長い長い過去ログ集⑤。全43話。 全キャラ含めてのまとめ過去ログ第5弾の【第五章】です。 FCハウス獲得のための納品スパートを前に、最後の安息とばかりにグランチョコボで外へと繰り出す猫娘さんとアウラ娘さんの二人。 そして、いよいよ本格的に動き出す通称「職人魂」こと、FC Craftsman's Pride。 拠点を構え内装を弄る猫娘さんとアウラ娘さん。やがて訪れる魔王の再臨。  続きを読む
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「どうした?乗らないのか?」 街の外で気晴らしに行こうと、二人乗りチョコボを勧める猫娘さん。 「いや、その…」 口篭るアウラ娘さん。 「私もな。飽きたんだ…」 猫娘さんが呟く。 「お前の不満を延々と聞き続ける事に」 微塵も笑っていないその瞳に、アウラ娘さんは恐怖を覚えた。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/R9lp8KLA5N

2020-09-08 07:08:00
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荒野を駆け抜ける二人。 「お前、意外とアイツに対してキツいよな」 ふと、何か思い立ったのか聞いてみる猫娘さん。 「…だってずるいよ。 自分では何もしないのに指示とか命令ばっかり…」 むくれるアウラ娘さん。 本当の不満は別の理由なのだが、アウラ娘さんは黙っておいた。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/ifeCria2Ux

2020-09-08 18:20:54
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「でもなー…アイツ身体弱いし。 昔もよく熱出してたろ?今回もさ…」 フォローする猫娘さん。 それを聞きながら、 アウラ娘さんはほんのり苦笑する。 …本当は、あの子が居ると、 貴女が相手してくれないからなんだけれども。 でも、彼女はそれは口にせず、 この時を楽しむ事にした。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/b4Q2ZIDjAU

2020-09-08 20:43:18
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「もう日が暮れそうだけど良いの?」 暗いけど大丈夫?とアウラ娘さん。 「あぁ、夜の方が都合良いんだ」 と猫娘さん。 「なら、ちょっと寄り道」 何やら脇道の崖際を登れと指示するアウラ娘さん。 「見て見て!すっごい夕日!」 そうして二人は、飽きる事なく夕日を眺め続けた。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/c2cUAnzhnC

2020-09-08 21:22:23
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黄昏時を次へと急ぐ二人。 「…何か声が聞こえない?」 「ん?そりゃ縄張り突っ切ってるからな」 すぐ脇を掠め地面に突き刺さる無数の矢。 「ナンコラー!」 「スッゾコラー!」 背後から響くアマルジャ族の怒声。 「ハハッ!近道近道!」 思わずアウラ娘さんはため息をついた。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/JXNi9xzgEp

2020-09-09 06:58:00
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「よし。ここからは歩きだ」 坑道の入口に辿り着き、徒歩に切り替える二人。 「これで期待ハズレだったら、怒るからね」 若干不機嫌なアウラ娘さん。 「心配すんなって」 妙に自信あり気な猫娘さん。 「着いたぞ。この奥だ」 アウラ娘さんは不安を覚えつつ、彼女が指さす先へ進んだ。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/yCQ47pyGrO

2020-09-09 17:58:47
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坑道を抜けた先に広がる光景に、アウラ娘さんは思わず足を止めた。 頭上に輝く満天の星々と、 仄かに輝く偏属性クリスタルの群れ。 まるで星空を抱え上げる様に燃え立つその姿に言葉を失う。 「どうよ?…って聞こえて無いか」 声も耳に入らない様子に、猫娘さんは満足気に微笑んだ。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/Op8SwbwKR6

2020-09-09 20:00:59
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親父は悩んでいた。 先日、HQアッシュ枝を採取したので、 試しにラディカルを作った所… 偶然HQが出来たのである。 だが、両手杖のラディカルは、 愛用の片手エキュと同時に装備する事は出来ない。 どちらか一方しか装備できないのだ。 おっさんのハタ迷惑な慟哭が木工屋に木霊した。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/CjYD2DGEXX

