいよー、私夜でも取りに来れるからー」とか「今日お祭りだよー、欲しいもんあったら買ってこよっかー？あ、うちの屋台の焼きそば、サービス！ここに置いとくねー」とかお節介を焼き始めるあの人 ある日、店の奥から「…ラーメン以外、何がオイシイ？」と想像より若い声が聞こえる

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あの人は（思ったより爺さんじゃないな…？）と少し驚きつつ、「うちは何でも美味いよ。明日の日替わり定食はアジフライ！良いの仕入れたから、イチオシかな」「ジゃあ、ソレ…」「うん！明日、他のメニュー表持ってくるね」と姿の見えない楊おじさんと初めて会話を交わす

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グロいかもしれないので一応伏せるけど、楊おじさんはヤンデレ化しないとあの人を守って人知れずボロ雑巾のように死ぬし、○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ fse.tw/FvTt1QQT#follo…

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楊おじさんは昔から気さくで明るく見える性格だったけど、あの人に出会った当初はもう少し歳相応な落ち着きがあり、むしろ歳以上に老成した冷たさもあった でもあの人と仲良くなってようやく人間らしい情緒を手に入れたので、今では妙に子供っぽい 「小姐、小姐」って呼び止める顔は完全に小学生のそれ

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あの人と仲良くなる前の楊おじさんはそこそこ女遊びするし、色街で綺麗なお姉さんを抱きしめてる姿を配達中のあの人に見られたりもする お姉さんの肩越しにヘラっと笑って、唇に指を当てて「Shhh…」ってジェスチャーするから、あの人も何事も無かったかのようにすれ違う 住民同士の程よい距離感

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楊おじさんって基本的には病まないしあの人を程々の距離から見守るけど、毎日「明日マタ会おうナ」って言う固執を見るに、やっぱり大概おかしいんだよな 「“みんなの小姐”だから独り占めはしない、幸せになるなら誰を選んでもいい、でも毎日会いましょう」って、少し何かあったらすぐ破綻するでしょ

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「小姐、小姐」って子供っぽい朗らかさであの人を呼ぶ楊おじさん、あの人が何の断りもなく店に顔出さないと、次の日に「小姐、小姐」って虚ろな瞳であの人を問い詰めそうだから好き 「ヤッホー小姐！昨日何かあったカ？来レなかっタのはドーシテ？心配したヨ？何かあっタ？来なかっタのはドーシテ？」

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例えば「マタ明日ナー」「あ！明日バイトだから代わりにお母さんが出前するよ」とか、「小姐ハ？」「あの子風邪引いちゃって！」とか明確な理由が分かってると何もない だけど「小姐ハ？」「それがねぇ、急に出前代わってくれって。どこ行ったもんだか…」だと「…ソウ」って少しおかしくなる

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ド詰めされたあの人が「ちょっと聞いてよ楊さん昨日大変だったんだよ！」ってべらべら喋り始めると元に戻る 「ハーン。ソリゃ勿体無いネ。昨日セッカク良い茶菓子あったノニ残念だったナー？今日はオ菓子ナイナイヨー」「えー！」「フフフ。…小姐はイイ子だネぇ。イツもアリがとうナ」「えぇ、何…」

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あの人が言い淀むと、屈んで視線を合わせて「僕には言えナイ？」と問いかける 「小姐はイイ子だよネぇ。ミンナに優しい、トッテもイイ子。ソンな小姐がサ、誰かのモノにナルのは違うンだよナ。キチンとオ行儀ヨクしてた僕がバカみたいネ。…アレ、デモ小姐が幸せナラ別にイイよナ…？…小姐…小姐…」

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つまり ・あの人から特別な好意を向けられる ・あの人が「明日会う」約束を反故にする この2つのどちらかでバグっちゃうってこと？楊おじさん相当難儀な男じゃん twitter.com/abcMaaaaa/stat…