2020-09-10 07:09:00
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非情な現実に打ちのめされ、 おっさんは川面を眺めていた。 「…釣りがしてぇなぁ」 が、今度は釣りが猛烈にしたくなった。 こんな時こそ自慢の木工。 釣竿を自作し装備する親父。 だが、現実(システム)はそれを許さない。 「先生…釣りがしたいです…」 彼の苦悩はより深まった。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/c1B2I4ljID

2020-09-10 17:01:30
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再び現実に打ちのめされた親父。 でも彼は諦めない。 釣りが出来ぬのなら、 リムサに直接出向き釣りを習得すれば良い。 だが、飛空艇はまだ利用できない。 「だったら歩けば良いだろ!」 地面が続いてる限り行けぬ場所など無いのだ。 こうして、親父の釣りを求める冒険の旅が始まった。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/UyiOdhJUW1

2020-09-10 18:58:00
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そんなこんなで釣り師になるべく、 歩いてリムサを目指す事にした親父殿。 とりあえず港町っぽいし、南の方に向かえば辿り着くに違いない。 と、南へ向けてダッシュ開始。 ベントブランチを抜け、 バスカロンドラザーズに到着した時、事件は起きた。 なんだか酔っ払いが暴れるらしい。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/KsgLMLqN97

2020-09-11 06:54:00
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「任せろ!」 即答で了承する親父。 腐っても彼は現役従軍司祭。 こんな酔っ払いの見え透いた大振りな攻撃、かわせぬハズが… 「ごぶぉ…!」 が、容赦無く親父の腹に突き刺さる拳。 「馬鹿な...体がついてこない…だとぉ?!」 これがLv差。 無常な現実の前に彼の意識は闇へと沈んだ。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/rVRAu8oS42

2020-09-11 16:58:07
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その後、猫娘さんの膝を枕に寝転がったアウラ娘さん。 「すごいよ。下から見ると一面星空の世界」 「…膝がだるくなって来たんだが?」 「えー…膝貸してやるって言ったのはそっちでしょ?」 「…そりゃそうだけどさ」 猫娘さんのため息。 まだ良いらしい。 アウラ娘さんは喜んだ。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/CMvJ7ocfDe

2020-09-11 20:23:23
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結局、朝まで付き合わされた猫娘さん。 徹夜明けに太陽が眩しい。 痺れた膝に苦悶しつつ、 何やってんだかと内心馬鹿らしくなる猫娘さん。 そんな事は露知らず、 「アレが私達の新しい夜明けだよ!」 と能天気にはしゃぐアウラ娘さん。 でも。それを見て。 何だか彼女も笑ってしまった。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/qlRFn3SRdu

2020-09-12 17:06:36
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徹夜の遊びから帰還した二人。 「ほら、サボった分働くぞ。」 徹夜明けで疲れた猫娘さん。 「ダース単位でどんと来いっ!」 無駄に元気なアウラ娘さん。 だが、ふとFCを覗いて気付く。 「なんかFCランク6になってない?」 何言ってんだと覗いた猫娘さんは目を丸くした。 …なってる。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/k61QIRgjO2

2020-09-13 09:12:48
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なお、FCランク上げの犯人(?)は大体この人。 グロス単位(144個)で納品してた猫娘さんが286位に対し、 34位という辺りでお察し。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/6xE7rX3Dz4

2020-09-14 17:03:20
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かくして、野生の納品職人(笑)の手により、 いつの間にか土地権利を獲得してしまった一行。 さっそく土地探しに走り、 ミスト地区のとある高台中腹の土地に目をつけた。 予算はララ娘さん資金で潤沢。 コンポかストーンで悩みに悩んだ末… 遂に念願の自宅こと、FCハウスを手に入れた。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/NI2eoNm8TB

2020-09-14 17:04:04
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念願の自宅を手に入れた猫娘さん達ご一行。 さっそく屋内へ。 「ん?思ったより広い…!」 驚きのアウラ娘さん。 「いや、でも宿屋の部屋よりは小さいか?」 シビアな猫娘さん。 地階へ降りる二人。 「地下は結構広い?」 「地上と同じくらい広さあるな」 どうやら気に入った様です。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/7QkIM77dvi

2020-09-15 17:08:43
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階段前で首をひねる猫娘さん。 「そんなトコ立ってどしたの?」 「いや、正方形の部屋に階段が横に付いてるっていうのが、 この建物の構造なワケだろ?」 「うん」 「つまり階段の分だけ右側に大きい作りなんだよ。 でも、建物の外見は左右対称だよな…?」 …それ以上はイケナイ。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/Or996hhFar

2020-09-15 19:51:05
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部屋の片隅にベッドを配置しだすアウラ娘さん。 「ん?早速ハウジングか?」 猫娘さんの問いには答えず、やがて配置し終えると… 「あと、よろしく!」 そう言い放つと、おもむろにベッドへダイブ。 そして軽やかに寝息を立て始めた。 余りの素早さに猫娘さんは唖然とするしかなかった。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/aX5jm2nmGD

2020-09-16 08:58:51
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目が覚めるとアウラ娘さんは見知らぬ部屋に居た。 ベッドしかない殺風景な部屋で寝たハズなのだが、どうした事か。 不思議に思いながら部屋から出る。 すると目の前には既に完成した居間が。 「小人さん…!小人さんの仕業だ!」 もちろん小人さんの仕業ではないのだが黙っておこう。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/qj7eQTpk43

2020-09-17 06:58:00
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…寝てる。 中央に一つだけあるソファで、 よほど疲れたのか珍しく猫娘さんが居眠りをしている。 起こさない様にアウラ娘さんはそっと横に座り、 間近から眺める。 そうして、飽きる事なくずっと猫娘さんの寝顔を眺めていた。 この時間がもう少しだけ続いて欲しいと、切に願いながら。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/on6zwJZHcO

2020-09-17 17:33:53
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「クッキングストーブ!」 「ウッドワークベンチ!」 どうやらハウジングの設備設置で意見が合わないご様子。 「炊事用のは必須だろ。日常的に使うものだし」 と猫娘さん。 「それは他の家具でも代用できるし。家具作るには木工の方が重要」 とアウラ娘さん。 二人とも譲らないがさて?#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/3p5RzNOYX7

2020-09-18 06:54:00
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だが、いつもは割合冷静なハズの猫娘さんが妙に食い下がる。 「お互い調理スキル自体は高いんだから、 どっちも使えるストーブの方が便利だろ。 それにこれを見ろ!最新式の大型二口焜炉にオーブンまで完備。 大量調理も可能な大きさ!こっちのが断然有用だろ?!」 どうした猫娘さん。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/XpRhr6a6Om

2020-09-18 21:46:10
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逆に妙に冷静になったアウラ娘さんが切り返す。 「…木工だってお互い持ってるんだから、 さっさと二人で必要な家具揃えてから、設備を替えれば良い話でしょ。 それに道具に使われないで! 道具や設備が良ければ、美味しいモノが作れるワケじゃないの!」 猫娘さん、思わず涙目である。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/iYUxuuhdJP

2020-09-19 06:48:00
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結局、ウッドワークベンチを置き、 分担して家具を作る事にした二人。 「…この御用邸のワニスってなんだ? 錬金術かと思ったらレシピに無いんだが」 猫娘さんが呟く。 「…秘伝書レシピとか?」 とアウラ娘さん。 その時、声が響き渡った。 「フフフ。どうやら私の出番みたいですね!」#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/qogXYkB6jW

2020-09-19 17:15:04
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「お久しぶりです!」 シルエットと共に登場したのは、 腹黒魔王こと久々のララ娘さん。 「どうやら錬金術でお困りのご様子。 ここは、錬金術の専門家である私に任せてくださいっ!」 自信満々で胸を張るララ娘さん。 「ちょっと作ってきますね!」 嫌な予感しかしない二人であった。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/ZyHq2J7Fqb

2020-09-20 06:58:00
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「これですよね!」 ニッコニコで御用邸のワニスを手渡すララ娘さん。 「…どうやって作った?」 一抹の不安を覚えた猫娘さんが問う。 「え。錬金術(財テク)でお金作って、 買ったに決まってるじゃないですか」 …それ錬金術(alchemy)ちゃう。違う錬金術や。 猫娘さんは内心突っ込んだ。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/pZ6xlSlmgV

2020-09-20 16:50:03
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「…さん。おねーさん!」 アウラ娘さんが一足先に落ちた後、 調理台でぼんやり佇む猫娘さんに声を掛けるララ娘さん 「どうしたんです?ボーッとして」 「あぁ、イヤちょっと考え事をな」 「ふーん…アウラおねーさんと何かあったとか?」 何で分かるんだコイツ。猫娘さんは困惑した。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/FEEmfTD6jl

2020-09-21 06:48:00
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「…なるほど。 お二人の間の微妙な空気はそういう事でしたか」 得心のララ娘さん。 「大した事でもないんだけどな」 ため息をつく猫娘さん。 「まぁでも、今回はアウラおねーさんの方が正しいですね むしろ何でそこまでストーブに拘ったんです?」 …そこか。猫娘さんは渋面になった。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/PZl3lQ0zPp

2020-09-21 16:54:57
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「…勝ちたかったんだよ」 ボソッと呟く猫娘さん。 「現実の料理の腕だと、まずアイツに敵わないから。 こっちで設備良いなら勝ち目あるかもって」 「…え?待って下さい。 あの人、料理とか出来たんですか?!」 …どんだけダメ人間認定されてるんだアイツ。 猫娘さんは遠い目をした。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/KoAgQEve02

2020-09-22 06:48:00
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「…アイツ腕だけはプロ並だよ」 衝撃の事実を語る猫娘さん。 「でも、確かおねーさんの家って、 おねーさんがご飯作ってましたよね?」 ララ娘さんの素朴な疑問。 「…料理くらいしないと色々手遅れになるって…」 「あぁ、なるほど」 何故それで即納得するのか。猫娘さんには疑問だ。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/0L673lmbWl

2020-09-22 17:02:00
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「まぁでも、何も心配いらないみたいですね」 何だかつまらなそうな顔のララ娘さん。 「だってアウラおねーさん、しっかり炊事場作ってくれてるし。 おねーさんも早速使ってるし。 …どっちも良く分かってるじゃないですか」 「…うっさい」 図星過ぎて何も言い返せない猫娘さんだった。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/3J2ltrXTmf

2020-09-23 06:56:00
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「では、この辺で失礼しますね」 椅子から降りるララ娘さん。 「ん…何かすまんな。病み上がりに」 バツの悪い猫娘さん。 「フフッ。犬も食わないってやつですねw」 本当は二人の関係が羨ましかったのだけど。 でも。決してそれを表に出す事なく、 ララ娘さんは静かにその場を離れた。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/m2GS3e0gQT

2020-09-23 16:56:00
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そんなこんなで、しばし放置されていた親父殿。 彼はどうしていたかというと… 「?!」 グリダニアのエーテライト前で目を覚まし、 状況が分からず狼狽する、 怪しげな不審人物と化していた。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/DFjgqYdMQv

2020-09-23 21:54:53
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「…そうか。返り討ちにあったのか」 ようやく地獄突きで撃沈された事を思い出した親父殿。 酔っ払い相手にLv差で惨敗したという現実。 だがそれより気になる事があった。 「…やられても割と平気なのか…」 どこも異常の無い身体を見回しながら呟く。 やがて彼はニヤリと不敵に笑った。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/sB2mFlZ9E8

2020-09-24 06:48:00
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「うぉぉおおおお!」 全力疾走で湿原に突撃する影が一つ。 親父である。 そもそも彼は釣りのために南へ歩く事にした訳だが… 実は、周辺の敵とのLv差で、 バスカロンから先に進めなくなっていたのだ。 が、倒されてもペナはほぼ無い。 かくしてリスポーン特攻マンが誕生したのである。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/BP7veAK7Tl

2020-09-24 18:22:11
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かくして、リスポーン特攻マンと化した親父。 彼の南への無謀な旅は続く。 湿地帯では案の定ストローパーにぬっ殺され。 森林帯ではコンドルに突き回され倒れ。(しかも2回) トドメの荒野帯では偶然真上にFateが発生し、 後頭部への3連投石を受け即死。 彼の受難は留まる所を知らない。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/RSantWWelx

2020-09-25 05:58:00
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艱難辛苦のリスポン道中を繰り返しつつ、 それでも親父の釣り探しの旅は続く。 野を越え、山を越え、橋を越え。 荒涼とした荒野を駆け抜け、 灼熱の太陽の下、走る走る。 やがて、彼は長駆の果てに辿り着いた。 ウ ル ダ ハ の街に。 (※釣りが覚えられる街はリムサ・ロミンサ) #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/Kr41eB8f8i

2020-09-25 16:58:00
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「頼んます!師匠!」 早速、釣りを習得すべくギャザラーギルドに飛び込む親父。 ロクに話も聞かずに習得。 即効で野外の川岸に出向き、収集を開始した。 が、次の瞬間響き渡る破砕音。 彼はそこでやっと気付いた。 「…。 これ、採掘師ですやん!!」 親父の絶叫が荒野に響き渡った。 #FF14 #爺譚 pic.twitter.com/aMaXostKRt

2020-09-26 07:04:00
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「つかぬ事をお伺いしますが…」 ウルダハの門番兵に正座で尋ねる親父。 「釣り?…ここはウルダハよ? 釣りはリムサじゃないかな」 困惑気味の門番兵。 「歩いて行くにはどうすれば?」 「え…無理だよ。 だってあそこ島国だもの」 親父。 リムサに歩きでは行けない事を知ってしまう。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/bRKhrrWJlU

2020-09-26 17:18:00
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「あぁ待って待って!そんなに落ち込まないで。 確か、北西のベスパーベイからリムサに定期連絡船が出てるから」 ショックで崩れ落ちる親父に、ららへるお姉さんの救いの手が。 「…マジっすか?」 訝しげな親父。 「マジっす」 かくして親父は復活し、一路ベスパーベイへと駆けだした。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/13S385ljex

2020-09-27 07:12:00
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ベスパーベイの夕陽は美しい。 余りの美しさに些細な事などどうでも良くなってくる。 雄大な夕陽を眺めつつ、親父は感慨深げに佇んでいた。 定期船の係員は告げた。 「しばらく出航の予定はありません」 最後の最後までオチをつけながら、 沈む夕陽と共に、親父の旅は静かに幕を閉じた。#FF14 #爺譚 pic.twitter.com/z3m1W0arnb

2020-09-27 18:28:39
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まとめたひと
IkuS@FF14:雑煮処 @IkuSFF14

◇FF14の某Durandal鯖メインの群像劇型RP物語の裏話&回想アカとかいうキワモノです。◇フフリとニヤけたらめっけもの。それが当更新の目当てでございます。 ◇無言フォロー等もお気軽に◇RT用アカは@IkuSFF◇本編物語専用タグはこちら⇒#爺譚◇ARK編専用タグはこちら⇒#ARK爺記◇© SQUARE ENIX